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ラストミッション
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(1)
「誠司郎、今日家に来ない?」
「あ、大丈夫だけど……何かあったのか?」
誠司郎はクラブサッカーチームの練習に合流しててなかなか時間が取れない。
練習が終わった後になるけどいいか?と聞かれた。
「うん、待ってる」
ちょっと話があるんだ。
「分かった」
そして夜誠司郎が家に来ると部屋に案内した。
私は誠司郎の正面に座る。
いつもと違って隣じゃない。
その事に違和感を覚えたのだろう。
何があった?と聞いてきた。
「今から大事なことを話す。よく聞いて欲しい」
「大事な事?」
誠司郎が聞き返すと私はうなずいて話を始めた。
結との取引の内容。
私が七の苦悩のリーダー”ZERO”に成りすまして隙を伺う。
そして十郎が出てくるのを待ち構えて一気に潰す。
それを聞いていた誠司郎はやっぱり止めてくれた。
「そんな危険なことを結は雪に任せたのか!?」
自分でやればいいだろ!
「結は警察官。立場上でも生活上でも自由に動けない」
「だからって子供に任せる事じゃないだろ!」
「子供だから油断してる」
実際に私の事を疑う者はいない。
結の記憶の改ざんは有効だった。
むしろさっさと感づいて欲しいくらいだ。
感づいてのこのこ十郎が処刑に来る瞬間を待っているのだから。
「雪の力に自衛できるものはないだろ?」
「既存概念を使えばどんな行動も無力化できる」
存在そのものを消すことも出来る。
だから結は私を選んだ。
これが対リベリオン戦のラストミッション。
これを乗り越えたら私達に平穏が戻って来る。
「そんなことを言われて、はいと言う薄情な彼氏だと思ったか?」
「思ってない!きっと止めると思ってた」
それでも言わなきゃと思った。
だって黙ってたら私に何かあった時自分を一生責めると思ったから。
「だったらなおさらだ。絶対に認めない」
すぐにじいじに伝えると誠司郎が立ち上がった。
そんな誠司郎に私はすがる。
「私だって怖い!」
私の既存概念が通用する相手ならの話だ。
それすら無効化する能力の持ち主がいたら私は丸腰同然なのだから。
相手は銃や能力を持った兵隊だ。
12の女の子にどうこうできる相手じゃない。
「じゃあ、なんで行くんだよ」
「誰かがやらないと始まらない」
さっきも言ったけどこれが最初で最後のチャンス。
一度でも十郎に逃げられたら二度とチャンスが来ないかもしれない。
「俺はただ雪が行くのを見守る事しかできないのか?」
悔しがる誠司郎に私は優しく言った。
「だから保証が欲しい」
「どういうことだ?」
「何かがあったらこの作戦の事をじいじに伝えて欲しい……それと」
私に希望を与えて欲しい。
「希望?」
「もしこのミッションが終わったら……えっちしよ?」
私の初体験を誠司郎に預けます。
「それが希望になるのか?」
「処女のまま死ぬなんていや」
「……俺だって未経験なんだぞ」
「そうじゃなかったら許さない」
「……分かったよ。俺を一生童貞とかにしたら許さないからな」
死んでも追いかけてきてやる。
「なおさら死ねないね」
「話はそれだけ?」
「誠司郎は少しは察しのいい男子だと思ったけど?」
そう言って私は目を閉じる。
誠司郎は願いをかなえてくれた。
どこで覚えてきたのか知らないけど服の下に手を刷り込ませてくる。
胸のあたりに冷たい感触が当たった時「あ……」と声が漏れた。
「約束したばっかりでしょ?」
「誘ったのは雪だぞ」
「でも約束したんでしょ?」
誠司郎の背後を見るとママ達が立っていた。
鍵をかけるのを忘れていた。
話をするだけだと思ったから。
「さっきの話は冬夜さんに話しました。それでも雪に任せておきなさいと言うからそうします。ですが……」
私の心配をしているのは誠司郎だけじゃない。
ママや、愛莉、じいじやパパだって同じだと言われた。
「今日は遅くなるからもう誠司郎は帰りなさい」
今日はしなくてもいいんでしょ?とママが笑っていた。
なぜか謝ってる誠司郎。
そんな日常になぜかほっとしていた。
(2)
「トーヤ!お前どうにかしてるぞ!」
カンナが思いっきり怒鳴っていた。
まあ、孫娘を鉄砲玉に使うなんて正気の沙汰じゃないよね。
「とりあえず作戦の立案者を呼び出したからちょっと待って」
そう言って結が店に来るのを待っていた。
しばらくして結と純也がやって来た。
「ごめん、まだ引継ぎとか慣れてなくて」
「そういう問題じゃない!お前中学生に何やらせてんだ!?」
カンナが結に掴みかかるのを誠と愛莉が宥める。
「でも結。俺だって今回の作戦は認められないぞ」
大事な孫の花嫁候補に何かあったらどう責任を取ると言った。
「俺の命に代えてもそんなことはさせない」
「……何もわかってないじゃないか」
「え?」
僕が言うと結や誠がこっちを見た。
「仮に結が身代わりになったところで茉奈はどうなるの?」
茉奈は確実に不幸になるぞ。
誠やカンナの孫には変わりない。
誰かが犠牲になるなんて思考自体がそもそも間違っている。
完璧なプランを立てるまでは動くべきじゃない。
「それじゃ、トーヤもこの作戦は反対なのか?」
「どうして?」
「え?お前何を聞いてたんだ?」
「もし失敗したら?って話だろ?」
結は失敗する可能性なんてこれっぽっちも話してない。
この作戦に確信を得てるから雪に依頼したんだろ?
「まあ、そうだけど……」
「それならそうと説明すればいい。納得のいく説明が聞けるんだろ?」
僕が言うと純也が代わりに説明した。
雪はZEROとやらの代わりに行動する。
七の苦悩は絶対に単独で行動しない。
そしてすでにリベリオンによる反撃は始まっている。
だけどそれは雪を通じて純也や結がつかんでいる。
バックドアとやらで茜にも動きがつかめている。
それを返り打ちにするのが菫や茉莉の役目。
天音も石原家の部隊を使って支援している。
雪の既存概念の能力で雪自体も妨害している。
と、なると次の段階に移動する。
何の情報もないZEROを疑い出す。
記憶の改ざんで雪に書き換えているけど記憶自身を疑い出すことも考えられる。
「つまり恵美さんに頼んで記録そのものを書き換えたらいいのか?」
天音がビールを飲みながら聞いていた。
「私達もネット上の戸籍等は書き換え済み」
茜が言う。
「で、次はどうなるの?」
恵美さんが聞く。
「結の記憶改ざんは雪=ZEROだったよね?」
「そうだけど」
「ZERO自身の記録は茜達が消したんだよね?」
「うん」
「だとしたら疑問は一つだよ」
ZEROは誰?
もちろん雪の事じゃない。
もともとのZEROの事だ。
その記録を消してしまったのにZEROがいる。
じゃあ、今のZEROは誰だ?
「あ……」
「消したらまずかったって事?」
恵美さんが言うと僕は首を振る。
「結の狙いはそこだよ」
完璧に改ざんをしたら分からなくなってしまう。
失敗したと判断した十郎と友恵がまた逃げ出すかもしれない。
だからわざと尻尾を出した。
それに釣られたら結の計算通りに事が運ぶ。
「そういう事だね?結」
「うん」
「どういうことですか?私達にも分かりやすく説明してくださいな」
愛莉が質問してきた。
「愛莉、将棋で王様を囲んでしまう事の話はしたよね?」
「ええ、確か守りを破っている隙に逃げちゃうって話ですよね?」
「じゃあ、動物が狩りで一番油断する時の話は覚えてる?」
「確か獲物をしとめる瞬間……あ、そういう事ですか!?」
愛莉は分かったようだ。
「愛莉、私にはさっぱりわからないんだけど」
「恵美さん、私にも分かった。結と雪は十郎そのものを囲いの外におびき出す気なんだ」
自分が罠にはまってるとも知らずに雪の正体を掴んだら嬉々として殺しに来るだろう。
それ自身が雪と結の狙いとも知らずに。
天音がそう説明すると及第点を出した。
結も言う。
「俺と雪なら、相手が目の前に現れたら絶対にしくじらない。逃げ回ってるからてこずってるだけ」
だったら向こうから出て来てもらおう。
雪の能力は性質上絶対に十郎に知られていない。
無防備で来るに決まってる。
そこを取り押さえてこの馬鹿な戦いも終わらせるつもりなんだろう。
「じゃあ、もう時間の問題なんですね?」
「相手がよほどの馬鹿ならね」
「どういうことですか?」
「得体のしれない相手にいきなり出てくると思う?」
何かしらの踏み絵を踏ませに来るはずだ。
その対策をしないと。
だけど二人の中ではそれすらも出来ているようだった。
「誠司郎、今日家に来ない?」
「あ、大丈夫だけど……何かあったのか?」
誠司郎はクラブサッカーチームの練習に合流しててなかなか時間が取れない。
練習が終わった後になるけどいいか?と聞かれた。
「うん、待ってる」
ちょっと話があるんだ。
「分かった」
そして夜誠司郎が家に来ると部屋に案内した。
私は誠司郎の正面に座る。
いつもと違って隣じゃない。
その事に違和感を覚えたのだろう。
何があった?と聞いてきた。
「今から大事なことを話す。よく聞いて欲しい」
「大事な事?」
誠司郎が聞き返すと私はうなずいて話を始めた。
結との取引の内容。
私が七の苦悩のリーダー”ZERO”に成りすまして隙を伺う。
そして十郎が出てくるのを待ち構えて一気に潰す。
それを聞いていた誠司郎はやっぱり止めてくれた。
「そんな危険なことを結は雪に任せたのか!?」
自分でやればいいだろ!
「結は警察官。立場上でも生活上でも自由に動けない」
「だからって子供に任せる事じゃないだろ!」
「子供だから油断してる」
実際に私の事を疑う者はいない。
結の記憶の改ざんは有効だった。
むしろさっさと感づいて欲しいくらいだ。
感づいてのこのこ十郎が処刑に来る瞬間を待っているのだから。
「雪の力に自衛できるものはないだろ?」
「既存概念を使えばどんな行動も無力化できる」
存在そのものを消すことも出来る。
だから結は私を選んだ。
これが対リベリオン戦のラストミッション。
これを乗り越えたら私達に平穏が戻って来る。
「そんなことを言われて、はいと言う薄情な彼氏だと思ったか?」
「思ってない!きっと止めると思ってた」
それでも言わなきゃと思った。
だって黙ってたら私に何かあった時自分を一生責めると思ったから。
「だったらなおさらだ。絶対に認めない」
すぐにじいじに伝えると誠司郎が立ち上がった。
そんな誠司郎に私はすがる。
「私だって怖い!」
私の既存概念が通用する相手ならの話だ。
それすら無効化する能力の持ち主がいたら私は丸腰同然なのだから。
相手は銃や能力を持った兵隊だ。
12の女の子にどうこうできる相手じゃない。
「じゃあ、なんで行くんだよ」
「誰かがやらないと始まらない」
さっきも言ったけどこれが最初で最後のチャンス。
一度でも十郎に逃げられたら二度とチャンスが来ないかもしれない。
「俺はただ雪が行くのを見守る事しかできないのか?」
悔しがる誠司郎に私は優しく言った。
「だから保証が欲しい」
「どういうことだ?」
「何かがあったらこの作戦の事をじいじに伝えて欲しい……それと」
私に希望を与えて欲しい。
「希望?」
「もしこのミッションが終わったら……えっちしよ?」
私の初体験を誠司郎に預けます。
「それが希望になるのか?」
「処女のまま死ぬなんていや」
「……俺だって未経験なんだぞ」
「そうじゃなかったら許さない」
「……分かったよ。俺を一生童貞とかにしたら許さないからな」
死んでも追いかけてきてやる。
「なおさら死ねないね」
「話はそれだけ?」
「誠司郎は少しは察しのいい男子だと思ったけど?」
そう言って私は目を閉じる。
誠司郎は願いをかなえてくれた。
どこで覚えてきたのか知らないけど服の下に手を刷り込ませてくる。
胸のあたりに冷たい感触が当たった時「あ……」と声が漏れた。
「約束したばっかりでしょ?」
「誘ったのは雪だぞ」
「でも約束したんでしょ?」
誠司郎の背後を見るとママ達が立っていた。
鍵をかけるのを忘れていた。
話をするだけだと思ったから。
「さっきの話は冬夜さんに話しました。それでも雪に任せておきなさいと言うからそうします。ですが……」
私の心配をしているのは誠司郎だけじゃない。
ママや、愛莉、じいじやパパだって同じだと言われた。
「今日は遅くなるからもう誠司郎は帰りなさい」
今日はしなくてもいいんでしょ?とママが笑っていた。
なぜか謝ってる誠司郎。
そんな日常になぜかほっとしていた。
(2)
「トーヤ!お前どうにかしてるぞ!」
カンナが思いっきり怒鳴っていた。
まあ、孫娘を鉄砲玉に使うなんて正気の沙汰じゃないよね。
「とりあえず作戦の立案者を呼び出したからちょっと待って」
そう言って結が店に来るのを待っていた。
しばらくして結と純也がやって来た。
「ごめん、まだ引継ぎとか慣れてなくて」
「そういう問題じゃない!お前中学生に何やらせてんだ!?」
カンナが結に掴みかかるのを誠と愛莉が宥める。
「でも結。俺だって今回の作戦は認められないぞ」
大事な孫の花嫁候補に何かあったらどう責任を取ると言った。
「俺の命に代えてもそんなことはさせない」
「……何もわかってないじゃないか」
「え?」
僕が言うと結や誠がこっちを見た。
「仮に結が身代わりになったところで茉奈はどうなるの?」
茉奈は確実に不幸になるぞ。
誠やカンナの孫には変わりない。
誰かが犠牲になるなんて思考自体がそもそも間違っている。
完璧なプランを立てるまでは動くべきじゃない。
「それじゃ、トーヤもこの作戦は反対なのか?」
「どうして?」
「え?お前何を聞いてたんだ?」
「もし失敗したら?って話だろ?」
結は失敗する可能性なんてこれっぽっちも話してない。
この作戦に確信を得てるから雪に依頼したんだろ?
「まあ、そうだけど……」
「それならそうと説明すればいい。納得のいく説明が聞けるんだろ?」
僕が言うと純也が代わりに説明した。
雪はZEROとやらの代わりに行動する。
七の苦悩は絶対に単独で行動しない。
そしてすでにリベリオンによる反撃は始まっている。
だけどそれは雪を通じて純也や結がつかんでいる。
バックドアとやらで茜にも動きがつかめている。
それを返り打ちにするのが菫や茉莉の役目。
天音も石原家の部隊を使って支援している。
雪の既存概念の能力で雪自体も妨害している。
と、なると次の段階に移動する。
何の情報もないZEROを疑い出す。
記憶の改ざんで雪に書き換えているけど記憶自身を疑い出すことも考えられる。
「つまり恵美さんに頼んで記録そのものを書き換えたらいいのか?」
天音がビールを飲みながら聞いていた。
「私達もネット上の戸籍等は書き換え済み」
茜が言う。
「で、次はどうなるの?」
恵美さんが聞く。
「結の記憶改ざんは雪=ZEROだったよね?」
「そうだけど」
「ZERO自身の記録は茜達が消したんだよね?」
「うん」
「だとしたら疑問は一つだよ」
ZEROは誰?
もちろん雪の事じゃない。
もともとのZEROの事だ。
その記録を消してしまったのにZEROがいる。
じゃあ、今のZEROは誰だ?
「あ……」
「消したらまずかったって事?」
恵美さんが言うと僕は首を振る。
「結の狙いはそこだよ」
完璧に改ざんをしたら分からなくなってしまう。
失敗したと判断した十郎と友恵がまた逃げ出すかもしれない。
だからわざと尻尾を出した。
それに釣られたら結の計算通りに事が運ぶ。
「そういう事だね?結」
「うん」
「どういうことですか?私達にも分かりやすく説明してくださいな」
愛莉が質問してきた。
「愛莉、将棋で王様を囲んでしまう事の話はしたよね?」
「ええ、確か守りを破っている隙に逃げちゃうって話ですよね?」
「じゃあ、動物が狩りで一番油断する時の話は覚えてる?」
「確か獲物をしとめる瞬間……あ、そういう事ですか!?」
愛莉は分かったようだ。
「愛莉、私にはさっぱりわからないんだけど」
「恵美さん、私にも分かった。結と雪は十郎そのものを囲いの外におびき出す気なんだ」
自分が罠にはまってるとも知らずに雪の正体を掴んだら嬉々として殺しに来るだろう。
それ自身が雪と結の狙いとも知らずに。
天音がそう説明すると及第点を出した。
結も言う。
「俺と雪なら、相手が目の前に現れたら絶対にしくじらない。逃げ回ってるからてこずってるだけ」
だったら向こうから出て来てもらおう。
雪の能力は性質上絶対に十郎に知られていない。
無防備で来るに決まってる。
そこを取り押さえてこの馬鹿な戦いも終わらせるつもりなんだろう。
「じゃあ、もう時間の問題なんですね?」
「相手がよほどの馬鹿ならね」
「どういうことですか?」
「得体のしれない相手にいきなり出てくると思う?」
何かしらの踏み絵を踏ませに来るはずだ。
その対策をしないと。
だけど二人の中ではそれすらも出来ているようだった。
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