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情熱の花
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(1)
「空、準備出来たよ」
翼が降りてくる。
父さんと1階のリビングで翼の着替えを待っていた。
「空、忘れ物はありませんか?」
母さんが言う。
「大丈夫。じゃ、行ってくる」
そう言うと僕と翼は家を出てバス停に向かった。
バス停には善明と美希が待っていた。
善明と僕は美希達の浴衣姿を褒めていた。
翼が美希にアドバイスしてた。
「男子ってね。浴衣姿だと優しくなるんだって」
母さんから聞いたらしい。
「空はいつも優しいから」
「善明だっていつも優しいよ」
だから楽しみなんじゃないかと翼が笑う。
バスに乗ると、僕と美希は席に座る。
街に着くとまずは腹ごしらえ、駅ビルのフードコートで食べる。
腹ごしらえを済ませると商店街の中の短冊を見ながら花火大会の会場を目指す。
ちゃんと美希を守ってあげなきゃ。
だけどそんな気持ちは翼に筒抜けだった。
「そんなに緊張しないで、いつもの空でいいんだよ」
翼がそう語りかける。
会場につくと沢山の人がいる。
とりあえずは出店をみる。
沢山の食べ物を買ってそして土手に腰を下ろして打ち上がるのを待つ。
花火が咲き始めた。
咲いては散って、散っては夜空に消えていく。
一瞬だけ綺麗に夜空に輝くショーは1時間ほど続いた。
一瞬だからこそ美しい。
繰り返し芽吹く一瞬こそ全て。
一瞬を繰り返して今の僕達がいる。
だけどそんな理屈なんてどうでもいい。
「綺麗だったね」
「本当だね」
「また来年も来ようね」
「うん」
たったこれだけの言葉で全てが込められているのだから。
帰る途中に友達と会う。
SH、中学校1年組だ。
翼や美希の姿を見て「綺麗だね」とみんな褒めている。
「ありがとう」と返す美希達を見て誇らしげに想う。
家に帰ると、母さんたちはまだ帰ってなかった。
母さんたちも冬吾達や水奈の両親と花火を観に行くって言っていた。
部屋に戻ると部屋着に着替える。
部屋に戻ってゲームをしていた。
父さん達はまだ帰ってこないみたいだ。
何をしているのだろう?
ちなみに宿題は7月中に全て済ませた。
毎年恒例だ。中学になっても変わらない。
そして8月はだらだらと過ごす。
父さん達が帰って来たみたいだ。
「あまり夜更かししてはいけませんよ」
母さんが部屋に来てそう言った。
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
僕が美希にメッセージを送る。
「そうだね」
翼が何か沈んでるみたいだ。
「どうしたの?」
「私じゃまだ物足りない?」
どういう意味かってことくらい僕でも分かるつもりだった。
「そんなことないよ。美希は十分魅力的だよ」
実際美希は中学になってからみるみる女性らしくなっていた。
こうして自分を抑えられているのが不思議なくらい魅力的な女子だった。
だから怖かった。
こんなに綺麗な美希を僕の手で汚してしまっていいのか?
不安だった。
父さんもこんな気持ちだったんだろうか?
だから僕は今の気持ちを伝えていた。
言葉にしなくても伝わると思っていた。
だけど美希は言葉にして、形で示して欲しいとねだる。
僕達が中学生になってもう5か月になる。
其れなのにキスすらしてこない。
僕はつい見えもしないものに頼って逃げてしまう。
美希はすぐ形で示して欲しいとごねる。
矛盾し合ったいくつもの事が正しさを主張している。
好きって気持ちは奥が深いんだな。
何処まで行けば解り合えるかな?
歌や詩に出来ないこの感情と苦悩。
愛という素敵な嘘で騙せたら。
僕だって思ってた人格がまた違う顔を見せる。
それは多分美希のせいだ。
美希に触れていたい。
何処まで行けば辿り着けるのだろう?
目の前に積まれたこの絶望と希望。
美希に触れていたい。痛みすら伴い歯痒くとも切なくとも……
とりあえずは形で示してあげよう。
「美希は僕に何もかもをくれた。それは十分承知してる」
「だったら……」
「だからなんだ、今はこれで十分なんだ。美希の気持ちに触れあって満足してる。幸せな気分に浸れている」
見えもしないものに頼って逃げてる。だけど……
「焦ることはない。美希は僕に永遠を約束してくれた。だったら今はこれで十分だから。いずれ時が来たら僕が美希を攫うから」
「それはいつになるの?」
もう決めてるんでしょ?
「僕、父さんに話をしてみようと思うんだ」
「何を?」
「大学に行ったら美希と二人で暮らしたいと思う」
美希は驚いたようだ。
「美希に苦労はさせない、バイトでもして生活費くらいは稼ぐよ」
「……私もバイトする。いつも一緒だよ」
「そしたら二人きりになれるだろ?その時に……」
美希をください。
そう伝えると美希は受け入れてくれた。
「答えが分かってるのに卑怯だよ」
美希は嬉しそうだった。
「うん、空がそう言うなら私は我慢するよ。ただ一つ悔しいけどね」
「なにが?」
「初体験は翼に負けるのかな?って」
そう言って美希は笑ってるようだった。
心の中に永遠なる花を咲かせよう。
真夏の夜に情熱の花を咲かせた。
今年の夏の最大の想い出。
そんな日記を書いたら大変だけど。
初めての夜を過ごした。
(2)
僕達はキャンプをするため湖に来た。
毎年の恒例行事だ。
テントを張って、BBQをして花火を打ち上げて。そして子供たちは寝る。
大人だけで夜の宴を開いていた。
話題はやっぱり誠の引退についてだった。
誠は頑張ったと思う。
そしてこれからも頑張れる選手だと思う。
それでも誠が限界だと思うならその意志を尊重しよう。
そんな話をしていた。
誠の夢は息子の誠司がちゃんと受け取っている。
誠はちゃんと誠司にバトンを渡した。
あとは後姿を見送るだけ。
誠は来年からはコーチとして若手の指導に当たるらしい。
自分の息子の成長を見守りたいという思いもあるのだろう。
「子供に夢を託すか……羨ましい選択肢だな」
渡辺君がそう言って笑った。
「私達だって茉里奈が継いでくれる……ちゃんと私達の背中を見て成長しているよ」
美嘉さんが言った。
「皆真っ直ぐ育ってくれてるんですね」
愛莉が言う。
「お前もとりあえず事業を継いでくれる子供がいるじゃないか」
渡辺君が言った。
「しっかり形に残しておかないといけないけどね」
とりあえず従業員と事務所を拡張した。
理由は顧客が増えてとてもじゃないけど数名だけでは請け負いきれなくなったから。
仕事はいくらでもある。
志水、江口、石原、酒井、如月、白鳥グループ。それに地元銀行等から紹介される企業だけで十分食べていける。
それに誠の所属する地元チームの選手の関係者も入れたらもう個人経営の会社では手に負えなくなっていた。
片桐税理士事務所は法人化した。
さらに相続税の相談等も引き受ける為に資格もさらに取った。
空が後を継いでくれるらしい。
その先はどうなるか分からないけど。
冬吾は恐らくサッカー選手として生きて行くのだろう。
天音は石原家に嫁ぐ気でいるらしい。
でも天音もやってみたい事があると言っていた。
それは大地君と結婚するまでの間の夢。
美嘉さんの店で雇って欲しいと頼んだらしい。
美嘉さんもまた店舗を増やすつもりでいたらしく快諾した。
まだ当分先の話だけど。
夜も遅くなったので僕達は寝る。
翌朝起きると朝食を食べてテントを片付ける。
そしていつものあのテーマパークへ行く。
子供たちははしゃいでいる。
僕も冬吾を抱えて見て回る。
そんなに長居はしなかった。
帰りに銭湯に寄ってファミレスで食事をして帰る。
盆休みは片桐・遠坂家の親戚で宴会を開いた。
繁華街外れの料亭でフグ料理を食べる。
翼も空も必死に食べてた。
なぜかうちの親戚は近所に住む人が多い。
その理由は分からない。
そのうち近所の大半が親戚になるんじゃないだろうか?
子供たちがまだ小さいので2次会はなかった。
「楽しかった」
天音はそう言った。
翼と空も思い出を残せたらしい。
そして夏休みが終わり、2学期がはじまる。
「空、準備出来たよ」
翼が降りてくる。
父さんと1階のリビングで翼の着替えを待っていた。
「空、忘れ物はありませんか?」
母さんが言う。
「大丈夫。じゃ、行ってくる」
そう言うと僕と翼は家を出てバス停に向かった。
バス停には善明と美希が待っていた。
善明と僕は美希達の浴衣姿を褒めていた。
翼が美希にアドバイスしてた。
「男子ってね。浴衣姿だと優しくなるんだって」
母さんから聞いたらしい。
「空はいつも優しいから」
「善明だっていつも優しいよ」
だから楽しみなんじゃないかと翼が笑う。
バスに乗ると、僕と美希は席に座る。
街に着くとまずは腹ごしらえ、駅ビルのフードコートで食べる。
腹ごしらえを済ませると商店街の中の短冊を見ながら花火大会の会場を目指す。
ちゃんと美希を守ってあげなきゃ。
だけどそんな気持ちは翼に筒抜けだった。
「そんなに緊張しないで、いつもの空でいいんだよ」
翼がそう語りかける。
会場につくと沢山の人がいる。
とりあえずは出店をみる。
沢山の食べ物を買ってそして土手に腰を下ろして打ち上がるのを待つ。
花火が咲き始めた。
咲いては散って、散っては夜空に消えていく。
一瞬だけ綺麗に夜空に輝くショーは1時間ほど続いた。
一瞬だからこそ美しい。
繰り返し芽吹く一瞬こそ全て。
一瞬を繰り返して今の僕達がいる。
だけどそんな理屈なんてどうでもいい。
「綺麗だったね」
「本当だね」
「また来年も来ようね」
「うん」
たったこれだけの言葉で全てが込められているのだから。
帰る途中に友達と会う。
SH、中学校1年組だ。
翼や美希の姿を見て「綺麗だね」とみんな褒めている。
「ありがとう」と返す美希達を見て誇らしげに想う。
家に帰ると、母さんたちはまだ帰ってなかった。
母さんたちも冬吾達や水奈の両親と花火を観に行くって言っていた。
部屋に戻ると部屋着に着替える。
部屋に戻ってゲームをしていた。
父さん達はまだ帰ってこないみたいだ。
何をしているのだろう?
ちなみに宿題は7月中に全て済ませた。
毎年恒例だ。中学になっても変わらない。
そして8月はだらだらと過ごす。
父さん達が帰って来たみたいだ。
「あまり夜更かししてはいけませんよ」
母さんが部屋に来てそう言った。
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
僕が美希にメッセージを送る。
「そうだね」
翼が何か沈んでるみたいだ。
「どうしたの?」
「私じゃまだ物足りない?」
どういう意味かってことくらい僕でも分かるつもりだった。
「そんなことないよ。美希は十分魅力的だよ」
実際美希は中学になってからみるみる女性らしくなっていた。
こうして自分を抑えられているのが不思議なくらい魅力的な女子だった。
だから怖かった。
こんなに綺麗な美希を僕の手で汚してしまっていいのか?
不安だった。
父さんもこんな気持ちだったんだろうか?
だから僕は今の気持ちを伝えていた。
言葉にしなくても伝わると思っていた。
だけど美希は言葉にして、形で示して欲しいとねだる。
僕達が中学生になってもう5か月になる。
其れなのにキスすらしてこない。
僕はつい見えもしないものに頼って逃げてしまう。
美希はすぐ形で示して欲しいとごねる。
矛盾し合ったいくつもの事が正しさを主張している。
好きって気持ちは奥が深いんだな。
何処まで行けば解り合えるかな?
歌や詩に出来ないこの感情と苦悩。
愛という素敵な嘘で騙せたら。
僕だって思ってた人格がまた違う顔を見せる。
それは多分美希のせいだ。
美希に触れていたい。
何処まで行けば辿り着けるのだろう?
目の前に積まれたこの絶望と希望。
美希に触れていたい。痛みすら伴い歯痒くとも切なくとも……
とりあえずは形で示してあげよう。
「美希は僕に何もかもをくれた。それは十分承知してる」
「だったら……」
「だからなんだ、今はこれで十分なんだ。美希の気持ちに触れあって満足してる。幸せな気分に浸れている」
見えもしないものに頼って逃げてる。だけど……
「焦ることはない。美希は僕に永遠を約束してくれた。だったら今はこれで十分だから。いずれ時が来たら僕が美希を攫うから」
「それはいつになるの?」
もう決めてるんでしょ?
「僕、父さんに話をしてみようと思うんだ」
「何を?」
「大学に行ったら美希と二人で暮らしたいと思う」
美希は驚いたようだ。
「美希に苦労はさせない、バイトでもして生活費くらいは稼ぐよ」
「……私もバイトする。いつも一緒だよ」
「そしたら二人きりになれるだろ?その時に……」
美希をください。
そう伝えると美希は受け入れてくれた。
「答えが分かってるのに卑怯だよ」
美希は嬉しそうだった。
「うん、空がそう言うなら私は我慢するよ。ただ一つ悔しいけどね」
「なにが?」
「初体験は翼に負けるのかな?って」
そう言って美希は笑ってるようだった。
心の中に永遠なる花を咲かせよう。
真夏の夜に情熱の花を咲かせた。
今年の夏の最大の想い出。
そんな日記を書いたら大変だけど。
初めての夜を過ごした。
(2)
僕達はキャンプをするため湖に来た。
毎年の恒例行事だ。
テントを張って、BBQをして花火を打ち上げて。そして子供たちは寝る。
大人だけで夜の宴を開いていた。
話題はやっぱり誠の引退についてだった。
誠は頑張ったと思う。
そしてこれからも頑張れる選手だと思う。
それでも誠が限界だと思うならその意志を尊重しよう。
そんな話をしていた。
誠の夢は息子の誠司がちゃんと受け取っている。
誠はちゃんと誠司にバトンを渡した。
あとは後姿を見送るだけ。
誠は来年からはコーチとして若手の指導に当たるらしい。
自分の息子の成長を見守りたいという思いもあるのだろう。
「子供に夢を託すか……羨ましい選択肢だな」
渡辺君がそう言って笑った。
「私達だって茉里奈が継いでくれる……ちゃんと私達の背中を見て成長しているよ」
美嘉さんが言った。
「皆真っ直ぐ育ってくれてるんですね」
愛莉が言う。
「お前もとりあえず事業を継いでくれる子供がいるじゃないか」
渡辺君が言った。
「しっかり形に残しておかないといけないけどね」
とりあえず従業員と事務所を拡張した。
理由は顧客が増えてとてもじゃないけど数名だけでは請け負いきれなくなったから。
仕事はいくらでもある。
志水、江口、石原、酒井、如月、白鳥グループ。それに地元銀行等から紹介される企業だけで十分食べていける。
それに誠の所属する地元チームの選手の関係者も入れたらもう個人経営の会社では手に負えなくなっていた。
片桐税理士事務所は法人化した。
さらに相続税の相談等も引き受ける為に資格もさらに取った。
空が後を継いでくれるらしい。
その先はどうなるか分からないけど。
冬吾は恐らくサッカー選手として生きて行くのだろう。
天音は石原家に嫁ぐ気でいるらしい。
でも天音もやってみたい事があると言っていた。
それは大地君と結婚するまでの間の夢。
美嘉さんの店で雇って欲しいと頼んだらしい。
美嘉さんもまた店舗を増やすつもりでいたらしく快諾した。
まだ当分先の話だけど。
夜も遅くなったので僕達は寝る。
翌朝起きると朝食を食べてテントを片付ける。
そしていつものあのテーマパークへ行く。
子供たちははしゃいでいる。
僕も冬吾を抱えて見て回る。
そんなに長居はしなかった。
帰りに銭湯に寄ってファミレスで食事をして帰る。
盆休みは片桐・遠坂家の親戚で宴会を開いた。
繁華街外れの料亭でフグ料理を食べる。
翼も空も必死に食べてた。
なぜかうちの親戚は近所に住む人が多い。
その理由は分からない。
そのうち近所の大半が親戚になるんじゃないだろうか?
子供たちがまだ小さいので2次会はなかった。
「楽しかった」
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