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「できるできないではない。やるんだ」
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「やっぱり、高橋さんってすげえんだな……」
感心より感嘆と言ったほうが合っている金井の目。
他の部員の先輩たちは驚愕の顔をしていた。
しかし俺は浮かない気分だった。
最後に放った出小手。
当たりはしたけど、有効打にはなりえない浅いものだった。
もし審判が見ていたら、旗は挙げないだろう。
改めて思う。
俺はこんな弱くなっていたのかと。
「とにかく三週間、板崎さんの師事を受けて練習しよう」
角谷先輩がそうまとめると「ではさっそく稽古に移る」と板崎さんは言った。
俺の周りにいた部員は、すぐに自分の面の置かれた場所に戻って正座する。
将野先生はこの場にはいない。用事があると言って職員室に帰った。
「言っておくが、相手は強豪校だ。生半可な付け焼刃では勝ち目はない」
「…………」
全員が沈黙で答えた。
それは重々分かっていることだった。
「だからこそ、ひたすら鍛え続ける。一廉の剣士とまでは言わんが、対抗できるくらいには成長させたい」
「でも板崎さん。言うのは易しですよ。一体どうやって俺たちを鍛えるつもりなんですか?」
飛田先輩が丁寧な敬語で言う。
年長者だから、それとも板崎さんを認めたのか分からないが、敬意を払おうという姿勢を見せている。
「まず、一週間は基礎をみっちりとやり、二週間は実戦を積み重ねる」
「……随分、オーソドックスですね」
「遠回りに思えるだろうが、これが一番の近道だ」
すると今度は「でも板崎さん。僕たちはここで練習できるの週に三回くらいですよ」と金井が物怖じせずに言った。
「時間が圧倒的に足りません」
「安心しろ。わしの道場を貸してやる。後で高橋かお嬢ちゃんに案内させる。火曜と木曜、そして土曜はそこで稽古だ」
香田先輩が「道場主だったんすか」と驚いた。
「そりゃ強いわけだ」
「道場主だから強いというわけではないが。これで場所の問題はない」
「どうして日曜日はできないんですか?」
角谷先輩が鋭い指摘をする。
板崎さんは「日曜日は黄桜高校の指導をせねばならん」と明かした。
それには部員全員が驚いたようだ。
「て、敵の指導をするんですか?」
「黄桜高校が敵なのはお前たちだろう。それに黄桜高校との付き合いのほうが長い。さらに言えば一応、報酬ももらっている」
「そういえば、板崎さんはうちから何かもらっているんすか?」
香田先輩の問いに板崎さんは首を横に振った。
「いいや。高橋の頼みだったので、無償で引き受けた」
「……高橋とどんな関係なんですか?」
飛田先輩が怪しむような目を俺に向けた。
俺は「つい最近の付き合いですよ」と答えた。
「鈴木のジムに行ったら、俺を鍛えてくれると言ってくれて、実際に鍛えてくれた。それだけです」
「……訳が分からねえよ。もっと詳しく話せ」
飛田先輩に言われたものの、それ以外に話しようが無かった。
それが全てだったし、俺自身どうして板崎さんが俺を鍛えてくれているのか、訳が分からないのだ。
「余計な詮索はなしだ。それに時間が惜しい」
話を打ち切って、板崎さんは立ち上がった。
「面を付けろ。さっさとやるぞ」
◆◇◆◇
稽古の内容は、基礎的なことばかりだったが、その量が尋常ではなかった。
全員の打ち方を確認した後、板崎さんが個人ずつ修正を加える。
それが次の稽古でできなかったら、こっぴどく叱った。
その後、かかり稽古と呼ばれる実戦的な稽古を延々とする。
本来なら一回長くて二分か三分なのだが、平気で十分以上続けさせられる。
かかり稽古は一本取ったら終わりではなく、板崎さんが止めと言うまで、互いに打ち合わなければならない。
それを一時間ほど休憩なしでやった。
五人だから一人休憩できるだろうと思っていたが、その一人を板崎さんが相手したものだから休めない。
「なんだ情けない。稽古を始めて一時間半だぞ。もうばてたのか」
板崎さんは叱るけど、俺を含めてこんなハードな稽古をしたのは初めてだった。
「金井。竹刀を杖みたいにつくな。角谷、香田を脇に連れてってやれ」
へとへとになった俺たちを見かねて、十分ほど休憩することになった。
鈴木が濡れタオルやスポーツドリンクを部員に手渡す。
「あは。とても厳しいね。正直高橋くんが一人で練習していたときよりも大変かも」
鈴木の言葉に俺は苦笑するしかなかった。
やっぱり『弟子殺し』の異名はここから来ているのかと再確認する。
「まあな。気合入っているんだろうよ」
俺に答えに鈴木は何か言おうとしたが、香田先輩の「おかわりくれ……」という死にそうな声を聞いて急いで向かう。
「おい、高橋。あの人なんなんだ?」
比較的呼吸が整った飛田先輩が俺に訊ねる。
「俺もよく分かりません。さっきも言いましたけど、師事して間もないですから」
「そうじゃねえ。結構な老人なのに、息一つ切れてねえ」
そういえばそうだった。
鈴木が飲み物渡しても断っていたし。
面を外した今も、疲れた様子がない。
「板崎徹治って言っていたな」
「ええ。そうですけど」
「……後で調べておく」
名字しか分からなかったときよりは、幾分調べやすいと思うが、はたして詳細は分かるのだろうか?
気になったけど、俺は調べるつもりは無かった。
「休憩は終わりだ。一度こっちに集まれ」
板崎さんの声に剣道部員は緩慢な動きで向かった。
「遅い! もっときびきび動かんか!」
怒鳴られたので急いで板崎さんの前に整列する。
板崎さんは一人一人見ながら「どうして疲れるのか、分かるか?」と問う。
「それは……練習がきついからです」
代表して角谷先輩が言う。
それを板崎さんが「違う」と否定した。
「現にわしは疲れておらん」
「それは、板崎さんが……」
「年寄りのわしより若いお前たちのほうが、体力はあるはずだろう?」
そう言われてしまったら何も言えない。
誰も答えられずにいると「お前たちは無駄な動きが多すぎる」と板崎さんは言う。
「無駄に力んで竹刀を振ったり、余計な身体の使い方をしたり。だから体力を使い果たしてしまったのだ」
「でも板崎さん。どうすればその無駄の動きを無くすことができるんですか?」
飛田先輩の疑問は全員思っていた。
そりゃ、無駄な動きなんて無いほうが良いに決まっている。
でもそれこそ言うが易しなことだった。
「だから一週間で――できるようにお前たちに叩き込む」
途方も無いことを言われた気分だった。
俺でさえ板崎さんの言っていることを計りかねていた。
「明日は学校も授業がないな。よし、市民プールを貸し切って、その練習をしよう」
「……何言ってるんすか?」
香田先輩を無視して「市役所近くの市民プール分かるか?」と全員に言う。
「この時期なら貸切できるだろう。今、電話してくる」
「……プールと剣道の練習に、何か関係あるんですか?」
角谷先輩が恐る恐る訊ねる。
「ある。とりあえず、十時に開くから十分前にプールの前に集合しておけ」
「…………」
板崎さんは「今日はここまでとする」と言う。
対して飛田先輩が「本当にできるようになるんですか?」と問い質す。
「もしできなかったら、どうするんですか?」
「少し勘違いしているようだな」
板崎さんは俺たちに言い聞かせるように言った。
「できるできないではない。やるんだ」
「…………」
「少し古臭い根性論だと思うだろうが、やるしかないんだ」
最後に板崎さんは言う。
「水着も忘れるなよ。とは言っても、泳ぐわけではないがな」
泳ぐわけではないのに、水着を持ってこい?
板崎さんの意図と目的は分からないが、とりあえず頷くしかなかった。
今はただ、師事するしかないと思っていた。
胸中は不安しかなかったけど。
感心より感嘆と言ったほうが合っている金井の目。
他の部員の先輩たちは驚愕の顔をしていた。
しかし俺は浮かない気分だった。
最後に放った出小手。
当たりはしたけど、有効打にはなりえない浅いものだった。
もし審判が見ていたら、旗は挙げないだろう。
改めて思う。
俺はこんな弱くなっていたのかと。
「とにかく三週間、板崎さんの師事を受けて練習しよう」
角谷先輩がそうまとめると「ではさっそく稽古に移る」と板崎さんは言った。
俺の周りにいた部員は、すぐに自分の面の置かれた場所に戻って正座する。
将野先生はこの場にはいない。用事があると言って職員室に帰った。
「言っておくが、相手は強豪校だ。生半可な付け焼刃では勝ち目はない」
「…………」
全員が沈黙で答えた。
それは重々分かっていることだった。
「だからこそ、ひたすら鍛え続ける。一廉の剣士とまでは言わんが、対抗できるくらいには成長させたい」
「でも板崎さん。言うのは易しですよ。一体どうやって俺たちを鍛えるつもりなんですか?」
飛田先輩が丁寧な敬語で言う。
年長者だから、それとも板崎さんを認めたのか分からないが、敬意を払おうという姿勢を見せている。
「まず、一週間は基礎をみっちりとやり、二週間は実戦を積み重ねる」
「……随分、オーソドックスですね」
「遠回りに思えるだろうが、これが一番の近道だ」
すると今度は「でも板崎さん。僕たちはここで練習できるの週に三回くらいですよ」と金井が物怖じせずに言った。
「時間が圧倒的に足りません」
「安心しろ。わしの道場を貸してやる。後で高橋かお嬢ちゃんに案内させる。火曜と木曜、そして土曜はそこで稽古だ」
香田先輩が「道場主だったんすか」と驚いた。
「そりゃ強いわけだ」
「道場主だから強いというわけではないが。これで場所の問題はない」
「どうして日曜日はできないんですか?」
角谷先輩が鋭い指摘をする。
板崎さんは「日曜日は黄桜高校の指導をせねばならん」と明かした。
それには部員全員が驚いたようだ。
「て、敵の指導をするんですか?」
「黄桜高校が敵なのはお前たちだろう。それに黄桜高校との付き合いのほうが長い。さらに言えば一応、報酬ももらっている」
「そういえば、板崎さんはうちから何かもらっているんすか?」
香田先輩の問いに板崎さんは首を横に振った。
「いいや。高橋の頼みだったので、無償で引き受けた」
「……高橋とどんな関係なんですか?」
飛田先輩が怪しむような目を俺に向けた。
俺は「つい最近の付き合いですよ」と答えた。
「鈴木のジムに行ったら、俺を鍛えてくれると言ってくれて、実際に鍛えてくれた。それだけです」
「……訳が分からねえよ。もっと詳しく話せ」
飛田先輩に言われたものの、それ以外に話しようが無かった。
それが全てだったし、俺自身どうして板崎さんが俺を鍛えてくれているのか、訳が分からないのだ。
「余計な詮索はなしだ。それに時間が惜しい」
話を打ち切って、板崎さんは立ち上がった。
「面を付けろ。さっさとやるぞ」
◆◇◆◇
稽古の内容は、基礎的なことばかりだったが、その量が尋常ではなかった。
全員の打ち方を確認した後、板崎さんが個人ずつ修正を加える。
それが次の稽古でできなかったら、こっぴどく叱った。
その後、かかり稽古と呼ばれる実戦的な稽古を延々とする。
本来なら一回長くて二分か三分なのだが、平気で十分以上続けさせられる。
かかり稽古は一本取ったら終わりではなく、板崎さんが止めと言うまで、互いに打ち合わなければならない。
それを一時間ほど休憩なしでやった。
五人だから一人休憩できるだろうと思っていたが、その一人を板崎さんが相手したものだから休めない。
「なんだ情けない。稽古を始めて一時間半だぞ。もうばてたのか」
板崎さんは叱るけど、俺を含めてこんなハードな稽古をしたのは初めてだった。
「金井。竹刀を杖みたいにつくな。角谷、香田を脇に連れてってやれ」
へとへとになった俺たちを見かねて、十分ほど休憩することになった。
鈴木が濡れタオルやスポーツドリンクを部員に手渡す。
「あは。とても厳しいね。正直高橋くんが一人で練習していたときよりも大変かも」
鈴木の言葉に俺は苦笑するしかなかった。
やっぱり『弟子殺し』の異名はここから来ているのかと再確認する。
「まあな。気合入っているんだろうよ」
俺に答えに鈴木は何か言おうとしたが、香田先輩の「おかわりくれ……」という死にそうな声を聞いて急いで向かう。
「おい、高橋。あの人なんなんだ?」
比較的呼吸が整った飛田先輩が俺に訊ねる。
「俺もよく分かりません。さっきも言いましたけど、師事して間もないですから」
「そうじゃねえ。結構な老人なのに、息一つ切れてねえ」
そういえばそうだった。
鈴木が飲み物渡しても断っていたし。
面を外した今も、疲れた様子がない。
「板崎徹治って言っていたな」
「ええ。そうですけど」
「……後で調べておく」
名字しか分からなかったときよりは、幾分調べやすいと思うが、はたして詳細は分かるのだろうか?
気になったけど、俺は調べるつもりは無かった。
「休憩は終わりだ。一度こっちに集まれ」
板崎さんの声に剣道部員は緩慢な動きで向かった。
「遅い! もっときびきび動かんか!」
怒鳴られたので急いで板崎さんの前に整列する。
板崎さんは一人一人見ながら「どうして疲れるのか、分かるか?」と問う。
「それは……練習がきついからです」
代表して角谷先輩が言う。
それを板崎さんが「違う」と否定した。
「現にわしは疲れておらん」
「それは、板崎さんが……」
「年寄りのわしより若いお前たちのほうが、体力はあるはずだろう?」
そう言われてしまったら何も言えない。
誰も答えられずにいると「お前たちは無駄な動きが多すぎる」と板崎さんは言う。
「無駄に力んで竹刀を振ったり、余計な身体の使い方をしたり。だから体力を使い果たしてしまったのだ」
「でも板崎さん。どうすればその無駄の動きを無くすことができるんですか?」
飛田先輩の疑問は全員思っていた。
そりゃ、無駄な動きなんて無いほうが良いに決まっている。
でもそれこそ言うが易しなことだった。
「だから一週間で――できるようにお前たちに叩き込む」
途方も無いことを言われた気分だった。
俺でさえ板崎さんの言っていることを計りかねていた。
「明日は学校も授業がないな。よし、市民プールを貸し切って、その練習をしよう」
「……何言ってるんすか?」
香田先輩を無視して「市役所近くの市民プール分かるか?」と全員に言う。
「この時期なら貸切できるだろう。今、電話してくる」
「……プールと剣道の練習に、何か関係あるんですか?」
角谷先輩が恐る恐る訊ねる。
「ある。とりあえず、十時に開くから十分前にプールの前に集合しておけ」
「…………」
板崎さんは「今日はここまでとする」と言う。
対して飛田先輩が「本当にできるようになるんですか?」と問い質す。
「もしできなかったら、どうするんですか?」
「少し勘違いしているようだな」
板崎さんは俺たちに言い聞かせるように言った。
「できるできないではない。やるんだ」
「…………」
「少し古臭い根性論だと思うだろうが、やるしかないんだ」
最後に板崎さんは言う。
「水着も忘れるなよ。とは言っても、泳ぐわけではないがな」
泳ぐわけではないのに、水着を持ってこい?
板崎さんの意図と目的は分からないが、とりあえず頷くしかなかった。
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