5 / 7
第5話志賀村事情
しおりを挟む
野武士に狙われている山間の農村――志賀村。
田畑はそこそこあるが、それだけでは暮らしが賄えないのか、村人は狩猟もするらしい。弓矢を携える男が少なからず存在した。
しかし先ほどの野武士の襲来で被害が出てしまっている。男たちは慣れた手つきで壊れた柵や建物を補修していく。女や老人たちはその補助だ。飯を炊いたり、材料の運搬をしている。
雪之介と鉄太は、老人――村長の喜兵衛と名乗っていた――の家に招かれた。無論、二人を連れてきた菜花も同席している。
だが、菜花が村でどのような扱いをされているのか、雪之介と鉄太は喜兵衛と村人の対応で分かってしまった。
まず、尻に敷く座布団代わりの藁の編み物が二つしか用意されていなかった。次に飲み物の白湯も二人分しか出されなかった。さらに言えば、白湯を持ってきた若い女――喜兵衛の娘か孫だろう――が菜花をまったく無視して、それらを置いたことで二人の疑惑は確信に変わった。
鉄太はあまり賢くはないが、こうした人の態度の機微を読み取るくらいはできた。
「なあ兄貴。なんか感じ悪いな」
「…………」
ひそひそ声で鉄太は雪之介に言う。
「……いつものことよ。気にしないで」
しかしそれに答えたのは菜花だった。
狭い空間で内緒話をするのは無理がある。
「いつもなのか? どうして――」
何のためらいも無く、鉄太が事情を聞こうとするが、間の悪いことに喜兵衛が部屋に入ってきた。
「お待たせして申し訳ない。村の補修の指示をしていたので」
「そうだろうな」
冷たく返す雪之介。
出された白湯は一口も飲んでいない。
「改めて言うが、お二人には野武士から村を守っていただきたい」
そんな雪之介の態度を意に返さず、喜兵衛は要望を述べた。
鉄太は三人の顔を順々に眺めながら考える。
兄貴は面倒そうな顔をしている。
菜花のねーちゃんは無表情だ。
喜兵衛のじっちゃんは真剣だった。
俺はどんな顔をすればいいんだろう?
「まずは、詳細を教えろ」
しばし黙った後、雪之介が口を開く。
「野武士の人数。奴らの武器。馬の有無。村に来る頻度。そしていつまで守らなければいけないのか。詳しいことが分からなければ、受けるかどうかも考えられない」
鉄太は珍しく兄貴が長く喋ったなと驚いた。てっきり話を聞かずに断るとばかり思っていたこともあって、雪之介の顔をまじまじと見る。
さっきと変わらず、面倒そうな顔をしていた。
また菜花も心中で意外と慎重なのだなと感じていた。面には出さないが、感心もしていた。
「そうだな。当然な話だ。確かに仔細を知らねば、受けられないのは道理だ」
喜兵衛は頷いた。それから困った顔で「だがわしたちも野武士がどの程度の勢力か分からぬ」と言う。
「奴らがどこを根城にしているのか。人数や武器なども不明だ。しかし野武士は月に二度やってくる。そこの役立たずがその都度追い払っているがな」
顎をしゃくって喜兵衛は菜花を示した。
対して菜花は黙して何も反論しなかった。
鉄太は「そんな言い方――」と文句を言いかけたが、雪之介の言葉に制された。
「野武士は――三日もすれば来るぞ」
単なる予想ではなく、確実に分かっているような口調だった。
「ど、どういうことだい、兄貴?」
「野武士を四人殺した。二人は逃げた。報復は必ず来る。あんたも分かっているから、俺たちに頼むんだろう?」
雪之介は喜兵衛から目を逸らすことなく、予想していることを言った。
喜兵衛は「……ご明察だ」と苦笑した。
「野武士が定期的に来るのは、そのほうが旨みがあるからだ。作った作物を奪えばいいだけだからな」
「だったら、報復なんてしないんじゃないか?」
鉄太の疑問に「それでは侮られる」と短く答えた雪之介。
「野武士が侮られたらおしまいだ。簡単に作物を奪えなくなる」
「そういうものなんだ……」
「報復は、村が滅ぶ寸前まで行なわれる」
雪之介はまるで見てきたように話す。
「男は殺され、女は犯され、子どもは売られる。山に逃げても、田畑は焼かれるから、領主に納める年貢が無くなる。逃散するしかない。結局、この村は日の本から消え去る」
語られた現実は悲惨だった――それを思い知った鉄太は「じゃあどうするんだよ!?」と喚いた。
「このまま、滅ぼされるしかないのか!?」
「うむ。だからおぬしたち二人に頼んでいるのだ」
喜兵衛が熱のこもった声で話し始める。
「遠目から見ていたが、何やら珍妙な道具を使うじゃないか。それを用いて、村を守ってもらいたい」
「……お前、何を知っている?」
雪之介は口調を変えずに、喜兵衛を問い詰める。
「知っている? 何のことだ?」
「とぼけるな。俺は絡繰を用いるが、見せたのは小型投石器だけだ。あれだけ見て村を守れると、どうして思える?」
喜兵衛の顔色は変わらないが、雪之介は確信を得ていた。
「それに俺たちの名前を聞いていない……もしや俺の素性を知っているな?」
鉄太と菜花は何のことかさっぱり分からなかった。
鉄太は旅に同行しているものの、雪之介と身の上話はしていない。
菜花は雪之介が常人ではないと思っているが、詳細は分からない。
「……ああ。知っている。絡繰奇剣の雪之介。有名な人斬りだ」
言った喜兵衛がおもむろに手を叩く。すると部屋の戸が開き、ずらりと村の男たちが取り囲んだ。
彼らの手には、鎌や農具などの武器があった。
「…………」
「そんな恨めしそうな顔をしないでくれ。無理矢理従わせるつもりはなかったが、村の存亡がかかっているんだ。手段は選ばんよ」
あまりに汚い手段に鉄太が抗議しようとする――その前に菜花が喚いた。
「村長! これはあまりに――」
「黙れ! 穢れた娘が! お前は黙って従えばいいのだ!」
喜兵衛の叱責に悔しそうに唇を血が滲むほど噛み締める菜花。
「さあどうする? 協力するのか、しないのか?」
鉄太は心配そうに雪之介を見る。
菜花も同情の目を向けた。
「……断る」
雪之介は――短く拒絶した。
眉を上げる喜兵衛。
「……この状況で、よくもまあ断れるものだ」
「お前こそ、勘違いしているな」
あくまでも動じない雪之介に村の男たちは不気味なものを感じていた。
「俺がここで死ねば、野武士の襲撃を防ぐ術が無くなるぞ」
「…………」
「ならばこいつを人質にするか?」
鉄太を指差す雪之介。
すぐさま表情一つ変えずに言う。
「……動いた瞬間、村長を殺す」
牽制ではなく、本当にそうするという凄みを雪之介は放っていた。
結果、数の上では有利なのに村人は動けなくなる。
「俺と交渉しようなどと考えること自体、虚しいぞ」
「……流石に他国まで名を轟かせるほどの人間だな」
喜兵衛は平静を装っていたが、背筋の凍る思いをしていた。
わしは人間と言ったが、本当にこれは人なのか?
人の形をした何かではないか?
雪之介は囲まれているのにも関わらず、平然と立ち上がった。
そして鉄太に「行くぞ」と告げる。
「あ、兄貴……こ、腰が抜けて……」
「さっさと入れ直せ」
冷たく言い放ち、雪之介は出口へと足を進める。
村の男たちは思わず道を開けた。
鉄太は何とか立ち上がり、雪之介の後に続く。
二人が出ると、家の外で様子を窺っていた村人は一斉に散っていった。
「なあ兄貴。この村、本当に滅んでしまうのか?」
「……そうだな」
あくまでも冷たい雪之介に鉄太は淋しそうに言う。
「じゃあ菜花のねーちゃんも、死んじゃうのかな……」
「…………」
二人が村の出口まで来たとき、大声で呼ぶ者が居た。
「雪之介、鉄太! ちょっと待っておくれ!」
息を切らしながら走るのは菜花だった。
二人の前に回りこんで、そのまま土下座する。
「村を助けてやって。お願い」
「……解せないな。お前は村から疎外されているんじゃないのか?」
雪之介は本当に理解できないという顔をしていた。
菜花は「あたしにも事情があるんだ」と答える。
「お願いします。どうか、どうか。助けてください。あたしだけじゃ村を守れない」
「…………」
「お前たちには関係のないことだろうけど、なんとかして村を――」
額を地面に擦り付けて懇願する菜花。
「……どんな事情があるのか分からない。しかしだ」
雪之介は菜花の肩を掴んで、上体を起こした。
「俺と一緒に戦う者がそんな情けない格好をするな」
「……えっ?」
雪之介は村の中へと戻っていった。
「兄貴……! やっぱり見捨てられないよな!」
鉄太は嬉しそうに雪之介の後をついて行き――そして菜花のほうを振り返る。
「何してるの? 早く行こうぜ!」
菜花は呆然として、それから照れ隠しに喚いた。
「ええ、今すぐ行くわよ!」
田畑はそこそこあるが、それだけでは暮らしが賄えないのか、村人は狩猟もするらしい。弓矢を携える男が少なからず存在した。
しかし先ほどの野武士の襲来で被害が出てしまっている。男たちは慣れた手つきで壊れた柵や建物を補修していく。女や老人たちはその補助だ。飯を炊いたり、材料の運搬をしている。
雪之介と鉄太は、老人――村長の喜兵衛と名乗っていた――の家に招かれた。無論、二人を連れてきた菜花も同席している。
だが、菜花が村でどのような扱いをされているのか、雪之介と鉄太は喜兵衛と村人の対応で分かってしまった。
まず、尻に敷く座布団代わりの藁の編み物が二つしか用意されていなかった。次に飲み物の白湯も二人分しか出されなかった。さらに言えば、白湯を持ってきた若い女――喜兵衛の娘か孫だろう――が菜花をまったく無視して、それらを置いたことで二人の疑惑は確信に変わった。
鉄太はあまり賢くはないが、こうした人の態度の機微を読み取るくらいはできた。
「なあ兄貴。なんか感じ悪いな」
「…………」
ひそひそ声で鉄太は雪之介に言う。
「……いつものことよ。気にしないで」
しかしそれに答えたのは菜花だった。
狭い空間で内緒話をするのは無理がある。
「いつもなのか? どうして――」
何のためらいも無く、鉄太が事情を聞こうとするが、間の悪いことに喜兵衛が部屋に入ってきた。
「お待たせして申し訳ない。村の補修の指示をしていたので」
「そうだろうな」
冷たく返す雪之介。
出された白湯は一口も飲んでいない。
「改めて言うが、お二人には野武士から村を守っていただきたい」
そんな雪之介の態度を意に返さず、喜兵衛は要望を述べた。
鉄太は三人の顔を順々に眺めながら考える。
兄貴は面倒そうな顔をしている。
菜花のねーちゃんは無表情だ。
喜兵衛のじっちゃんは真剣だった。
俺はどんな顔をすればいいんだろう?
「まずは、詳細を教えろ」
しばし黙った後、雪之介が口を開く。
「野武士の人数。奴らの武器。馬の有無。村に来る頻度。そしていつまで守らなければいけないのか。詳しいことが分からなければ、受けるかどうかも考えられない」
鉄太は珍しく兄貴が長く喋ったなと驚いた。てっきり話を聞かずに断るとばかり思っていたこともあって、雪之介の顔をまじまじと見る。
さっきと変わらず、面倒そうな顔をしていた。
また菜花も心中で意外と慎重なのだなと感じていた。面には出さないが、感心もしていた。
「そうだな。当然な話だ。確かに仔細を知らねば、受けられないのは道理だ」
喜兵衛は頷いた。それから困った顔で「だがわしたちも野武士がどの程度の勢力か分からぬ」と言う。
「奴らがどこを根城にしているのか。人数や武器なども不明だ。しかし野武士は月に二度やってくる。そこの役立たずがその都度追い払っているがな」
顎をしゃくって喜兵衛は菜花を示した。
対して菜花は黙して何も反論しなかった。
鉄太は「そんな言い方――」と文句を言いかけたが、雪之介の言葉に制された。
「野武士は――三日もすれば来るぞ」
単なる予想ではなく、確実に分かっているような口調だった。
「ど、どういうことだい、兄貴?」
「野武士を四人殺した。二人は逃げた。報復は必ず来る。あんたも分かっているから、俺たちに頼むんだろう?」
雪之介は喜兵衛から目を逸らすことなく、予想していることを言った。
喜兵衛は「……ご明察だ」と苦笑した。
「野武士が定期的に来るのは、そのほうが旨みがあるからだ。作った作物を奪えばいいだけだからな」
「だったら、報復なんてしないんじゃないか?」
鉄太の疑問に「それでは侮られる」と短く答えた雪之介。
「野武士が侮られたらおしまいだ。簡単に作物を奪えなくなる」
「そういうものなんだ……」
「報復は、村が滅ぶ寸前まで行なわれる」
雪之介はまるで見てきたように話す。
「男は殺され、女は犯され、子どもは売られる。山に逃げても、田畑は焼かれるから、領主に納める年貢が無くなる。逃散するしかない。結局、この村は日の本から消え去る」
語られた現実は悲惨だった――それを思い知った鉄太は「じゃあどうするんだよ!?」と喚いた。
「このまま、滅ぼされるしかないのか!?」
「うむ。だからおぬしたち二人に頼んでいるのだ」
喜兵衛が熱のこもった声で話し始める。
「遠目から見ていたが、何やら珍妙な道具を使うじゃないか。それを用いて、村を守ってもらいたい」
「……お前、何を知っている?」
雪之介は口調を変えずに、喜兵衛を問い詰める。
「知っている? 何のことだ?」
「とぼけるな。俺は絡繰を用いるが、見せたのは小型投石器だけだ。あれだけ見て村を守れると、どうして思える?」
喜兵衛の顔色は変わらないが、雪之介は確信を得ていた。
「それに俺たちの名前を聞いていない……もしや俺の素性を知っているな?」
鉄太と菜花は何のことかさっぱり分からなかった。
鉄太は旅に同行しているものの、雪之介と身の上話はしていない。
菜花は雪之介が常人ではないと思っているが、詳細は分からない。
「……ああ。知っている。絡繰奇剣の雪之介。有名な人斬りだ」
言った喜兵衛がおもむろに手を叩く。すると部屋の戸が開き、ずらりと村の男たちが取り囲んだ。
彼らの手には、鎌や農具などの武器があった。
「…………」
「そんな恨めしそうな顔をしないでくれ。無理矢理従わせるつもりはなかったが、村の存亡がかかっているんだ。手段は選ばんよ」
あまりに汚い手段に鉄太が抗議しようとする――その前に菜花が喚いた。
「村長! これはあまりに――」
「黙れ! 穢れた娘が! お前は黙って従えばいいのだ!」
喜兵衛の叱責に悔しそうに唇を血が滲むほど噛み締める菜花。
「さあどうする? 協力するのか、しないのか?」
鉄太は心配そうに雪之介を見る。
菜花も同情の目を向けた。
「……断る」
雪之介は――短く拒絶した。
眉を上げる喜兵衛。
「……この状況で、よくもまあ断れるものだ」
「お前こそ、勘違いしているな」
あくまでも動じない雪之介に村の男たちは不気味なものを感じていた。
「俺がここで死ねば、野武士の襲撃を防ぐ術が無くなるぞ」
「…………」
「ならばこいつを人質にするか?」
鉄太を指差す雪之介。
すぐさま表情一つ変えずに言う。
「……動いた瞬間、村長を殺す」
牽制ではなく、本当にそうするという凄みを雪之介は放っていた。
結果、数の上では有利なのに村人は動けなくなる。
「俺と交渉しようなどと考えること自体、虚しいぞ」
「……流石に他国まで名を轟かせるほどの人間だな」
喜兵衛は平静を装っていたが、背筋の凍る思いをしていた。
わしは人間と言ったが、本当にこれは人なのか?
人の形をした何かではないか?
雪之介は囲まれているのにも関わらず、平然と立ち上がった。
そして鉄太に「行くぞ」と告げる。
「あ、兄貴……こ、腰が抜けて……」
「さっさと入れ直せ」
冷たく言い放ち、雪之介は出口へと足を進める。
村の男たちは思わず道を開けた。
鉄太は何とか立ち上がり、雪之介の後に続く。
二人が出ると、家の外で様子を窺っていた村人は一斉に散っていった。
「なあ兄貴。この村、本当に滅んでしまうのか?」
「……そうだな」
あくまでも冷たい雪之介に鉄太は淋しそうに言う。
「じゃあ菜花のねーちゃんも、死んじゃうのかな……」
「…………」
二人が村の出口まで来たとき、大声で呼ぶ者が居た。
「雪之介、鉄太! ちょっと待っておくれ!」
息を切らしながら走るのは菜花だった。
二人の前に回りこんで、そのまま土下座する。
「村を助けてやって。お願い」
「……解せないな。お前は村から疎外されているんじゃないのか?」
雪之介は本当に理解できないという顔をしていた。
菜花は「あたしにも事情があるんだ」と答える。
「お願いします。どうか、どうか。助けてください。あたしだけじゃ村を守れない」
「…………」
「お前たちには関係のないことだろうけど、なんとかして村を――」
額を地面に擦り付けて懇願する菜花。
「……どんな事情があるのか分からない。しかしだ」
雪之介は菜花の肩を掴んで、上体を起こした。
「俺と一緒に戦う者がそんな情けない格好をするな」
「……えっ?」
雪之介は村の中へと戻っていった。
「兄貴……! やっぱり見捨てられないよな!」
鉄太は嬉しそうに雪之介の後をついて行き――そして菜花のほうを振り返る。
「何してるの? 早く行こうぜ!」
菜花は呆然として、それから照れ隠しに喚いた。
「ええ、今すぐ行くわよ!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
16世紀のオデュッセイア
尾方佐羽
歴史・時代
【第13章を夏ごろからスタート予定です】世界の海が人と船で結ばれていく16世紀の遥かな旅の物語です。
12章は16世紀後半のフランスが舞台になっています。
※このお話は史実を参考にしたフィクションです。
獅子の末裔
卯花月影
歴史・時代
未だ戦乱続く近江の国に生まれた蒲生氏郷。主家・六角氏を揺るがした六角家騒動がようやく落ち着いてきたころ、目の前に現れたのは天下を狙う織田信長だった。
和歌をこよなく愛する温厚で無力な少年は、信長にその非凡な才を見いだされ、戦国武将として成長し、開花していく。
前作「滝川家の人びと」の続編です。途中、エピソードの被りがありますが、蒲生氏郷視点で描かれます。

本能のままに
揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった
もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください!
※更新は不定期になると思います。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
加藤虎之助(後の清正、15歳)、姉さん女房をもらいました!
野松 彦秋
歴史・時代
加藤虎之助15歳、山崎シノ17歳
一族の出世頭、又従弟秀吉に翻弄(祝福?)されながら、
二人は夫婦としてやっていけるのか、身分が違う二人が真の夫婦になるまでの物語。
若い虎之助とシノの新婚生活を温かく包む羽柴家の人々。しかし身分違いの二人の祝言が、織田信長の耳に入り、まさかの展開に。少年加藤虎之助が加藤清正になるまでのモノカタリである。

浅井長政は織田信長に忠誠を誓う
ピコサイクス
歴史・時代
1570年5月24日、織田信長は朝倉義景を攻めるため越後に侵攻した。その時浅井長政は婚姻関係の織田家か古くから関係ある朝倉家どちらの味方をするか迷っていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる