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頸取六兵衛
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次第に酷くなっていく雨の勢い。
数で劣る織田家が奇襲をかけるには絶好の機会だった。
無論、信長はこれを見過ごすほど愚かではない。
一斉に襲い掛かる馬廻り衆を中心とした千五百の兵。
鍛えに鍛えた彼らは多くの斉藤家の兵を討ち取っていく。
織田家が戦を優勢に進められた原因は、馬廻り衆の強さもあるが、斉藤家の士気にもあった。当主である斉藤義龍が亡くなり、弱冠十四才の斉藤竜興が後を継いだことで、将や兵たちに不安が生まれたのだ。このまま仕えても良いのかと――
信長はそこまで見越した上で出陣しているのだが、斉藤家の家中がかなり動揺しているとは彼自身思わなかった。嬉しい誤算と言える。この段階で義龍の死は確定していて、目的は果たしていた。後はどれだけ将と兵を討ち取れるかだ。
「ええい! 尾張の兵は弱兵ではなかったのか!」
あからさまにうろたえているのは、斉藤家の武将である日比野下野守だった。
彼が敷く陣の近くまで、合戦の音が響いている。織田家の兵が来るのは時間の問題だろう。
「どうする……我が隊だけでも退くか……」
「殿。未だ退く時ではありません。数はこちらが有利なのですから」
そう言って立ち上がった背丈の大きな男。
見るからに怪力を持つと分かる。
その者は長槍を肩に担ぎながら余裕で言った。
「拙者が織田家を蹴散らしてきます。機を見て攻勢をかけるか、退却するか。お考え下さい」
「おお! やってくれるか! 六兵衛!」
六兵衛と呼ばれた男は不敵に笑った。
日比野を含めた他の家臣も安堵の表情を浮かべる。
「ええ。この足立六兵衛――頸取六兵衛にお任せあれ」
◆◇◆◇
「見る限り、織田家のほうが押しているな」
「そうですね。それがしにもそう思えます」
戦場を一望できる小高い丘で様子を見ている利家と藤吉郎。
近くには戦を見物しに来た百姓もいて、二人を見て怪しんでいる。逃げ出した雑兵には思えず、かといってどちらの兵にも見えない。
「しかし、雨のせいで名のある武将が分かりません。手柄を上げるのは難しいですな」
「だよなあ。俺も今んとこ見つけられて――」
そう言いかけた利家だったが、斉藤家の陣の近くで奮戦している猛将が目に止まった。
五人相手に大立ち回りしており、近くには馬廻り衆の者が倒れ伏していた。
「……あいつ、相当強いな」
「え? どこですか?」
「ほら。斉藤家の陣の近くで暴れている奴。見えるだろう?」
「……それがしには分かりませぬ。前田殿は目が良いですね」
利家は槍を担いで「そいつ倒してくる」と気軽に言った。
藤吉郎は「気が早いですね」と慌てて追う準備をした。
「俺には分かるんだ。あいつは名のある武将だってな」
「はあ。前田様がおっしゃるのなら、そうなのでしょう」
藤吉郎は言ったものの、半信半疑なのは否めない。
利家は「一気に戦場を突き抜けるぞ」と言う。
「藤吉郎、死ぬなよ」
「え、ええ。努力します……」
◆◇◆◇
「くそ! この野郎、強えな!」
「大丈夫か、小平太!」
肩に傷を負った服部小平太を守るように、毛利新介が槍を繰り出した。
結果として、小平太は追撃されずに済んだが、彼に傷を負わせた男――足立六兵衛は余裕をもって斬りかかった織田家の兵の攻撃をかわすことができた。
「ぬるいわ……ふん!」
六兵衛はその兵の喉元を槍で突き刺し、そのまま死体を振り回す。
とてつもない力で振り回された死体は、周りの織田家の兵を巻き込む。
既に生きた人間ではなく、ただの物体と化したそれはもはや武器と同じであった。
「ぎゃあ! う、腕が――」
凄まじい勢いのせいで、当たった箇所は打撲や骨折になってしまう。
そして槍から抜けた死体は弾丸のように密集していた織田家の兵にぶつかる――数人が倒れた。
「あまり長持ちしなかったな。ま、尾張の弱兵ならば上出来なほうか」
小馬鹿にした口調だったが、反論する者はいない。
六兵衛の鬼神のような槍捌きに圧倒されたからだ。
「どうした? この頸取六兵衛と戦える者はおらんのか?」
美濃国だけではなく、尾張国にも名が轟いている頸取六兵衛の異名は本物だった。
ここは一度退くべきかと新介や小平太、そして周りの兵の頭に恐れが過ぎった――
「おう。ここにいるぜ」
突如名乗り出た者のほうへ視線を移す六兵衛。
そこには赤を基調とした鎧具足を纏った、長身の男――利家がいた。
六兵衛は目を細めた。どう見ても織田家家中の者には思えない。
「なんだ貴様は。織田家の者でも斉藤家の者でもなさそうだが」
「俺ぁ素浪人だよ。てめえの首を獲って、織田家に再仕官しようと思っている」
六兵衛は鼻で笑おうとしたが、すぐに利家が歴戦の強者だと気づく。
まず姿勢が違う。次に気迫が物凄い。そして最後に――気負いがなかった。
余裕とも油断とも違う、圧倒的な自信がもたらす――自然体。
「と、利家! 来ていたのか!?」
「いかにお前でも、頸取六兵衛は荷が重すぎるぞ!」
新介と小平太が喚くが、利家は「久しぶりだな、二人とも」と笑った。
「小平太、怪我しているみたいだな。大丈夫か?」
「え? ああ、平気だ……」
「それは上々だな」
利家は槍を真っすぐ構えた。
六兵衛も応じるように構える。
「悪いがこいつの首は俺のもんだ」
「ば、馬鹿言ってんじゃねえ! みんなでかからねえと――」
「いや。そいつは多数との戦いに相当慣れている。無駄だ」
六兵衛は「なかなか強そうな奴だな」と笑った。
「お前の首を獲って、頸取六兵衛の名を上げてやろう」
「ふん。やれるもんなら――やってみな!」
利家は猛然と、真っすぐに六兵衛に向かって走り出した。
六兵衛は何の策も無く突っ込んでくる利家を馬鹿だと思った。槍を突いてこようが、振り下ろしてこようが、もしくは振り上げてこようが対処できると考えていた。
「でりゃああああああああ!」
裂帛の気合を乗せた、利家の大きく振り上げた槍の一撃――六兵衛は当然、槍で受ける。
めりめりと音がしたのを六兵衛は――
「ぐはっ!?」
頭が地面に落ちたかと思う衝撃。
利家の一撃は六兵衛の槍をへし折って、そのまま彼の頭を直撃した。
脳震盪の状態で、ふらふらになった六兵衛。
利家は少し拍子抜けした気分で「なんだ。その程度だったのか」と言う。
「ま、油断大敵ってことだな。そんじゃ――さらばだ!」
利家は槍先で六兵衛の喉元を刺した――少し進んだところでぴたりと止まる。
六兵衛の喉の皮膚を切ったところで、槍の動きは止まってしまった。
なんと六兵衛は槍を掴んで止めたのだ。凄まじい怪力と言えるだろう。
「やるじゃねえか。それでこそ手柄首になるってもんだぜ」
「ほ、ほざくな……」
このままだと槍が素手でへし折れると思った利家は、するりと手首を回して六兵衛から放した。
六兵衛はゆっくり立ち上がり、腰の大刀を抜いた。
「この頸取六兵衛を舐めるなよ……叩き切ってくれるわ!」
今度は六兵衛が刀を腰の下に構えて――駆ける!
利家は槍を冷静に繰り出す――刀と槍が幾度も当たり、火花が散る。
「おらああああああああ!」
六兵衛が利家の槍の柄を斬って――真っ二つにした。
利家は「本当に叩き切られたな……」と悔しそうにした。
利家もまた大刀を抜く。彼は槍を得意としていたが、心得がないわけではなかった。
戦国時代において、刀同士で戦うことは珍しかった。
新介や小平太、織田家と斉藤家の兵たちは固唾を飲んで見守っている。
「行くぞぉおおおお!」
六兵衛が先を制するように斬りかかった。
今度は上段から、利家を一刀両断しようとする!
このとき、利家の脳裏に浮かんだのは、彼の好敵手の成政の顔だった――
数で劣る織田家が奇襲をかけるには絶好の機会だった。
無論、信長はこれを見過ごすほど愚かではない。
一斉に襲い掛かる馬廻り衆を中心とした千五百の兵。
鍛えに鍛えた彼らは多くの斉藤家の兵を討ち取っていく。
織田家が戦を優勢に進められた原因は、馬廻り衆の強さもあるが、斉藤家の士気にもあった。当主である斉藤義龍が亡くなり、弱冠十四才の斉藤竜興が後を継いだことで、将や兵たちに不安が生まれたのだ。このまま仕えても良いのかと――
信長はそこまで見越した上で出陣しているのだが、斉藤家の家中がかなり動揺しているとは彼自身思わなかった。嬉しい誤算と言える。この段階で義龍の死は確定していて、目的は果たしていた。後はどれだけ将と兵を討ち取れるかだ。
「ええい! 尾張の兵は弱兵ではなかったのか!」
あからさまにうろたえているのは、斉藤家の武将である日比野下野守だった。
彼が敷く陣の近くまで、合戦の音が響いている。織田家の兵が来るのは時間の問題だろう。
「どうする……我が隊だけでも退くか……」
「殿。未だ退く時ではありません。数はこちらが有利なのですから」
そう言って立ち上がった背丈の大きな男。
見るからに怪力を持つと分かる。
その者は長槍を肩に担ぎながら余裕で言った。
「拙者が織田家を蹴散らしてきます。機を見て攻勢をかけるか、退却するか。お考え下さい」
「おお! やってくれるか! 六兵衛!」
六兵衛と呼ばれた男は不敵に笑った。
日比野を含めた他の家臣も安堵の表情を浮かべる。
「ええ。この足立六兵衛――頸取六兵衛にお任せあれ」
◆◇◆◇
「見る限り、織田家のほうが押しているな」
「そうですね。それがしにもそう思えます」
戦場を一望できる小高い丘で様子を見ている利家と藤吉郎。
近くには戦を見物しに来た百姓もいて、二人を見て怪しんでいる。逃げ出した雑兵には思えず、かといってどちらの兵にも見えない。
「しかし、雨のせいで名のある武将が分かりません。手柄を上げるのは難しいですな」
「だよなあ。俺も今んとこ見つけられて――」
そう言いかけた利家だったが、斉藤家の陣の近くで奮戦している猛将が目に止まった。
五人相手に大立ち回りしており、近くには馬廻り衆の者が倒れ伏していた。
「……あいつ、相当強いな」
「え? どこですか?」
「ほら。斉藤家の陣の近くで暴れている奴。見えるだろう?」
「……それがしには分かりませぬ。前田殿は目が良いですね」
利家は槍を担いで「そいつ倒してくる」と気軽に言った。
藤吉郎は「気が早いですね」と慌てて追う準備をした。
「俺には分かるんだ。あいつは名のある武将だってな」
「はあ。前田様がおっしゃるのなら、そうなのでしょう」
藤吉郎は言ったものの、半信半疑なのは否めない。
利家は「一気に戦場を突き抜けるぞ」と言う。
「藤吉郎、死ぬなよ」
「え、ええ。努力します……」
◆◇◆◇
「くそ! この野郎、強えな!」
「大丈夫か、小平太!」
肩に傷を負った服部小平太を守るように、毛利新介が槍を繰り出した。
結果として、小平太は追撃されずに済んだが、彼に傷を負わせた男――足立六兵衛は余裕をもって斬りかかった織田家の兵の攻撃をかわすことができた。
「ぬるいわ……ふん!」
六兵衛はその兵の喉元を槍で突き刺し、そのまま死体を振り回す。
とてつもない力で振り回された死体は、周りの織田家の兵を巻き込む。
既に生きた人間ではなく、ただの物体と化したそれはもはや武器と同じであった。
「ぎゃあ! う、腕が――」
凄まじい勢いのせいで、当たった箇所は打撲や骨折になってしまう。
そして槍から抜けた死体は弾丸のように密集していた織田家の兵にぶつかる――数人が倒れた。
「あまり長持ちしなかったな。ま、尾張の弱兵ならば上出来なほうか」
小馬鹿にした口調だったが、反論する者はいない。
六兵衛の鬼神のような槍捌きに圧倒されたからだ。
「どうした? この頸取六兵衛と戦える者はおらんのか?」
美濃国だけではなく、尾張国にも名が轟いている頸取六兵衛の異名は本物だった。
ここは一度退くべきかと新介や小平太、そして周りの兵の頭に恐れが過ぎった――
「おう。ここにいるぜ」
突如名乗り出た者のほうへ視線を移す六兵衛。
そこには赤を基調とした鎧具足を纏った、長身の男――利家がいた。
六兵衛は目を細めた。どう見ても織田家家中の者には思えない。
「なんだ貴様は。織田家の者でも斉藤家の者でもなさそうだが」
「俺ぁ素浪人だよ。てめえの首を獲って、織田家に再仕官しようと思っている」
六兵衛は鼻で笑おうとしたが、すぐに利家が歴戦の強者だと気づく。
まず姿勢が違う。次に気迫が物凄い。そして最後に――気負いがなかった。
余裕とも油断とも違う、圧倒的な自信がもたらす――自然体。
「と、利家! 来ていたのか!?」
「いかにお前でも、頸取六兵衛は荷が重すぎるぞ!」
新介と小平太が喚くが、利家は「久しぶりだな、二人とも」と笑った。
「小平太、怪我しているみたいだな。大丈夫か?」
「え? ああ、平気だ……」
「それは上々だな」
利家は槍を真っすぐ構えた。
六兵衛も応じるように構える。
「悪いがこいつの首は俺のもんだ」
「ば、馬鹿言ってんじゃねえ! みんなでかからねえと――」
「いや。そいつは多数との戦いに相当慣れている。無駄だ」
六兵衛は「なかなか強そうな奴だな」と笑った。
「お前の首を獲って、頸取六兵衛の名を上げてやろう」
「ふん。やれるもんなら――やってみな!」
利家は猛然と、真っすぐに六兵衛に向かって走り出した。
六兵衛は何の策も無く突っ込んでくる利家を馬鹿だと思った。槍を突いてこようが、振り下ろしてこようが、もしくは振り上げてこようが対処できると考えていた。
「でりゃああああああああ!」
裂帛の気合を乗せた、利家の大きく振り上げた槍の一撃――六兵衛は当然、槍で受ける。
めりめりと音がしたのを六兵衛は――
「ぐはっ!?」
頭が地面に落ちたかと思う衝撃。
利家の一撃は六兵衛の槍をへし折って、そのまま彼の頭を直撃した。
脳震盪の状態で、ふらふらになった六兵衛。
利家は少し拍子抜けした気分で「なんだ。その程度だったのか」と言う。
「ま、油断大敵ってことだな。そんじゃ――さらばだ!」
利家は槍先で六兵衛の喉元を刺した――少し進んだところでぴたりと止まる。
六兵衛の喉の皮膚を切ったところで、槍の動きは止まってしまった。
なんと六兵衛は槍を掴んで止めたのだ。凄まじい怪力と言えるだろう。
「やるじゃねえか。それでこそ手柄首になるってもんだぜ」
「ほ、ほざくな……」
このままだと槍が素手でへし折れると思った利家は、するりと手首を回して六兵衛から放した。
六兵衛はゆっくり立ち上がり、腰の大刀を抜いた。
「この頸取六兵衛を舐めるなよ……叩き切ってくれるわ!」
今度は六兵衛が刀を腰の下に構えて――駆ける!
利家は槍を冷静に繰り出す――刀と槍が幾度も当たり、火花が散る。
「おらああああああああ!」
六兵衛が利家の槍の柄を斬って――真っ二つにした。
利家は「本当に叩き切られたな……」と悔しそうにした。
利家もまた大刀を抜く。彼は槍を得意としていたが、心得がないわけではなかった。
戦国時代において、刀同士で戦うことは珍しかった。
新介や小平太、織田家と斉藤家の兵たちは固唾を飲んで見守っている。
「行くぞぉおおおお!」
六兵衛が先を制するように斬りかかった。
今度は上段から、利家を一刀両断しようとする!
このとき、利家の脳裏に浮かんだのは、彼の好敵手の成政の顔だった――
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