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「竹千代様が松平家当主となられたとき、私は――あの方の家臣となる約束をした」
ひとしきり笑った後、内蔵助は縁側に腰掛けながら、隣に座っている犬千代にそう言った。この約束は信長と竹千代しか知らないものだったが、何故か素直に好敵手である犬千代へと告げられた。
「ふうん。あの子供のねえ……」
「なんだ。非難しないのか?」
意外に思った内蔵助だったが「大切な約束なんだろう?」と逆に呆れるように犬千代は言った。
「それに殿が承知していることをとやかく言うのは筋違いだしな。ましてや非難なんて野暮の極みだ」
「……なるほどな」
「しかし、だいぶ先のことじゃねえか。今からうじうじ悩んでどうするんだよ」
実際、悩み事はそうではないのだが、今の内蔵助が言えることはそれだけだった。
しかし誰かに言いたい気持ちがなかったというのは嘘になる。だからこうして犬千代に話した。
無論、解決できるとは思っていない。ただ話したい気分だった。
「今から先を見据えないと、戦国乱世は生き残れない……」
「先ばかり見ていると、足元すくわれると思うけどな。まあいい。いつになるか分からねえけど、そんときは見送ってやるよ」
これまた意外なことを言い出した犬千代。思わず「熱でもあるのか?」と内蔵助は問う。
「熱なんかねえよ。馬鹿にしているのか?」
「ああそうだった。馬鹿は風邪を引かないんだ」
「……いちいち余計なこと言わないと死ぬのか?」
内蔵助は首を横に振って「それでは、余計なことを言っておこう」と言う。
「私はいずれ、お前が大人物になると予想している。はっきり言えば一国一城の主になるだろう」
「はあ? 俺は四男だぞ? ありえねえよ」
「いーや、絶対になる。それは分かっている」
やけに確信している口調に若干の違和感を覚えた犬千代だったが「まあ男だったらそんぐらい目指さないとな」と腕組みした。
対して内蔵助は続けて言った。
「だがお前とは仲良くしたくない。第一印象が最悪だったこともあるが、なんというか敵になりそうな気がするんだ」
「はん。俺もそう思うぜ。お前は何となく味方側じゃねえ気がする」
「……しかし、お前の実力は認めている」
内蔵助はじっと犬千代の目を見つめる。犬千代は目線に気づいて離さなかった。
数瞬経って――再び内蔵助が口を開く。
「長生きしろよ、犬千代。絶対に戦で死ぬな」
犬千代は知らない。どうして内蔵助がそんなことを言ったのかを。
犬千代は知らない。内蔵助が自分と同じ前世持ちの人間であると。
犬千代は知らない。内蔵助自身、言うつもりなど無かったことを。
「……確かに余計なことだったな。てめえに言われるまでもねえ」
犬千代は立ち上がり内蔵助を見下ろしながら、彼らしく豪快な笑みを見せた。
「てめえも死ぬなよ、内蔵助」
「……お前も余計なことを言ったじゃないか」
内蔵助も立ち上がり、犬千代に笑いかけた。
「私は死なん。自分の運命を変えてでも、幸せになる」
「なら俺は、運命を切り開いて真っ直ぐ生きてやるよ」
自然と見つめ合う二人。
そんな彼らを影から見つめる男がいた。
「やれやれ。どうやら杞憂だったみたいですね」
その男――森可成はほっとため息をついた。
そして少しだけ疑問に思った。
「松平家に行くことは納得しましたけど、それがどうして波紋を広げることになるんでしょうか?」
ほんの少しの疑問だったので、可成の心をざわつかせるほどではなかった。だから次の日には彼の頭からすっかり消え去ってしまった。
そんな些細なことよりも、可成は二人が良き友であり、好敵手であることを微笑ましく思っていた――
◆◇◆◇
織田弾正忠家の松葉城と深田城が織田大和守家の織田信友の家老、坂井甚介に攻められたのは、赤塚の戦いからしばらく経った頃だった。
「よし! 信友め、愚かな奴だ!」
報告を聞いた信長はこれで堂々と上役である信友を攻める大義名分を得たと確信した。
軽率な行動を取ってくれた信友に感謝したい気持ちで一杯になった信長はその場で小躍りするほどだった。
「叔父上の信光と弟の信行に援軍を要請した。これならば対抗できるだろう」
軍議の場で喜びを露わにしながらそう告げた信長。
森可成や池田恒興、丹羽長秀、そして家老の平手政秀は異議を申し立てなかった。
叔父の信光や弟の信行は隙あらば信長を蹴落とそうと企んでいる。その戦力を見極めるために援軍を出させるのは上策である。
「爺や。城の守備を任す」
「……御意」
このとき、可成と恒興は不思議に思った。城の守備を仰せつかった平手政秀の元気がない。それにいつもなら命じた後に『頼んだぞ』と一言添えるのが信長の常であった。
「準備ができたらすぐに出陣する。各々、備えを怠るなよ」
信長が立ち去った後、気になった可成が「平手様。殿と何かありましたか?」と直接訊ねた。足早に去っていく平手を廊下まで追いかけての問いだった。その後ろには同じく気になった恒興と何のことか分からない丹羽もいた。
「私は別に……何もありませんよ」
軽く笑ってその場を後にする平手。
ますます気になる可成は恒興に「何かあるようですね」と言う。
「何か殿と諍いがあったのかもしれません」
「……うーむ、なんだろうな」
二人が話していると「そういえば……」と丹羽が何かに気づいたように話し出した。
「平手様の屋敷から帰ってきた殿が少しだけ不機嫌だったような……」
「……それは本当ですか? 丹羽殿」
可成が端整な顔を険しいものにしていく。
丹羽は「しかし、あのときは平手様は那古野城にいた」と思い出しながら言う。
「だから直接は関係ないとは思うが」
「…………」
これから戦が始まるというのに、可成の胸中には不安が渦巻いていた。
少し、調べる必要がありますね、と可成は思った。
◆◇◆◇
「犬千代。信行様の援軍の大将、お前が会いたがっていた柴田勝家様だぜ」
「なにぃ!? 本当か!」
那古野城の一室で毛利新介の知らせを聞いて、犬千代は手入れをしていた鎧を投げ出した。
そして詳しい話を聞こうと新介に詰め寄る。
「あの柴田様が来るのか。今どこにいる?」
「評定の間だよ。殿に挨拶している――」
言葉を最後まで聞かず、犬千代はその場を駆け出して、評定の間へと向かった。
「あ、おい! どうするんだよ、新介」
「ええ!? 俺のせいか?」
犬千代と同じ作業をしていた小平太の言葉に新介は困った表情になる。
「仕方ない。あの馬鹿が馬鹿やらないように、行ってくる」
内蔵助はゆっくりと立ち上がって部屋を後にした。
その場にいる新介と小平太、そして同僚の馬廻り衆の数人は不思議そうな顔で見送った。
「なんかよく分からないけど、二人仲良くなったよな?」
「はあ? この前訓練していたときは争っていただろう?」
「でも、あの態度はおかしい気がするぜ」
「へっくしょん!」
同僚の噂話のせいか、盛大にくしゃみをしながらも、犬千代は評定の間に着いた。
「それでは、拙者は御免」
「であるか。頼んだぞ」
評定の間で信長に平伏している男を見つけた。
犬千代はさっそく声をかけようとして――言葉を止めた。
「うん? なんだ貴様は?」
鎧の上でも隆々とした筋肉が備わっているのが分かる。体格もがっしりしていて、戦う者の身体をしていた。髭を長く生やしていて眼光が鋭い。しかしどこか愛嬌のある顔立ちが垣間見えていた。
「あ、あんたが、柴田、勝家……殿か?」
「いかにも。貴様は何者だ?」
犬千代は口をぱくぱくさせて、それから唾をごくりと飲み込んだ。
自分の名を名乗ろうとするけど、なかなか発せられない。
「うん? どうした犬千代?」
「犬千代? それがこやつの名ですか?」
信長と柴田の声が遠くに聞こえる。
心拍数が跳ね上がっているのが感じる。
「お、お……」
犬千代は崩れ落ちるように両膝をついて、それから擦れた声で言った。
「お、親父……」
そう。犬千代の目に映っているのは。
前世で早死にした自分の父親。
そのものの姿だった――
ひとしきり笑った後、内蔵助は縁側に腰掛けながら、隣に座っている犬千代にそう言った。この約束は信長と竹千代しか知らないものだったが、何故か素直に好敵手である犬千代へと告げられた。
「ふうん。あの子供のねえ……」
「なんだ。非難しないのか?」
意外に思った内蔵助だったが「大切な約束なんだろう?」と逆に呆れるように犬千代は言った。
「それに殿が承知していることをとやかく言うのは筋違いだしな。ましてや非難なんて野暮の極みだ」
「……なるほどな」
「しかし、だいぶ先のことじゃねえか。今からうじうじ悩んでどうするんだよ」
実際、悩み事はそうではないのだが、今の内蔵助が言えることはそれだけだった。
しかし誰かに言いたい気持ちがなかったというのは嘘になる。だからこうして犬千代に話した。
無論、解決できるとは思っていない。ただ話したい気分だった。
「今から先を見据えないと、戦国乱世は生き残れない……」
「先ばかり見ていると、足元すくわれると思うけどな。まあいい。いつになるか分からねえけど、そんときは見送ってやるよ」
これまた意外なことを言い出した犬千代。思わず「熱でもあるのか?」と内蔵助は問う。
「熱なんかねえよ。馬鹿にしているのか?」
「ああそうだった。馬鹿は風邪を引かないんだ」
「……いちいち余計なこと言わないと死ぬのか?」
内蔵助は首を横に振って「それでは、余計なことを言っておこう」と言う。
「私はいずれ、お前が大人物になると予想している。はっきり言えば一国一城の主になるだろう」
「はあ? 俺は四男だぞ? ありえねえよ」
「いーや、絶対になる。それは分かっている」
やけに確信している口調に若干の違和感を覚えた犬千代だったが「まあ男だったらそんぐらい目指さないとな」と腕組みした。
対して内蔵助は続けて言った。
「だがお前とは仲良くしたくない。第一印象が最悪だったこともあるが、なんというか敵になりそうな気がするんだ」
「はん。俺もそう思うぜ。お前は何となく味方側じゃねえ気がする」
「……しかし、お前の実力は認めている」
内蔵助はじっと犬千代の目を見つめる。犬千代は目線に気づいて離さなかった。
数瞬経って――再び内蔵助が口を開く。
「長生きしろよ、犬千代。絶対に戦で死ぬな」
犬千代は知らない。どうして内蔵助がそんなことを言ったのかを。
犬千代は知らない。内蔵助が自分と同じ前世持ちの人間であると。
犬千代は知らない。内蔵助自身、言うつもりなど無かったことを。
「……確かに余計なことだったな。てめえに言われるまでもねえ」
犬千代は立ち上がり内蔵助を見下ろしながら、彼らしく豪快な笑みを見せた。
「てめえも死ぬなよ、内蔵助」
「……お前も余計なことを言ったじゃないか」
内蔵助も立ち上がり、犬千代に笑いかけた。
「私は死なん。自分の運命を変えてでも、幸せになる」
「なら俺は、運命を切り開いて真っ直ぐ生きてやるよ」
自然と見つめ合う二人。
そんな彼らを影から見つめる男がいた。
「やれやれ。どうやら杞憂だったみたいですね」
その男――森可成はほっとため息をついた。
そして少しだけ疑問に思った。
「松平家に行くことは納得しましたけど、それがどうして波紋を広げることになるんでしょうか?」
ほんの少しの疑問だったので、可成の心をざわつかせるほどではなかった。だから次の日には彼の頭からすっかり消え去ってしまった。
そんな些細なことよりも、可成は二人が良き友であり、好敵手であることを微笑ましく思っていた――
◆◇◆◇
織田弾正忠家の松葉城と深田城が織田大和守家の織田信友の家老、坂井甚介に攻められたのは、赤塚の戦いからしばらく経った頃だった。
「よし! 信友め、愚かな奴だ!」
報告を聞いた信長はこれで堂々と上役である信友を攻める大義名分を得たと確信した。
軽率な行動を取ってくれた信友に感謝したい気持ちで一杯になった信長はその場で小躍りするほどだった。
「叔父上の信光と弟の信行に援軍を要請した。これならば対抗できるだろう」
軍議の場で喜びを露わにしながらそう告げた信長。
森可成や池田恒興、丹羽長秀、そして家老の平手政秀は異議を申し立てなかった。
叔父の信光や弟の信行は隙あらば信長を蹴落とそうと企んでいる。その戦力を見極めるために援軍を出させるのは上策である。
「爺や。城の守備を任す」
「……御意」
このとき、可成と恒興は不思議に思った。城の守備を仰せつかった平手政秀の元気がない。それにいつもなら命じた後に『頼んだぞ』と一言添えるのが信長の常であった。
「準備ができたらすぐに出陣する。各々、備えを怠るなよ」
信長が立ち去った後、気になった可成が「平手様。殿と何かありましたか?」と直接訊ねた。足早に去っていく平手を廊下まで追いかけての問いだった。その後ろには同じく気になった恒興と何のことか分からない丹羽もいた。
「私は別に……何もありませんよ」
軽く笑ってその場を後にする平手。
ますます気になる可成は恒興に「何かあるようですね」と言う。
「何か殿と諍いがあったのかもしれません」
「……うーむ、なんだろうな」
二人が話していると「そういえば……」と丹羽が何かに気づいたように話し出した。
「平手様の屋敷から帰ってきた殿が少しだけ不機嫌だったような……」
「……それは本当ですか? 丹羽殿」
可成が端整な顔を険しいものにしていく。
丹羽は「しかし、あのときは平手様は那古野城にいた」と思い出しながら言う。
「だから直接は関係ないとは思うが」
「…………」
これから戦が始まるというのに、可成の胸中には不安が渦巻いていた。
少し、調べる必要がありますね、と可成は思った。
◆◇◆◇
「犬千代。信行様の援軍の大将、お前が会いたがっていた柴田勝家様だぜ」
「なにぃ!? 本当か!」
那古野城の一室で毛利新介の知らせを聞いて、犬千代は手入れをしていた鎧を投げ出した。
そして詳しい話を聞こうと新介に詰め寄る。
「あの柴田様が来るのか。今どこにいる?」
「評定の間だよ。殿に挨拶している――」
言葉を最後まで聞かず、犬千代はその場を駆け出して、評定の間へと向かった。
「あ、おい! どうするんだよ、新介」
「ええ!? 俺のせいか?」
犬千代と同じ作業をしていた小平太の言葉に新介は困った表情になる。
「仕方ない。あの馬鹿が馬鹿やらないように、行ってくる」
内蔵助はゆっくりと立ち上がって部屋を後にした。
その場にいる新介と小平太、そして同僚の馬廻り衆の数人は不思議そうな顔で見送った。
「なんかよく分からないけど、二人仲良くなったよな?」
「はあ? この前訓練していたときは争っていただろう?」
「でも、あの態度はおかしい気がするぜ」
「へっくしょん!」
同僚の噂話のせいか、盛大にくしゃみをしながらも、犬千代は評定の間に着いた。
「それでは、拙者は御免」
「であるか。頼んだぞ」
評定の間で信長に平伏している男を見つけた。
犬千代はさっそく声をかけようとして――言葉を止めた。
「うん? なんだ貴様は?」
鎧の上でも隆々とした筋肉が備わっているのが分かる。体格もがっしりしていて、戦う者の身体をしていた。髭を長く生やしていて眼光が鋭い。しかしどこか愛嬌のある顔立ちが垣間見えていた。
「あ、あんたが、柴田、勝家……殿か?」
「いかにも。貴様は何者だ?」
犬千代は口をぱくぱくさせて、それから唾をごくりと飲み込んだ。
自分の名を名乗ろうとするけど、なかなか発せられない。
「うん? どうした犬千代?」
「犬千代? それがこやつの名ですか?」
信長と柴田の声が遠くに聞こえる。
心拍数が跳ね上がっているのが感じる。
「お、お……」
犬千代は崩れ落ちるように両膝をついて、それから擦れた声で言った。
「お、親父……」
そう。犬千代の目に映っているのは。
前世で早死にした自分の父親。
そのものの姿だった――
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