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プロローグニャ

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ーーードサッ!!

「いててて……うわーこれ完全に足やったわーマジ痛えわー死ぬわー」

…まあ、死ぬほどじゃないけどね(痛いけど)
にしても、ここはどこなんだ?まず、俺が草地にいる時点で家の中じゃないのは明らかだ。
となると、ここは公園か?広場か?
いや、俺が住んでるとこはかなり住宅が密集してて近くにあった公園だとしてもこんなに広くなかったし…。



じゃあ…ココハドコ?オレハダレ?
いやいや、誰だなんて俺は俺だろ、何言ってんだ俺、しっかりせえ俺。

と、そこに

『ふーみゅ、転送装置がイみゃイチ調子悪かったみたいニャ。みゃた修理に出すとするかニャ。』

後ろから聞き覚えのある声。
その声はっっ!?と心の中で言いながら、俺は振り返った



が、そこには誰もいなかった。
アレ?おかしいな?後ろから聞こえたと思ったんだけど…?

『人間よ、我はここにおるニャ。』

へっ?ど、どこ?四方八方見てもいないんですけど?

『ニャにをそんなキョロキョロしておる。我は上におるニャ。』

う、上??

上を見上げると、そこには宙に浮いた白い猫だった。

…うん、猫だ。猫が浮いてる。あれは間違いなく猫だ。ちゃんと宙に浮いてるし。…ん?浮いてる?猫が?



「っでええええぇぇぇぇええええぇぇえええぇぇぇぇええええぇぇぇぇええええ!!!!!!??????」

五月蝿いうるさ人間だニャ。もう少し静かに出来んのかニャ。』

「いやいやいや!!だって、猫が宙に浮いてるっておかしいだろ!?どういう物理法則なんだよ!?もう法則なんて関係ないってのか!?」

こちとらよく分からん場所に連れて来られてる時点でツッコミどころ満載なんだよ!一体どうなってんだよ!
って言いたかったけど、これ以上いうとなんかされそうで怖かったから止めといた(なんせ相手は浮いてるもん。)。

『みゃあ、確かに人間にとっては珍しい現象かもニャ。だが、この世界においては、浮くことが出来るやつニャんてそう珍しくニャいのニャ。』

へーそうなんだぁー勉強になったヨー⊂( ˆoˆ )⊃

俺は  いちいち  考えるのを  やめた!

「まあ、もう、なんでもいいや。そんで、猫さんが俺をココに連れて来させたのか?」

『「猫さん」?いみゃ、我のことをそう呼んだのかニャ?』

「そうだけど?」

『我の名は「猫さん」ではn(「そんなの分かってるよ~」ちょ、台詞を被せてくるでニャい!』

「だってまだ、名前聞いてなかったからさ。ひとまず[猫さん]にしておこうかと思って。」

『コホン…じ、自己紹介が遅れて済みゃニャかった。我の名は【ミカエル】。我が御前をココに連れてきたニャ。我はヨートメア王国に仕える者ニャ。宜しく頼むニャ。』

「俺の名前は【貴虎玲音きとられお】。現世では猫カbe(ん"ん"っ猫カフェを経営している者だ。ヨロシクな。」

年齢とか趣味とかクソ彼女歴とか言わなくてもいいよな。別に知ったところでって感じだしw

『(コイツ、噛んだな)さて、玲音。ココに連れてきたことには御前に頼みたいことがあってだニャ。それは……』

それは…?





『この世界を、救ってくれないかニャ?』

「ふぁ?」

ふぁ?



「はあああああぁぁぁああああぁぁぁああああぁぁぁっっっ!!!!????」


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