実は僕……

咲樹

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ビックリして固まっていると
「あれ?蒼くんと陽介じゃん。
どした?」
僕に『誰だ?』と聞いた男の子は陽介(ようすけ)と言うらしい。
呆然としていたら、
「どした?って聞いた奴に姉貴が飯食いに行こうだとよ。悩み聞いて欲しいんだって言ってたぞ。」
「(ΦωΦ+)ホホゥ....。」
「で、こいつ何?」
「あぁ、蒼くんのこと?
可愛いっしょ!」
と言って撫でてくる。涼香ちゃん先生の撫で方はめちゃくちゃ優しいから好きだ。二ヘラ~って感じで顔を緩めていた。
「で?」
「焦らないの!なんとね…、私の妹なんだ!!
雰囲気が似てるってよく言われるんだけど分かる?」
「涼香ちゃん先生?」
「今はお姉ちゃんでいいよ~。厳しい先生がいる訳じゃないし~」
と姉妹で和んでいた。
「全然種類が違うんだけど…」ボソッ
陽介が視線を逸らしてそんな事を言っていた事は蒼も涼香も知らなかった。
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