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魔法少女を罠に掛けるという素敵なシチュエーションにワクワクするが、すぐに脱出してしまうらしいので使えるトラップは少ない。
『どれがいいかなー……』
『どれも効き目は無いぞ』
『うん。ところでジェル助の体液も催婬効果があるって言ってたよね?』
『ああ。と、言ってもすぐには効果は発揮しないけどな』
『へー。じゃあんま使えんじゃん』
『なんだと! 馬鹿にするなよ。僕の体液は遅効性だが効果は持続するし重複もするんだ』
『まじで!? じゃあ、トラップに仕込んで複数回引っ掛ければ完璧じゃない』
『トラップに……? う~ん…… 仕込むにしても直接行かないとできないぞ? それに一回発動したら終わりだし、掛かる保証も無い。第一、同じ階層に行くのは危険すぎる』
『そこはほら、あれだよ。ボス部屋の手前に仕掛ければ大丈夫だし、俺が直接行ってくる』
『本気で言ってるのか?』
『本気と書いてマジだって。よしゃ、では作戦を説明しよう。トラップもこのあたりでいいかな……』
選んだトラップは[泥沼]であった。
ハマると引っ掛かっている時間と共に[素早さ]が徐々に落ちていく効果を持つ。
今までにもハメたことはあるらしいが、速攻で抜けられるので意味は無いし、良くても[素早さ]マイナス1だったらしい。
『それに落とすのか……』
『フフフ。まあ、聞くがよい』
為次の作戦によると、[泥沼]を2つ連続で仕掛け第一トラップに自分の体液を混ぜ込み、まずは絶頂状態にする。
次にモンアスターによって追い込み、ジェル助の体液を入れておいたトラップに落とす。
コレを繰り返すことによって徐々に淫乱にしてしまう算段である。
敏感な身体での格闘戦は間違い無く不利となるだろうし、アンチマジックフィールドによって遠距離攻撃ができなければ、こちらのものだ。
『為次の体液は即効性なんだな』
『うん。3時間程度しか続かないし、少しづつ弱まるけどね』
『なるほど、僕のとは少し違うようだな』
『だね』
『でもなぁ、そう上手く行くかどうか……』
『ほれ、マップのここ見て』
為次は自分にマップを表示させボス部屋の手前をズームさせた。
『あー、その一本道か』
『そうそう、ここなら解除されなければ掛かる筈』
『うん。掛かれば後ろからモンスターをけしかければ何とかなりそうだな』
『とにかくやってみよう、そうしよう』
『そうだな、やるだけやってみるか…… でも本当に行くのか?』
『危なくなればシールド使うから大丈夫だよ。それに、360度の視界があるし瞬間的な高速移動もできるから』
『強いんだな為次は』
『まあの。んじゃ、やりますか』
『それじゃパーティ登録しとく?』
『パーティ?』
『情報の共有ができるし、通信できるようになるぞ』
『おお、イイネ』
早速、二匹はお互いを同じパーティに登録した。
ジェル助は30階層に残ったまま指定の場所にトラップを仕掛け監視をする。
為次は現場での対応をするので、触手を振りながら21階層へと向かうのだった。
『どれがいいかなー……』
『どれも効き目は無いぞ』
『うん。ところでジェル助の体液も催婬効果があるって言ってたよね?』
『ああ。と、言ってもすぐには効果は発揮しないけどな』
『へー。じゃあんま使えんじゃん』
『なんだと! 馬鹿にするなよ。僕の体液は遅効性だが効果は持続するし重複もするんだ』
『まじで!? じゃあ、トラップに仕込んで複数回引っ掛ければ完璧じゃない』
『トラップに……? う~ん…… 仕込むにしても直接行かないとできないぞ? それに一回発動したら終わりだし、掛かる保証も無い。第一、同じ階層に行くのは危険すぎる』
『そこはほら、あれだよ。ボス部屋の手前に仕掛ければ大丈夫だし、俺が直接行ってくる』
『本気で言ってるのか?』
『本気と書いてマジだって。よしゃ、では作戦を説明しよう。トラップもこのあたりでいいかな……』
選んだトラップは[泥沼]であった。
ハマると引っ掛かっている時間と共に[素早さ]が徐々に落ちていく効果を持つ。
今までにもハメたことはあるらしいが、速攻で抜けられるので意味は無いし、良くても[素早さ]マイナス1だったらしい。
『それに落とすのか……』
『フフフ。まあ、聞くがよい』
為次の作戦によると、[泥沼]を2つ連続で仕掛け第一トラップに自分の体液を混ぜ込み、まずは絶頂状態にする。
次にモンアスターによって追い込み、ジェル助の体液を入れておいたトラップに落とす。
コレを繰り返すことによって徐々に淫乱にしてしまう算段である。
敏感な身体での格闘戦は間違い無く不利となるだろうし、アンチマジックフィールドによって遠距離攻撃ができなければ、こちらのものだ。
『為次の体液は即効性なんだな』
『うん。3時間程度しか続かないし、少しづつ弱まるけどね』
『なるほど、僕のとは少し違うようだな』
『だね』
『でもなぁ、そう上手く行くかどうか……』
『ほれ、マップのここ見て』
為次は自分にマップを表示させボス部屋の手前をズームさせた。
『あー、その一本道か』
『そうそう、ここなら解除されなければ掛かる筈』
『うん。掛かれば後ろからモンスターをけしかければ何とかなりそうだな』
『とにかくやってみよう、そうしよう』
『そうだな、やるだけやってみるか…… でも本当に行くのか?』
『危なくなればシールド使うから大丈夫だよ。それに、360度の視界があるし瞬間的な高速移動もできるから』
『強いんだな為次は』
『まあの。んじゃ、やりますか』
『それじゃパーティ登録しとく?』
『パーティ?』
『情報の共有ができるし、通信できるようになるぞ』
『おお、イイネ』
早速、二匹はお互いを同じパーティに登録した。
ジェル助は30階層に残ったまま指定の場所にトラップを仕掛け監視をする。
為次は現場での対応をするので、触手を振りながら21階層へと向かうのだった。
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