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第51話 絶望への序章

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 触手粘液をぶっ掛けられたピーチエールは、強敵ゴキブリ怪人の前に倒れオナニーをしていた。

 マンコに凍った魚を挿入しながら、怪人の前で喘いでいる自分の姿を沢山の人が見ている。
 あまつさえ、おしっこを漏らしてパンツもスカートも汚してビタビタになっている。
 年頃の少女にとって耐え難い屈辱的状況でしかない。

 そう考えるだけで、ピーチエールの感度は増していき、絶頂を繰り返していた。

 「くひぁぁぁぁぁんっ、オマンコにお魚を入れるなんてぇぇぇ…… お、おぐぅ、奥に刺さってぇぇぇっ! イッてます、イッてますーぅっ! あああああっ、らめぇ、イクのらめなのぉぉぉっ!!」

 久し振りの粘液効果に愛液は溢れ出し、白く濁った濃厚マン汁の海で半解凍になった魚が泳いでいる。
 ヌルヌルになったロンググローブはねっとりと糸を引き、あたかもローションを絡めているかのようであった。

 「あぐっ、す、凄い…… はぁ、ああっ、あっ、きひぃぃぃっ! 気持ちいんんんっ! ダメなのにぃ…… 皆さん見ているのにっ、ああっ、手が止まりません……」

 人目もはばからず、オナニーを続けるピーチエール。
 辛うじてミニスカートが秘部を隠してくれているのが、せめてもの救いであった。

 が、そこへゴキブリ怪人が近づき、左足首を掴んだ。

 「おいおい、1人で気持ち良くなってるんじゃないぞ。もっと苦しんでもらわなきゃ、面白くねぇ」

 そう言いながら、ピーチエールを逆さ吊りに持ち上げニタリと笑う。
 スカートが捲れ、ダツが刺さって穴の開いたショーツが丸見えになり、トロトロになったマンコを晒け出す。

 「ひゃぁぁぁぁぁっ!? やっ、やめなさい、急に何を…… 降ろしなさいっ!」

 「ひひっ、すぐに降ろしてやるぞ」

 「降ろして……」

 「こうやってなぁっ!!」

 と、ゴキブリ怪人は地面に思いっ切り叩きつける。
 路面のレンガが砕ける勢いで……

 ドカッ!!

 ピーチエールは背中から打ちつけられ、息もできない程の衝撃を受けた!!

 「ガハッ!!」

 痛みによってビクンと身体を跳ねらせながら絶頂する。
 全身性感帯となっている彼女にとって、激痛すらも気持ち良く感じてしまうのだ。

 「うがァァァッ! いっぐぅ…… ゴハッ! ゴハッ! い、い、イイッ…… ぁぁああぁぁぁ…… くひぃん!!」

 仰向けで倒れ、痙攣しながらイキ続ける。
 痛みと快楽の共演に身を任せながら。
 肉体的ダメージを受け、手足をジタバタとさせながら悶えるしかなかった。

 「おいおい。まだ、へばるんじゃないぞ!」

 そこへ、追い打ちと言わんばかりに、強烈なストンピングが炸裂する!
 渾身の力で腹を踏まれ、マンコに刺さっていた半解凍の魚がドゥルンと飛び出した。

 「ぎょぇぇぇぇぁぁああぁぁぁー!! ぐほぉっ! ぎうぇっ!!」

 絶叫が商店街に木霊すると、ピーチエールは口から血の塊の吐き出し、マンコからは赤く染まったマン汁がブジュブジュと湧き出した。
 敵の前に倒れ、惨めに地べたで藻掻き絶頂する。
 悪に立ち向かう変身ヒロインといえども、あまりにも悲惨な攻撃を受けた姿に周囲は静まり返った。

 「へっへっへっ、どうした? どうした? 正義のヒロイン様が倒れてたらマズイだろ?」

 そう言って、ゴキブリ怪人はピーチエールの頭を鷲掴みし、強引に立たせた。
 手を離すとフラフラとすぐに倒れそうになるが……

 「あ…… ああぁ…… うぅ、くっ……」

 「おいおい、しっかりしろよっ!」

 ドコッ!!

 強烈な腹パンが炸裂し強引に引き起こされる。

 「ウゴハッ!! あ、ぎぎぎぎぎぃ……」

 「まだまだっ!!」

 ドカッ! バキッ! グシャッ!

 殴られ続けるピーチエールは、倒れることができずにいいように弄ばれてしまっている。
 いつの間にか失禁までしており、辺りに血尿を撒き散らしていた。
 そんな状況ですら、体は苦痛に反応し激しく絶頂しているのだ。

 「ぐあぁっ! んひぃ! ゲホッ! イグッッッ!! ぎひぁぁぁッ! やめっ、て…… ひぎぁっ! んひぃ、まらイクッ!! あああっ、死んじゃう…… ごほっ、かはっ! らめぇ…… イグッッッ!! ぎぁぁぁ……」

 徹底的に痛めつけられるピーチエールは、最早もはやサンドバックでしかなかった。
 何もできずに、ただイキながら醜態を晒すだけのメス豚でしかない。

 既に戦意は失われているのだった……

 ……………
 ………
 …

 どれだけ殴られたのだろうか?
 ゴキブリ怪人は、ようやく手を止めてピーチエールの顔面を掴んで吊るし上げた。

 「あ、ああ…… あぁぁああぁぁぁ……」

 両手両足をだらりと垂れ下げ、嗚咽を漏らすしかできなくなった彼女の姿に、正義のヒロインとしての威厳など既に無い。
 コスチュームは破れ、泣きながらゲロを吐き、股間からはなんの液体なのか分からない物が垂れている。
 使い終わったボロ雑巾の様であった。

 「チッ、さすがにこれ以上は無理か……」

 ゴキブリ怪人は残念そうに呟くと……

 「これで終わりだっ!」

 力任せにピーチエールを投げ飛ばした!

 ドカンッ ガラ ガラ ガラ……

 魚屋の陳列ケースにぶつかり、生魚に塗れて絶頂した。
 体力も尽き、蓄積されたダメージは限界を超え、もう立ち上がることはできない。
 ときおり、ビクッと体を痙攣させてイクだけだ。

 「あぐ…… ああぁ……(も、もう戦えません…… 皆さんに無様な姿を見られながら怪人に敗北してしまいました。オマンコも見られて、お漏らしするところまで見られて……)」

 薄れゆく意識の中で、失意に陥りながらも羞恥心を気持ち良く感じるのであった……

 そして、ゴキブリ怪人はピーチエールを脇に抱えると、いずこへと飛んで行った。

 ※  ※  ※  ※  ※

 ―― 数時間後

 ピーチエールは目を覚ますと、そこは窓もない鉄の扉が一つ有るだけの薄暗い部屋であった。
 上半身を起こし辺りを見回すと、すぐに捕らえられてしまっているのを理解した。

 「こ、ここは…… 私はゴキブリ怪人に負けて……」

 魔法の力によって、ある程度は回復しているが腹部のダメージが大き過ぎたのだろう、鈍い痛みがまだ残っていた。

 と、そこへ不意に扉が開いた。

 咄嗟にスティックを構えようとしたが見当たらない。
 どうやら奪われてしまったらしい。

 「だ、誰……」

 緊張が走る。

 「ようこそ、ピーチエール。待っていたよ。」

 部屋に入って来たのは、スーツに白衣を羽織った30代くらいの痩せた男性であった。

 「………」

 「まあ、そう緊張しなくていい。殺すつもりはないからな」

 「あなたは何者ですか? 一体なんの目的があってこんな……」

 「ふむ、では自己紹介からしようか。私の顔に見覚えは無いかな?」

 「あなたなど知りませ…… っ!?」

 ピーチエールは思い出した。
 いや、忘れる筈もない。
 10年前にバキバキと共に両親を殺害した強盗犯だ!

 驚きの表情が隠せない。

 「おや、思い出したのかな。そう、お主の両親を襲った犯人じゃ」

 「え……」

 聞き覚えのある声に、特徴的な喋り方。
 頭が混乱し思考が追いつかない。

 「ふぉ、ふぉ、分かるかのう? 儂じゃよ、儂。大統領じゃ」

 「う、嘘…… そんな……」

 「残念ながら嘘ではないな。私はもりもり大統領本人だ。もっとも今はモジモジ博士だけどな」

 「どうして、何故あなたがこんなことを……」

 「いいだろう、教えてやろう。なーに単純な理由だ。この世界を進化させ私が王となり統治する為だ。人々は苦しみから解放され、幸せな生活を送る。実に素敵な世界だとは思わないかな?」

 「何を言っているのですか……?」

 「人が怪人となれば病気や怪我もなく歳も取らない。才能ある者は世界の為に技術を発展させ進化し続ける。更なる楽園を目指してな。どうだ、素晴らしいとは思わないかな? 私の元で世界は急速な発展を遂げるだろう」

 「人を怪人に? そんなことが許されるとでも思っているのですか? あなたの考えは狂っています!」

 「安心するのだ。最初は誰でもそう思う。しかし、いずれ皆は理解する。新たなる肉体の素晴らしさにな」

 「…………」

 「バキバキは馬鹿な奴だった。生体強化スーツによって、力でこの世界を手に入れようとした。研究の意見の食い違いだな…… しかし、私も奴も予想外の事態に陥った」

 「予想外…… の?」

 「そうだ、数か月前のアブベーン飛来だな。私達がぐんぐんデパートで盗んだむにゅりんの持ち主である奴らは、私らの研究を遥かに上回る技術をもたらした。バキバキは奴らに取り繕い鬼の力を手に入れた。しかし、それでは世界の統治などできない。私自身と世界中の人々が強くならなければ意味など無いのだ。宇宙人の手下になっても人々は幸せにはなれない」

 「それでアブベーンと敵対していたと?」

 「ああ、その通りだな。だが私の中途半端な怪人軍団ではかなわなかった。そこへあいつら…… そう、別の宇宙人が現れたのだよ」

 「タメツグさん達……」

 「うむ。本当に彼らはよくやってくれた」

 「何も知らない宇宙人をいいように騙してですかっ?」

 「騙す? それはいささか語弊があるな。利害の一致だな。彼らは補給と休息だけが目的と言っていた。つまり我々に関与する気は元々無かった。云わば関係の無い第三者なのだよ」

 「そんな分けが……」

 「さて、お喋りはここまでにして本題に入ろうか」

 「本題…… ですか?」

 「ああ、これから君に…… ピーチエールには子供を産んでもらう」

 「なっ!? 何をバカなことを急にっ!」

 「バカではない。先程説明した通り、世界中の人々には怪人となってもらう。その為には質の良い合成素材が必要なのだ。研究の結果、魔法少女と怪人の間に生まれた胎児は人間を究極にまで進化させる。君の産んだ蛇怪人の子供は実に良い結果を残してくれた」

 「ふ、ふざけないで下さい。誰が怪人の子供など……」

 「では早速始めようか。何せ30億人分の子供を産まなければならないからな。幸い魔法少女は変身中に歳は取らないし、少々の怪我でも時間と共に完全回復する。彼らの回復薬程の効果ではないがな。なんにせよ、母体としては完璧なのだ」

 モジモジ博士が話し終わると、扉から様々な怪人がゾロゾロと入って来た。
 その数は30匹にも及ぶ。
 とてもではないが戦った所でピーチエールに勝ち目など無い。
 扉が施錠され逃げ道も塞がれ悍ましい怪人に囲まれる。

 「い、いやぁ、近づかないで……」

 ピーチエールは恐怖に顔を引き攣らさせ見上げた。

 そこには敗北した正義のヒロインを嘲笑うかの様に、手を伸ばす怪人の群れが映るのであった。
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