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第21話 喫茶店でのお楽しみ
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触手怪人の正体を前に変身前の姿で立ち尽くす魔法少女のモモ。
事情を知らない喫茶店のお客は安らぎの一時を楽しみ笑い声が聞こえてくる。
為次も都合の良い時に来てくれたとニヤニヤ笑っているのだった。
「まあまあ、そんなとこに立ってないで座ったら」
と、自分の横をポンポンと叩くがモモは座ろうとはしない。
そんな様子をスイは少しムッとした表情で見ている。
「ふざけないで下さい。今度は何を企んでいるのですか?」
「いやぁ、それがさあ。これ見てよ」
ジャラ ジャラ
テーブルの上にもりもり博士から貰った800円を置いた。
「なんですか……?」
「お金が足らないんだよね。ちょっと貸してよ」
「何を言っているのですか、なぜ私が敵にお金を貸す必要があるのですか?」
「へぇー、じゃあここで俺が暴れてもいいのかなー? 喫茶店に触手怪人現るって」
「なっ…… あなたと言う人は……」
「だから、ねっ? とりあえず座ってお話でもしようよ」
「…………」
モモは仕方なく黙って座ろうとしたが突然スイがパフェを持って立ち上がった。
「ビッチ様はこちらなのです」
そう言って為次の隣へと移動し、ジト目で自分の主を睨んで不快感を顕にした。
為次はといえばスイから目を逸らし人差し指でチョイチョイとスイの居た席にモモへ座るよう促す。
「はぁ……」
溜め息をつきながら仕方なく席に着くと、見計らったようにお姉さんはやって来た。
「モモさんのお知り合いでしたか。ご注文は?」
「知り合いにはなりたくありませんでしたが…… コーヒーをお願いします」
「コーヒーですね。コーヒーを飲まれますね」
「はい」
「コーヒー入りまぁーす!」
と、お姉さんは聞いた注文を報告すると小走りで忙しそうな振りをしながら行ってしまった。
背中を見送る為次は少し考えると、腕から触手を1本出してビタンとテーブルの上に置いた。
突然の行為にモモはドキリとする。
「ひゃっ? な、何をしているのですかっ!」
「どう? どう? カッコいいでしょ」
「さすが為次様です。カッコいいのです」
「格好良くなどありません。気持ち悪いだけです。他の皆さんに見られますよ、早くしまいなさい……」
「いや、だからさぁ。お金が無いんだよねぇ……」
「分かりましたっ、ここは私が出しますからしまって下さい」
「やったぁ!」
食い逃げを回避できた為次は喜びながら触手で伝票をモモの方へと追いやる。
それを手に取って見るモモは意外と値段が高くて少々後悔するも、諦め気味であった。
「それで…… 用はこれだけですか?」
「ああ、あと俺の上着返してよ」
「えっ?」
「黒いパーカー無かった?」
「あ、あれは…… あなたのでしたか……」
「うん」
「今は洗濯して家にあります」
「じゃあさ。今夜、公園ででも返してもらおうかな」
「…………」
「俺を倒したいんでしょ? 丁度いいじゃない」
「…………」
「たっぷりと触手を味わせてあげるからさ」
「…………」
「ここが疼くでしょ」
「…………」
何も言わないモモに為次は足から触手を出してテーブルの下で、そっと太ももに触れさせた。
「ひゃぁ!?」
突然の感触に小さく悲鳴を上げてしまう。
そこへ後ろから注文の品を持って来たお姉さんが驚いてコーヒーを零しそうになった。
「おっとととっ、モモさん? ど、どうかされました?」
タイミングを見計らっての為次の算段であった。
「んっ…… い、いえ…… なんでもありません」
「あ、はい…… ではこれをどうぞ」
カチャリ
頬を赤く染め俯くモモの前にコーヒーが置かれた。
「……ありがとう」
「いえ、ではごゆっくり」
お姉さんが再び戻って行くと、モモは怒って為次に詰め寄る。
「いったい何を考えているのですか!!」
「欲しいんでしょ?」
モモの右足に絡んだ触手は更に伸びて行き、タイトスカートの中へと侵入する。
「んんっ、や、いやぁ…… やめなさ…… ああっ、い。こんなとこでぇ……」
股を押え足を閉じようとするが触手はお構いなしにヌルヌルと這い寄りショーツ越しにマンコを突っ付く。
粘液による感度アップは無いものの、体は快楽を忘れてはいない。
湧き出す愛液は股間をグショグショさせスカートをも濡らしてしまう。
「だめぇ……(どうしてですか…… 抵抗できません。早く払い除けないといのに……)」
必死に喘ぎ声を押さえようとモモは口元を手で塞ぐ。
それでも僅かに可愛らしい鳴き声は漏れてしまう。
「んっ、あっ、あっ、んくぅ…… フゥー…… フゥー……」
「あー、気持ち良さそうだねぇ。いいよねー?」
「むむっ? タメツグ様? 何かしてるですか?」
「な、何もしてないよ……」
なんだかスイに怪しまれているようだ。
それでも触手を動かし、今度はモモのマンコへと粘液を塗りたくる。
「んあああああっ…… 嫌ぁ、駄目ぇ、こんなの……」
そしてショーツをずらすとトロトロになってしまった膣内へと侵入して行く。
クチュ ヌチュ
「んんんんんんッッッ!! うぎぃぃぃぃぃ…… くふぁ、イッ……!!」
粘液を出しながらの挿入にイッてしまうが、ひたすら声を上げないように堪えるモモ。
歯を食いしばり両手でテーブル下の触手を握り込む。
引き抜こうと頭では考えているのだが、不思議なことに自然と奥へと押し込んでしまうのだ。
「お、お、お、あああ…… こんな…… とこで……(あああっ体が火照って我慢できません。くぅぅぅ、こんな…… お、奥に入って…… もっと)もっとォォォォォっ!!」
言葉の最後の方は思っていたことを口に出してしまっていた。
声が大きくなってしまったせいで、周りの客は何事かと振り向く。
感度の上がったマンコの刺激に耐えることなど到底不可能だ。
と、またイキそうになった時であった……
「声を抑えないと…… 皆さんが見て…… 痛がぁ!?」
突如、股間が痛みに襲われる。
「にひぃぃぃ、どうかな? 2度目の処女喪失は」
「んえぇ? 何を…… 言って…… んっ、ああっ、言ってるのですか?」
「スイの作る薬はどんな怪我でも治すんだよ。生きてさえいれば腕が取れようが内臓が飛び出ようがね。だよね? スイ」
「はいです。私のポーショーンは万能なのです」
「そんな…… なら、まさか……」
「思ってる通りだよ。昨日は怪我が酷かったから飲ませといてあげたの。お陰で処女膜も復活して良かったねぇ」
「んくふぅ…… な、なんてことを…… ああっ! ひぃん!」
粘液によって処女を失った痛みも快楽へと変わり、蠢く触手に敏感なマンコは更に快感を増して行きモモは悦楽に悶える。
必死に喘ぎ声を抑えようと頑張ってはいるが、どうにもならない。
「んくぅ、くふぅー、くふぅー…… い、い加減に…… やめ、てぇ、くだ……」
「じゃあさ、今夜9時に3丁目の公園で待ってるから。あそこは人気も無いし、いいでしょ?」
「……ふざけたことを言わないで下さい。んはぁ、どうせまた…… ああん、卑怯…… な、あっ! はうっ!」
ピストン運動によってモモは椅子の上で腰を振りながら再びイキそうになっていた。
しかし……
予想外であった。
そこで為次は触手を抜いてしまったのだ。
「えっ?」
「んふ? どうかした? やめてほしかったんでしょ?」
と、為次はわざとらしく言った。
「ど、どうしてやめたのですか……?」
「やめてって言ってたから」
「…………」
モモは火照った体をどうにかしたいが、続けてほしいなど到底言うことはできない。
もちろん、客の居る喫茶店でオナニーをするなど以ての外だ。
タイトスカート越しに股間を押さえ耐えるしかなかった。
「じゃあ、今夜公園でね。待ってるよ」
「わ、分かりました…… 今度こそ貴方を倒してみせます」
「うん。スイ」
「はい?」
「そろそろ行こっか。ここはモモが奢ってくれるらしいから」
「なんと、ビッチ様ありがとうございますです」
「ビッチではありません!」
「じゃ、続きはまた後で」
そう言い残すと、為次とスイは喫茶店を後にした。
残されたモモはパンツが乾くまで1人コーヒーを飲むのであった。
※ ※ ※ ※ ※
―― 30分後
研究室で正秀ともりもり博士が何やら怪人について話している。
どうやら怪人製造カプセルは既に起動しているようだ。
「今度の怪人はカッコいいぜ、多分」
「見た目だけでは意味が無い。強さが第一じゃ」
「カッコいい方が強い決まってるだろ」
「そうとも限らんが、確かに今回の怪人は強そうかものう」
「だろ」
そこへ、為次とスイが戻って来た。
「ただいも」
「戻りましたです」
「よう、為次、スイちゃん、早かったな」
「うん。パフェ食って来た」
「美味しかったのです」
「むむ? 800円でパフェを食ったのかのう? 二人分かの?」
パフェの値段が高いのはもりもり博士も知っているらしい。
「はいです、ビッチ様が奢ってくれたのです」
「ビッチじゃと?」
「ああ、モモ…… ピーチエールのことだよ。ね、スイ」
「です」
「ほう、会ったのか?」
「たまたまね」
「ピーチちゃん元気そうだったか?」
「うん。昨日ヒールポーション飲ませたから当然ね」
「だよな」
「そんで、今夜9時にアポイント取っといたから。上の公園で」
「なんと、それはまことか?」
「来るって言ったのか?」
「うん。俺を倒すからって」
「へー」
「ならば怪人を急速モードにせんとならんのう」
主力怪人は量産型怪人に比べて製造が遅い。
既存生物の遺伝子を組み替えるのに時間がかかるのだ。
「急速モードとかあるのか?」
「そうじゃ、若干性能は落ちるが仕方が無いの」
「マジかよ。せっかく強い怪人なんだぜ……」
「まあまあ、その次もマサが造っていいから今回は早めてよ」
「ったく、しょうがねーなー」
「では、切り替えておくかの」
「よろ」
こうして今夜9時に間に合わせる為に怪人の成長が早められた。
為次にとっては、元から戦闘は自分で行う予定であったので問題は無い。
もちろんピーチエールが来なければ意味は無いが、間違いなく来ることは予想できた。
中途半端に性感帯を弄られて不完全燃焼では我慢できないであろう。
今頃、必死にオナニーをしているかも知れないが、感度は10倍程度に抑えてあるし1人では限界がある。
媚薬と言う名の麻薬は徐々にピーチエールを犯し始めているのであった。
事情を知らない喫茶店のお客は安らぎの一時を楽しみ笑い声が聞こえてくる。
為次も都合の良い時に来てくれたとニヤニヤ笑っているのだった。
「まあまあ、そんなとこに立ってないで座ったら」
と、自分の横をポンポンと叩くがモモは座ろうとはしない。
そんな様子をスイは少しムッとした表情で見ている。
「ふざけないで下さい。今度は何を企んでいるのですか?」
「いやぁ、それがさあ。これ見てよ」
ジャラ ジャラ
テーブルの上にもりもり博士から貰った800円を置いた。
「なんですか……?」
「お金が足らないんだよね。ちょっと貸してよ」
「何を言っているのですか、なぜ私が敵にお金を貸す必要があるのですか?」
「へぇー、じゃあここで俺が暴れてもいいのかなー? 喫茶店に触手怪人現るって」
「なっ…… あなたと言う人は……」
「だから、ねっ? とりあえず座ってお話でもしようよ」
「…………」
モモは仕方なく黙って座ろうとしたが突然スイがパフェを持って立ち上がった。
「ビッチ様はこちらなのです」
そう言って為次の隣へと移動し、ジト目で自分の主を睨んで不快感を顕にした。
為次はといえばスイから目を逸らし人差し指でチョイチョイとスイの居た席にモモへ座るよう促す。
「はぁ……」
溜め息をつきながら仕方なく席に着くと、見計らったようにお姉さんはやって来た。
「モモさんのお知り合いでしたか。ご注文は?」
「知り合いにはなりたくありませんでしたが…… コーヒーをお願いします」
「コーヒーですね。コーヒーを飲まれますね」
「はい」
「コーヒー入りまぁーす!」
と、お姉さんは聞いた注文を報告すると小走りで忙しそうな振りをしながら行ってしまった。
背中を見送る為次は少し考えると、腕から触手を1本出してビタンとテーブルの上に置いた。
突然の行為にモモはドキリとする。
「ひゃっ? な、何をしているのですかっ!」
「どう? どう? カッコいいでしょ」
「さすが為次様です。カッコいいのです」
「格好良くなどありません。気持ち悪いだけです。他の皆さんに見られますよ、早くしまいなさい……」
「いや、だからさぁ。お金が無いんだよねぇ……」
「分かりましたっ、ここは私が出しますからしまって下さい」
「やったぁ!」
食い逃げを回避できた為次は喜びながら触手で伝票をモモの方へと追いやる。
それを手に取って見るモモは意外と値段が高くて少々後悔するも、諦め気味であった。
「それで…… 用はこれだけですか?」
「ああ、あと俺の上着返してよ」
「えっ?」
「黒いパーカー無かった?」
「あ、あれは…… あなたのでしたか……」
「うん」
「今は洗濯して家にあります」
「じゃあさ。今夜、公園ででも返してもらおうかな」
「…………」
「俺を倒したいんでしょ? 丁度いいじゃない」
「…………」
「たっぷりと触手を味わせてあげるからさ」
「…………」
「ここが疼くでしょ」
「…………」
何も言わないモモに為次は足から触手を出してテーブルの下で、そっと太ももに触れさせた。
「ひゃぁ!?」
突然の感触に小さく悲鳴を上げてしまう。
そこへ後ろから注文の品を持って来たお姉さんが驚いてコーヒーを零しそうになった。
「おっとととっ、モモさん? ど、どうかされました?」
タイミングを見計らっての為次の算段であった。
「んっ…… い、いえ…… なんでもありません」
「あ、はい…… ではこれをどうぞ」
カチャリ
頬を赤く染め俯くモモの前にコーヒーが置かれた。
「……ありがとう」
「いえ、ではごゆっくり」
お姉さんが再び戻って行くと、モモは怒って為次に詰め寄る。
「いったい何を考えているのですか!!」
「欲しいんでしょ?」
モモの右足に絡んだ触手は更に伸びて行き、タイトスカートの中へと侵入する。
「んんっ、や、いやぁ…… やめなさ…… ああっ、い。こんなとこでぇ……」
股を押え足を閉じようとするが触手はお構いなしにヌルヌルと這い寄りショーツ越しにマンコを突っ付く。
粘液による感度アップは無いものの、体は快楽を忘れてはいない。
湧き出す愛液は股間をグショグショさせスカートをも濡らしてしまう。
「だめぇ……(どうしてですか…… 抵抗できません。早く払い除けないといのに……)」
必死に喘ぎ声を押さえようとモモは口元を手で塞ぐ。
それでも僅かに可愛らしい鳴き声は漏れてしまう。
「んっ、あっ、あっ、んくぅ…… フゥー…… フゥー……」
「あー、気持ち良さそうだねぇ。いいよねー?」
「むむっ? タメツグ様? 何かしてるですか?」
「な、何もしてないよ……」
なんだかスイに怪しまれているようだ。
それでも触手を動かし、今度はモモのマンコへと粘液を塗りたくる。
「んあああああっ…… 嫌ぁ、駄目ぇ、こんなの……」
そしてショーツをずらすとトロトロになってしまった膣内へと侵入して行く。
クチュ ヌチュ
「んんんんんんッッッ!! うぎぃぃぃぃぃ…… くふぁ、イッ……!!」
粘液を出しながらの挿入にイッてしまうが、ひたすら声を上げないように堪えるモモ。
歯を食いしばり両手でテーブル下の触手を握り込む。
引き抜こうと頭では考えているのだが、不思議なことに自然と奥へと押し込んでしまうのだ。
「お、お、お、あああ…… こんな…… とこで……(あああっ体が火照って我慢できません。くぅぅぅ、こんな…… お、奥に入って…… もっと)もっとォォォォォっ!!」
言葉の最後の方は思っていたことを口に出してしまっていた。
声が大きくなってしまったせいで、周りの客は何事かと振り向く。
感度の上がったマンコの刺激に耐えることなど到底不可能だ。
と、またイキそうになった時であった……
「声を抑えないと…… 皆さんが見て…… 痛がぁ!?」
突如、股間が痛みに襲われる。
「にひぃぃぃ、どうかな? 2度目の処女喪失は」
「んえぇ? 何を…… 言って…… んっ、ああっ、言ってるのですか?」
「スイの作る薬はどんな怪我でも治すんだよ。生きてさえいれば腕が取れようが内臓が飛び出ようがね。だよね? スイ」
「はいです。私のポーショーンは万能なのです」
「そんな…… なら、まさか……」
「思ってる通りだよ。昨日は怪我が酷かったから飲ませといてあげたの。お陰で処女膜も復活して良かったねぇ」
「んくふぅ…… な、なんてことを…… ああっ! ひぃん!」
粘液によって処女を失った痛みも快楽へと変わり、蠢く触手に敏感なマンコは更に快感を増して行きモモは悦楽に悶える。
必死に喘ぎ声を抑えようと頑張ってはいるが、どうにもならない。
「んくぅ、くふぅー、くふぅー…… い、い加減に…… やめ、てぇ、くだ……」
「じゃあさ、今夜9時に3丁目の公園で待ってるから。あそこは人気も無いし、いいでしょ?」
「……ふざけたことを言わないで下さい。んはぁ、どうせまた…… ああん、卑怯…… な、あっ! はうっ!」
ピストン運動によってモモは椅子の上で腰を振りながら再びイキそうになっていた。
しかし……
予想外であった。
そこで為次は触手を抜いてしまったのだ。
「えっ?」
「んふ? どうかした? やめてほしかったんでしょ?」
と、為次はわざとらしく言った。
「ど、どうしてやめたのですか……?」
「やめてって言ってたから」
「…………」
モモは火照った体をどうにかしたいが、続けてほしいなど到底言うことはできない。
もちろん、客の居る喫茶店でオナニーをするなど以ての外だ。
タイトスカート越しに股間を押さえ耐えるしかなかった。
「じゃあ、今夜公園でね。待ってるよ」
「わ、分かりました…… 今度こそ貴方を倒してみせます」
「うん。スイ」
「はい?」
「そろそろ行こっか。ここはモモが奢ってくれるらしいから」
「なんと、ビッチ様ありがとうございますです」
「ビッチではありません!」
「じゃ、続きはまた後で」
そう言い残すと、為次とスイは喫茶店を後にした。
残されたモモはパンツが乾くまで1人コーヒーを飲むのであった。
※ ※ ※ ※ ※
―― 30分後
研究室で正秀ともりもり博士が何やら怪人について話している。
どうやら怪人製造カプセルは既に起動しているようだ。
「今度の怪人はカッコいいぜ、多分」
「見た目だけでは意味が無い。強さが第一じゃ」
「カッコいい方が強い決まってるだろ」
「そうとも限らんが、確かに今回の怪人は強そうかものう」
「だろ」
そこへ、為次とスイが戻って来た。
「ただいも」
「戻りましたです」
「よう、為次、スイちゃん、早かったな」
「うん。パフェ食って来た」
「美味しかったのです」
「むむ? 800円でパフェを食ったのかのう? 二人分かの?」
パフェの値段が高いのはもりもり博士も知っているらしい。
「はいです、ビッチ様が奢ってくれたのです」
「ビッチじゃと?」
「ああ、モモ…… ピーチエールのことだよ。ね、スイ」
「です」
「ほう、会ったのか?」
「たまたまね」
「ピーチちゃん元気そうだったか?」
「うん。昨日ヒールポーション飲ませたから当然ね」
「だよな」
「そんで、今夜9時にアポイント取っといたから。上の公園で」
「なんと、それはまことか?」
「来るって言ったのか?」
「うん。俺を倒すからって」
「へー」
「ならば怪人を急速モードにせんとならんのう」
主力怪人は量産型怪人に比べて製造が遅い。
既存生物の遺伝子を組み替えるのに時間がかかるのだ。
「急速モードとかあるのか?」
「そうじゃ、若干性能は落ちるが仕方が無いの」
「マジかよ。せっかく強い怪人なんだぜ……」
「まあまあ、その次もマサが造っていいから今回は早めてよ」
「ったく、しょうがねーなー」
「では、切り替えておくかの」
「よろ」
こうして今夜9時に間に合わせる為に怪人の成長が早められた。
為次にとっては、元から戦闘は自分で行う予定であったので問題は無い。
もちろんピーチエールが来なければ意味は無いが、間違いなく来ることは予想できた。
中途半端に性感帯を弄られて不完全燃焼では我慢できないであろう。
今頃、必死にオナニーをしているかも知れないが、感度は10倍程度に抑えてあるし1人では限界がある。
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