PCエンジンのセーブデータを改造して遊ぼう

おっぱいもみもみ怪人

文字の大きさ

大中小

2 / 6

基礎編

しおりを挟む

　皆さん準備は出来ましたでしょうか？

　必要な物が揃ったところで、早速セーブデータを書き換えていきましょう！

　まず初めにVer.1.0のシステムカードをHuカードスロットに挿入し電源を入れます。

　きちんと挿さっていれば『PC　Engine　CD-ROM　SYSTEM』と表示される画面が出ます。

　SYSTEMの下に白い文字で書かれた『Ver.1.00』も確認しましょう。

　ここで画面の指示に従ってRUNボタンを押してしまうと、ゲームが起動してしまいますのでちょっと待って下さい。

　まずはセレクトボタンを押してみましょう。

　『削除』『全体の初期化』『終了』の文字が出てきましたね。

　『削除』を選んで見ましょう。

　方向キーの上下とⅠボタンで選べます。

　何かしらセーブされているなら、セーブファイルが出てくるはずです。

　3桁の数字の横のファイル名がそれぞれのセーブデータです。

　間違って削除しないように、Ⅱボタンで戻ってから『終了』を選びましょう。

　ではエディタ画面へと行ってみたいと思います。

　システムカードのタイトル画面で、とある操作を行います。

　それがこれです！

　『右上とⅠⅡボタンを同時に押しながらSELECTボタン』

　どうでしょうか？

　一瞬バグった画面の後にこの画面は表示されましたか？

　これがエディタ画面です。

　訳が分からないですよねｗ

　でも、ご安心下さい。

　必要な部分だけ分かりやすく説明しますので。

　まず、下の方に『REG』『EDIT』『DUMP』『LOAD』『CALL』が並んでいますよね。

　これらがエディタを使用するためのコマンドです。

　その中で『DUMP』が緑色になっていますが、これがメニューカーソルです。

　SELECTボタンを押すことで一つづ左に動いて行きます。

　一番左の『REG』の次は右側の『CALL』へと移ります。

　緑色の場所でRUNボタンを押すことによって、それぞれのコマンドを使用することが出来ます。

　が！

　次の事は超重要なので必ず守って下さい！

　※　絶対に『CALL』は使用するな！！　※

　※　これを使ってしまうとセーブデータが全破損します　※

　『CALL』と『REG』以外は使用するので、間違ってもここが緑の時にRUNボタンを押してはいけません！

　注意事項は理解出来ましたか？

　必ず守って下さいね。

　それでは、セーブデータを改造する為の準備をしましょう。

　まずはゲームを選ばないと始まりません。

　セーブ可能なゲームならばなんでもいいですが、ここではあの超名作「ときめきメモリアル」にします。

　このゲーム自体、ステータスを変化させることによって進めるゲーム内容ですので、セーブデータ改造にもうってつけです。

　最初にセーブデータが必要なのでゲームを始めて、さっさとセーブをしましょう。

　ときめきメモリアルは前回紹介したCDゲームの中でもSCDのゲームとなっています。

　これはVer.3.0以降のシステムカードでしか起動できません。

　Ver.1.0はとりあえず引っこ抜きましょう。

　ゲーム画面では画面上半分にステータスが表示されています。

　この数値を書き換えることになりますので、スマホなどで写真を撮っておくと良いでしょう。

　紙に控えておいても構いません。

　尚、このゲームは2つまでセーブが出来ます。

　せっかくなのでもう一つセーブデータを作っておきます。

　ただし、同じ数値では意味が無いので、コマンドを2回ほど実行し数値を変化させてからセーブします。

　これはサーチする時に数値を比較するのに便利ですが、今回はその必要もないほど簡単なので必ず必要ではありません。

　セーブが完了したらリセットをします。

　リセットはランセレと呼ばれるPCエンジン独自の方法で、RUNボタンを押しながらSELECTボタンです。

　あ、でもちょっと待って下さいね。

　セーブデータの書き換えはVer.1.0が必要です。

　リセットはやめて一旦電源を切って、システムカードを差し替えましょう。

　システムカードの画面に戻ったらSELECTを押して削除画面を出します。

　今まで保存していたセーブデータの他に『TOKIMEKI01』『TOKIMEKI02』が増えているはずです。

　このファイル名でデータの位置を確認するので覚えておきましょう。

　しかーし！

　ファイル名はアスキーコードで覚えておく必要があります。

　アスキーコードはアルファベットや数字などの文字コードの一種です。

　ちょっと意味が分からないですねｗ

　でも、心配ありません。

　難しいことを考えるのはやめて、さっさと検索しましょう。

　『アスキーコード表』で検索して下さい。

　いっぱい出てきますね。

　適当に上の方のを開いて見てください。

　グラフになっているのより、ずらっと並んでいるのが見やすいです。

　参考までに最低限の表を書いておきます。

　16進数　文字
　30　　　0
　31　　　1
　32　　　2
　33　　　3
　34　　　4
　35　　　5
　36　　　6
　37　　　7
　38　　　8
　39　　　9

　2D　　　-（ハイフン）
　2E　　　.（ピリオド）

　16進数　文字
　41　　　A
　42　　　B
　43　　　C
　44　　　D
　45　　　E
　46　　　F
　47　　　G
　48　　　H
　49　　　I
　4A　　　J
　4B　　　K
　4C　　　L
　4D　　　M
　4E　　　N
　4F　　　O
　50　　　P
　51　　　Q
　52　　　R
　53　　　S
　54　　　T
　55　　　U
　56　　　V
　57　　　W
　58　　　X
　59　　　Y
　5A　　　Z

　必要なのは16進数と書かれている数字とアルファベットの2桁の数値です。

　その数値の横に『文字』があるはずです。

　ここまで分かれば後は簡単です。

　ファイル名の最初の文字が『T』。

　では『T』を探して横の16進数の数値を見ます。

　『54』になっているはずです。

　次の文字が『O』ですので、表を見ると『4F』となっています。

　ファイル名を順番にアスキーコード表で見ていくと……

　『54 4F 4B 49 4D 45 4B 49 30 31』となります。

　その下の二つ目のファイルが……

　『54 4F 4B 49 4D 45 4B 49 30 32』となります。

　最後の31と32が違うだけですね。

　ファイル名が最後の01と02が違うだけなので当然です。

　それではファイル名のアスキーコードを控えて、いよいよデータの改造です！

　と、行きたいところですが、もう一つ勉強しておきましょう。

　先程出て来た16進数です。

　あまり聞き慣れない言葉ですよね。

　これは普段使っている10進数とは違い16個の数字を使います。

　通常、私達は0～9の10個の数字を使います。

　9以降の数字は無いので、そこで桁上がりして次は10になります。

　当然の事で、説明の必要もありませんでしたね。

　しかし、今から使うのは16進数で16個の数字を使います。

　だけど困ったことに9の次は桁上がりしていまい、その次の数字を私達は持っていません。

　０～９の10個の数字はあるからいいのですが、あと6個足らないです。

　そこで昔の偉い人は考えました。

　アルファベットで代用しとけばいいじゃん！　と。

　その為に9以降の数字はA～Fのアルファベットを使います。

　9の次がA、その次がB……そしてFの次が桁上がりして10になります。

　簡単ですけど、ちょっとややこしいですね。

　どうしてこんな面倒なことをするのでしょうか？

　それはコンピューターの構造に関係しますが、それを考えると余計に面倒なのでその様なものだと思っておくのが良いでしょう。

　さて、ここまでは理解で出来ましたでしょうか？

　まとめると……

　右上とⅠⅡボタンを同時に押しながらSELECTボタンでエディタ画面へ。

　『CALL』は使用するな。

　削除画面で改造したいセブデータのファイル名を確認し、表を見てアスキーコードに変換する。

　使用する数値は16進数で０～９、A～Fの数字を使う。

　以上です。

　それでは次回から実際にデータの数値をいじってみましょう。

しおりを挟む