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繁華街は喝采に包まれた。
ホワイトアリッサムを応援する声が幾重にも聞こえてくる。
(フフフ、決まったわね。あとは私の華麗な戦いでコイツを倒せば、羨望の眼差しで私を見るに違いないわ。きっと、いろんなSNSでもホワイトアリッサムの話題で持ちきりね)
「すぐに終わらせてあげるわ。たぁっ!」
と、繰り出した鋭い蹴りは自信に満ちた攻撃であるが、妖術は使わずに通常技での攻撃であった。
少しは手を抜かないと世間の人々に自分の戦いを存分に見せつけられないと考えていたのである。
クチャ
粘体の体にヒットしたが、通常の攻撃は通用していない。
もちろん、そんなことは今までの戦いで知っており、妖術を纏った特殊な攻撃でないと、淫怪にダメージを与えることができないのも百も承知である。
それでも、通常技での打撃を何度も打ち込む。
「やあっ! はっ! とうっ!」
当然、ダメージは通っていないが……
(ちょっとくらい婬怪の強を見せておいた方がいいわね。その方がきっと盛り上がるわ)
今宵はギャラリーが多いので、活躍するシーンも多目に見せたかった。
「中々やるわね。でも、これならどうかしら? たぁぁぁっ! 空狐斬!!」
鋭い光の斬撃が婬怪を捉えた!
バシッ!
しかし、光が爆発するように弾けると、触手状の腕で受け止められてしまった。
「え?」
一瞬、ホワイトアリッサムは戸惑った。
今まで必殺技が通用しなかったことは一度も無かったのに、初めて防がれたのだ。
「このっ! 妖狐蹴っ!」
今度は閃光のハイキックを頭部目掛けて繰り出したが……
「あっ!?」
なんと蹴りが触手に掴まれてしまった。
「ふん。効かんわ」
「!?」
更に驚いた。
婬怪が喋ったのだ。
今まで獣のように吠えることしかできなかったのに、ハッキリと聞き取れた。
「うそ…… あっ!」
ドコォ!!
片足を触手で吊り上げられると、そのまま地面に叩きつけられた!
「がはぁっ!!」
全身に痛みが走り少しの間、呼吸もできなかった。
「ぐはっ、がっ…… あ゛っ、ぐぅ……」
「どうした、その程度か?」
「あ゛、あ゛あ゛。くぅっ」
どうにか立ち上がったホワイトアリッサムだが、攻撃を喰らう経験は前回が初めてであり、慣れてはいなかった。
痛みによる恐怖が湧き上がって来るが、人々のどよめきが聞こえると、自分が不安な表情をしてはダメだと思い、毅然とした態度で構え直した。
「はぁ、はぁ、す、少しはやるようね」
「ククッ、俺は今までの婬怪とは違うぞ。ホワイトアリッサム! 貴様を倒す為に生まれてきたからな、妖術は効かないぞ!」
「そ、そんなことある筈が…… 婬怪に正義が負ける筈ないわっ! 一瞬で終わらせてあげるわ!」
必殺技の名前を叫ぶ余裕は無かった。
すべての攻撃で妖術を使った技を繰り出すことにした。
ホワイトアリッサムを応援する声が幾重にも聞こえてくる。
(フフフ、決まったわね。あとは私の華麗な戦いでコイツを倒せば、羨望の眼差しで私を見るに違いないわ。きっと、いろんなSNSでもホワイトアリッサムの話題で持ちきりね)
「すぐに終わらせてあげるわ。たぁっ!」
と、繰り出した鋭い蹴りは自信に満ちた攻撃であるが、妖術は使わずに通常技での攻撃であった。
少しは手を抜かないと世間の人々に自分の戦いを存分に見せつけられないと考えていたのである。
クチャ
粘体の体にヒットしたが、通常の攻撃は通用していない。
もちろん、そんなことは今までの戦いで知っており、妖術を纏った特殊な攻撃でないと、淫怪にダメージを与えることができないのも百も承知である。
それでも、通常技での打撃を何度も打ち込む。
「やあっ! はっ! とうっ!」
当然、ダメージは通っていないが……
(ちょっとくらい婬怪の強を見せておいた方がいいわね。その方がきっと盛り上がるわ)
今宵はギャラリーが多いので、活躍するシーンも多目に見せたかった。
「中々やるわね。でも、これならどうかしら? たぁぁぁっ! 空狐斬!!」
鋭い光の斬撃が婬怪を捉えた!
バシッ!
しかし、光が爆発するように弾けると、触手状の腕で受け止められてしまった。
「え?」
一瞬、ホワイトアリッサムは戸惑った。
今まで必殺技が通用しなかったことは一度も無かったのに、初めて防がれたのだ。
「このっ! 妖狐蹴っ!」
今度は閃光のハイキックを頭部目掛けて繰り出したが……
「あっ!?」
なんと蹴りが触手に掴まれてしまった。
「ふん。効かんわ」
「!?」
更に驚いた。
婬怪が喋ったのだ。
今まで獣のように吠えることしかできなかったのに、ハッキリと聞き取れた。
「うそ…… あっ!」
ドコォ!!
片足を触手で吊り上げられると、そのまま地面に叩きつけられた!
「がはぁっ!!」
全身に痛みが走り少しの間、呼吸もできなかった。
「ぐはっ、がっ…… あ゛っ、ぐぅ……」
「どうした、その程度か?」
「あ゛、あ゛あ゛。くぅっ」
どうにか立ち上がったホワイトアリッサムだが、攻撃を喰らう経験は前回が初めてであり、慣れてはいなかった。
痛みによる恐怖が湧き上がって来るが、人々のどよめきが聞こえると、自分が不安な表情をしてはダメだと思い、毅然とした態度で構え直した。
「はぁ、はぁ、す、少しはやるようね」
「ククッ、俺は今までの婬怪とは違うぞ。ホワイトアリッサム! 貴様を倒す為に生まれてきたからな、妖術は効かないぞ!」
「そ、そんなことある筈が…… 婬怪に正義が負ける筈ないわっ! 一瞬で終わらせてあげるわ!」
必殺技の名前を叫ぶ余裕は無かった。
すべての攻撃で妖術を使った技を繰り出すことにした。
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