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―― とある神社
街外れにある、自然に囲まれた神社。
入口の前には狛犬ではなく、代わりに石造りの狐が2体設置されている。
そこの境内で桃色の長い髪をした巫女服の少女が箒を持って落ち葉を掃いていた。
「はぁ。昨日は酷い目にあったわ。もっと気を引き締めないと」
彼女の名前は白姫 純華。
当神社の娘であり巫女をしている。
巫女服は勝手にミニスカートにしており、当人曰くこっちの方がお客さんが沢山来るからとのことらしい。
少なからずとも己の容姿に自信を持っている表れでもあった。
白姫家の女性は代々不思議な力を宿しており、神社にも祭られている白狐の妖力を持つ。
その為に昔から妖怪退治をする退魔師の家系となっていた。
純華も御多分に漏れず純白天使ホワイトアリッサムに変身することによって、常人とは比べ物にならない程の力や運動能力などを発揮することができるのだ。
尚、ホワイトアリッサムの名前は純華が勝手に付けているだけであり、正式な名称も無く妖術に至っても自分で秘技と言って必殺技扱いしている。
本当は魔法少女を名乗りたかったが、魔力を使う分けでもないし基本退魔師なので純白天使と名乗ることにしていた。
「それにしてもこの頃、淫怪が強くなっているような気がするわ。前はあんな強力な攻撃してこなかったのに……」
退魔師と言っても現代に妖怪など出てこないので曾祖母の代までしか戦いは無かった。
それが、ここ数ヶ月まえからこの町に突如として妖怪なのか何か分からない不気味な怪物が出現し始めた。
怪物は女性を襲い気が狂うまで犯し続ける怪異として、淫怪と呼ばれ恐れられるようになった。
そこで純華は自身の能力を以ってして、夜の町をパトロールしながら不穏な気配を感じ取ると、一目散に駆け付け正義の変身ヒロインとして戦うことにしたのだ。
淫怪はドロドロの半固体の肉体をしており、人や動物の姿に形を変え手足を触手のように使って攻撃をしてくる。
だが、ホワイトアリッサムの素早い動きには付いて来れず、妖術による攻撃には防御も皆無でありハッキリ言って敵ではなかった。
おかげで負けることなど知らず、美麗な容姿とお気に入りのセクシーなコスチュームで大活躍していた。
「でも平気だわ。あんな奴らにホワイトアリッサムが負ける筈ないもの。昔から正義は必ず勝つって決まってるものね。ふふふっ」
圧倒的な戦闘力の違いで連戦連勝を重ねてきた純華は戦いの危険性を知らなかった。
そのせいで、昨夜の戦いも少し油断しただけと思い込み、自惚れている節もあった。
そんな甘い考えを持ちながら、今日も日が沈むと夜のパトロールへと出掛けるのであった。
街外れにある、自然に囲まれた神社。
入口の前には狛犬ではなく、代わりに石造りの狐が2体設置されている。
そこの境内で桃色の長い髪をした巫女服の少女が箒を持って落ち葉を掃いていた。
「はぁ。昨日は酷い目にあったわ。もっと気を引き締めないと」
彼女の名前は白姫 純華。
当神社の娘であり巫女をしている。
巫女服は勝手にミニスカートにしており、当人曰くこっちの方がお客さんが沢山来るからとのことらしい。
少なからずとも己の容姿に自信を持っている表れでもあった。
白姫家の女性は代々不思議な力を宿しており、神社にも祭られている白狐の妖力を持つ。
その為に昔から妖怪退治をする退魔師の家系となっていた。
純華も御多分に漏れず純白天使ホワイトアリッサムに変身することによって、常人とは比べ物にならない程の力や運動能力などを発揮することができるのだ。
尚、ホワイトアリッサムの名前は純華が勝手に付けているだけであり、正式な名称も無く妖術に至っても自分で秘技と言って必殺技扱いしている。
本当は魔法少女を名乗りたかったが、魔力を使う分けでもないし基本退魔師なので純白天使と名乗ることにしていた。
「それにしてもこの頃、淫怪が強くなっているような気がするわ。前はあんな強力な攻撃してこなかったのに……」
退魔師と言っても現代に妖怪など出てこないので曾祖母の代までしか戦いは無かった。
それが、ここ数ヶ月まえからこの町に突如として妖怪なのか何か分からない不気味な怪物が出現し始めた。
怪物は女性を襲い気が狂うまで犯し続ける怪異として、淫怪と呼ばれ恐れられるようになった。
そこで純華は自身の能力を以ってして、夜の町をパトロールしながら不穏な気配を感じ取ると、一目散に駆け付け正義の変身ヒロインとして戦うことにしたのだ。
淫怪はドロドロの半固体の肉体をしており、人や動物の姿に形を変え手足を触手のように使って攻撃をしてくる。
だが、ホワイトアリッサムの素早い動きには付いて来れず、妖術による攻撃には防御も皆無でありハッキリ言って敵ではなかった。
おかげで負けることなど知らず、美麗な容姿とお気に入りのセクシーなコスチュームで大活躍していた。
「でも平気だわ。あんな奴らにホワイトアリッサムが負ける筈ないもの。昔から正義は必ず勝つって決まってるものね。ふふふっ」
圧倒的な戦闘力の違いで連戦連勝を重ねてきた純華は戦いの危険性を知らなかった。
そのせいで、昨夜の戦いも少し油断しただけと思い込み、自惚れている節もあった。
そんな甘い考えを持ちながら、今日も日が沈むと夜のパトロールへと出掛けるのであった。
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