上 下
36 / 63

第36話 入浴で愛を分かち合う

しおりを挟む
 若い男女がキスをしようとしていた。
 だが、唇が触れようとした瞬間……

 青年は何かを考えるように思いとどまった。

 (本当にこのままでいいのか? 俺はりりちゃんの彼氏でも何でもない…… それなのに自分の欲情ばかり考えて…… これじゃヒーローどころかヤリチンマンになってしまうぜ!)

 などと肝心な所でヘタレ思考となってしまった。

 「……? 正秀さん……」

 気が付けばプディカベリーは目を開けて正秀を見ていた。

 「鈴ちゃん…… 聞いてくれ!」

 と、両肩を掴み真顔で言った。

 「は、はい!?」

 少し驚いている様子だが、構わず正秀は言うべきことを言い放つ。

 「俺は鈴ちゃんが好きだ! 大好きなんだ!」

 さっさとヤればいいものを手順を踏まなければ納得できない。
 勢いで心中を告白し、自己の正当性を自分に言い聞かせているのだ。

 「え!? えええっ!! あ、あう……」

 当然プディカベリーは突然の告白に完全に驚き、どう答えていいのか分からない。

 「だからその…… お、俺と……」

 「はいぃぃぃ……」

 「俺と結婚してくれっ!!」

 「…………ぃ?」

 「こんな体だけの関係じゃ駄目なんだぜ! 絶対に俺が鈴ちゃんを守ってみせる! 幸せしてみせるからっ!」

 「う゛…… あ。は…… い。い……」

 てっきり告白だと思っていたプディカベリーはイキナリのプロポーズに思わず返事をしてしまった。

 「よっしゃぁぁぁぁぁっ! やったぜぇぇぇぇぇっ!」

 「あえ……? ちょ…… ちょっと待って下さい」

 「イヤッホォォォォォィ!」

 「正秀さんってば! 少し落ち着いて下さいっ!」

 「これが落ち着いていられる分けないんだぜー!」

 「だってイキナリ結婚とか…… なんでぇー!」

 「さあっ! 風呂へゴーだぜ!」

 「えええーっ! 待ってぇぇぇぇぇっ! 今のは! ひゃぁぁぁ!?」

 「とうっ!」

 有頂天になった正秀は素っ裸のプディカベリーを抱きかかえると自分も裸になり、浴室へと侵入する。
 桃色の頭髪のままなので変身は解除されていないみたいだが、そんなことは既に頭に無い。
 広い湯船へ一緒にダイブすると小さな身体をギュッと抱き締めた。

 「ん…… んあ♡ も、もう……♡ しょうがない人ですね…… ん♡」

 唇が触れ合い舌が絡み合う。
 濃厚なディープキスは、それだけでイッてしまいそうなほど気持ち良く、お互い夢中になって離れようとしない。

 「ん、んんっ♡ んちゅ♡ んんんー♡」

 キスをしながらプディカベリーは片方の胸に力強い刺激を感じた。
 乳房を絞られ乳頭を摘まみ上げられ強引に揉みしだかれている。
 ぬるめのお湯の中での激しい愛撫は不思議な感覚を覚え、いつも以上に興奮する。

 「んはぁ…… ちゅ♡ むあぁぁぁー、はぁ、はぁ、んんん♡ んちゅ♡」

 両方のおっぱいを揉まれると、もう我慢できない。
 今すぐにチンコが欲しくて堪らなくなり、容赦ない責めで蹂躙されたい欲望が湧き上がってきた。

 「んくぅ…… も、もう…… 正秀さん、お願い…… 私…… んあああああっ♡」

 婬人の体液による効果もあるが、何よりも愛されるという感情が性欲をかき立てる。
 親からも、友達からも、誰からも愛情を貰ったことのない鈴雲にとって、目の前の青年はずっと空いていた心の穴を満たしてくれる存在になっていた。

 「鈴ちゃん、もっと頑張るんだ。この程度で感じてたら婬人に勝てないぜ。ほら次はここだ」

 と、クリトリスを摘まれた。

 「うあああああひぃぃぃぃぃんっ♡」

 絶頂し跳ねる身体で湯船が波打つ。

 「なんだ? もうイッたのか?」

 「あひぃ…… イ、イッてません…… 今のは違います。少し油断しただけです!」

 「へー、じゃあこれでもか?」

 今度はクリトリスと片乳首をコリコリとこねくり回されながら残った乳首を噛まれた。
 ポッチ三点愛撫による刺激は耐えるこのできない快楽を与え、激しい絶頂を惹き起こし全身が悶絶する。

 「イグゥゥゥゥゥッ♡♡♡♡♡」

 だが、二人で入るには狭い湯船で身動きが制限され、力を逃すことができない。
 必死に正秀に抱き付きながら背中に爪を立て、襲い来る快楽にこらえた。

 (まだ挿入いれられてもないのにこんな…… 凄すぎます。今来られたら私…… どうなって……)

 期待と不安が膨らむ。

 「あっ、あっ、ああっ、まだ…… まだぁ…… あぅぅぅ……」

 「おう。じゃ、キレイにしような」

 ザバァッ

 体が宙に浮いた…… と思った次の瞬間。

 ズンッ!!

 まだ完全に傷の癒えていないマンコに衝撃が走った!

 「ひぎぃ!?」

 陰唇が拡張され子宮が圧迫されるのを感じる。
 両脇を抱えて持ち上げられてから、一気にチンコの上に落とされたのだ。

 「ギャァァァァァァァァァァッ!!」

 悲鳴が浴室に響き、接合部から血が滲み湯に溶け込む。
 激しくて強引な挿入はマゾ体質なプディカベリーにとって、最高なセックスの始まりであった。
 抽送が開始されると遠慮無しに子宮を殴るチンポが、婬人の体液の影響を受けることによって怒り狂うように膨張する。
 小さな少女の身体は波に揉まれながら揺さぶられ、快楽の海に溺れゆく。

 「いぐぁっ! あ゛っ、がっ、ぐがぁっ! イ、イ゛ッでりゅぅ! があああああ……♡ 奥まれ犯されてぇ…… イグゥァァァァァッ♡♡♡ ゲッ、ぐえぇぇぇ! お゛お゛おっぁぁぁぁぁっ、ゲひぃぃぃぃぃ!!」

 人間とは思えない、まるで獣のような喘ぎ声を上げながら絶頂を繰り返す。
 擦れる膣壁が激痛を与え、圧迫される子宮が苦しみを与え、ポルチオを刺激する肉棒が快楽を与え、その全てが混じり合いアクメとなって脳を掻き回した。

 「鈴ちゃん、気持ちいいのか? 俺も我慢できそうにないぜ」

 正秀の言葉は耳に届かず、どこか遠くの話し声のように聞こえた。

 「あ゛~~~~~。ぎもじいい? う゛あ゛~~~~~。いっでますぅ~~~♡」

 子宮の奥に熱い精液が流れ込んで来るのが感じられる。
 射精しているみたいだがチンコはより硬く、より大きくなり、ピストン運動は激しさを増す。
 股間に乗せた抱き地蔵で腰を振り続け、少女を逃そうとはしない。
 止めどなく溢れ出す精子…… 垂れ流しセックスはプディカベリーを容赦無く責め立て
る。

 「ひぎぃぃぃぃぃ! お腹が破れちゃいましゅぅ…… ぎえぇぇぇぇぇ、ひぃぃぃぃぃ……」

 損傷していた子宮から精液が腹の中まで漏れ出しパンパンに膨らみ、マンコの隙間から溢れて湯が濁る。
 それでも射精責めは続く……

 「あ゛…… が、が…… 私…… ああっ♡ 私おもちゃにされてるぅ…… 正秀さんのおもちゃに、正義のヒロインなのに嬲り責でぇ、んひぃ♡ わからさせられてりゅのぉ~♡♡♡」

 何度、絶頂しようとも終わらない交わり。
 永遠に続くかのように思えた。

 しかし……

 「そうだ! いいこと思い付いたぜ」

 「え゛?」

 「もっとキレイにする方法があるんだ」

 正秀は何を思ったのか、一旦チンポを抜くと固形石鹸を手に取り、マンコの中に押し込んだ。
 そして、その上から再び挿入した。

 「がはっ!?」

 巨チンと石鹸のコラボよってゴリゴリと膣内が泡立つ。

 「ほら、こうすれば中までウオッシュだぜ」

 「うがぁ、ぁ、ぁ…… ば、バカなの…… です、か、ぁ…… 何を考えてぇ…… っ!? らめぇ! こんなので動いたらぁぁぁっ!! げぇぇぇぇぇっ!!」

 それでなくともキツキツのマンコであるのに、更なる異物の混入は尋常ではない苦痛であった。

 「じぬぅぅぅぅぅ、死んじゃいましゅぅ、ひぎゃぁ♡ なんでぇ、石鹸なんてぇ…… こんなのぉ…… おほぉぉぉぉぉん♡ 壊れりゅ、私、壊れちゃいましゅぅっ~!! みゃぁぁぁ♡」

 自分を好きだと、愛していると言ってくれた男に蹂躙される悦び。

 変身したまま裸にされ拷問のようなセックスをさせられている。
 特別な力を持ち婬人と戦い、街の平和を守る正義の変身ヒロインが、戦いの終わった後でも全てを踏みにじる悦楽の攻撃を受けている。

 (負けて…… また、私は負けて愛する人にお仕置きをされてます。無様に…… 惨めに…… 酷い仕打ちをされて♡)

 そう考えるだけで身体が熱くなる。

 プディカベリーは全身で愛を受け止め、悶え続けるのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

うちの娘と(Rー18)

量産型774
恋愛
完全に冷え切った夫婦関係。 だが、そんな関係とは反比例するように娘との関係が・・・ ・・・そして蠢くあのお方。 R18 近親相姦有 ファンタジー要素有

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

【R18】やがて犯される病

開き茄子(あきなす)
恋愛
『凌辱モノ』をテーマにした短編連作の男性向け18禁小説です。 女の子が男にレイプされたり凌辱されたりして可哀そうな目にあいます。 女の子側に救いのない話がメインとなるので、とにかく可哀そうでエロい話が好きな人向けです。 ※ノクターンノベルスとpixivにも掲載しております。 内容に違いはありませんので、お好きなサイトでご覧下さい。 また、新シリーズとしてファンタジーものの長編小説(エロ)を企画中です。 更新準備が整いましたらこちらとTwitterでご報告させていただきます。

完結【R―18】様々な情事 短編集

秋刀魚妹子
恋愛
 本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。  タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。  好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。  基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。  同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。  ※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。  ※ 更新は不定期です。  それでは、楽しんで頂けたら幸いです。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

【完結済み】正義のヒロインレッドバスターカレン。凌辱リョナ処刑。たまに和姦されちゃいます♪

屠龍
ファンタジー
レッドバスターカレンは正義の変身ヒロインである。 彼女は普段は学生の雛月カレンとして勉学に励みながら、亡き父親の残したアイテム。 ホープペンダントの力でレッドバスターカレンとなって悪の組織ダークネスシャドーに立ち向かう正義の味方。 悪の組織ダークネスシャドーに通常兵器は通用しない。 彼女こそ人類最後の希望の光だった。 ダークネスシャドーが現れた時、颯爽と登場し幾多の怪人と戦闘員を倒していく。 その日も月夜のビル街を襲った戦闘員と怪人をいつものように颯爽と現れなぎ倒していく筈だった。 正義の変身ヒロインを徹底的に凌辱しリョナして処刑しますが最後はハッピーエンドです(なんのこっちゃ) リョナと処刑シーンがありますので苦手な方は閲覧をお控えください。 2023 7/4に最終話投稿後、完結作品になります。 アルファポリス ハーメルン Pixivに同時投稿しています

処理中です...