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異世界編 1章
第31話 手記その1
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ガザフの手記……
――― 一枚目 ―――
僕の名前はガザフ。
流石に自分の名前を忘れるようなことは無いだろうが、
一応書き留めておく。
二度目の転生を終えた君は、
記憶の大半を無くしているはずだから。
初めに断っておくが、
たった一度の転生をした僕ですら記憶の欠落が極めて激しかった。
これ程までに記憶が無くなるのは予想外だった為に、
初めの僕の記録はほとんど残していない。
だからこの記録には曖昧な部分も多々あるだろうが、
そこは勘弁してもらいたい。
まず、
こうなった経緯から書いておこう。
その理由こそ解らないが、
問題のきっかけはマインドジェネレーターを失ったことから始まる。
その装置が無ければ僕達、
神の加護を受けた者は数百年しか自我を保てない。
マインドジェネレーターの修復は試みたようではあるが、
完全に壊れていて無理だったらしい。
そこで新たなる対策として、
ターナ博士が開発したのが転生の加護と呼ばれる装置だ。
これはメディカルポッドと呼ばれる装置を改造した物で、
新たなる体に精神を移す。
あるいは体を生成し直して精神を正常に戻す装置らしい。
この装置の実験は成功したかに見えた。
現地の人間は問題なく再生したかに思えたからだ。
そして、
ターナ博士自身も転生の加護を受けた。
もう分かっているだろうが彼女は記憶を失った。
我々は実験に使った現地人の過去まで調べていなかったのだ。
転生の加護を見た君ならわかるだろう、
一見すれば何も問題はない。
昨日の出来事は普通に覚えている。
しかし、
過去を失う。
いや過去の忘れ去った記憶を整合して、
違う記憶を組み上げているのだ。
その問題が発覚する前にターナ博士を含め、
技術者達が転生の加護を受けたのは失敗だった。
その装置を改修できる人が居なくなった。
もっとも技術者達が残っていても、
その改修も間に合わなかったかも知れない。
何故ならバーサーカーに近い人間が集まっている部屋が想像できるだろうか?
あまり考えたくはないが、
それよりも凄まじい状況なら王宮に行けば見れるはずだ。
情報保存の名目で、
転生をしていない技術者などを一部閉じ込めてあるから。
今君が直面しているであろう問題の要因は、
僕の知り得るところではこの程度だ。
――― 二枚目 ―――
次に、
ターナ博士がやろうとしていることを書いておこう。
ターナ博士は二度目の転生から、
ずい分と変わってしまった。
自らを神官と名乗るようになった。
マザーナノマシンを体内保有する彼女は、
以前から現地人に自分のナノマシンを使い、
生命の加護を与えていた。
ナノマシンとは何だっただろうか?
今では神の名前とされているのは、
これを読んでいる僕も知っているだろう。
だが、
ターナ博士は神を体内に保有しているのか?
いや。
もっと違う何か、
とても大切な物だったような気がする。
そんなナノマシンのこともあり、
何時しか自分は神の使いである神官だと名乗り、
ターナ博士は人々を誘導し始めた。
奴隷制度を作り上げ、
人口の数を調整し、
バーサーカーと化した人々を処理する。
もっとも、
この奴隷制度は僕にとっては助かった。
奴隷のおかげで、
ずいぶんと転生を遅らせることができた。
バーサーカーになる欲望を、
奴隷で押さえ込んだのだ。
そしてターナ博士は、
この大陸に三つある国に、
自らの子供を神官として配置し、
それらの統治を始めた。
子供の作り方も拘っていた。
性別だけ違う自分と同じ生態を作り、
それと子供を作ることによって、
マザーナノマシンの保有者を作り上げる。
また三度目の転生の際には、
魔法の使える転生モデルを数体用意し、
ターナ博士も魔法が使えるようになっていた。
そんな中で偶然できあがったのが戦魔導士だ。
通常、
戦魔導士の適合者は居ない。
その為、
王族などの一部の人々のみの能力とされた。
それに伴い居るはずもない王を作り上げ、
自らの言葉を王の代弁とし、
この大陸を統治していった。
問題はここからだ。
ターナ博士が一度目の転生の前に、
しきりと魔導兵器の暴走を悔やんでいたのを、
僕は僅かに覚えている。
船を沈められたらとも言っていた。
その強い思いが歪んで残っているのだろうか?
ターナ博士は強い魔獣を作り始めた。
エレメンタルストーンから魔獣を創り上げ、
人々を襲わさせる。
そして強くなった魔獣を討伐し、
更に純度を増したエレメンタルストーンを回収する。
魔獣は強くなっていった。
僕はターナ博士に何故魔獣を創るのか聞いた。
その答えは神の光臨であった。
強大な魔獣の力により神が舞い降りる。
もはや僕には神が何であるかすら検討もつかない。
このままでは何れ手に負えない魔獣が創り出される。
そうなればこの世界は間違いなく終わる。
いや。
あの日から、
既に終わっていたのかも知れない。
だから二度目の転生を終えた三度目の僕に託したい。
――― 三枚目 ―――
どうかこの世界を救ってほしい。
――― 四枚目 ―――
最後に、
僕の知っている情報を残しておく。
マインドジェネレーターの残骸は、
北の雪山に残っている。
もっとも、
マインドジェネレーターがどう言う物なのか分からないが、
バーサーカーにならないようにする装置だったのは分かる。
もしかしら、
あの残骸こそ船だったのかも知れない。
一度、
其処へ行ってみたが、
残骸しか無かった。
だけど一つだけ目ぼしい物があった。
本当に偶然見つけた物だ、
どうも次元を引き裂く装置らしい。
何に使えるか分からないが、
この手紙と一緒に添えておく。
それから最後に、
モノポールリングについてだ。
月の隣に浮いているあのリングだ。
あのリングを潜ると違う世界に行ける。
昔からそう言われている。
まあ、
それは噂で聞くだろう。
だが、
もっと重要な何かがあそこにはあるはずだ。
何の確証もない。
ただ僕の僅かな記憶がそう思わせる。
容易では無いのは知っている。
だけど、
何とかしてあそこまで行ってほしい。
僕はもうすぐ、
これを読んでいる君になる。
僕は居なくなる。
その時は。
この壊れた世界をもう一度……
※ ※ ※ ※ ※
三人はガザフの手記を読んでみた。
そして、為次と正秀は思うのだ。
3枚目は2枚目にまとめれなかったのか?
と……
――― 一枚目 ―――
僕の名前はガザフ。
流石に自分の名前を忘れるようなことは無いだろうが、
一応書き留めておく。
二度目の転生を終えた君は、
記憶の大半を無くしているはずだから。
初めに断っておくが、
たった一度の転生をした僕ですら記憶の欠落が極めて激しかった。
これ程までに記憶が無くなるのは予想外だった為に、
初めの僕の記録はほとんど残していない。
だからこの記録には曖昧な部分も多々あるだろうが、
そこは勘弁してもらいたい。
まず、
こうなった経緯から書いておこう。
その理由こそ解らないが、
問題のきっかけはマインドジェネレーターを失ったことから始まる。
その装置が無ければ僕達、
神の加護を受けた者は数百年しか自我を保てない。
マインドジェネレーターの修復は試みたようではあるが、
完全に壊れていて無理だったらしい。
そこで新たなる対策として、
ターナ博士が開発したのが転生の加護と呼ばれる装置だ。
これはメディカルポッドと呼ばれる装置を改造した物で、
新たなる体に精神を移す。
あるいは体を生成し直して精神を正常に戻す装置らしい。
この装置の実験は成功したかに見えた。
現地の人間は問題なく再生したかに思えたからだ。
そして、
ターナ博士自身も転生の加護を受けた。
もう分かっているだろうが彼女は記憶を失った。
我々は実験に使った現地人の過去まで調べていなかったのだ。
転生の加護を見た君ならわかるだろう、
一見すれば何も問題はない。
昨日の出来事は普通に覚えている。
しかし、
過去を失う。
いや過去の忘れ去った記憶を整合して、
違う記憶を組み上げているのだ。
その問題が発覚する前にターナ博士を含め、
技術者達が転生の加護を受けたのは失敗だった。
その装置を改修できる人が居なくなった。
もっとも技術者達が残っていても、
その改修も間に合わなかったかも知れない。
何故ならバーサーカーに近い人間が集まっている部屋が想像できるだろうか?
あまり考えたくはないが、
それよりも凄まじい状況なら王宮に行けば見れるはずだ。
情報保存の名目で、
転生をしていない技術者などを一部閉じ込めてあるから。
今君が直面しているであろう問題の要因は、
僕の知り得るところではこの程度だ。
――― 二枚目 ―――
次に、
ターナ博士がやろうとしていることを書いておこう。
ターナ博士は二度目の転生から、
ずい分と変わってしまった。
自らを神官と名乗るようになった。
マザーナノマシンを体内保有する彼女は、
以前から現地人に自分のナノマシンを使い、
生命の加護を与えていた。
ナノマシンとは何だっただろうか?
今では神の名前とされているのは、
これを読んでいる僕も知っているだろう。
だが、
ターナ博士は神を体内に保有しているのか?
いや。
もっと違う何か、
とても大切な物だったような気がする。
そんなナノマシンのこともあり、
何時しか自分は神の使いである神官だと名乗り、
ターナ博士は人々を誘導し始めた。
奴隷制度を作り上げ、
人口の数を調整し、
バーサーカーと化した人々を処理する。
もっとも、
この奴隷制度は僕にとっては助かった。
奴隷のおかげで、
ずいぶんと転生を遅らせることができた。
バーサーカーになる欲望を、
奴隷で押さえ込んだのだ。
そしてターナ博士は、
この大陸に三つある国に、
自らの子供を神官として配置し、
それらの統治を始めた。
子供の作り方も拘っていた。
性別だけ違う自分と同じ生態を作り、
それと子供を作ることによって、
マザーナノマシンの保有者を作り上げる。
また三度目の転生の際には、
魔法の使える転生モデルを数体用意し、
ターナ博士も魔法が使えるようになっていた。
そんな中で偶然できあがったのが戦魔導士だ。
通常、
戦魔導士の適合者は居ない。
その為、
王族などの一部の人々のみの能力とされた。
それに伴い居るはずもない王を作り上げ、
自らの言葉を王の代弁とし、
この大陸を統治していった。
問題はここからだ。
ターナ博士が一度目の転生の前に、
しきりと魔導兵器の暴走を悔やんでいたのを、
僕は僅かに覚えている。
船を沈められたらとも言っていた。
その強い思いが歪んで残っているのだろうか?
ターナ博士は強い魔獣を作り始めた。
エレメンタルストーンから魔獣を創り上げ、
人々を襲わさせる。
そして強くなった魔獣を討伐し、
更に純度を増したエレメンタルストーンを回収する。
魔獣は強くなっていった。
僕はターナ博士に何故魔獣を創るのか聞いた。
その答えは神の光臨であった。
強大な魔獣の力により神が舞い降りる。
もはや僕には神が何であるかすら検討もつかない。
このままでは何れ手に負えない魔獣が創り出される。
そうなればこの世界は間違いなく終わる。
いや。
あの日から、
既に終わっていたのかも知れない。
だから二度目の転生を終えた三度目の僕に託したい。
――― 三枚目 ―――
どうかこの世界を救ってほしい。
――― 四枚目 ―――
最後に、
僕の知っている情報を残しておく。
マインドジェネレーターの残骸は、
北の雪山に残っている。
もっとも、
マインドジェネレーターがどう言う物なのか分からないが、
バーサーカーにならないようにする装置だったのは分かる。
もしかしら、
あの残骸こそ船だったのかも知れない。
一度、
其処へ行ってみたが、
残骸しか無かった。
だけど一つだけ目ぼしい物があった。
本当に偶然見つけた物だ、
どうも次元を引き裂く装置らしい。
何に使えるか分からないが、
この手紙と一緒に添えておく。
それから最後に、
モノポールリングについてだ。
月の隣に浮いているあのリングだ。
あのリングを潜ると違う世界に行ける。
昔からそう言われている。
まあ、
それは噂で聞くだろう。
だが、
もっと重要な何かがあそこにはあるはずだ。
何の確証もない。
ただ僕の僅かな記憶がそう思わせる。
容易では無いのは知っている。
だけど、
何とかしてあそこまで行ってほしい。
僕はもうすぐ、
これを読んでいる君になる。
僕は居なくなる。
その時は。
この壊れた世界をもう一度……
※ ※ ※ ※ ※
三人はガザフの手記を読んでみた。
そして、為次と正秀は思うのだ。
3枚目は2枚目にまとめれなかったのか?
と……
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