ツンデレ彼氏の作り方

水無瀬雨音

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「……ふん。庶民用の個室というのはずいぶん狭いな」
 オレの部屋を見まわすと、不遜な態度で腕組みをしてフン、とそいつは鼻を鳴らした。
 他の学校の寮を知らんから比べられねーけど、6畳バストイレ付ってまずまずだと思うけどな。
 そしてここは金持ち私立高校なので、オレの親父もそこそこ小金持ちなんだけど。まこいつから見ればオレも庶民だろうな。
「そりゃ鳳凰院グループご子息様の、お住まいになる特別室とは違うだろ」
 鳳凰院高臣。
 こいつは日本有数の財閥である鳳凰院グループ会長のお孫様。この鳳凰院学園も鳳凰院グループの経営するものだ。
 「自立を促すため」実家のお屋敷を出て入寮したらしいが、既存の部屋じゃ満足できず、わざわざ特別室棟を新設するあたり自立できてねぇ。
 可愛い孫に会長もとことん甘いらしい。
「それで?わざわざ来てやったんだ。要件を早く言え」
「まあまず座れよ」
 オレはベッドに腰かけ、隣に座るよう促す。
 高臣は一瞬ソファと見比べてから、少しオレからスペースを開けておとなしくベッドに座った。こいつが普段座っているだろうお高いソファと明らかにグレード違うからな。大差ないと判断したんだろう。
 おとなしくオレの隣に来るなんて警戒心なくてバカだな。警戒心なさすぎてグループの跡継ぎとして大丈夫なのか心配になるレベル。
 ここに誘うときも
「話があるから授業終わったらオレの部屋来いよ」
「今日は恭弥もいないし、行かない」
 一度は断ってきたけど、
「鳳凰院グループの後継者様は同級生の部屋もお一人で来られないんですかぁ?」
 って煽ったら
「そ、そんなはずないだろう。行ってやる!」
 ホイホイついてきた。
 恭弥とはこいつの従兄弟でいわゆるお目付け役である。こいつと血がつながっているのが不思議なくらいの人徳者だが、まあ恭弥はどうでもよくて。
 オレはシュルっとネクタイを外した。そんなオレを高臣は訝し気に見ている。
「オレ縄抜けの練習しててさー付き合ってくんね?」
「フン。友人がいないお前に付き合ってやろう。僕は人望があるからな」
 こいつ5分に一度の割合で人を不快にさせないと生きて行けないんだろうか?
 言わせてもらえばオレは一人が好きだから基本一人なだけで友達はいる。そして恭弥にはあるがこいつには人望はない。ま金に群がってくるから勘違いしてんだな。バカだから。
「じゃ。遠慮なく」
 オレは手早く高臣の両手をネクタイで縛った。
「あ、難易度あげるか」
 高臣のネクタイも引き抜き、それで頭上のベッドフレームにさらに縛り付ける。
「な、なぜ成功する前から難易度をあげるんだ。それに僕じゃなくてお前を縛るべきじゃないのか。練習するのはお前だろう」
「ちっ。バレたか」
 まあすぐ気づかず今ごろ言い出すのがバカなんだけど。
「早く外せ」
 相変わらず傲慢な態度の高臣。状況分かってんのかな、こいつ。
「うん、外す」
 オレは高臣のジャケットとシャツのボタンを外し始めた。
 前をはだけさせるだけであえて脱がさない。脱げかけのほうが好きなんで。オレ。
「ち、違う。そっちじゃない。手だ、手」
 胸を露にされ、高臣は顔を真っ赤にして怒っている。
 もちろんそこで手を外してなんかやらないし、止めてもやらない。オレはベルトに手を伸ばした。
「ま、待て。止めろ」
 ガチャガチャとベルトを外され、真っ赤だった顔が蒼白になっている。
 信号機かよ。こいつ。
 黄色になればコンプリートだな。
 ズボンごとパンツを引きずりおろして
「……へぇ」
 オレは暴かれた高臣の裸を舐め回すように眺めた。
 チンコはピンクってわけではないが、陰水焼けでどす黒いまではいっていない。
 乳首は処女みたいなピンク。
 異性関係派手なわりに意外だったが乳首触る女はそうそういないだろうから、そこは処女と言えば処女なのかもしれない。
「……もう、満足だろう。早く僕の手を開放しろ。今なら許してやる」
 恥ずかしいのか赤らめた顔をそらす高臣。
 クソ生意気なこいつを黙らすために、ちょっと恥ずかしい写真でも撮ろうかなーとか思ってたんだが。
 こいつオレより背が高いんだけど。
 ……悪くない。
 一応言わせてもらえばオレは170センチあるので大体標準だ。こいつが180センチあるからまあまあデカいってだけ。
 そういやオレ処女って抱いたことないんだよな。
 オレは包茎気味の高臣の息子に手を伸ばした。
「ちいせえけど、これで女満足させられてんの?」
「うる、さい。んん……あっ」
 顔を出した鬼頭をくりっと指先でなぞると、こらえきれないというように喘ぎ声が漏れた。
 ……女みてえな声。結構、クル。
 男相手は初めてだが、やっぱ気持ちいい場所ってオレとそんな変わんねえんだな。
 右手をそのまま上下させながら、左手で乳首をこりっと転がしてみた。女みたいにすぐ感じるもんでもないと思ってたけど、転がしたりきゅうっと摘み上げたりすると徐々に固くなってきた。
「固くなってきたけど気持ちいいの?」
「そんなわけ、あるか」
「転がされんのと」
 指先で立ちきった乳首をころころと転がす。
「んんっ」
「摘ままれんのどっちがいい?」
 さらにきゅうっと摘まむ。
「いわ、ないぃ……あんっ」
 言わないって……乳首触られんの気持ちいいって言ってるようなもんじゃねぇか。
 さらにつんっと指ではじいてやる。ずっといじってるチンコは硬度を増し始め先から透明な先走りが出てきた。
「オレなんかに触られて気持ちいい?先走り出てるけど」
「ひゃ……ああんっ」
 先走りをローションをまぶすみたいにチンコ全体に塗り込んでやると、滑りがよくなりくちゅくちゅと音を立てる。そろそろ一回イカせっかな。
 オレは乳首にちゅうっと吸い付いた。舌先で乳輪を舐めたり、小粒の果実をころころと転がす。
「そろそろイカせてやるよ」
「誰が……イクか……!」
 この期に及んでまでこんな小生意気な態度取るのか。
 調教しなくては。
 オレはチンコを擦る手を速めた。
「ほら、イケよ」
 耳元で囁いてやる。
「んん……あああーー!」
 高臣は背をぴんっとのけぞらせてあっけなく達してしまった。チンコの先から出た白濁が、高臣の腹を汚す。
 こいつイクときこんな顔すんのか。
 頬を赤らめてデカい目を潤ませてる。すっげえ蕩けたヤラシイ顔。
「……ふうん?」
 オレは高臣から出たモノを指先ですくって、ぺろっとなめとった。馴染みのある青臭い匂い。もちろん自分のなんか舐めたことないし、他人のものも初めてだがクッソ苦くてまずい。
「なぁこれ何?イカねぇって言ったのにイっちゃったな。男に触られて気持ちよかった?」
 ニヤニヤとオレが追及すると、屈辱に顔を赤くし無言で高臣は顔をそらしている。
 オレは自分のベルトを外して、ジュニアを取り出した。高臣の乱れた姿をさんざん見せつけられたのですっかり固くなったそれを高臣の口元に押し付ける。
「……舐めて?」
「誰……が」
 舐めるか、そう続けようとしたんだろうが、その言葉は発せられないままだった。問答無用で口に突っ込んだからだ。
「むぐ……!」
 嫌そうに顔をゆがめた高臣が舌先で押し出そうとするのをぐいぐい押し込む。
「歯立てんなよ?もしやったらお前の息子どうなるか分かってんだろうな」
 へにょ、っと縮こまったそれを指先ではじくと、びくっとした高臣はいやいやながらもオレの息子に奉仕を始めた。おずおずと舌先を鬼頭に絡ませる。
「そうじゃねぇ。ちゃんと舌使え。いつも女にやらせてんだろ?」
 「口をすぼめて」とか「裏筋舐めろ」とか「舌絡ませて」と細かく指示すると涙をにじませた目でオレを睨みつけながらもおとなしく従う。
 息子人質に取られてるから。
 口だったら女と変わらないな。
 ……たまんねぇ。
 オレは込み上げてきた射精感に腰を動かし始めた。
「……ちゃんと飲めよ。……っ」
 頭が真っ白くなり、慣れた感覚とともに射精する。
 クソ生意気なこいつの口の中に出したと思うとすっげー気持ちいい。
 オレは高臣の鼻をつまんだ。
「はい。あーん」
 息苦しくなった高臣が苦々しい顔をしながら口を開ける。その中にはオレの出したミルクはない。ちゃんと飲み込んだらしい。
「良い子良い子」
 頭を撫でてやったのに、高臣は顔をゆがませる。
「もう……気は済んだだろう」
「はぁ?こんなもんですむはずないだろ?」
 オレはその生意気な口に指を突っ込む。
「ちゃんと舐めてー」
 高臣は怪訝な顔をしながらもおとなしくぴちゃぴちゃと音を立てて舐める。
 ひとしきりなめさせると、オレは高臣の足を押し開いた。
「はい。ぱっかーん」
「や、やめろ……!」
 うんうん。ケツ穴見られんの恥ずかしいよなー。チンコは結構見たり見られたりする機会あるけど。
 御開帳した高臣のそこをしげしげと眺める。乳首と同じきれいなピンク色。使いこまれた気配がまるでない。
「見るな!」
「見るでしょ。こんなきれいな色してんだから。お前処女なの?」
 入り口を指先でくりくりとこすってやる。
「……処女って……。……あ……!」
 一本目はまあまぁすんなり入るな。
「ダメ、そこは止めてくれ!」
 足の抵抗が強まってうっとおしいので、オレの足を使って抑え込む。こいつはへなちょこ跡継ぎ様なので、取り立てて鍛えているわけでもないオレでもすんなり抑え込める。
 二本目は少しきつい。
 オレはベッド脇のチェストからローションを取り出した。ついでにゴムも出しておく。エッチのゴムは男同士でも必須ですよー。腹壊すからな。オレって紳士。
 手のひらにいったん出したローションをアナルに塗り込む。
「ひゃ……!」
 ちょっと冷たかったのか、高臣がびくっと震えた。
 ローションの力を借りれば三本目も何とか入った。
 何も受け入れたことのないそこは、使ってるのは指だけなのにクソ狭い。
 あー。これ入れたらすっげー気持ちいいんだろうな。処女だもん。
 入れたくなるのをぐっとこらえる。
 もう少し鳴らさないと切れてしまう。オレはそういう趣味はないので別に痛めつけたいわけじゃない。
 そういえばアナルに前立腺っつーのがあるんだよな。
 オレは何も考えずにただ動かしていた指を上側のほうに向けて探る。
 確か第二関節くらいだからこの辺。
 指先がこりっとした小豆大ほどのものに触れた。
 
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