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第五章 稼げる体質へ転換する
投資を再定義する③ 重要だが緊急でない投資
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「未来に必要なら経費でなく投資」
そうは言ったものの
「さて、どう分類しようか?」
達社長自身、悩んでいると
所長先生から
3つの切り口で整理しよう
と助け船を出して頂いた。
すなわち
「今の事業を強くする投資」
「今の事業を変革する投資」
そして、
「新しい事業や
チームを創る投資」
である。
リニューアル部門の拡大や
基幹システムの入れ替え投資
これは、事業を強くする投資だ
一方、現場のデジタル化や
WEBを使った顧客獲得などは
きっと、
事業を改革する投資である。
M&Aなどは
基本、新しい事業を創る投資に
なるだろう。
投資額も大切だが、
投資目的が何より大切。
改めてそう実感できた。
建築部長も
「必要だからだけではないですね」
と何かを感じてくれているようだ。
総務課長
「早速分類してみましょう」
そう促され
皆で、20を超える投資分野を
3つに分類していった。
わかりやすい分類方法ゆえ
比較的スムーズに、
ことは進んでいった。
この分類で
一つわかったことがある。
それが、
「未来投資分野が意外に多い」
と言うことだ。
逆にいえば、
それだけ現状の延長にない未来へ
挑もうとしていることになる。
建築部長
「でも、全部投資できないですよね」
「優先順位を
どう考えたら良いですか」
すると所長先生。
その質問には直接解答せず、
「今、次、そして未来」
「このバランスをどうしますか」
そう問われた。
投資でもっとも大切な一つ
それが
「重要だが緊急でない投資」
に対するスタンスを明らかにする
ことなのだと。
「人材育成や新規事業」
などはまさに、
そうした投資なのだろう。
今とは
「今の事業を強くする投資」
次とは
「今の事業を変革する投資」
未来とは
「新しい事業や
チームを創る未来投資」
になる。
今を強くすることは大切たが
そればかりでは 未来がつくれない。
しかし、
未来への投資を増やし過ぎると
足元がぐらつきかねない。
「資源配分」
このバランスが大切になるのだ。
三人で議論した結果
「7対3」そう結論を出した。
つまり、「今に7 未来に3」
と言うことだ。
先生からは、
「今、次、未来」と提案頂いたのだが
シンプルに
「今と未来」に区分けし直した。
「重要だが緊急でない投資を
3割は毎年継続しよう
と言う意志で良いですね」
所長先生は三人の顔を見ながら
そう問いかけた。
「はい」
建築部長と総務課長は、
神妙に答えた。
それが、理屈通りいかない事を
実感しているからだ。
「未来への投資を
絶やさないよう稼がないと」
建築部長がそう言うと
「管理部門でなく財務部門に
変わらないといけませんね」
総務課長もそう答えてくれた。
投資額の3割を
未来に振り向ける。
簡単ではない。
しかし、やり通す。
ビジョン実現へ向け
大きな大きなモノサシが
固まった瞬間である。
そうは言ったものの
「さて、どう分類しようか?」
達社長自身、悩んでいると
所長先生から
3つの切り口で整理しよう
と助け船を出して頂いた。
すなわち
「今の事業を強くする投資」
「今の事業を変革する投資」
そして、
「新しい事業や
チームを創る投資」
である。
リニューアル部門の拡大や
基幹システムの入れ替え投資
これは、事業を強くする投資だ
一方、現場のデジタル化や
WEBを使った顧客獲得などは
きっと、
事業を改革する投資である。
M&Aなどは
基本、新しい事業を創る投資に
なるだろう。
投資額も大切だが、
投資目的が何より大切。
改めてそう実感できた。
建築部長も
「必要だからだけではないですね」
と何かを感じてくれているようだ。
総務課長
「早速分類してみましょう」
そう促され
皆で、20を超える投資分野を
3つに分類していった。
わかりやすい分類方法ゆえ
比較的スムーズに、
ことは進んでいった。
この分類で
一つわかったことがある。
それが、
「未来投資分野が意外に多い」
と言うことだ。
逆にいえば、
それだけ現状の延長にない未来へ
挑もうとしていることになる。
建築部長
「でも、全部投資できないですよね」
「優先順位を
どう考えたら良いですか」
すると所長先生。
その質問には直接解答せず、
「今、次、そして未来」
「このバランスをどうしますか」
そう問われた。
投資でもっとも大切な一つ
それが
「重要だが緊急でない投資」
に対するスタンスを明らかにする
ことなのだと。
「人材育成や新規事業」
などはまさに、
そうした投資なのだろう。
今とは
「今の事業を強くする投資」
次とは
「今の事業を変革する投資」
未来とは
「新しい事業や
チームを創る未来投資」
になる。
今を強くすることは大切たが
そればかりでは 未来がつくれない。
しかし、
未来への投資を増やし過ぎると
足元がぐらつきかねない。
「資源配分」
このバランスが大切になるのだ。
三人で議論した結果
「7対3」そう結論を出した。
つまり、「今に7 未来に3」
と言うことだ。
先生からは、
「今、次、未来」と提案頂いたのだが
シンプルに
「今と未来」に区分けし直した。
「重要だが緊急でない投資を
3割は毎年継続しよう
と言う意志で良いですね」
所長先生は三人の顔を見ながら
そう問いかけた。
「はい」
建築部長と総務課長は、
神妙に答えた。
それが、理屈通りいかない事を
実感しているからだ。
「未来への投資を
絶やさないよう稼がないと」
建築部長がそう言うと
「管理部門でなく財務部門に
変わらないといけませんね」
総務課長もそう答えてくれた。
投資額の3割を
未来に振り向ける。
簡単ではない。
しかし、やり通す。
ビジョン実現へ向け
大きな大きなモノサシが
固まった瞬間である。
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