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第6章 サトル、始まり

6-2-6 我が名はニケ

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「ほれほれ、もう水から出たじゃろ。泣くな」

 ハスキーな声で耳元で囁かれて、背中から腰がぞわっとした。
 な、なに、今の?
 俺、だれかに抱きしめられてる?
 ああでも、それよりこめかみが痛い。鼻の奥も痛い!
 抵抗もできずにぐったりしたまま苦しい息を繰り返していたら、俺を抱えた人の足が地面についたらしい。背中と膝の裏に腕を入れて、軽々と俺を抱えて歩き出した。
 ざばざばと歩き出した振動で、無意識にその人の首に腕を回そうとする。ルーファスネイトかヴィントみたいな人じゃないかと勝手に思ったんだ。
 でも、ふにょ、ふにょんっと腕に当たってる柔らかいものが揺れて、違和感を覚えた。
 え?
 ぽよぽよ、ふにょん。涙だか水だかが目から落ちて、はっきりした視界に見えたのは、健康的な琥珀色の肌だ。

「やれやれ。懐かしい唄で目が覚めたと思ったら、おい坊主。我が見えているか?」

 ぎくしゃくと視線を上げると、玉のような滴を垂らした真っ赤な髪が見えた。
 くっきりした鎖骨としっかりした肩、首……柔らかな曲線の赤い唇と、チラリと覗く白い牙。
 その顔を見てまず印象に残ったのは、不揃いながらばさばさと濃い睫毛に囲まれた縦長の瞳孔を持つ鋼の色の目だった。まるで爬虫類みたいだ。
 感情を映しにくいはずなのに、笑ってる口元のせいか俺を見て目を細めてるせいか、楽しそうな気持ちがちゃんと伝わってくるから怖くない。
 通った鼻筋、りりしくて意志の強そうな眉。尖った耳と、その後ろからちらりと見える飾りっぽいひれ。
 そして、頭には銀色っぽい光沢の優美な形の角が一対、生えていた。

「さて怪我は……うん? これはスライムに噛まれたか」

 ちらっと腕を見て笑ったその人に、そっと地面に下ろされた。ここは……花畑? 女神の鏡に、こんな浮島があるなんて知らなかった。

「毒は抜けておるな」

 左腕をのぞき込むついでにぐいっと胸元に抱き寄せられて、ぽよよんっと頬が柔らかい膨らみに埋まる。
 ぎくしゃくと視線を動かすと、そこにはこんもりと丸くて魅力的なカーブを描いた山があった。たぷん、ぷるんって、プリンってこんな風に揺れるよね……。
 それと、山の頂点にある赤みの強い、幼いころなら迷わずぱくっと咥えてた……。
 え、おっぱい!? なんでおっぱい!?
 慌てて離れて見ても、おっぱいだ!
 ぎゅっと目をつぶって後ろを向いて、わけのわからない展開に慌てて深呼吸する。
 あれ、俺、さっきまで湖に沈んでたよな? ケルピーに助けられて、それから……?
 ぎゅっと握ったままだったソロモン・コアを苦い思いで見て、諦めてもう一回首にかけた。
 落ち着いて自分のいるところを見たら、どうやら小さな花畑っぽい。

「ここ……なに?」
「ここはかつて我の友であった人の子の墓だ」
「お墓!?」

 慌てて地面をよく見たら、本当だ。花の隙間に金属のプレートが見えてる。
 そこに彫られていたのは、簡潔に「我が友ここに眠る」だけ。でも、見ているだけで胸が締め付けられるような想いが伝わってきた。

「ああ、そうさ。我以外に会いに来る者はもうエルフたちぐらいしかいない……いや、そうでもないか」

 ふっと顔を上げた人が遠い目をして、なにか……気配を探ってる?

「ふっ、『享楽の涙』の道化師と『怠惰の爪』を持つ化け猫か」

 なんだ、それ?
 確か、「怠惰の爪」はリチャードの持ってる神器だよね? じゃあ、「享楽の涙」は……。

「それは、ピルピルさんのこと?」
「ああ、そういえばあやつ、やたら長ったらしい名前であったな」
「うん……」

 どうしてピルピルさんのことを知ってるのか気になったけど、あの人に知り合いが多いのは今に始まったことじゃないし。
 それより、今の状況だよ!
 おかしいな。さっきまで夜じゃなかった?
 一応お昼に戻ってる。霧だか靄だかは濃いままだし、ケルピーたちは遠巻きだし。
 でも森の方はちゃんと見えるのが不思議だ。
 みんなはどうしちゃったんだろう? 俺のこと、探してくれてるかな?
 俺がいなくなったことには気がついてくれてると思いたいけど、もし気がついてなかったら?
 それどころか、俺がいろんな記憶をなくしたように、俺のことを忘れたりしたら……。

「…っ」

 いやだ!
 怖くなってぶわっと涙が出る。
 いやいや、泣いてる場合じゃない! がんばれ、俺!!

「ふふ、泣いたり笑ったり、人の子はほんに忙しないものだなあ?」
「俺、笑ってないよ!」

 むっとして振り返ると、ゆっくり立ち上がって俺を見て笑う綺麗な人がいた。っていうか、めちゃくちゃ視線を感じる! 視線だけで舐め回されてるような気がするんだけど!?
 上から下まで、たっぷりじっくりねっとり…って、なんでこの人こんなに俺のことを見て…………。
 そこで遅まきながら、やっと気がついたというか、意識した。
 まるで真珠のように水滴を全身に飾った真紅と琥珀色のこの人が、体格はいいけどれっきとした女性であることを。
 いや、さっきめっちゃおっぱい見てたじゃん、俺! そこで普通気づくよな!?
 だって、なんかあんまり女の人って感じがしなかったっていうか!!
 背がすごく高い。巨人族タイタンの女性ぐらいあるかも。
 今も腰に手を当てて、堂々と仁王立ちしているから、その全身がはっきりと目に入った。
 重力をものともしない、どんと正面に突き出した釣り鐘型の豊かなおっぱいと、みぞおちに腹筋が浮かんだ筋肉質でぐっとくびれたウエスト。豊かに張り出した腰までの魅力的な曲線美と、そこから続くしっかり鍛えられていながらも、絶妙に女性らしさが乗った長い脚。
 そこに腰まである長い真っ赤な髪が、濡れてまとわりついてるのがすごくなまめかしい。
 足の爪も赤くて、そこから入れ墨のように、でも明らかに魔力で赤く不思議な模様が太ももまで描かれている。
 でも一番目を引いたのは、心臓を中心に肩から腰まで斜めに切り裂かれた凄惨な傷跡だった。
 だけど、それはこの人の身体をより魅力的に飾っていて、決して痛々しいものじゃない。
 そして長くしなやかな脚の向こうに、真珠のような光沢を帯びた赤い鱗に包まれた太くて力強い尻尾が揺れていた。
 へえ、髪の毛が赤かったら、下の毛も赤いけど少し暗い色になるんだな。
 ぼんやり見ていて、その茂みからぽたりと一つ水が落ちて、ようやく気がついた。
 この人! 裸!! 全裸ッ!!
 息を呑んで固まった俺の前で、じっと俺を見ていた鋼色の目が、いっそう細くなった。え、めっちゃ笑ってる!? なんで?
 裸を見やがったコイツは餌とか、そういう感じ!?

「ん~~、眼福、眼福♪」

 眼福ってなにが……。え、だからどこ見てるの?
 彼女の視線を辿って、やっと気がついたっていうか、思い出した。
 俺も、裸だ。
 しかも全裸だ。
 無防備に座り込んでいて、足を開いてなにも隠してないし……。
 頭が、真っ白になった。
 大柄な女性が目の前に片膝をついてしゃがむ。

「幼い器は、ただただ愛いものよなあ?」

 マニキュアじゃない。赤くて鋭い爪を持つ、大きな手が伸びて来た。
 その手から強烈な火のマナを感じて、釣られたように頬がかっと熱くなった。火花のようにマナを散らす俺の頬に触れたときは、その赤い爪は丸くなってた。

「ひっ」
「ああ、柔らかいなぁ。ふふ、懐かしい。人の子の肌だ……」

 囁くような声が、耳から中に伝って直接背骨を撫で下ろされたような気がする。
 な、なにこれ、なにこれ!?

「や、やめ……ッ」

 頬から首、肩を柔らかく辿られて、ぞわぞわと悪寒がした。
 この人は、人間ヒューマンじゃない。獣人族ガルフでもない!
 俺、食べられる!?

「いやだ!」

 拒絶の声を上げたら、火のマナが熱量を上げて、蝶より一回り大きな炎のマナの姿に変わった。
 あ! 女の人に火傷させるのはさすがにダメだ!!

「俺から離れて、危ないよ!」

 慌てて押さえようとしたけど、裸を見たり見られた恥ずかしさもあって自分じゃ制御できない!
 でも、女の人は平気だった!

「愛いことを申すものよ。危ないものか。火は我の友であり恋人だ」

 俺から散った炎のマナをひょいと捕まえて、リンゴにでもするように口づけて舌に乗せた。

「ひぃ…っ?」

 俺から出たマナだからか!? 人よりもざらついた熱い舌の感触が全身にダイレクトに伝わって、身体が飛び上がる!
 なんでっ、どうして生きたままこんな、食われるみたいな……!

「ちょっと待って、やめっ」

 怖くなって取り戻そうとしたけど、うれしそうに火のマナを飲み込まれて、ぐらっと視界が揺れた。

「あ、あ」

 魔力を、取られたっていうか、喰われた…!!
 はぁっと、炎のマナを含んだ息が漏れる。引きずり出される……怖い!

「久しぶりの甘露であったぞ、坊主」

 そう言って本当にごちそうでも食べたように、ぺろりと赤い唇を舐めた長い舌を見て、ぶわわっとまた炎のマナが散って、捕まえられる。
 知らなかった……。魔力を喰われるって、こんな、こんな怖い思いをするんだ……! どんどん力が抜ける、やばい!
 闇魔法ネイトスペル生命吸収ヴァンピールとかやられるの、こんな感じなのかも知れない。絶対、やられたくない!

「見よ。おぬしを心配してサーベルキングとその家族まで出て来たぞ」

 濡れた長い髪をばさっとした全身から、鳥のような形の炎のマナが舞い上がって、一気に赤い髪が乾き、ゆるやかに波を打って豪奢なマントのように背中を覆った。
 くらくらする頭を振ってた視界に、その背中にも大きくひきつれた、明らかに相当な肉を持って行かれた傷跡が見える。
 胸元もそうだし、背中にまで……? どうして、この人はこんなひどい傷を?
 不思議に思って瞬きすると、目の前でぐっと上を向いた豊かなお尻をちょうど隠すように長い尾が揺れた。

「ああ、心地よい目覚めだ」

 しなやかな背中に、ばさっとコウモリのような皮膜と、関節に鋭い角のような骨が出た大きな翼が片方だけ出てきた。
 そこまで見て、俺は遅まきながら、やっと気がついた。

「あなた、竜族…!?」

 なんだ?
 頭の中で、チカ、チカとなにか引っかかる。
 赤い髪が揺れて、女性がゆっくりと振り向いた。

「いかにも。我の名はニケ。怒れる炎の谷の竜だ」

 ニケ……竜族の、女戦士……?

「もっとも、もはや翼は奪われ、永き時を眠りの中で過ごし、化身の力も失った。今の我は飛ぶこともできず、ただ無様に地を這うだけの蜥蜴のようなものよ」

 そう言って自嘲的に唇をゆがめて笑ったニケに、俺はとっさに言ってしまった。

「ほとんどの生き物は地面の上だよ。あなたの脚はとても強い。いいじゃないか。歩けば」

 竜族は、空ばかり見上げて生きる種族じゃないはずだ。
 そう思って言うと、きょとんと目を丸くしたニケが今度は「ふっ」と優しく笑った。

「ははは……!」

 あれ、しかも大笑い?
 っていうか、そんな大きなリアクションをされると、胸が! 胸が、たゆんたゆん揺れて、どうしても目がそっち行っちゃうんだけど!

「服着て…!」

 たまらず顔を覆って言ったのに、ニケは気にしない!
 あげく、目の前に片膝をついてしゃがまれて、一瞬見てはいけない部分が見えかけて慌てて顔をそらした!
 む、胸はまだしも、下は! 下はだめだ、なんかダメだ、なんでってわかんないけど、ダメなものはダメ!!

「どうした?」
「服を着てってば!!」
「そんなもの、岸辺だ。ここにはないぞ」
「でも隠して! 裸は! こっ、恋人にだけ見せてください!!」
「おぬしも裸だが?」

 だしッ、だしッ、と、楽しそうに尻尾が地面を叩いて、せっかくここに植えたんだか供えたんだかの花が散る。地面もちょっと抉れてるし、パワーがすごい! さすがに狼や猫の尻尾とは違うな!?
 っていうか、確かに俺も裸だけども!!

「だって、俺の服、ウンディーネがどっかやっちゃって……」

 鞄もだ。おっかないけど、あとで潜って探さないと。

「そうかそうか。あとで我が持ってこさせてやろう」

 にっと赤い唇で笑ったニケの顔が近づいて、鼻先が触れそうな距離で止まった。

「な、なに?」

 じっと、鋼色の目が俺を見る。縦長の瞳孔がきゅっと細くなって、瞬きの後で丸くなった。

「あぁ……」

 唇に吐息が触れた。焦点を失いそうな距離で、鋼色の目に悲しみが浮かぶ。
 瞬きのあとは、ニケから伝ってくる火のマナから胸が痛むほどの優しい感情と、淋しさと……。

「懐かしい目と、魂を持つ人の子よ」

 ニケの中の……深い、深い悲しみが、俺の胸を刺した。
 しゃりん……。
 また、あの音。
 その悲しみが涙になって、俺の目から流れ落ちる。

「始まりを唄う者よ。ほれ、泣くな」

 こんな痛みを抱えて、ひとは……生きていられるものなのか………?
 ニケの指が俺の涙を拭う。
 心が痛くて、指じゃ追いつかないぐらい、涙が出てきた。

「ううぅ…っ!」
「ふふ…他人のために泣くか。優しい子だ」

 滑り落ちた涙をべろっと舐め取られたところで、俺の限界が来た。
 そういえばさっき、魔力を喰われたんだった! 今度はパリポリ直接喰われそうで怖いし! お互い裸なんだってば!!

「~~~~ッッッ!!」
「おおっ?」

 ニケを突き飛ばして這うように逃げた俺から盛大な悲鳴と、六属性のマナが同時に吹き出して、ぱんっとなにか薄いガラスみたいなものが壊れる音が何重にも響く。
 数頭のケルピーが俺の服や鞄を口に咥えて上がってきてくれて、俺はとにかく上着を胸にかき抱いてうずくまった。
 視界に俺の鞄が入ってくる。
 ルーファスネイトの小鳥……ヴィント! もうヴィントを呼んでやる!! ついでに兄貴も来てくれるはず、たぶん!!
 よろよろ術式を描いて展開スプレッドして、泣きながらまさに飛ばそうとしたところで、仲間の気配がした。

「サトル!?」
「サトル君!!」

 ピルピルさんと、リチャードの声……?
 小鳥を握りしめて顔を上げた先の岸辺で、俺の姿を見た二人が、まさに驚愕したって顔をしてた。

「ほう? 懐かしい顔だな」

 くしゃっと俺の頭に大きな手が乗る。

「ほれ、もう泣くな。ほんに愛い子だ」

 片腕で抱き寄せられて、ふにょんっと柔らかい胸に埋まるし、ほっぺをべろっと舐められるし!

「もうやだああぁッ!」

 本当に無理! 限界!!
 俺は意味不明な叫びを上げながらニケを突き飛ばして、小鳥を握りしめたままびええっと泣いた。
 とたん、さっきみたいに俺から飛び出した六属性の魔力がキンキンっと鋭く空気を震わせて、リチャードの「ぶしゃああああッッッ!!」が響くわ、氷の槍が上から降ってくるわ、風のマナが荒れ狂うわ!
 どっちも俺のことは避けてくれてたけど、せっかくの花やニケは直撃だ!
 痛くないの!? っていうか、お墓! さすがにそれは!!

「あ」

 あわあわ起きたところで手からくしゃくしゃになった小鳥が離れちゃって、氷の槍や鋭いかまいたちを何発か食らって傷つきながら、それでも渡り鳥の旅立ちのように健気に美しく空に消えていった。
 あーあ、メッセージもなにも入れてないや。悪いことしちゃった。今ごろあの二人、どこにいるんだろ? 無事ならいいけど……って、いや! 今はそれよりこの状況だ!

「てめえ、そこ動くなクソ竜め!!」
「言い訳はあとからお聞きしましょう!!」

 うわあ、二人とも完全にキレちゃってる!
 ピルピルさんは俺が見たことない黒いダガーを振り回してるし、リチャードは両手に黄金の爪を剥き出して恐ろしい形相だし。

「あっはっは! 道化師と化け猫が我に挑むか! 目覚めの良い運動だ!!」

 すっぽんぽんのまま、二人に襲いかかられながら、ものすごく楽しそうに高笑いするニケの翼をもいだり心臓を切り裂こうとした猛者は、きっとゲームだったらラスボスみたいな恐ろしい相手だったに違いないと思う……。
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