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第3章 サトル、謡う

3-4-5 バンシィ騒動

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「魔界……そういえば、さっき魔族って」
「ええ、可憐なお嬢さん。わたくしは魔族です。過去の忌むべき大戦が終結して二百年余り。我々も少しずつこちらの人族と交流を持ち始めているのですよ」
「二百年……」

 俺たち人間ヒューマンには長い時間だ。
 なんかよくわかんないけど、戦争があったのか。でも今は敵対してないってこと?
 それならうれしいな。だってこんな大きな猫…リチャードさんと戦うのはいやだ。
 本当に強そうだけど、めちゃくちゃ猫じゃん! いや、ほかの魔物とは戦ってるじゃないかと言われたらそれまでだけど。
 リチャードさんは優雅な仕草でそっとマリーベルの手に口づけて、次は俺に向き直った。

「我が親愛なる友、ピルパッシェピシェールの弟子だとか。可憐な少年」
「サトルと呼んでください」

 俺の手にもなんかしてもらえるんだろうかと、ちょっと期待してしまうのはしょうがない。

「おや、どうしました? そんなに頬を染めて」
「いえ、その……かわ、か、かっこよくて」
「おや」

 だってもふもふ…こんな大きくて言葉が通じるもふもふが目の前に! 興奮するなって方が無理だろう!!

「ふふふ、これはうれしいことを。ありがとうございます。我がグロウリィ家は常に気高く、誇り高くあれが家訓。君の賛辞はとてもありがたく、光栄です」

 手を! ぎゅっと! してもらえた!
 握手だ!
 もちろん、あのもちっとした肉球をしっかりと握れた!!

「ああぁ……好き……!」
「おい、少年。正気に返れ。でなきゃヴィントがおまえの足首を掴んで振り回すぞ?」

 思わず口走ったらピルピルさんにそんなことを言われて、え? と振り返ると、どうやらヴィントはルーファスネイトを手伝ってたらしい。
 ルーファスネイトはなかなか毛が取れないらしい外套を持って口を尖らせてるだけなのに、ヴィントは俺のことを「この子大丈夫? ちょっと振り回して正気に返す?」みたいな顔で見てた。
 き、気をつけよう…!
 でも、俺だけなの? なんでみんなリチャードさんを前にして、そんな冷静でいられるの!?

「おや、我らが友、ラスクミオではないですか」

 焦ってる俺を残してというか、気にせず近くに現れた緑色の美しい豹、ラスクミオを見つけたリチャードさんがそちらに行って、俺は残念な気分でぽてぽてと歩いて行く羽根つき帽子と赤いマントがよく似合う、大きな猫の後ろ姿を見送った。
 あああ……ラスクミオがうれしそうにすり寄ってる。リチャードさんが撫でてる。うらやましい…!

「よし、じゃあそろそろ……っと思ったけど、ルーはまだかかりそうだなー」
「めっちゃがんばってるよね……」

 ルーファスネイトはまだばっさばっさと外套をはたいてるけど、なかなかリチャードさんの毛が取れないみたい。
 ヴィントは苦笑しながら、マリーベルは大真面目に手伝ってる。俺も手伝いに行こうかと思ったけど、それより俺もラスクミオを触りたいなあ……。

「ほら、少年。時間も空いたし、ちょうどいいからおさらいだ。さっきの謡ってみろ」
「えー、俺今、そんな気分じゃないよ」
「気分もくそもないぞー。謡え。感覚を忘れないうちに覚えろって言ってるんだ」

 またお尻を叩かれた!
 渋々竪琴を出して、最初の一小節を弾いて口ずさむ。

「駄目だ、魔力が入ってない。集中!」
「えぇ…だって」
「だってじゃない!」

 今はべつに毒を受けて困ってる人も寝てる人もいないんだし、いいじゃないか。っていうか、魔力を込めるってどうやるんだよ?
 面白くない気分でもう一回謡い出したら、ギラッとブルーの目を物騒に光らせたピルピルさんに叱られる前に「ブシャアアアアッッッ」って異様な叫びが聞こえて、俺は飛び上がった。
 ラスクミオも飛び上がって、あっという間に姿を消す。

「な、なんなの!?」
「二人ともボクの後ろだ!」

 ルーファスネイトの外套の毛取りを手伝ってたマリーベルといっしょに、ピルピルさんが俺たちをまとめて後ろに下がらせた。
 ルーファスネイトは剣の柄を握りながら、ヴィントは両腕に黒い刃を出して駆け込んでくる。形状が剣より盾っぽいから、庇ってくれるつもりなんだ。

「やれやれ。あれが掛かってきたら骨が折れるな」
「『世にも恐ろしきもの』って言ってたし、もしかして、なにかに入り込まれたとか?」
「いや、あれはあのハーブでラリラリしただけだろ。ったく化け猫紳士ジェントルめ、こういう気まぐれは勘弁して欲しいぞー?」

 呑気に言いながらも油断なくダガーを抜いて姿勢を低くしたピルピルさんの前で、リチャードさんが鋭い形になって荒れ狂う風のマナをまといながら全身の毛を逆立て、黄緑の目を爛々と光らせて牙も爪も剥き出しにしていた! バリバリに膨らんだ尻尾なんか、まるでブラシだ!!
 びっくりしすぎて固まってる俺たちの前に、いつでも抜剣できる体勢でルーファスネイトが出た。

「リチャード、どうした?」

 剣に手を掛けていても、穏やかな、いつもの声だ。
 その声に少し落ち着きを取り戻したのか、荒い息をつくリチャードさんの毛並みが少しおとなしくなって、でも剥き出しの爪はそのまま、無言で俺たちというか、俺を見る。
 え……? か、鞄のことじゃ…ないよね?
 だって見せてないし。

「…っ」

 獣を通り越して魔物そのものの目が恐ろしくて一歩下がると、マリーベルが俺の横についてクリスタルワンドを構えた。
 そんな俺たちを見て、ピルピルさんがふっと笑って小さな肩を竦める。

「おーい、リチャード、ボクたちの友情は長いよなー? 出会ったのはおまえが仔猫のころだったはずだぞ?」
「いえ……ええ、はい。そうですね…。いや、しかしこの声は……!!」
「声? サトルの声がどうかしたのか?」

 やっと喋った!
 ルーファスネイトが後ろ手になにか手で伝えたみたいで、ヴィントが黒い刃をしまって、俺とマリーベルを引き寄せる。

「はい。この声は、あの夜……確かにわたくしがこの耳で聞き、調査を志願した穢れし歌い手トゥール、バンシィの声です!」
「え?」
「そ、そうなの?」
「違うよ!?」

 ぐるんっとヴィントに見られ、マリーベルに聞かれ、俺は慌ててぶんぶんと全力で首を横に振った。
 だって、この誤解はひどい!!

「んー? どういうことだい?」
「さて……。サトルから魔族の気配は感じないが?」

 ピルピルさんもダガーは握ったままだけど気の抜けた声で、ルーファスネイトはことりと首をかしげて、リチャードさんに聞く。

「ですが、間違いないのです! わたくしは誇り高き魔界のハトゥール族の戦士! この耳はあなた方人族とは比べものにならないほどに鋭い!」
「いやまあ、そりゃそうだけども。んー…」

 キラっと暗く光ったブルーの目が俺を振り返る。
 こ、これは、俺、もしかして大ピンチなのでは?
 ただでさえソロモン・コアなんて怪しいものを持ってる上に、どうやら小人族リルビス以外ではめったにいないらしい吟遊詩人バルドラーなんてジョブを持ってるし。
 つい昨日出会っただけの子どもより、長年の友情を取られても仕方がないのでは!?
 こ、この全員に狙われたらさすがに命がなさそう。鞄を抱いてガタガタ震えてたら、マリーベルがぎゅっと俺の手を握って「あんたがバンシィでも、あたしは気にしないわ!」って言ってくれた。いや、そこは違うって信じて欲しい!

「サトル君、ベルちゃんも、大丈夫だから」

 ヴィントもぎゅっとマリーベルごと抱きしめて言ってくれたけど、リーダーは一応ルーファスネイトだし。ピルピルさんはそのお父さんだし!

「親父殿……」
「うん、ちょっと想像ついたな。サトル、出てこい」

 切るの? 切られちゃうの??
 うしろのリチャードさんの黄金の爪、めっちゃ出てますけど!?

「サトルをどうするつもりよ!?」
「どうもしないさ。ほら、いいからこっちへ来い。ヴィント、連れてきな」
「うん。ほら、行こうか」

 あ、選択の余地なし! 連行されて、ひょいっと押し出された!!
 くっついてきてくれたマリーベルに申し訳ないから、切るなら俺だけにしてもらうしかない。

「おまえ、森の家を出たのはいつだって?」
「三日…あ、違う。えっと……もう五日前、になるのかな」
「リチャード、おまえがバンシィの声を聞いたのは?」

 うッ、リチャードさんの鋭い猫目が俺に突き刺さる!!

「五日前と、四日前、……ですね。これは危険と考えて調査を開始したのです。ですが、この二日間はまったく聞こえなくなりました。よもや町にまで入り込まれ、我が心の友に取り入っていようとは」
「お、俺そんな……」

 なにもしないよ! なのになんでそんなおっかない顔で爪を出してるんだよ!!
 言いたいのにビビって言えないこの情けなさ!
 思い知った。猫ってかわいいだけじゃない……。
 そうだよね。だって虎とかライオンだってネコ科じゃん。そしてすごく危険だもんな!

「ほーう、このボクが魔物に騙されるような間抜けだと?」
「ピルパッシェピシェール、あなたは狡猾で隙がないように見えますが、それでいて獣人族ガルフのように、懐に受け入れた者にはどこまでも優しい。そんなあなたの優しさを利用する者をわたくしは許せないのです!」

 口調は軽いけどピルピルさんの金属的な水色の髪やブルーの目が淡く光り、水のマナが散る。
 それにも怯まず、リチャードさんは真っ向から向かい合ってピルピルさんを諫め、俺に殺気のこもった視線を向けた。
 風のマナがこっちに吹き付けて、切れてもないのに肌がチリチリする。いつもは蝶の形に見えるマナが、ちぎれた葉っぱみたいになっていて、それがリチャードさんの俺に対しての強い敵意だとわかって悲しかった。

「ケンカしないで…っ」

 ひいい、でも今は怖いより悲しい! だって友だち同士なんでしょう!? 大人になって「親友」とかって言えるような相手ともめて欲しくないよ!!
 へっぴり腰ながらなんとか止めようと前に出かけた俺の腕を掴んで、ピルピルさんがダガーを鞘に戻す。
 それから言われたんだ。

「いいだろう。はっきりさせてやるさ。サトル。正直に言えよー?」
「はい……」
「おまえ、森で謡ったか?」

 え、なんでそれを聞かれるの?

「サトル~?」

 とっさに黙り込むと、ぎろっとブルーの目が光った。

「う、歌った…けど、べつに俺、バンシィなんて……」
「やはり! あの深き森の深遠なる夜の闇の中! 絶望と悲しみが遠く遙かに木霊する、ああ美しくも鋭くこの胸を貫く呪われた旋律は、バンシィだけが持つものです!!」

 ごにょごにょと白状して頷くと、まさに化け猫って叫びたくなる形相で、びしぃ! とリチャードさんに前脚を突きつけられた!!
 同時に吹き付けてきた鋭い形の風のマナは、ピルピルさんが片手を振って散らしてくれる。

「あーはいはい。おまえ、寂しかったのか?」
「!?」
「あんな森の奥から、ひとりぼっちで町に出てきたんだよな。で、夜になったらますます寂しくなって、謡っちゃったと」
「な、なんでそんなこと言わなきゃいけないんだよ…!!」

 ひどいよ、公開処刑じゃん!

「俺が歌ってようが、踊ってようが、一人なんだからべつにいいじゃないか!!」
「大事なことだから聞いてんだ! 謡ったんだな?」

 小さな手にぐいっと、薄いシャツが破けそうな強さで引っ張って聞かれて、俺はぎこちなく頷いた。
 ルーファスネイトとヴィントが、なぜかほっとため息をつく。

「うん、子どもが一人で夜の森で過ごすのは、さぞ心細かっただろう」
「そうだね。歌っちゃってもしょうがないよね」
「え? なにか問題なの? あたしも一人だったら歌ぐらい歌うかも知れないけど、だめなの?」

 すっかり剣を離して腕を組むルーファスネイトとヴィントがうなずき合って、マリーベルも意味はわからないながらも、俺に同意してくれる。
 リチャードさんにも少しは伝わったのか、黄金の爪がようやく引っ込んで、猫の顔なのにちゃんと伝わる、なんとも言えない表情で俺とピルピルさんを見比べた。
 不審そうな表情そのままに、尻尾がゆらゆらと左右に揺れてる。

「リチャード、まだボクが面倒を見る前とは言え、不肖の弟子が迷惑をかけたな。この通り、詫びよう」
「そうだな。親父殿が詫びるなら、俺もおまえに詫びよう」
「あれ、そうなの? じゃあ僕も詫びようかな」
「頭を下げたぐらいで気が済むなら、あたしだって下げてあげるわ!」

 なんだ、この連鎖!
 っていうか、マリーベルは全く関係ないよね!?

「ちょっと待って! 俺のせいなんだから俺が詫びるよ!?」

 ピルピルさんとルーファスネイトに深々と頭を下げられて慌てたら、リチャードさんの逆立っていた毛並みがだんだん落ち着いてきて、今度は少し困ったように耳を片方へたらせて俺を見た。
 それから前に出てきて、頭を下げたままのピルピルさんとルーファスネイトの手を恭しい仕草でそれぞれに取る。

「おお、我が心の親友よ。そして美しい夜空の化身よ。どうぞ頭を上げてください」

 そしてそのまま宝石のような黄緑色の目で、今度は穏やかに俺を映した。

「もしや、君は本当に普通の人間ヒューマンなのですか?」
「そ、そうです……」
「いや、普通じゃないなー。ボクの弟子って言っただろう。真面目に聞けよ。こいつは吟遊詩人バルドラーだ」
「なんと!」

 キランと黄緑の目に光が浮かんで、細くなってた瞳孔が丸くなる。真実を見抜こうとするような目だ。
 ひい、またこの紹介か! このジョブは俺には荷が重いよ!!

「サトル、いいかー?」
「はい……」

 しょんぼり返事したところで、ひゅっとピルピルさんが視界から消えて、スパン! と俺の頭がいい音を立てた。痛い!!

「この、大バカモンが! 吟遊詩人バルドラーが負の感情に任せて馬鹿でかい声で謡うんじゃない!!」

 やっとわかってもらえたかと思ったのに、今度はピルピルさんに怒られたー!?

「だ、だって! 知らなかったんだもん!! 俺はちょっと歌っただけなのに!」
「ちょっともくそもない! たとえ知らなくても、おまえが不安や恐怖や寂しさを込めて謡った結果がこれだ! バンシィ出現の報を受けて、先発としてリチャードが出た! だが連絡が途絶えちまって、追加調査団が編成されることになってたんだぞ!?」
「おや、それは失礼しましたね」

 烈火の如く怒るピルピルさんにリチャードさんはのんびり謝ってくれたけど、説教は終わらない。
 そ、それは俺のせいなのか……!!

「これまで知らなかったなら、今ここで覚えろ! 吟遊詩人バルドラーのもつ呪歌バルドはそれだけの力があるんだ! おまえたちだって知ってるだろう!? バンシィは自分のいるフィールドで最も強い魔物を引き寄せる! バンシィがもし浅いエリアに出るようになれば、森の危険域が広がって入れる冒険者も激減するし、そうなると森で取れる恵みが高騰する! ただでさえジークハースから派遣される司祭やハイプリーストの謝礼は高額なのに、薬が枯渇することでそれでもあの教会に行かなきゃならない者が出るし、それを機会にしてより金を搾り取ろうとするかも知れないんだぞ!?」
「…ッ」

 でも…だって、それって俺のせいなのかよ……。
 吟遊詩人バルドラーなんて、ゲームでは町ごとにいたし。そんな強いジョブじゃなかったし……。
 俺は魔法スペルと宝珠でどうにでもなるから一周目はいらないって、ゲームじゃジョブだって取ってなかったのに。
 じゃあ俺は、吟遊詩人バルドラーになんかなりたくなかった! 音痴はいやだけど、こんな理不尽な話があるか!!

「ね、ねえ……」

 俯いて、唇を噛んで黙り込んだら、マリーベルが俺とピルピルさんを見て心配そうになにか言おうとしてくれたけど、ピルピルさんが鋭い目で黙らせる。
 そこに、リチャードさんの落ち着いた声が響いた。

「ピルパッシェピシェール、もう良いのです。バンシィは誤報とギルドに送りますから」
「いや、それはおまえの経歴に傷が付く」
「もっとも長く謡い続け、もっとも多くの呪歌バルドをその身に宿した我が友よ。吟遊詩人バルドラーの、しかも人間ヒューマンの弟子なんて初めてでしょう。なにかあってその子に咎が及ぶといけない。ここはわたくしの顔を立ててくださいませんか?」
「せっかくのSランク昇格の機会を潰してすまん。………頼む」

 お、俺のせいか。
 ピルピルさんが深く頭を下げたのに続いて俺も頭を下げたら、俺の肩にそっと暖かい肉球がぽにっと乗って、この人こそ吟遊詩人バルドラーになれそうな、大人っぽくて上品ないい声で朗らかに言ってくれた。

「また機会はありますよ。お任せあれ」

 鞄から鳥の羽を模したガラスペンを取り出して白い紙にさらさらとなにか書き、……どうやってペンを握ってるんだろう? 続けて優雅な仕草で折鶴を折り…って、あれもどうやってるんだ? ……あ。魔力を使うのか。器用だ!
 リチャードさんは自分で折った小鳥にふっと風の魔力を乗せた息を吹き込んで、すいっと飛ばした。
 あ、さっきルーファスネイトのとこに届いたときと違って、ぐんぐん高度を上げてシューって飛んで行った! 速い。こういうのにも上手いとか下手とか、体調もか。あるんだなあ。

「悪いな、借りとくぞ」
「水くさい。こんなことで借りなどと言うほど、わたくしとあなたの友情は軽いものではありますまい」

 また笑った。不思議だ。同じ顔のはずなのに、今度は怖くない。
 あ、黄緑色の目が俺を見た。
 思わずびくっとしたけど、今度は牙を剥き出しにされなかった。
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