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第3章 サトル、謡う
3-2-2 殺意と暴力
しおりを挟む「ここは…」
「おや、そんな匂いをつけていても感じるかな。ここはもともとゴブリンの巣でね。潰したついでに我々がありがたく使っているんだ」
ゴブリンの巣? 慌てて視線を向けたら、確かにぼろ切れや千切れた毛皮、武器だったらしい木の棒なんかが転がってる。
左側が見にくいのは腫れて瞼が塞がってるせいかな? 今の顔を鏡で見たら俺、ショックで笑うかも。
「さて、じゃあ改めて話を聞こうか」
ノウマンが顎で指示すると、獣人族のジッドが出てきて無造作に俺の鞄を掴んだ。
「あ」
止めようにも力じゃどうにもできない!
あっさり取り上げられて、中身をひっくり返される。
「どうだ?」
「中は特になにもねえな」
火を近づけて覗いても、中身はなんの変哲もない鞄だ。
「生憎本物のマジックアイテムの中身を見たことがないから、なんとも言えないねえ」
「なにか入れてみればわかるのではないか?」
巨人族のベイルが口を出して、三人が顔を見合わせる。
「ある程度大きさのあるものでないと。さて…」
……ここで自分の剣を入れてみる、ぐらい間抜けだったら助かるんだけどな。
「これならその鞄より大きいか。サトル・ウィステリア君。これを収納してみなさい」
前に出されたのは、この洞窟に落ちていた木の棒だ。なにかよくわからないもので汚れてるし、触りたくもないしもちろんアイテムボックスにも入れたくない!
「強情を張ると、可愛い顔から鼻がなくなるがどうする?」
「収納!」
ノウマンの手からふっと棒が消える。ついでにばらまかれたものも一気にしまい込んだ。
「ちッ、出せねえ」
次いでジッドが鞄に手を突っ込んで取り出そうとしたけど、もちろん全部収納したから中身は空だ。ベイルもアウト。
「…私でも出せないな」
ノウマンも例外じゃない。
これは俺にしか使えないから、当然の結果だな。
だから俺のことは殺せないんだろうけど。
三人の視線が俺を射る。忌々しそうな、悔しそうな、隠せない好奇心でギラついた目だ。
「出してみろ」
あのとき、火の札を使ったのが悔やまれる。まあここで使ったところで、倒せるかわからないけどね。
ずるっと棒を出すと、三人とも驚いた様子で顔を見合わせた。
「なるほど、本当に君にしか使えないらしいな」
「おい、こいつの解呪は?」
「できない…」
ジッドに胸倉を掴まれて、止まりかけてた鼻血がまたぼたっと出た。
「不思議な話だな」
また殴られるのかと思って警戒してたら、考え込むような仕草をしたノウマンが俺の鞄を撫でてじっと顔を覗き込んできた。
「普通、マジックアイテムは使用者があとで困らないよう、必ず解呪ができるようになっているはずだ。魔法が発動できないなら、なにかおばあさんから預かったものがあるんじゃないかね?」
なにかってなんだよ。だって、ばあちゃんにもらったのは鞄本体以外はお金とか薬とかだし!
ソロモン・コアは俺専用アイテムで、こいつらには使えない。
そんなことはもちろん言えないというか、俺の本能が絶対的な強制力で口を閉ざす感じで、俺にできるのはただ首を横に振って黙ることだけだった。
「へッ、もうちょっと痛い目見せたら白状するんじゃないか?」
「……折るか」
ジッドに応えてベイルが巨大な手で俺の腕を掴む。
「いぁ…ッ」
それだけでぎしっと腕が軋んで、悲鳴が漏れた。
「待て」
それを止めたのはノウマンだ。痛みと恐怖で走り疲れた犬みたいに上がってきた息を必死に堪えてたら、俺から取り上げてた鞄をぽんと俺に押し付けて言ったんだ。
「見ろ。魔女の加護だ」
なにが? と聞くまでもない。
俺がぎゅっと鞄を抱くと、ふわっと金色の花のような模様が一瞬浮かんで消えた。教会の窓で見た封印の魔法みたいだ。
「うお、ノウマンの手が…!」
それに、籠手を外したノウマンの手が煙を上げて焼けただれていて、ジッドが鼻をひくつかせて呻く。
ベイルが無言で女神を象った白い小瓶を出してその手に掛け、ノウマンは薄笑いを浮かべたまま、でも沼を思わせるいやな目つきで俺の顔をじいっと覗き込んできた。
「なかなか面白いじゃないか」
「………」
俺は面白くない!
ピルピルさんだって似たようなシチュエーションで俺を脅かしたけど、でもこんないやな感じじゃなかった。
「知っているか? これは聖都ジークハースの賢者が手掛けた特別なものでな」
……知ってる。ジークハースだけで作ることが許されてる、ポーションの最高級品、エーデルポーションだ。
残りのエーデルポーションが、俺の頭からたらたらと掛けられた。とたん、あちこちの痛みが和らいで、すぐに引いていく。
耳のじんじんする痛みも消えたし、視界がさっきより明るい…。まぶたの腫れが引いたから? じゃあ、よっぽど腫れてたらしいな。
「さすがに切断した指が戻ることはないが、この通り、多少の傷はすぐになかったことにできる」
「………」
ゲームでも死に瀕した者さえ復活させるって触れ込みで、イベントアイテムにもなってた。めちゃくちゃ高価で、ゲームでも俺はドロップ品しか持ってなかったものだ。
だから? なんて憎まれ口を叩く度胸はなくて、ただ情けなくゴクリと喉が鳴る。
「私はあそこの元老院にちょっとした伝手があってね。いくつでも入手できるんだ」
「い…ッ」
ぐっと髪をわし掴まれた。
「君が死んだとして、使用権はどうなるのかな?」
「し…らない…」
「うん、試してみようと言いたいが、実際に死なれて取り返しがつかないのも困るか」
エーデルポーションは、死体には効かない。
いくつでも手に入るって言うなら、それぐらい知ってそうなものなのに…!
「ああ、心配しなくても大丈夫だ。欠損はさせないからね」
「…ッ!!」
無造作に腕をひねりあげられて、肩が外れた!
身体の中で骨が音を立てるとか、知りたくなかったよ!!
脳天を突くような痛みに声も出せないまま、殴られて吹っ飛んだ。籠手付きのままだ。もう痛いとかわからない。熱い。
捕まれた手首がめきっと鳴って力が抜ける。
次は蹴られた。嘔吐く間もなく口から血と中身が噴き出る。
「…ッ、…ぇ、…!!」
息ができない。遅れて痛みが来て、震えながら何度も吐いた。
お腹を抱えて丸くなりたいのに、髪を掴んで引きずり起こされてそれもできない!
痛い、もうどこがどうってわかんないぐらい痛い!!
「やめ、て…!」
もがいた拍子に髪が千切れて、もう一発殴られて、逃げようとした足を掴んで引きずり戻された。
痛い! 足がみしって鳴った!!
「やめ、や! あッ」
ほとんどぶら下げるような格好で蹴られて意識が白くなった瞬間、頭からまたポーションを被った。
「うぅうぁ…!」
でも、お腹の中が燃えてるみたいに痛いまま治らない!
涙も鼻水も涎も垂らしながら呻いていたら、強引に口の中にポーションを突っ込まれて飲まされた。
一気に痛みが引いて行く。
え、大丈夫なのかこれ? だって絶対内臓おかしくなってたよな?
本当に治ってるの? 前世じゃ間違いなく手術だよね? もし内臓が破裂してたとして、漏れた分はどうなるんだ!?
身体の痛みが消えたら、あとに残るのはただ恐怖だ。
いやだ、怖い……! もう痛いのはいやだって震える身体が逃げたがる。
でも、逃げる場所なんてどこにもない。助けを呼びたくても、呼ぶ相手だっていない!
ただうずくまって頭を抱えて、どこまでも小さく、小さくなって、いっそ消えてしまいたかった。
これがもし渡して済むようなものなら、もう渡して楽になりたい!
「へえ、意識がある状態じゃ意味がねえのか」
ただ小さくなって怯える俺を見下ろしてジッドが感心したように頷く横で、ノウマンがふわふわと飛んできた折鶴…小鳥を受け取って開き、にやっと笑った。
背中がぞっとするような、初めてこの男をおぞましいと感じるような…そんな表情で。
「さて、サトル・ウィステリア君。君はさっきまで花のように可憐なお嬢さんといっしょにいたらしいな」
まさか……。
凍りついた俺に、いっそう表情を嬉しそうに歪めたノウマンがことさらゆっくりと膝をつき、鼻が触れそうな距離で言った。
「私の仲間が見つけたそうだ。あいつらはゲドで拾ったゴロツキでね。可憐な少年少女が大好物で、どんなに言い聞かせても楽しみを諦めようとはしない。だがまあ、その悪癖さえ目を瞑ればとても頼もしく役に立つものだから、私としても重宝していてね」
ゲドだと…!?
大きな氷が腹に落ちた気がした。
通称で穢されし者の街…聖都ジークハースや、王都サリギランの罪人の収監場所でもあるって噂の町だ。
そんなところで拾った輩だってだけで、想像がつく。
「……やめろ……」
息と一緒に、かすれた声が漏れた。
「殺すなとだけは言ってある。ああ、手足も…目や耳もか。あまり傷つけると価値が下がるから、そこは心配しなくてもいい」
「あの子に触るなと伝えろ!」
「それはもう遅いだろう。生きて会えることを待ちなさい。なに、君と同じだ。多少怪我をさせてもパーツが欠けてさえいなければ、傷にポーションを入れて商品価値も元通りさ」
「ふざけるな!!」
恐怖も憎悪も壊して、怒りが俺の中から噴き出した。
なにか、なにか方法は…なにか!
くそ、使えるスキルがない! こんな状態で交渉なんて役に立たないし!
「ふざけてんのはてめえだろうが!」
また蹴られたけど、めまいも痛みも無視してすぐに起き上がる。
鬱陶しい鼻血を袖で拭いながら閃く。収納は!? 生きた人を入れたら、生きた状態では展開できないって言ってた!
「うおッ、てめえ!」
殴られながら掴んだジッドを収納しようとしたけど、だめだ、弾かれた!
なんでだよ、アイテムボックス! こいつらも飲み込んでくれよ!!
早く、早くここを出ないと、早く!!
俺と関わったせいで、俺のせいで、あんな幼い女の子が、そんな惨い目に遭うなんて絶対にダメだ!!
ベイルの大きな手に頭を掴まれた。
みしっと音がして鼻から大量の血が流れたけど、俺は怯まずに鉄板のような腹を蹴りまくる!
そのうちの一発が股間に当たったらしく、唸るように丸まって呻いたベイルが血走った眼をして俺を壁に叩きつけやがって、意識が飛んだ。
………なにか、水が、流れて………?
「おい、殺すんじゃない。……残念だが、瀕死にしても変わりがないな」
「その鞄を持ってなきゃ、呪いも発動しないのか?」
「……殺して奪えば早いものを」
「ああ。残念ながらこれの存在自体が鍵のようだ」
ぼんやり目を開けたら、またエーデルポーションの匂いがした……。頬を伝った分を舐め取る。
口の中にも流れ込んできて、ぐらぐらして外れそうだった歯のあたりの痛みがましになった。
短時間に何度も深い傷と回復を繰り返したせいか、体力が危険ゾーンに入ったままだ。ガクガク震える腕に苦労しながら上半身を持ち上げると、股の間が生温かくなっていた。
やべ、漏らしたらしい。小便にしては変な色…血か? 自分で止められない。
起き上がるつもりががくっと崩れて、その拍子に胸元からちゃりんと鍵が零れ落ちた。ソロモン・コアだ。
「ん? なんだ、それは」
ノウマンが気づいた。ジッドに視線で指示して、こっちに来させる。
とっさに鍵を握りしめて後ずさると、その手を力ずくで開かれてあっさり蹴り転がされた。
「先に裸に剥けば早かったな」
「ほかになにか持っているか?」
「わからん。おい、動くな」
「はな、せ…!」
胸元を掴まれて、一気にボタンが千切れ飛ぶ。
やめろ、こっちじゃ服は簡単に買えないのに!
ばあちゃんが縫ってくれた服なのに…!!
「いやだ、やめろよ…!!」
「うぜえな、動くな!」
バンっと耳と一緒に殴られて、痛くて抑えたいのに手が動かせない。
必死にもがいた腰を巨人族の大きな手に掴まれて、熱く痛む腹と腰骨が軋んだ。馬鹿力過ぎる!
「背骨は折るなよ」
腰骨も折ってほしくないよ!!
ベルトを抜かれて、そのままズボンと下着も引きずりおろして投げ捨てられたけど、この下にはもうなにもない。
それがわかったらしく、ベイルが舌打ちして掴んでた俺の太ももを離し、ジッドがソロモン・コアを掴んで紐を千切ろうとした。
「痛い…!」
「あ? 革紐じゃねえのか?」
不審な顔をして今度は短剣で切ろうとするけど、切れない。
「なんだこりゃ?」
「……当たりかな?」
「これか。文字通りの鍵だったとはな」
ジッド、ノウマン、ベイルが顔を見合わせて頷き、ソロモン・コアを俺の頭から抜こうとしたけど抜けない。
「おい、わかってるだろうな?」
低い声でジッドに脅されたけど、俺は頷かなかった。
「鍵がわかったんだ。売って足が着くのも面倒だし、さっさと殺せばいいだろう」
「待て。こいつが死んだらその鍵も機能しなくなるかも知れない」
「じゃあどうする? 飼うのか?」
面倒そうなジッドとベイルに答えて、今度はノウマンが来た。ジッドの手からソロモン・コアを取って、勝利を確信した顔で俺を見る。
「自分で外せるんだろう?」
……たぶん、外せる。
でも、これは俺だけのものだ。サーチのときの説明でも、「俺専用装備で、『盗む』『強奪』完全無効。万が一手放しても必ず手元に戻ってくる」って表記にあった。
それがどんな意味を持つのか、俺は知らない。
ぐっと首を掴まれた。
籠手が食い込んで痛い。
「外せ」
「あの子の無事を…確かめてからだっ」
ノウマンを睨みながら必死で言ったけど、返事は強烈なボディブローで、また血反吐を垂れ流して蹲る羽目になった。
「もう一度内臓を潰そうか? あんまり強情を張ると、『小娘を死体にして持ってこい』の指示に変えるぞ? あいつらは兄弟のせいか仲が良くてな。どんな狭い穴倉に隠れるときも二人じゃないと淋しいそうだ。せめてパーツがそろっていればいいな?」
「ははは! おかげであいつらの後は穴にしたって役に立たなくなってるよな!」
「ほかの連中の口は小さい。歯はいらんからちょうどいい」
皮肉っぽく片眉を上げて肩を竦めたノウマンに、ジッドとベイルが愉快そうに笑う。
この、ゲス野郎どもが…ッ!!
テレビのニュースでしか見たことがないような悪党だ、こいつら!!
無意識に肘をついて起きようともがく。
それだけでまた下半身が粗相したけど痛すぎて恥ずかしいもくそもない。
ろくに腹筋もついてないような柔らかい腹へ繰り返された暴力のせいだ。俺が弱いから!
悔しい…家を出る前にもっと……。
「外す気になったか」
もっと、鍛えておけばよかった! はしゃぎ過ぎたんだ、俺は!!
のろのろとソロモン・コアを持ち上げると、なんの抵抗もなくするりと俺の頭を抜けた。
あぁ……なんでだろう。今、初めて丸裸にされた気分だ……。
「よし! おい、その鞄をよこせ」
「また手が焼けたりしねえか!?」
ノウマンがうれしそうに、ジッドが警戒して、ベイルは…ベイルだけが、俺を見ていた。
憎い。怒りと憎悪が身体の中心から熱になって吹き上がる。これは、力だ。
この身体に生まれて、なんとなくは感じていた精霊たちの命のかけら…マナがはっきりと形となって四肢の隅々にまで伝わっていく。
四大元素だけじゃない。光と闇、六つの属性すべてのマナが俺の身体からマグマのように湧き出てきた。
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