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2回目のデート④

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「あっ、っん♡」

     絶頂を迎えた後の体は敏感で、微かな刺激も拾ってしまう。
 まだ、体内に入ったままの翔真の指が僅かに動くだけで、まわりの肉壁はひくついた。なごり惜しいが、そっと指を抜く。

「あっ♡」

    中の肉がうごめいて、まるで引き止めらているような気分になる。

    また、すぐに挿れてあげるね♡♡
竜二さんが慣れたら、生で挿れたい♡♡
好き♡好き♡好き♡

    最高値まで固く大きくなった自身のペニスに、素早くスキンを装着する。どんなに薄くとも邪魔ものには変わりない。

「竜二さん♡」

    愛しい気持ちをこめて、名前を呼べば潤んだ瞳が向けられた。熱い吐息のもれる唇は、きちんとケアされていて皮剥け一つない。見た目には薄いのに、触れると柔らかくて暖かい。

「んっ、ちゅっ♡」

     キスしながら、すっかり解された竜二の入口に、翔真の熱いものが擦り付けられる。少しでも竜二の負担を減らすために、スキンの上から塗りつけたローションが卑猥な音を出す。

「はっんんっ♡」
「竜二さん、ゆっくり挿れるからね♡♡」
「あっ♡しょうまぁ♡だ、めぇ♡」

    腰を押し付けると先端が沈み込む。そのまま、浅いところで抜き差しすると、竜二の体は逃げるようにシーツを蹴った。

「ひぁっ♡あっ♡」
「竜二さん、逃げないで?苦しい?痛い?」
「んん♡いた、くないぃ、あっ♡」
「我慢しないで言ってね?」
    
    竜二の足を大きく開いて押さえ込み、自身を咥え込む秘部を覗く。目一杯ひろがって、ぴったりと吸い付いている。

「ぅあぁっっ♡♡」

    ヌルヌルなのにキツい肉壁を押し広げて、自身をうめこむ。

「竜二さんのなか、すっごく熱い♡♡」
「あっん♡あっ♡」

    竜二の体がビクビクと痙攣し、見開いた目に浮かんでいた涙が一粒、二粒と零れる。
    翔真を包み込む肉は、うねりながら強く締め付けてきて、思わず翔真は息を止めて快感に耐えた。

    あぶなっ!!挿れてすぐイクなんてかっこ悪いとこ、竜二さんに見られたら耐えられない!!
    あっ!!竜二さん、泣いちゃってるーっ!?
やっぱり痛かった?

「竜二さんっ!!」

「あっっ、だめっ♡翔真っ、うごかないでぇ♡♡」

    様子を伺おうと、翔真は身を乗り出し竜二の顔に己の顔を近づける。翔真にとっては本当にそれ以上の理由などなかったが、竜二の体がより強く痙攣し、耐えるように強ばった体に筋肉の凸凹が強く浮き出た。

「あっ♡あっ♡」

     え!?イって・・・ないよね?

    そう、思いながら翔真は竜二の腹筋をなでた。竜二の下腹部を確認しても射精した形跡はない。固く立ち上がったが先がヌルついてひかり、糸をひいて蜜を垂らしている。 

「だめぇ♡いまっだめっ♡♡あっあーっ♡♡♡」

    ただ、触れただけの竜二の体が跳ね上がるように揺れ、あつい白濁が翔真の手にかかる。

    えっ?

「竜二さん?」

「翔真・・・おれっ・・・」

    涙の膜をはった瞳に、弱々しい声。胸は、呼吸と共に上下して、落ち着きがない。
    翔真は、竜二の顔に手を添えて涙の後が残る頬を撫でる。

「こんな・・・かっこ悪いとこ・・・」

    えっ、どういうこと?そんな場面なかったけど?

「二回も・・・すぐイって・・・俺だけ・・・」

    そんなの、ぜんぜんいいのに!!むしろ、イってほしい!!
    あっ、でも俺もすぐイクのかっこ悪いって思ったし・・・
    
    翔真にも竜二の男としてのプライドのような、そのデリケートな部分は理解できる。すごく分かる。
けれど、抱いている立場としては相手が感じてくれれば、くれるほど嬉しい。どのタイミングで何回イこうが気にならない。
    
    俺なんて、竜二さんの前で号泣してるけどね・・・

    翔真は、少し前に竜二のことを可愛いと思っていることは本心なのに、それを言葉で上手く説明できないという理由で竜二に泣きついたことを思い出す。
    今が幸せなので、翔真自身はまったく気にしていないが。

「そんなの気にしないでよ、竜二さん。」

    心底ショックを受けている様子の竜二の顔中にキスを贈りながら、翔真は気持ちをこめて言葉をかけた。チュッ♡チュッ♡と小さなリップ音が、幾度と続く。

「でも・・・」

    竜二の瞳にじわり浮かんだ涙が、薄暗い照明の中でもきらめいている。いつもは涼し気な目元が、うるうるして見えて不謹慎にも胸がときめいた。
    男らしくストイックに体を鍛え誠実な日本男児でありながら、ベッドのうえでは奥ゆかしく初々しい。

    もう、ときめくポイントが多すぎる!!

「感じてくれて嬉しい♡♡俺が竜二さんを気持ち良くさせてるんだって実感できて幸せ♡♡」

    唇にキスを贈ると、そのまま舌を割り込ませ絡み合わせる。舌が絡み合って感じる体温に、竜二の中に挿入したままの翔真自身が、より熱くなるようだった。

「翔真・・・」

    竜二の手が翔真の背中に回される。掠れた声が色っぽい。

「俺も、お前に気持ち良くなって欲しい・・・」

  
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