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ホテルの夜②
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「和輝、これからは我慢なんてしないで、なんでも言ってくれ。何を聞いても、お前を愛する思いは変わらない。」
「ん、一京ぇ、あっ♡」
一京は、ソファーの上で和輝に覆いかぶさり、首元に顔を埋め舌を這わす。
ワイシャツの上を撫でていた手は、釦を外し始めていた。
「和輝、可愛い♡♡」
和輝は服役していた5年間、性的なものとは無縁だった。相部屋なので、一人になれるプライベートな空間はなかったし、最初の1年は環境に慣れるだけで精一杯だった。
刑務所の中には同業者も多く、辛いことばかりではなかったが、もう戻りたくはない。
「あっ♡やぁっ♡」
「ここが、敏感なのは変わってないな、もぅたってる♡」
はだけた黒いシャツの下はグレーのタンクトップで、小さな突起が二つ生地を押し上げている。
一京が指の腹でくすぐると、和輝の体が大げさなほど大きくはねた。
「ひぁっっんっ♡♡」
「和輝、愛してる。早く、和輝が欲しい・・・」
5年間、禁欲的な生活をしていたのは一京も同じだった。和輝がいない間、遊ぶことを薦めてくる連中もいたが、一度もそんな気にはならなかった。
不自由な生活をしているであろう恋人が心配で、せめて彼が帰ってくるまでに、出来るだけのことをしておこうとガムシャラに成果を上げる日々だった。
「一京ぇ、ごめん・・・俺・・・5年ぶりだから、ちゃんとできるか自信なくて・・・」
再び、涙が溢れてしまいそうな程に、薄茶の瞳が潤んでいる。
先程の一京の言葉に、今の自分では期待に答えられないかもしれないと不安を感じているのだろう。
受け入れる側である和輝の体が、当たり前のように体を繋げていた頃のようにいかないことは、一京にも分かっていた。
「和輝、不安にさせて悪い・・・焦らせるつもりはなかった・・・」
潤んだ目元にキスをして、できるだけ優しい声で言い聞かせる。
「ゆっくりしよう、和輝。無理はさせない、優しくするって約束する。」
性欲をぶつける相手がほしいわけじゃない。愛していると伝えたいし、愛されていると実感したい。
それに、一刻も早く和輝の中に残る不安を消し去ってやりたい。
「もう一度、和輝の初めてをもらえるみたいで嬉しい♡」
「・・・一京・・・」
離れていた5年間、誰の手にも暴かれなかったという証だ。
シャツの前を開けさせ、タンクトップを胸の上まで押しやった。
少々、細身にはなったものの著しく筋肉が落ちたり、骨が浮き出たりはなく、知らない傷が増えていないことにも安心する。
滑らかな肌に、吸い寄せられるように唇を寄せた。
「うぅんっ♡あっ♡あっ♡」
時折、肌をかすめる舌が熱く、和輝は思わず一京の髪を掴んでしまう。
それは、強く感じると毎回でてしまう和輝の癖で懐かしく嬉しい。
胸の先端はぷっくりと立ち、存在をアピールしているようで可愛く存分に可愛がりたくて、片方を口に含んだ。
「あぁぁぅっんっ♡♡」
ちゅくっ♡ぢゅっぢゅっ♡
一京の熱い口内で舌に転がされ吸われ、小さな尖りから甘い痺れが全身に広がる。
もう片方の胸も手で愛撫され、和輝は胸をのけぞらせた。
「やっ♡いっけぇぇっ♡あっ♡そんな、されたら、おれっ♡すぐっ、いっちゃっぅ♡♡だめぇっ♡♡」
可愛い♡♡♡変わってない♡変わらず乳首でいくの可愛い♡♡嬉しい♡♡♡
もともと感じやすかった和輝の体を隅々まで愛して可愛がり、胸への愛撫だけで絶頂を迎えるようしたのは、まだ十代だった頃の一京だ。
そんな自分の体を恥ずかしがる和輝は可愛かったし、今も当然可愛い。
逆側の胸の突起を口を含み同じように可愛いがると、体をびくびく震わせ、腰も揺れている。
「和輝が変わってなくて嬉しい♡♡」
カチャカチャとベルトを外す音がして、和輝のスーツのボトムがずり下げられたと思うと、あっという間に足から抜き取られる。
ボクサーパンツは黒色で分かりづらいが、膨らんだ生地がすこし濡れている。
両胸の先端はすっかり固く尖り、どっちをどう愛撫されても限界を訴えるかのように、一京の髪を掴みっぱなしになっている。
軽く突起に歯を立てた後、甘やかすように舐め回し、弱い力で吸いながら先端を舌先でくすぐる。
「やぁぁ♡だめっ♡♡あっ♡いっけぇ、だめっ♡あぁぁんんっ♡♡♡」
強い快感に耐えるように、和輝の体が強張り痙攣した。
「あっ♡あっ♡」
余韻に震える和輝の頬を撫で、軽いキスを耳元に落とす。
「可愛い和輝♡♡好きだ♡愛してる♡♡♡」
「んっ♡いっけぇ、おれもぉ・・・」
同じ気持ちを返してくれたのが嬉しくて、言葉をくれた唇にキスをする。舌を絡ませると、和輝からも応えてくれた。
和輝の下半身に目を向けると下着は濡れているものの、射精した様子はない。
余韻が抜けきらない体は小さく震えていて、どこか小動物のようだ。
甘イキ♡♡
射精を伴わない絶頂だったせいか、和輝自身はまだ固いままだ。
「ん、一京ぇ、あっ♡」
一京は、ソファーの上で和輝に覆いかぶさり、首元に顔を埋め舌を這わす。
ワイシャツの上を撫でていた手は、釦を外し始めていた。
「和輝、可愛い♡♡」
和輝は服役していた5年間、性的なものとは無縁だった。相部屋なので、一人になれるプライベートな空間はなかったし、最初の1年は環境に慣れるだけで精一杯だった。
刑務所の中には同業者も多く、辛いことばかりではなかったが、もう戻りたくはない。
「あっ♡やぁっ♡」
「ここが、敏感なのは変わってないな、もぅたってる♡」
はだけた黒いシャツの下はグレーのタンクトップで、小さな突起が二つ生地を押し上げている。
一京が指の腹でくすぐると、和輝の体が大げさなほど大きくはねた。
「ひぁっっんっ♡♡」
「和輝、愛してる。早く、和輝が欲しい・・・」
5年間、禁欲的な生活をしていたのは一京も同じだった。和輝がいない間、遊ぶことを薦めてくる連中もいたが、一度もそんな気にはならなかった。
不自由な生活をしているであろう恋人が心配で、せめて彼が帰ってくるまでに、出来るだけのことをしておこうとガムシャラに成果を上げる日々だった。
「一京ぇ、ごめん・・・俺・・・5年ぶりだから、ちゃんとできるか自信なくて・・・」
再び、涙が溢れてしまいそうな程に、薄茶の瞳が潤んでいる。
先程の一京の言葉に、今の自分では期待に答えられないかもしれないと不安を感じているのだろう。
受け入れる側である和輝の体が、当たり前のように体を繋げていた頃のようにいかないことは、一京にも分かっていた。
「和輝、不安にさせて悪い・・・焦らせるつもりはなかった・・・」
潤んだ目元にキスをして、できるだけ優しい声で言い聞かせる。
「ゆっくりしよう、和輝。無理はさせない、優しくするって約束する。」
性欲をぶつける相手がほしいわけじゃない。愛していると伝えたいし、愛されていると実感したい。
それに、一刻も早く和輝の中に残る不安を消し去ってやりたい。
「もう一度、和輝の初めてをもらえるみたいで嬉しい♡」
「・・・一京・・・」
離れていた5年間、誰の手にも暴かれなかったという証だ。
シャツの前を開けさせ、タンクトップを胸の上まで押しやった。
少々、細身にはなったものの著しく筋肉が落ちたり、骨が浮き出たりはなく、知らない傷が増えていないことにも安心する。
滑らかな肌に、吸い寄せられるように唇を寄せた。
「うぅんっ♡あっ♡あっ♡」
時折、肌をかすめる舌が熱く、和輝は思わず一京の髪を掴んでしまう。
それは、強く感じると毎回でてしまう和輝の癖で懐かしく嬉しい。
胸の先端はぷっくりと立ち、存在をアピールしているようで可愛く存分に可愛がりたくて、片方を口に含んだ。
「あぁぁぅっんっ♡♡」
ちゅくっ♡ぢゅっぢゅっ♡
一京の熱い口内で舌に転がされ吸われ、小さな尖りから甘い痺れが全身に広がる。
もう片方の胸も手で愛撫され、和輝は胸をのけぞらせた。
「やっ♡いっけぇぇっ♡あっ♡そんな、されたら、おれっ♡すぐっ、いっちゃっぅ♡♡だめぇっ♡♡」
可愛い♡♡♡変わってない♡変わらず乳首でいくの可愛い♡♡嬉しい♡♡♡
もともと感じやすかった和輝の体を隅々まで愛して可愛がり、胸への愛撫だけで絶頂を迎えるようしたのは、まだ十代だった頃の一京だ。
そんな自分の体を恥ずかしがる和輝は可愛かったし、今も当然可愛い。
逆側の胸の突起を口を含み同じように可愛いがると、体をびくびく震わせ、腰も揺れている。
「和輝が変わってなくて嬉しい♡♡」
カチャカチャとベルトを外す音がして、和輝のスーツのボトムがずり下げられたと思うと、あっという間に足から抜き取られる。
ボクサーパンツは黒色で分かりづらいが、膨らんだ生地がすこし濡れている。
両胸の先端はすっかり固く尖り、どっちをどう愛撫されても限界を訴えるかのように、一京の髪を掴みっぱなしになっている。
軽く突起に歯を立てた後、甘やかすように舐め回し、弱い力で吸いながら先端を舌先でくすぐる。
「やぁぁ♡だめっ♡♡あっ♡いっけぇ、だめっ♡あぁぁんんっ♡♡♡」
強い快感に耐えるように、和輝の体が強張り痙攣した。
「あっ♡あっ♡」
余韻に震える和輝の頬を撫で、軽いキスを耳元に落とす。
「可愛い和輝♡♡好きだ♡愛してる♡♡♡」
「んっ♡いっけぇ、おれもぉ・・・」
同じ気持ちを返してくれたのが嬉しくて、言葉をくれた唇にキスをする。舌を絡ませると、和輝からも応えてくれた。
和輝の下半身に目を向けると下着は濡れているものの、射精した様子はない。
余韻が抜けきらない体は小さく震えていて、どこか小動物のようだ。
甘イキ♡♡
射精を伴わない絶頂だったせいか、和輝自身はまだ固いままだ。
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