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新しい村で愛されています(続々編)
番外編その6:もっと傍にいてほしいから(31)
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「……何の用だ」
すっごい仏頂面で宰相が現れたのは、連絡用の水晶を起動させてしばらく経ってからだった。連絡用の水晶の前には誰かが常駐しているらしく、その誰かに呼び出す人を頼んで呼んでもらう形である。それはここでも変わらない。つっても、今使ってるのはインが個人的に支給されてる連絡用水晶だからインが気づかないと連絡つかないんだけど。(意味なし)
それはともかく、宰相の、下らないことだったら切って捨てるぞといいたげな表情にうわあと思った。
やっぱり部下とヤッてたんだろうか。聞かないけど。
「アンタが送りつけてきたスミノスはミノタウロス族だよな」
「ああそうだ。書類にもそう書いてあったはずだが」
下らないことで呼び出すなと言いたそうである。
「そのミノタウロス族について知っていることはあるか? うちの嫁が言うには精液が濃すぎるらしい」
「は?」
宰相がこちらを小馬鹿にするような表情をした。うん、悪役っぽいなー。いい顔してるのにもったいない。そしていちいちムカツク。俺は苦笑してみせた。
「なんのことだ?」
「そちらでは把握していないのか。ミノタウロス族のアレがでかいのは周知の事実だろうが、精液が濃すぎたことでうちの嫁が気絶したんだ。天使にはもしかしたらなんらかの影響があるんじゃないか?」
インもイライラしているのがわかる。できれば喧嘩はしないでほしいと思った。
宰相は少し考えるような顔をした。
「……確かに王がミノタウロス族の相手をしたことはなかったはずだ。わかった。それについては調べてみよう。一週間程時間をよこせ」
「……わかった」
一応スミノスに抱かれるのは一月に一回ということになっているから、一週間ぐらいは待ってもかまわない。そこで通信は切れた。
「……全く、相手をさせたこともなく送り込んでくるとはな」
インが悪態をついた。
天使は数が少ないから、こればっかりはしょうがないのだろう。俺はインの腕の中から伸び上がって、インに口づけた。
「ありがと」
「……礼を言われるようなことはしてねーぞ」
「でも、俺のこと想って確認してくれてるんじゃないか。イン、大好き……」
ちゅ、ちゅと唇にキスしてたら舌をねじ込まれてそのまま口腔内をしっかり舐められてしまった。飲み込めなかった唾液が口端から垂れていくのがわかって、ぞくぞくする。
「んっ、んんっ……」
インが好きでたまらない。どうしてこんなに好きになっちゃったんだろうと思うけど、好きで好きでどうしようもないのだ。
インに捨てられたら、俺すぐに死んじゃうだろうなぁ。ロイのことも大好きだけど、ロイとだけじゃ生きていけない気がする。ロイには悪いと思うけどさ。
「んっ、ぁんっ……」
口づけから解放されて喘いだ。
「……あんまかわいいことすんじゃねーよ。また抱きたくなっちまう」
インが苦笑した。その表情に胸がきゅんとした。
「だって……好きだから……」
インは整えた髪をガシガシと掻いた。またやり直しかもしれないと思う。
「……ああもう仕事行けねえだろーが! 一発ヤッてからだ! エイン、言ってこい」
「かしこまりました」
エインが当たり前のように部屋を出て行った。執務棟へ連絡に行ってくれたのだろう。悪いことをしたなとは思ったけど、インとまだ一緒に過ごせることが嬉しいから頬が緩んだ。
「ったく、うちの嫁はかわいすぎだ……」
「あっ……」
インに抱き上げられてベッドへ移動する。服も、靴下も脱がされて、インも服を脱いでくれた。嬉しくて抱きつけば、受け止めてくれるのがもっと嬉しい。仕事に行く時の服で俺のこと抱いて、汚れたら困るもんね。俺、すぐにイッちゃうから……。
「イン、好きっ、大好きっ!」
「離せなくなっちまうだろーがっ!」
インには怒られたけど、好きなのに好きって言わない方が不健全だと思った。
仕事をしないといけない時間なのに、インはいつも通り丁寧に俺に愛撫を施して、とろとろになってしまった尻穴にイチモツを入れてくれた。
「あっ、ああっ……!」
すぐに対面座位にさせられて、ちゅくちゅくと乳首をしゃぶられる。インのイチモツが奥の窄まりにはまっているのがすごく気持ちいい。それと同時に乳首もしゃぶられてお乳を飲まれているからもっと気持ちよくて、俺はインの頭を抱きしめて喘ぐことしかできなかった。
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、きゃぁっ、あぁんっ……!」
乳首っ、甘噛みしちゃだめだってば。そんなに強く吸うのもだめ。いっぱい刺激されるとお乳がたくさん出てしまうから、乳首をしゃぶられまくって何度もイカされた。
朝から濃い、よぉおっ。
インはできるだけ仕事に向かうまでの時間を引き延ばしたかったらしく、ずっと奥をぬっくんぬっくんとこねこねしていた。
おかげで朝からたくさんイカされてしまい、インのせーえきを奥に出された時にはもう俺はぐったりとなってしまった。せーえき出されて俺もイッてふにゃふにゃになり、びくんびくん震えながらインにそっと横たえられた。
やっぱ俺って体力ないのかな。
すっごい仏頂面で宰相が現れたのは、連絡用の水晶を起動させてしばらく経ってからだった。連絡用の水晶の前には誰かが常駐しているらしく、その誰かに呼び出す人を頼んで呼んでもらう形である。それはここでも変わらない。つっても、今使ってるのはインが個人的に支給されてる連絡用水晶だからインが気づかないと連絡つかないんだけど。(意味なし)
それはともかく、宰相の、下らないことだったら切って捨てるぞといいたげな表情にうわあと思った。
やっぱり部下とヤッてたんだろうか。聞かないけど。
「アンタが送りつけてきたスミノスはミノタウロス族だよな」
「ああそうだ。書類にもそう書いてあったはずだが」
下らないことで呼び出すなと言いたそうである。
「そのミノタウロス族について知っていることはあるか? うちの嫁が言うには精液が濃すぎるらしい」
「は?」
宰相がこちらを小馬鹿にするような表情をした。うん、悪役っぽいなー。いい顔してるのにもったいない。そしていちいちムカツク。俺は苦笑してみせた。
「なんのことだ?」
「そちらでは把握していないのか。ミノタウロス族のアレがでかいのは周知の事実だろうが、精液が濃すぎたことでうちの嫁が気絶したんだ。天使にはもしかしたらなんらかの影響があるんじゃないか?」
インもイライラしているのがわかる。できれば喧嘩はしないでほしいと思った。
宰相は少し考えるような顔をした。
「……確かに王がミノタウロス族の相手をしたことはなかったはずだ。わかった。それについては調べてみよう。一週間程時間をよこせ」
「……わかった」
一応スミノスに抱かれるのは一月に一回ということになっているから、一週間ぐらいは待ってもかまわない。そこで通信は切れた。
「……全く、相手をさせたこともなく送り込んでくるとはな」
インが悪態をついた。
天使は数が少ないから、こればっかりはしょうがないのだろう。俺はインの腕の中から伸び上がって、インに口づけた。
「ありがと」
「……礼を言われるようなことはしてねーぞ」
「でも、俺のこと想って確認してくれてるんじゃないか。イン、大好き……」
ちゅ、ちゅと唇にキスしてたら舌をねじ込まれてそのまま口腔内をしっかり舐められてしまった。飲み込めなかった唾液が口端から垂れていくのがわかって、ぞくぞくする。
「んっ、んんっ……」
インが好きでたまらない。どうしてこんなに好きになっちゃったんだろうと思うけど、好きで好きでどうしようもないのだ。
インに捨てられたら、俺すぐに死んじゃうだろうなぁ。ロイのことも大好きだけど、ロイとだけじゃ生きていけない気がする。ロイには悪いと思うけどさ。
「んっ、ぁんっ……」
口づけから解放されて喘いだ。
「……あんまかわいいことすんじゃねーよ。また抱きたくなっちまう」
インが苦笑した。その表情に胸がきゅんとした。
「だって……好きだから……」
インは整えた髪をガシガシと掻いた。またやり直しかもしれないと思う。
「……ああもう仕事行けねえだろーが! 一発ヤッてからだ! エイン、言ってこい」
「かしこまりました」
エインが当たり前のように部屋を出て行った。執務棟へ連絡に行ってくれたのだろう。悪いことをしたなとは思ったけど、インとまだ一緒に過ごせることが嬉しいから頬が緩んだ。
「ったく、うちの嫁はかわいすぎだ……」
「あっ……」
インに抱き上げられてベッドへ移動する。服も、靴下も脱がされて、インも服を脱いでくれた。嬉しくて抱きつけば、受け止めてくれるのがもっと嬉しい。仕事に行く時の服で俺のこと抱いて、汚れたら困るもんね。俺、すぐにイッちゃうから……。
「イン、好きっ、大好きっ!」
「離せなくなっちまうだろーがっ!」
インには怒られたけど、好きなのに好きって言わない方が不健全だと思った。
仕事をしないといけない時間なのに、インはいつも通り丁寧に俺に愛撫を施して、とろとろになってしまった尻穴にイチモツを入れてくれた。
「あっ、ああっ……!」
すぐに対面座位にさせられて、ちゅくちゅくと乳首をしゃぶられる。インのイチモツが奥の窄まりにはまっているのがすごく気持ちいい。それと同時に乳首もしゃぶられてお乳を飲まれているからもっと気持ちよくて、俺はインの頭を抱きしめて喘ぐことしかできなかった。
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、きゃぁっ、あぁんっ……!」
乳首っ、甘噛みしちゃだめだってば。そんなに強く吸うのもだめ。いっぱい刺激されるとお乳がたくさん出てしまうから、乳首をしゃぶられまくって何度もイカされた。
朝から濃い、よぉおっ。
インはできるだけ仕事に向かうまでの時間を引き延ばしたかったらしく、ずっと奥をぬっくんぬっくんとこねこねしていた。
おかげで朝からたくさんイカされてしまい、インのせーえきを奥に出された時にはもう俺はぐったりとなってしまった。せーえき出されて俺もイッてふにゃふにゃになり、びくんびくん震えながらインにそっと横たえられた。
やっぱ俺って体力ないのかな。
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