【完結】イケメンだけど短小な俺が異世界に召喚されたら

浅葱

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新しい村で愛されています(続々編)

56.久しぶりに思い出した

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昨日の更新分、少し加筆しました。変更点はありません。
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 ……二回、されてしまった。
 二回ってエインがイクのが二回って意味だったから、ずっとエインのイチモツで中を開かれてて俺はずっとはうはうするはめになった。もー、イチモツが尻穴の中に入ってるだけで気持ちいいのに、それをずっとされたらたまらなくなってしまう。

「あぁあんっ……!」

 しかもやっと二回イッてくれて精液を受けた快感に啼いた後、「キレイにしますね」とか言って尻穴をまた舐め舐めされてしまった。
 気持ちよすぎて無理って思った。

「……エイン、話するんじゃないのー?」

 ロイがいいかげんいらいらした声を出して、やっとやめてもらえた。尻穴はものすごく感じちゃうからいつまでもいじるのはやめてほしい。

「ロイぃ……」
「あー、よしよし。いっぱい感じちゃったね。身体びくびくしちゃってる。かわいーい」

 身体の震えが止まらなくてロイを呼んだ。ロイはベットで転がっている俺を優しく抱きしめてくれた。腕が動かないから抱きしめ返せなくて、俺はすんすんしてしまった。

「エイン、やりすぎだってば。ルイはすっごく感じやすいんだから手加減してあげないと可哀そうだよ」
「……伴侶ではないが、ルイさまは私の愛しい人だ。抱く時は常に全力であらねば……」
「もー、巨人族ってこれだから面倒くさい!」

 巨人族、で何か聞いたことがあったような気がして、俺は首を少しだけ傾げた。

「ルイ?」
「……巨人族って……なんか他にも……」

 うまく言えないし、何がどう、というのも思い出せなくてもやもやする。するとロイがあっけらかんと答えてくれた。

「んー? ルイの部下? だっけ? 確か巨人族の二人が奴隷商から買い求めたって言ってたけど」
「ああっ!?」

 快感でぼうっとしていた頭が一気にクリアになった。

「そうだ! 江戸川……今、どうしてるんだろ……」

 巨人族はすごく優しいってエインが種族のことを言っていたからめったなことはないだろうが、それでもどうしてるのか少しだけ気になった。

「エイン、知ってる?」

 ロイが聞いてくれた。

「毎日大事にかわいがっていると聞いています。たまに触手族の混血の者や、竜族にも抱かれているらしいです」
「……は?」

 言われている意味がわからない。確か俺は……と数えてみた。
 イン、ロイ、エイン、ケン、たまにファンかハレとも……と考えたら何も言えなかった。

「そ、その……江戸川は同意してるのかな……? 触手族とか、竜族とか……」
「そこまではわかりかねますが、大事に抱かれていることは間違いないと思います。我々にとって伴侶は命をかけてでも守るものですから」

 なんかスケールがでかすぎる。そこまででなくてもいいと思う。
 ってことは無体なことされてるわけではないのか。ほっとした。

「後輩クンに会いたいって思う?」

 ロイに抱きしめられたまま聞かれて考える。

「んー……別に? 江戸川が会いたいっていうなら会ってもいいかなって思うけど……」

 別に俺が会いたいってのはないかも。

「そっかー」

 ちょうど昼食の時間らしいので、シーツを巻かれ、エインに抱き上げられて居間に移動した。
 インが戻ってきたのでどきどきした。今日はもう抱かれないんだよね、と思ったら夜どうするんだろうと思ってしまう。つーか抱き合いすぎかも。たまにはゆっくり話とかできるといいかなとも思った。
 インの腕の中に当然のように下ろされて思わず顔がほころんだ。

「……お仕事お疲れさま」
「ああ」

 インの膝の上で食事するのが当たり前ってのが不思議だと思うけど、夫婦とはこうして食事をするものだと言われてしまったら聞かざるをえない。あれ? 俺、もしかして騙されてる?
 食べ終わってお茶をいただいていたら、そのお茶を取り上げられて口づけられた。キスぐらいいいよねって、ちゅ、ちゅとインと何度も軽くキスをした。

「ああ、だめだな……」
「?」

 インが苦笑した。

「嫁がかわいすぎてだめだ」

 そう言い残して、インは仕事に戻っていってしまった。

「~~~~ッッ!」

 この頬の熱さをどうしてくれるんだって思った。インが好きすぎて困ってしまう。

「……インさんてずるいよねー。ムカつくー」

 ロイが頬を膨らませたのがちょっとかわいかった。そういえば、とエインを見た。性奴隷の件を聞いていない。インのお嫁さんになってからすぐぐらいに性奴隷にしてほしいって言われたんだよな。

「エイン……」

 声をかけると、にっこりと笑まれた。

「その……性奴隷って……」

 どう聞いたらいいのかわからなくて戸惑ってしまう。こういう性に関することは本当に無理だ。エインが俺の前に傅いて、手を取った。

「ルイさま、愛しています」

 そう言って手の甲にちゅっと口づけられた。もーやだ。うちの連中キザでやだ。ベッドで頭抱えてごろごろ転がって悶えたい。

「ルイ困っててかわいーい」

 ロイに茶化されてどうにか反応することができた。なかなか話が進まないが、しょうがないのかなとも思った。真摯なエインの目を見返すことができない。もー、だからなんなんだよ性奴隷って。

「ルイさま、少し話が長くなりますがよろしいでしょうか」
「アッ、ハイ」

 エインの真剣な声に反射的に返事をした。ロイが笑っているのがわかった。なんかムカついた。
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