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新しい村で愛されています(続々編)
21.魔法一回で済むことじゃないのかな
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腰が抜けてしまって身体に力が入らない。それぐらいとろ甘に抱かれてしまった。昨夜みたいに犯される方が身体に負担はかかるんだけど、優しくあまーく抱かれてしまうと恥ずかしさでいたたまれなくなる。顔から熱が去らなくて、俺は両手で顔を覆った。
「ルイさま、顔を見せてください」
俺の身体をキレイにする為にエインが入ってきた。朝抱かれた後、身体を拭いたりと甲斐甲斐しく世話をしてくれるのはエインである。
「……ん……」
でも身体をキレイにするとか魔法で一発でできるはずなんだけど……と思いながらも、自分が魔法を使えるわけではないから任せている。それに、エインに抱きしめられるのも気持ちいいし。
両手を、目だけを出すようにしたらエインがにっこりしていた。恥ずかしいんだってば。
「ルイさまは今日も愛らしい」
どこが愛らしいんだ。うちの連中はみんなおかしいと思う。睨んだら両手を外されてちゅ、と口づけられた。
「今日もいっぱい舐めさせてください」
「……そん、な……」
だからなんでそんなにうちの連中はぁっ! 俺、こんなに顔が熱くて大丈夫なんだろうか?
「……やだ」
拗ねたような言い方になってしまった。俺のばかばか。
「どうしてですか? ルイさまがこんなにも愛しくてたまらないのに……」
なんか最近みんなの口説きが激しいんだけど。こんなに俺をきゅんきゅんさせてどうするつもりなんだろう。
「……恥ずかしい、から……」
インにもそう言ったんだけどな。
「舐めます」
だからなんでー?
首筋、鎖骨と舐められて、乳首もちゅぷちゅぷと舐めしゃぶられた。すぐにぷくりと大きく立ち上がった乳首をくにくにと更に優しくこねられる。
「あっ、キレイに、する、んじゃ……」
「毎朝の感度調べも重要ですっ!」
なにそれ初めて聞いた。
もちろんさっきまでインを咥え込んでいた尻穴もじゅぷじゅぷと舐められた。
「ああんっ、あんっ、やっ、やぁんっ、舐めちゃっ、ああんっ……!」
じゅるじゅると分泌した液を飲まれ、最後にふるふると震えている小さい俺自身を咥えられた。
「ひぃあああんっっ!」
巨人族は俺より顔が大きい。俺自身は勃起しても小さいせいか玉の方までまとめて咥えられ、エインの口腔内で舐めしゃぶられてしまった。ただでさえ感じまくっていた俺はそれですぐにイカされてしまったけど、萎えても許してもらえず、そのままぐちゅぐちゅと舐めまくられた。
「ああんっ、イッたからっ、イッたのにぃっ、あひいいいんっ……!」
キレイにされるのもたいへんである。もう一度イカされてぐったりしたところで洗浄魔法をかけてもらい、やっとさっぱりした。だから、絶対この魔法だけでいけるよね。俺を舐め舐めする必要性全く感じないんだけど。
キレイにされて、シーツでくるまれて居間に移動する。朝食が準備されており、俺はインの膝の上に下ろされた。首に腕を回すと自然に口づけられる。
「んっ……」
そんなに舌をぺろぺろしないでほしい。また感じちゃうから。
「目元が濡れてるな……」
口づけを解かれたと思ったらそんなことを言われた。だって気持ちいいんだもん。
「……しょーがないじゃん……」
睨むとちゅ、と口づけられた。
「ああ、しょうがない。俺たちがルイを感じさせてるんだからな」
「……もうっ……」
そんなことを言われたら文句が言えないじゃないか。
「あー、もー、二人の世界作るのやめてよー。妬いちゃうよー、召使いの目がぎんぎんだよー」
ロイに言われて、慌てて朝食の方を向いた。
入口付近に昨日の召使いがいるのを見て、俺は首を傾げた。昨日は確かおやつの時にいたような?
「なんかねー、ルイが見たいんだってー。身体鍛える原動力にしたいからって言われたよー」
「はあ……」
俺なんか見てどうするんだろう。
「身体を鍛える……?」
「うん、ファンとハレとの対抗のー、”ルイさまのお嫁さんをだっこして障害を乗り越え、一番速い奴が勝ち!”に参加するんだってー」
「……何そのまんまなネーミングセンス……」
俺は脱力した。インを窺うと明後日の方向を向いたから悪ノリ筆頭はインとみた。
「障害物競争、でいいんじゃないか?」
でもそうするとタイムを競うってかんじじゃないのか。難しいな。
「ルイが止めてくれない……」
「何を止めるんだよ? もちろんロイが少しでも怪我したりとかすることになったらソイツ、クビね」
大事な奥さんを貸すんだから当然だよね。
「ルイさま……それは自分たちも、でしょうか?」
おそるおそるファンが聞く。
「うん。回復魔法かけるのがんばってね」
「がんばります!」
ファンとハレについては、ゴール前にロイに回復魔法をかけて怪我が全くない状態でゴールすればいいことにしよう。つっても走りながら回復魔法ってかけられるものなのかな。
「ルイってばけっこう鬼畜ー。でも確かに、僕もルイがちょっとでも怪我したらやだし。正しいかもー」
俺を抱く権利が得られるか、もしくはクビにされるかオールオアナッシングな企画かもしれない。どう考えてもそこまでして俺を抱きたいなんて奴はいないよねと思っていたのだが、残念ながらそうではなかったらしい。
翌々日までの〆切に、なんと十名もの参加者が集まったのだった。
……みんなもしかしてバカなのかな?
「ルイさま、顔を見せてください」
俺の身体をキレイにする為にエインが入ってきた。朝抱かれた後、身体を拭いたりと甲斐甲斐しく世話をしてくれるのはエインである。
「……ん……」
でも身体をキレイにするとか魔法で一発でできるはずなんだけど……と思いながらも、自分が魔法を使えるわけではないから任せている。それに、エインに抱きしめられるのも気持ちいいし。
両手を、目だけを出すようにしたらエインがにっこりしていた。恥ずかしいんだってば。
「ルイさまは今日も愛らしい」
どこが愛らしいんだ。うちの連中はみんなおかしいと思う。睨んだら両手を外されてちゅ、と口づけられた。
「今日もいっぱい舐めさせてください」
「……そん、な……」
だからなんでそんなにうちの連中はぁっ! 俺、こんなに顔が熱くて大丈夫なんだろうか?
「……やだ」
拗ねたような言い方になってしまった。俺のばかばか。
「どうしてですか? ルイさまがこんなにも愛しくてたまらないのに……」
なんか最近みんなの口説きが激しいんだけど。こんなに俺をきゅんきゅんさせてどうするつもりなんだろう。
「……恥ずかしい、から……」
インにもそう言ったんだけどな。
「舐めます」
だからなんでー?
首筋、鎖骨と舐められて、乳首もちゅぷちゅぷと舐めしゃぶられた。すぐにぷくりと大きく立ち上がった乳首をくにくにと更に優しくこねられる。
「あっ、キレイに、する、んじゃ……」
「毎朝の感度調べも重要ですっ!」
なにそれ初めて聞いた。
もちろんさっきまでインを咥え込んでいた尻穴もじゅぷじゅぷと舐められた。
「ああんっ、あんっ、やっ、やぁんっ、舐めちゃっ、ああんっ……!」
じゅるじゅると分泌した液を飲まれ、最後にふるふると震えている小さい俺自身を咥えられた。
「ひぃあああんっっ!」
巨人族は俺より顔が大きい。俺自身は勃起しても小さいせいか玉の方までまとめて咥えられ、エインの口腔内で舐めしゃぶられてしまった。ただでさえ感じまくっていた俺はそれですぐにイカされてしまったけど、萎えても許してもらえず、そのままぐちゅぐちゅと舐めまくられた。
「ああんっ、イッたからっ、イッたのにぃっ、あひいいいんっ……!」
キレイにされるのもたいへんである。もう一度イカされてぐったりしたところで洗浄魔法をかけてもらい、やっとさっぱりした。だから、絶対この魔法だけでいけるよね。俺を舐め舐めする必要性全く感じないんだけど。
キレイにされて、シーツでくるまれて居間に移動する。朝食が準備されており、俺はインの膝の上に下ろされた。首に腕を回すと自然に口づけられる。
「んっ……」
そんなに舌をぺろぺろしないでほしい。また感じちゃうから。
「目元が濡れてるな……」
口づけを解かれたと思ったらそんなことを言われた。だって気持ちいいんだもん。
「……しょーがないじゃん……」
睨むとちゅ、と口づけられた。
「ああ、しょうがない。俺たちがルイを感じさせてるんだからな」
「……もうっ……」
そんなことを言われたら文句が言えないじゃないか。
「あー、もー、二人の世界作るのやめてよー。妬いちゃうよー、召使いの目がぎんぎんだよー」
ロイに言われて、慌てて朝食の方を向いた。
入口付近に昨日の召使いがいるのを見て、俺は首を傾げた。昨日は確かおやつの時にいたような?
「なんかねー、ルイが見たいんだってー。身体鍛える原動力にしたいからって言われたよー」
「はあ……」
俺なんか見てどうするんだろう。
「身体を鍛える……?」
「うん、ファンとハレとの対抗のー、”ルイさまのお嫁さんをだっこして障害を乗り越え、一番速い奴が勝ち!”に参加するんだってー」
「……何そのまんまなネーミングセンス……」
俺は脱力した。インを窺うと明後日の方向を向いたから悪ノリ筆頭はインとみた。
「障害物競争、でいいんじゃないか?」
でもそうするとタイムを競うってかんじじゃないのか。難しいな。
「ルイが止めてくれない……」
「何を止めるんだよ? もちろんロイが少しでも怪我したりとかすることになったらソイツ、クビね」
大事な奥さんを貸すんだから当然だよね。
「ルイさま……それは自分たちも、でしょうか?」
おそるおそるファンが聞く。
「うん。回復魔法かけるのがんばってね」
「がんばります!」
ファンとハレについては、ゴール前にロイに回復魔法をかけて怪我が全くない状態でゴールすればいいことにしよう。つっても走りながら回復魔法ってかけられるものなのかな。
「ルイってばけっこう鬼畜ー。でも確かに、僕もルイがちょっとでも怪我したらやだし。正しいかもー」
俺を抱く権利が得られるか、もしくはクビにされるかオールオアナッシングな企画かもしれない。どう考えてもそこまでして俺を抱きたいなんて奴はいないよねと思っていたのだが、残念ながらそうではなかったらしい。
翌々日までの〆切に、なんと十名もの参加者が集まったのだった。
……みんなもしかしてバカなのかな?
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