41 / 228
その後29.ミルクティーのミルクは自分のらしい
しおりを挟む
その日の夕方、インはいらいらした様子で戻ってきた。
俺はケンに抱かれた後で、ふはふはと息を整えようとしていた時だった。
「なんだ、ヤり終えたばっかか」
「はい、天使さまがあまりにもかわいいので我慢ができませんでした。すいません」
ケンがしれっと言う。ちょうど胸からスライムモドキが外されたばかりで、とろとろと乳が流れていた。毎回中出しされるから、その精液でしばらく感じてしまうのだった。
「んっ、んっ……」
俺はインに感じている様子を見られているのが恥ずかしくて、太ももを擦り合わせ、声をどうにか抑えようとした。
「何我慢してんだよ」
インが不機嫌そうな顔をしてベッドに乗り上げた。
「んっ……我慢、なんて……」
「してんだろ」
「あんっ!?」
インが無造作に、まだ乳を流している乳首を摘まむ。俺の身体がびくん! と派手に跳ねる。
「お前は素直に感じてりゃいいんだよッ!」
そう叫ぶように言って乳首に吸い付いてくる。
「ああっ!? あっ、あっ、あんっ……!」
溢れた乳をぺろぺろと舐められ、ちゅうううっ! と強く吸われる。それだけで尻穴の奥がきゅうううんっ! と収縮して残った精液を味わう。そのおかげか、それから少しの間俺は入れられてないのに乳を飲まれた。
インは水分補給をするように俺の両方の乳首から乳をごくごくと飲み、満足そうに甘噛みすると口を離した。
「あっ、あっ……」
刺激され、吸われ続けた乳首は赤くぽってりと腫れている。随分大きく、長くなってしまった。こんな胸、俺を抱きたいと思うヤツ以外には絶対見せられない。
「天使さま、こっちの蜜も飲ませろよ」
しっかり飲んで満足したかと思ったが、インはずり下がり、小さい俺自身をぱくりと咥えた。
「あああんっ!?」
乳を飲まれる快感はずっと射精し続けているような感じなのだけど、ダイレクトに俺自身に触れられたらもっと感じてしまう。
「やっ、イン……すぐイッちゃうっ……!」
俺はいやいやをするように首を振ってインの頭を外させようとしたのだが、残念ながらインが聞いてくれるはずはなかった。かえってちゅううっと強く吸われてしまい、俺はすぐにイッてしまった。
「あああああんっっ!! ……あっ、あっ、あっ……やぁっ……」
イッたのに更に吸って空にしようとするのはやめてほしい。もう出ないって。俺はびくんびくんと激しく身体を震わせながら涙をぼろぼろこぼした。気持ちいいのもつらいのだ。インは最後にぺろぺろと萎えた俺自身を舐めると、ようやく顔を上げた。口を閉じることもできず、涙で汚くなっている俺の顔をインは満足そうに眺める。
「……やっぱ、天使さまは喘いでる姿が一番だよな」
「……え……」
しみじみ言われて、俺は顔が熱くなるのを感じた。
「まだ日は陰ってないな」
「はい、まだ出ています」
「ベランダに出る」
「はい、準備します」
俺はエインに涙をそっと拭われ、丁寧にシーツでくるまれた。わざわざシーツを二枚使って腕を出せるようにしてくれる。こんなことをするぐらいなら服をくれればいいと思うが、それはダメだとインが言っていた。
逃げたりなんてしないのに。この与えられた範囲から一歩でも出たら、俺は生きていけないともう知っている。
インに抱き上げられてベランダに出る。インは俺を日の光に当てるように木の椅子に腰かけた。
夕日がまぶしくて俺は思わず顔を背けた。
「いい風だな」
「……うん」
爽やかな風が頬を撫でる。信じられないことだが、あの使えない部下が召喚されるまでかなり厳しい気候だったという。使えない部下はこの世界の王だった。王が現れ、この世界で穏やかに過ごすことで今のような過ごしやすい気候に変わったのだとか。もちろん四季がないわけではないが、今は特に過ごしやすい季節のようだった。
「天使さま、お茶ですよ~。天使さまのミルクで淹れたミルクティーです」
「……えええ……」
「お前の乳はうまい」
インはティーカップを取り、おいしそうに飲んだ。
「うん、うまいな」
「天使さまのおかげでおいしい乳が飲み放題だし、バターもチーズもヨーグルトも作れてるよー」
「……えええ……」
チーズって、確か仔牛の胃から取る何かを使って作るんじゃなかったっけ?
「あれもチーズと言うのか?」
「レンネット使わなくても作れるじゃん。味わいは違うけどさ」
おそるおそる自分の乳を使って淹れたというミルクティーを飲む。
「あ、おいしい……」
「でしょー」
ロイが得意そうな顔をした。
平和だなと思った。そしてこの平和な日々が続くようにと、こっそり祈った。
俺はケンに抱かれた後で、ふはふはと息を整えようとしていた時だった。
「なんだ、ヤり終えたばっかか」
「はい、天使さまがあまりにもかわいいので我慢ができませんでした。すいません」
ケンがしれっと言う。ちょうど胸からスライムモドキが外されたばかりで、とろとろと乳が流れていた。毎回中出しされるから、その精液でしばらく感じてしまうのだった。
「んっ、んっ……」
俺はインに感じている様子を見られているのが恥ずかしくて、太ももを擦り合わせ、声をどうにか抑えようとした。
「何我慢してんだよ」
インが不機嫌そうな顔をしてベッドに乗り上げた。
「んっ……我慢、なんて……」
「してんだろ」
「あんっ!?」
インが無造作に、まだ乳を流している乳首を摘まむ。俺の身体がびくん! と派手に跳ねる。
「お前は素直に感じてりゃいいんだよッ!」
そう叫ぶように言って乳首に吸い付いてくる。
「ああっ!? あっ、あっ、あんっ……!」
溢れた乳をぺろぺろと舐められ、ちゅうううっ! と強く吸われる。それだけで尻穴の奥がきゅうううんっ! と収縮して残った精液を味わう。そのおかげか、それから少しの間俺は入れられてないのに乳を飲まれた。
インは水分補給をするように俺の両方の乳首から乳をごくごくと飲み、満足そうに甘噛みすると口を離した。
「あっ、あっ……」
刺激され、吸われ続けた乳首は赤くぽってりと腫れている。随分大きく、長くなってしまった。こんな胸、俺を抱きたいと思うヤツ以外には絶対見せられない。
「天使さま、こっちの蜜も飲ませろよ」
しっかり飲んで満足したかと思ったが、インはずり下がり、小さい俺自身をぱくりと咥えた。
「あああんっ!?」
乳を飲まれる快感はずっと射精し続けているような感じなのだけど、ダイレクトに俺自身に触れられたらもっと感じてしまう。
「やっ、イン……すぐイッちゃうっ……!」
俺はいやいやをするように首を振ってインの頭を外させようとしたのだが、残念ながらインが聞いてくれるはずはなかった。かえってちゅううっと強く吸われてしまい、俺はすぐにイッてしまった。
「あああああんっっ!! ……あっ、あっ、あっ……やぁっ……」
イッたのに更に吸って空にしようとするのはやめてほしい。もう出ないって。俺はびくんびくんと激しく身体を震わせながら涙をぼろぼろこぼした。気持ちいいのもつらいのだ。インは最後にぺろぺろと萎えた俺自身を舐めると、ようやく顔を上げた。口を閉じることもできず、涙で汚くなっている俺の顔をインは満足そうに眺める。
「……やっぱ、天使さまは喘いでる姿が一番だよな」
「……え……」
しみじみ言われて、俺は顔が熱くなるのを感じた。
「まだ日は陰ってないな」
「はい、まだ出ています」
「ベランダに出る」
「はい、準備します」
俺はエインに涙をそっと拭われ、丁寧にシーツでくるまれた。わざわざシーツを二枚使って腕を出せるようにしてくれる。こんなことをするぐらいなら服をくれればいいと思うが、それはダメだとインが言っていた。
逃げたりなんてしないのに。この与えられた範囲から一歩でも出たら、俺は生きていけないともう知っている。
インに抱き上げられてベランダに出る。インは俺を日の光に当てるように木の椅子に腰かけた。
夕日がまぶしくて俺は思わず顔を背けた。
「いい風だな」
「……うん」
爽やかな風が頬を撫でる。信じられないことだが、あの使えない部下が召喚されるまでかなり厳しい気候だったという。使えない部下はこの世界の王だった。王が現れ、この世界で穏やかに過ごすことで今のような過ごしやすい気候に変わったのだとか。もちろん四季がないわけではないが、今は特に過ごしやすい季節のようだった。
「天使さま、お茶ですよ~。天使さまのミルクで淹れたミルクティーです」
「……えええ……」
「お前の乳はうまい」
インはティーカップを取り、おいしそうに飲んだ。
「うん、うまいな」
「天使さまのおかげでおいしい乳が飲み放題だし、バターもチーズもヨーグルトも作れてるよー」
「……えええ……」
チーズって、確か仔牛の胃から取る何かを使って作るんじゃなかったっけ?
「あれもチーズと言うのか?」
「レンネット使わなくても作れるじゃん。味わいは違うけどさ」
おそるおそる自分の乳を使って淹れたというミルクティーを飲む。
「あ、おいしい……」
「でしょー」
ロイが得意そうな顔をした。
平和だなと思った。そしてこの平和な日々が続くようにと、こっそり祈った。
15
お気に入りに追加
2,297
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる