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その後1.聞いてないよ!
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―偽りの王は元の世界に帰還した。
真の王がそれを望んだという。
でも僕は知っている。偽りの王がまだこの世界にいることを。
どこに行ったのかはわからない。でも偽りの王は”天使”だから、いずれ噂が流れてくるだろう。
早く偽りの王を犯したい。調教官にヤられていた彼は最高に色っぽかった。僕ならもっと彼を満足させてあげられるだろう。だって僕は……。
* *
「え、それって……」
俺はロイの腕の中で絶句した。
ロイは元娼夫だ。俺よりも華奢で美青年と言ってもいい容姿をしている。でも俺を犯しているせいなのか、最近少し男らしくなってきたようにも思える。
「インから聞いてなかったの? 他の世界からきた人は……っていうの」
「そんなの、初めて聞いた……あっ……」
ロイが俺の乳首を甘噛みする。ロイは特に俺の乳首が好きらしく、ことあるごとにいじったり舐めたりする。
尻穴は特に感じてしまうのだが、それ以外の場所も触られれば感じるようになっていて、短小な俺自身は元より、今では全身性感帯のようになっていた。それもこれも時間さえあればインたちに犯されているせいである。インはひどい奴で、俺を犯していない時も尻穴を自分に向けさせて指でくちゅくちゅといじったりする。昨夜などは精液で満たされた尻穴に指を三本入れて、その指がふやけるまで出し入れしていた。俺はその指の動きにも感じまくって「おっきいのちょうだい! 指だけじゃやだぁっ!」と泣いておねだりするまでいじられたのだ。え? その後? インのでかいのでまためちゃくちゃにヤられたに決まってんだろ。
閑話休題。
聞いていなかった話だ。
まずあまり召喚とか、他の世界から人がくるなんてことはないらしい。多くても年に一人現れるぐらいだという。その異世界人がどこから来たのかわかれば元の世界に送還することは可能だが、この世界の者と身体の関係を持つと最低1年は帰ることができないらしい。
つまりインに抱かれた時点で、送還の儀式で俺が元の世界に帰ることはできなかったのだ。
なんだよ、と思う。もしかして元の世界に送り返されてしまうかもなんて不安になった俺がバカみたいじゃないか。もちろんインから離れるのが嫌だから元の世界に帰りたくないわけではない。
俺の身体はもう男を受け入れて感じるようになっている。今では何日かに一度二輪挿しまでされて感じまくる淫乱だ。そんな身体で元の世界に帰ったらと思うとぞっとする。夜な夜な男を求めてそういう界隈に足を延ばさなきゃならないなんて発狂しそうだ。そう考えるとこの世界で犯されまくる生活というのはある意味理想なのかもしれない。それは俺が”天使”になったからだろうけど。
「……あっ……」
カリッと乳首を甘噛みされて俺は喘いだ。もう片方の乳首もロイの指でこねられている。
「僕としながら気を散らすなんて余裕だね」
「そんな、ことは……」
「足を大きく開いて。入れながらいじってあげる」
「あっ……」
快感に弱い俺は逆らえない。自ら足を開いて、尻穴をくぱぁと晒す。そんな俺の姿をロイは満足そうに眺めた。
「天使さまって本当にいやらしくて可愛いよね」
「あっあっ……」
指を一気に二本突き刺されて、くちゅくちゅと尻穴を拡げられる。
「おまんこが特に好きなんだよね? 精液びゅーびゅー出されるともっと感じちゃうんだよね?」
「やっ、言わなっ……あんっ……!」
「その通りでしょ。ぶっといイチモツ二本挿されてよがり狂ってたじゃない。僕たちもこれからそうしてあげようか?」
「やっ、やだっ……ロイ、ロイのがいいっ……」
「あーもうかわいくてむかつく!」
ロイは頭をかくと尻穴から指をちゅぽんと抜き、ずぶっとイチモツを突き刺した。
「あああんっっ!」
ロイのは普通のサイズだと思う。(もちろん俺のより大きい)俺はどんな大きさのイチモツでも感じてしまうから、あまり身体に負担のかからないサイズのロイに抱かれるのも好きだ。
「はー……天使さまの中サイコー。乳首も育ててあげるからね!」
「あっ、あんっ……」
尻穴をぐりぐりと犯されながら乳首もいじられる。俺はそうして今日も男たちに犯されるのだった。
真の王がそれを望んだという。
でも僕は知っている。偽りの王がまだこの世界にいることを。
どこに行ったのかはわからない。でも偽りの王は”天使”だから、いずれ噂が流れてくるだろう。
早く偽りの王を犯したい。調教官にヤられていた彼は最高に色っぽかった。僕ならもっと彼を満足させてあげられるだろう。だって僕は……。
* *
「え、それって……」
俺はロイの腕の中で絶句した。
ロイは元娼夫だ。俺よりも華奢で美青年と言ってもいい容姿をしている。でも俺を犯しているせいなのか、最近少し男らしくなってきたようにも思える。
「インから聞いてなかったの? 他の世界からきた人は……っていうの」
「そんなの、初めて聞いた……あっ……」
ロイが俺の乳首を甘噛みする。ロイは特に俺の乳首が好きらしく、ことあるごとにいじったり舐めたりする。
尻穴は特に感じてしまうのだが、それ以外の場所も触られれば感じるようになっていて、短小な俺自身は元より、今では全身性感帯のようになっていた。それもこれも時間さえあればインたちに犯されているせいである。インはひどい奴で、俺を犯していない時も尻穴を自分に向けさせて指でくちゅくちゅといじったりする。昨夜などは精液で満たされた尻穴に指を三本入れて、その指がふやけるまで出し入れしていた。俺はその指の動きにも感じまくって「おっきいのちょうだい! 指だけじゃやだぁっ!」と泣いておねだりするまでいじられたのだ。え? その後? インのでかいのでまためちゃくちゃにヤられたに決まってんだろ。
閑話休題。
聞いていなかった話だ。
まずあまり召喚とか、他の世界から人がくるなんてことはないらしい。多くても年に一人現れるぐらいだという。その異世界人がどこから来たのかわかれば元の世界に送還することは可能だが、この世界の者と身体の関係を持つと最低1年は帰ることができないらしい。
つまりインに抱かれた時点で、送還の儀式で俺が元の世界に帰ることはできなかったのだ。
なんだよ、と思う。もしかして元の世界に送り返されてしまうかもなんて不安になった俺がバカみたいじゃないか。もちろんインから離れるのが嫌だから元の世界に帰りたくないわけではない。
俺の身体はもう男を受け入れて感じるようになっている。今では何日かに一度二輪挿しまでされて感じまくる淫乱だ。そんな身体で元の世界に帰ったらと思うとぞっとする。夜な夜な男を求めてそういう界隈に足を延ばさなきゃならないなんて発狂しそうだ。そう考えるとこの世界で犯されまくる生活というのはある意味理想なのかもしれない。それは俺が”天使”になったからだろうけど。
「……あっ……」
カリッと乳首を甘噛みされて俺は喘いだ。もう片方の乳首もロイの指でこねられている。
「僕としながら気を散らすなんて余裕だね」
「そんな、ことは……」
「足を大きく開いて。入れながらいじってあげる」
「あっ……」
快感に弱い俺は逆らえない。自ら足を開いて、尻穴をくぱぁと晒す。そんな俺の姿をロイは満足そうに眺めた。
「天使さまって本当にいやらしくて可愛いよね」
「あっあっ……」
指を一気に二本突き刺されて、くちゅくちゅと尻穴を拡げられる。
「おまんこが特に好きなんだよね? 精液びゅーびゅー出されるともっと感じちゃうんだよね?」
「やっ、言わなっ……あんっ……!」
「その通りでしょ。ぶっといイチモツ二本挿されてよがり狂ってたじゃない。僕たちもこれからそうしてあげようか?」
「やっ、やだっ……ロイ、ロイのがいいっ……」
「あーもうかわいくてむかつく!」
ロイは頭をかくと尻穴から指をちゅぽんと抜き、ずぶっとイチモツを突き刺した。
「あああんっっ!」
ロイのは普通のサイズだと思う。(もちろん俺のより大きい)俺はどんな大きさのイチモツでも感じてしまうから、あまり身体に負担のかからないサイズのロイに抱かれるのも好きだ。
「はー……天使さまの中サイコー。乳首も育ててあげるからね!」
「あっ、あんっ……」
尻穴をぐりぐりと犯されながら乳首もいじられる。俺はそうして今日も男たちに犯されるのだった。
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