上 下
3 / 228

3.風呂場で尻をいじられて

しおりを挟む
 尻穴に太い指を突っ込まれたのに、何故か俺は感じていた。何よりも俺自身が萎えないことに愕然とした。

「あああっ!?」
「やっぱ天使さまだな」

 そのままずぶずぶと男の指が奥に入っていき根元で止まる。その途端何故か腹の中がすっきりしたような気がした。

「中は洗浄した。これからたっぷりかわいがってやる」
「な、ななな何言って……」

 耳元で色気たっぷりに囁かれ、俺は顔が熱くなるのを感じた。
 男が指を抜くと、何故か寂しいような感覚が生まれる。なんなんだいったい。俺は首を振った。
 すると男の指が俺の尻穴の入口をつんつんとつつき始めた。

「寂しいんだろう? 天使さまはここを常にいっぱいにされてないとつらいらしいな。しかも男を受け入れていないと三日と持たずに衰弱死するらしいぜ」
「……え?」

 男の言っていることが理解できない。
 何も受け入れたことがない穴に、慣らしもしないでぶっとい指を根元まで入れられて感じてしまうとか。使えない部下と同じように「天使さま」と呼ばれるとか。しかも男を受け入れないと三日も経たないうちに衰弱死してしまうとか。

「……嘘、だろ?」

 元の世界でそんな話聞いたことがない。しかも俺は32だ。三日と持たずに死んでしまうなら2年余分に生きているのはなんなのだ。

「俺、32なんだけど……」
「異世界ではどうやら死ぬことはないらしいな。だがこの世界ではそうなのだ。ここも入れてほしくてひくひくしているぞ」

 気にしないようにしていたが、確かに尻穴がぱくぱく開いているような感覚はあった。つつかれるたびにその指を咥えさせろとばかりに腰がふるふると揺れてしまう。

「そ、そんな……」
「一月後には元の世界に帰すと言われている以上死なせるわけにはいかない。そうしたらに」
「あっ!」

 つぷん、と再び男の指先が入ってきた。尻穴が待ってましたとばかりにひくひくと動く。

「最低でも二日に一度はイチモツを受け入れないとな?」
「ああっ……」

 ぬくっぬくっと尻穴の入口を男の指が出入りする。どうしてか尻穴から甘い感覚が湧き上がり、俺は声を抑えることができなかった。

「想像してみろ。この穴を太くて長いモノで貫かれるんだ。何度も突き入れられて、ぐちゃぐちゃにされて、奥に精液をたっぷり注がれるのを」
「ひぃっ!?」

 ぬくぬくと入口を出入りしていた男の指が再び奥までずぶり、と中を穿つ。根元まで入った男の指は先ほども思ったが太くて長い。

「俺の指は比較的長い方だが、もっと長くて太いモノで奥の奥まで犯される。天使さまのおまんこは柔軟だからどんなにぶっといイチモツで貫かれても怪我なんかしない。むしろ感じまくってつらいぐらいだとよ。どうだ? ここをめちゃくちゃに犯されたくないか?」
「あっ、あっ……やっ……」

 耳元で囁かれる言葉に俺は脳まで犯されたような気分だった。その間も男の指の動きは止まらない。先程よりも長いストロークで指が出し入れされ、中をあちこち刺激されるとたまらなかった。
 しかも「おまんこ」って……。
 俺は女じゃないのに。

「天使さまはな、この奥に精液を沢山注がれないと死んじまうらしいぜ? 最高のカイカン、味わってみたくないか?」

 なけなしの俺自身からはとろとろと先走りが漏れている。これだけでも俺が感じているのは明らかなのにこの男は言質がほしいらしい。

「やだ……こ、こわい……から……」
「ならたっぷりほぐしてやるよ。ぶっといの早くちょうだいって泣きながらおねだりするまでな」

 俺はいったいどうなってしまうんだろう。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

食事届いたけど配達員のほうを食べました

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか? そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

少年野球で知り合ってやけに懐いてきた後輩のあえぎ声が頭から離れない

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
少年野球で知り合い、やたら懐いてきた後輩がいた。 ある日、彼にちょっとしたイタズラをした。何気なく出したちょっかいだった。 だがそのときに発せられたあえぎ声が頭から離れなくなり、俺の行為はどんどんエスカレートしていく。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった

なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。 ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...