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第2部 嫁ぎ先を決めろと言われました
100.荒療治してみます
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『ようこそいらっしゃいました。花嫁様、どうぞこちらへ』
女官に促され、香子を抱き上げている青龍が用意された席につく。皇后もまたにこやかな笑みを浮かべていたがやはり目が笑っていない。
『このたびはお招きいただきありがとうございます』
香子は内心苦笑しながら決まりきった文言を述べた。そして皇太后に向き直り、『老佛爷もご機嫌麗しゅう』と挨拶する。
『ほ……。花嫁様も元気そうでなにより』
皇太后の目もまた笑ってはいなかったが、これはもう仕様だから仕方がない。気にしたら負けだ、と香子は思った。それよりも皇太后に挨拶をしたら皇后の視線がまたきつくなるというのは何故だろう。
(あれー? 私またなんかしくじった?)
理由がわからなくて椅子にしている青龍の腕に触れ、心の中で尋ねる。
〈なんで私皇后に睨まれてるんでしょう?〉
〈そなたが気にすることではない〉
予想通りの答えではあったが、香子は青龍の腕をぽんぽんと軽く叩いた。
〈……挨拶の順序ではあるまいか。万瑛(皇后の名)が主ではあるが江緑(皇太后の名)に先に挨拶すべきと考えたのでは?〉
〈あら探しをされているわけですか……〉
香子は頭が痛くなるのを感じた。きっともう、香子が何をしても気に食わないのだろう。(もちろん何もしなくても同様である)全ての人に好かれることはないとわかっていても香子は悲しくなった。
出されたお茶に口をつける。これはもう勧められるままに飲んだ。よく考えなくても序列というものは香子には関係ないのだ。
(龍井かな……)
お茶の味や香り、淡い澄んだ緑色を見て判断する。さすが十大銘茶と言われるだけのことはある。日本茶より味にきつさを感じるがやはりおいしい緑茶だ。
(獅峰龍井だったらいいな。お茶がおいしければがんばれる……)
しみじみ思いながらちら、と皇太后を窺えば目が合った。
『ほんに花嫁様はおいしそうに飲まれますのう』
香子はにっこりした。
『はい、おいしいです!』
素直に返せば皇太后が一瞬目を丸くしてからほほえましそうに細め、皇后は目を見開いた。
『どれ』
青龍は一度先に口をつけていたが改めて茶を啜る。
『不思議なものだ。そなたがおいしいと言えば茶も更に美味となる』
『ほほ……仲睦まじゅうて年寄りは中てられてしまいますな』
何を言い出すのだと頬が熱くなるのを感じながら睨めば皇太后が笑いながら言う。部屋の中をいろいろな感情が錯綜していて、香子はいたたまれなかった。
相変わらず乾き物の菓子を摘みとりとめもないことを話していると、
『花嫁様、そろそろこちらへ……』
女官に促され、きた! と香子は思った。
『どうしても選べなくて沢山集めてしまいましたの。衣裳部屋で見ていただける?』
口元だけ柔和に笑んで皇后が言う。当り前のように香子ごと立ち上がろうとする青龍に、
『たいへん失礼ですが、孟章神君(青龍)はこちらでお待ちいただけますか』
皇后が意を決したように言う。途端その場の空気が凍りついた。背後からとんでもなく不穏な空気に襲われ、香子は冷汗をかく。なだめるように青龍の腕をぽんぽんと軽く叩き、
『待っていてください、ね?』
甘えるように言って膝からするりと降りた。
『黒月、お願いね』
『はっ』
スッと付き従う黒月まで排除しようとするならば許さないという意志を持って皇后に笑みかける。皇后はまた目を見開いたが、すぐに表情を笑みの形に戻した。
『好みのものがあれば幸いですわ』
そう言いながら香子を衣裳部屋へ促す。横目で皇太后を窺えばまた目を細められた。こちらのよいようにしてもいいのだろうと香子は判断した。
そうして広々とした部屋に足を踏み入れると、黒月の背後で扉が閉まる。その音が、やけに重く感じられた。
(それにしてもわかりやすいこと……)
香子は内心嘆息した。
衣裳部屋の中では色とりどりの布が見やすいように広げられていた。なんとも鮮やかで上質な物ばかりのようである。しかしそれよりも部屋の中が狭く感じるほど嬷嬷たちが控えているのが一種異様であった。
『……夕玲を呼んでくださる?』
香子は内心焦っていた。己に危害を加えられるかもしれないということを恐怖したわけではない。万が一自分が傷つけられるようなことになれば皇后が処分されるだけではすまないことを理解しているからだった。正直ここまで数がいると黒月だけでは対応できないだろう。しかし助けは思わぬところから現れた。
『花嫁様、僭越ながら妾が延殿の代わりを努めます。王と申します、どうぞよしなに』
『あ……』
するりと部屋に入ってきていた女官は、皇太后についていた者だった。
『……では、よろしくね』
『恐れ入ります』
皇后があからさまに不快そうな表情をした。もう隠す必要がなくなったということだろう。
『気になるものがありましたらどうぞお手にとってご覧ください。採寸もさせますのでごゆるりと』
『ありがとうございます』
王という女官にあの布を、と指示して取らせようとするとしきりに直接触らせようとする。布に何か塗っているのかと眉を寄せたが、布の側に控える嬷嬷たちが肝なのかもしれないと思い直した。
『申し訳ありません。四神はとても心配性なので私が直接触れることはできないのです。ここから見させていただきますね』
そうしれっと言うと、皇后の目がキッと釣り上がった。
(うわあ、怖い……)
『……どこまで花嫁様には自由がないのでしょう? 聞いたところによると四神宮の表に出る際も四神に抱かれていないといけないとか?』
皇后が言うと、嬷嬷たちが『まぁ』『あら』と一斉に驚いたような声を上げた。なんともわざとらしい。
『もちろん王城を出ることはできませんが、王城の中でぐらい自由に動きたいとは思いませぬか?』
(思ったこともないなぁ)
『いいえ』
にっこりと笑んで答えると皇后の顔は真っ赤になった。
『それはいけませんわ』『もっと自由になりたいと願わなければ』などと嬷嬷たちが囀るのを無視する。自由に振舞いたいと望むのならば自分の身は自分で守れなければならないと香子は思う。残念ながら今の香子ではこの国の中を単独で動くことは危険だろう。まして王城の中でなどどんな思惑が渦巻いているかわかったものではない。
『あの翠の布と、赤い布が気になりますわ』
そう言って王に取らせる。『採寸を……』と近寄ってこようとする嬷嬷たちは黒月が前に出ることで足を止めさせた。
とうとう皇后が般若の形相になった。
『そういえば……花嫁様は元は市井の出と伺いましたが、どのようにして四神に取り入ったのでしょうね……?』
黒月がひどく険しい表情をし、皇后を睨みつけた。香子は己を守ってくれるように前にいる黒月の腕にそっと触れた。黒月はしぶしぶではあったが半身だけ下がる。
香子は皇后や嬷嬷たちがよく見えるよう扇子をバッと開いて口元を押さえ、大仰に嘆息した。
『……皇后が私の来歴をご存知でないとは……皇帝の怠慢ですわね?』
『なっ……!』
嬷嬷たちがどよめく。
『いくら花嫁様といえ陛下を貶めるような発言はっっ……!!』
香子は不快そうに眉根を寄せ、皇后の台詞を遮った。
『だってそうでしょう? 私を侮辱することは、私を選んだ四神を侮辱するも同じこと』
皇后と嬷嬷たちがはっとしたような顔をしたのを確認し、香子は顎をツンと上げ、挑発するような眼差しを彼女たちに向けた。
『まさか国母である皇后が知らないなんて、そんな馬鹿な話はございませんでしょう?』
青ざめた顔が一気に赤黒く、憤怒の形相になる。立場も忘れて掴みかかってこようとする彼女たちの前に黒月と王が立ちはだかった。
皇后の手が黒月に触れようとしたその時、
『双方、そこまで!!』
厳かな、それでいて焦りを禁じえない男性の声がした。
香子はそれに、ひどく不快そうに目を細めた。
嬷嬷 おばあさん。それらの年代の女性のこと。
女官に促され、香子を抱き上げている青龍が用意された席につく。皇后もまたにこやかな笑みを浮かべていたがやはり目が笑っていない。
『このたびはお招きいただきありがとうございます』
香子は内心苦笑しながら決まりきった文言を述べた。そして皇太后に向き直り、『老佛爷もご機嫌麗しゅう』と挨拶する。
『ほ……。花嫁様も元気そうでなにより』
皇太后の目もまた笑ってはいなかったが、これはもう仕様だから仕方がない。気にしたら負けだ、と香子は思った。それよりも皇太后に挨拶をしたら皇后の視線がまたきつくなるというのは何故だろう。
(あれー? 私またなんかしくじった?)
理由がわからなくて椅子にしている青龍の腕に触れ、心の中で尋ねる。
〈なんで私皇后に睨まれてるんでしょう?〉
〈そなたが気にすることではない〉
予想通りの答えではあったが、香子は青龍の腕をぽんぽんと軽く叩いた。
〈……挨拶の順序ではあるまいか。万瑛(皇后の名)が主ではあるが江緑(皇太后の名)に先に挨拶すべきと考えたのでは?〉
〈あら探しをされているわけですか……〉
香子は頭が痛くなるのを感じた。きっともう、香子が何をしても気に食わないのだろう。(もちろん何もしなくても同様である)全ての人に好かれることはないとわかっていても香子は悲しくなった。
出されたお茶に口をつける。これはもう勧められるままに飲んだ。よく考えなくても序列というものは香子には関係ないのだ。
(龍井かな……)
お茶の味や香り、淡い澄んだ緑色を見て判断する。さすが十大銘茶と言われるだけのことはある。日本茶より味にきつさを感じるがやはりおいしい緑茶だ。
(獅峰龍井だったらいいな。お茶がおいしければがんばれる……)
しみじみ思いながらちら、と皇太后を窺えば目が合った。
『ほんに花嫁様はおいしそうに飲まれますのう』
香子はにっこりした。
『はい、おいしいです!』
素直に返せば皇太后が一瞬目を丸くしてからほほえましそうに細め、皇后は目を見開いた。
『どれ』
青龍は一度先に口をつけていたが改めて茶を啜る。
『不思議なものだ。そなたがおいしいと言えば茶も更に美味となる』
『ほほ……仲睦まじゅうて年寄りは中てられてしまいますな』
何を言い出すのだと頬が熱くなるのを感じながら睨めば皇太后が笑いながら言う。部屋の中をいろいろな感情が錯綜していて、香子はいたたまれなかった。
相変わらず乾き物の菓子を摘みとりとめもないことを話していると、
『花嫁様、そろそろこちらへ……』
女官に促され、きた! と香子は思った。
『どうしても選べなくて沢山集めてしまいましたの。衣裳部屋で見ていただける?』
口元だけ柔和に笑んで皇后が言う。当り前のように香子ごと立ち上がろうとする青龍に、
『たいへん失礼ですが、孟章神君(青龍)はこちらでお待ちいただけますか』
皇后が意を決したように言う。途端その場の空気が凍りついた。背後からとんでもなく不穏な空気に襲われ、香子は冷汗をかく。なだめるように青龍の腕をぽんぽんと軽く叩き、
『待っていてください、ね?』
甘えるように言って膝からするりと降りた。
『黒月、お願いね』
『はっ』
スッと付き従う黒月まで排除しようとするならば許さないという意志を持って皇后に笑みかける。皇后はまた目を見開いたが、すぐに表情を笑みの形に戻した。
『好みのものがあれば幸いですわ』
そう言いながら香子を衣裳部屋へ促す。横目で皇太后を窺えばまた目を細められた。こちらのよいようにしてもいいのだろうと香子は判断した。
そうして広々とした部屋に足を踏み入れると、黒月の背後で扉が閉まる。その音が、やけに重く感じられた。
(それにしてもわかりやすいこと……)
香子は内心嘆息した。
衣裳部屋の中では色とりどりの布が見やすいように広げられていた。なんとも鮮やかで上質な物ばかりのようである。しかしそれよりも部屋の中が狭く感じるほど嬷嬷たちが控えているのが一種異様であった。
『……夕玲を呼んでくださる?』
香子は内心焦っていた。己に危害を加えられるかもしれないということを恐怖したわけではない。万が一自分が傷つけられるようなことになれば皇后が処分されるだけではすまないことを理解しているからだった。正直ここまで数がいると黒月だけでは対応できないだろう。しかし助けは思わぬところから現れた。
『花嫁様、僭越ながら妾が延殿の代わりを努めます。王と申します、どうぞよしなに』
『あ……』
するりと部屋に入ってきていた女官は、皇太后についていた者だった。
『……では、よろしくね』
『恐れ入ります』
皇后があからさまに不快そうな表情をした。もう隠す必要がなくなったということだろう。
『気になるものがありましたらどうぞお手にとってご覧ください。採寸もさせますのでごゆるりと』
『ありがとうございます』
王という女官にあの布を、と指示して取らせようとするとしきりに直接触らせようとする。布に何か塗っているのかと眉を寄せたが、布の側に控える嬷嬷たちが肝なのかもしれないと思い直した。
『申し訳ありません。四神はとても心配性なので私が直接触れることはできないのです。ここから見させていただきますね』
そうしれっと言うと、皇后の目がキッと釣り上がった。
(うわあ、怖い……)
『……どこまで花嫁様には自由がないのでしょう? 聞いたところによると四神宮の表に出る際も四神に抱かれていないといけないとか?』
皇后が言うと、嬷嬷たちが『まぁ』『あら』と一斉に驚いたような声を上げた。なんともわざとらしい。
『もちろん王城を出ることはできませんが、王城の中でぐらい自由に動きたいとは思いませぬか?』
(思ったこともないなぁ)
『いいえ』
にっこりと笑んで答えると皇后の顔は真っ赤になった。
『それはいけませんわ』『もっと自由になりたいと願わなければ』などと嬷嬷たちが囀るのを無視する。自由に振舞いたいと望むのならば自分の身は自分で守れなければならないと香子は思う。残念ながら今の香子ではこの国の中を単独で動くことは危険だろう。まして王城の中でなどどんな思惑が渦巻いているかわかったものではない。
『あの翠の布と、赤い布が気になりますわ』
そう言って王に取らせる。『採寸を……』と近寄ってこようとする嬷嬷たちは黒月が前に出ることで足を止めさせた。
とうとう皇后が般若の形相になった。
『そういえば……花嫁様は元は市井の出と伺いましたが、どのようにして四神に取り入ったのでしょうね……?』
黒月がひどく険しい表情をし、皇后を睨みつけた。香子は己を守ってくれるように前にいる黒月の腕にそっと触れた。黒月はしぶしぶではあったが半身だけ下がる。
香子は皇后や嬷嬷たちがよく見えるよう扇子をバッと開いて口元を押さえ、大仰に嘆息した。
『……皇后が私の来歴をご存知でないとは……皇帝の怠慢ですわね?』
『なっ……!』
嬷嬷たちがどよめく。
『いくら花嫁様といえ陛下を貶めるような発言はっっ……!!』
香子は不快そうに眉根を寄せ、皇后の台詞を遮った。
『だってそうでしょう? 私を侮辱することは、私を選んだ四神を侮辱するも同じこと』
皇后と嬷嬷たちがはっとしたような顔をしたのを確認し、香子は顎をツンと上げ、挑発するような眼差しを彼女たちに向けた。
『まさか国母である皇后が知らないなんて、そんな馬鹿な話はございませんでしょう?』
青ざめた顔が一気に赤黒く、憤怒の形相になる。立場も忘れて掴みかかってこようとする彼女たちの前に黒月と王が立ちはだかった。
皇后の手が黒月に触れようとしたその時、
『双方、そこまで!!』
厳かな、それでいて焦りを禁じえない男性の声がした。
香子はそれに、ひどく不快そうに目を細めた。
嬷嬷 おばあさん。それらの年代の女性のこと。
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