51 / 59
50.隣国からの勇者一行は
しおりを挟む
「魔王様、報告します」
「うむ」
魔王は腰をずんずん動かしながらメリルからの報告を聞くことにしたみたいだ。奥っ、そんなに抉っちゃらめなのぉっ。
「勇者たちは魔王城からあと一日というところに着いています」
そう言ってメリルは魔法を使い、勇者たちの映像を寝室の壁に映した。魔法ってこんなこともできるのかと感心した。今は監視用の魔物がいて、彼らを見張っているらしい。
そこには、勇者にお尻を叩かれている少年たちの姿が映っていた。勇者は何度も何度も少年たちのお尻を叩き、股間を勃起させていた。
「え……えええ~……」
それはなんとも言い難い光景だった。少年たちはとても痛がっているように見えた。
「……あの勇者は尻を叩くことで欲情しているな」
魔王が真面目な顔で言う。
「そうですね。ああ、あんなにお尻が腫れて……魔物たちでお尻を覆って癒してあげたいぐらいです。しかも見てください、あのキレイな尻穴を。あの少年たちは間違いなく処女ですね。魔物たちで癒しながらおまんこを犯してあげたらいい声で鳴きそうです」
イオールがうっとりしたように言う。そういうものなのかと思った。
「あの勇者ほどではありませんが、尻を叩かれている少年たちもそれなりに魔力は高いです。勇者も含めてあの少年たちを欲しいという者たちがおりますが、どうなさいますか?」
「いいだろう。勇者の剣さえ壊せば、あとはどうしようが構わぬ」
「あっ、旦那、さまぁ……あのっ……ああっ」
「なんだ?」
魔王が腰の動きを止めてくれたのでほっとした。動かされちゃうと、どうしても気持ちよくて何も話せなくなってしまうから。
「あっ……あの、少年たちは殺さないでください。ひどい目にあってて、かわいそうだし……」
魔王はククッと笑った。
「殺しはせぬ。あの勇者の命の保証はせぬが、あの少年たちは甘やかしたい者たちが引き取るだろう」
「アラクネたちが欲しがっているようです」
「ならばいい」
アラクネは女性型の魔族だ。魔族の男を強制的に射精させて種を獲るようなことを聞いたけど、大丈夫なのだろうか。
「アラクネって……」
「アラクネは弱いものを愛でる習性がある。甘やかすことは間違いないだろう」
「そうなんですね。それなら、よかった……」
僕は胸を撫で下ろした。
「あの勇者は許せませんねぇ……」
イオールが舌なめずりをした。
「ベアルにくれてやりましょう」
「……それがいいかもしれぬな。勇者の剣もまとめて始末するだろう」
「ええ、確実に」
「……そうなの?」
「ああ。クルトは気にすることはないぞ。そなたのかわいい姿を誰にも見せたくない故な」
「んっ……」
本当は魔王も玉座の間で僕を抱きながら勇者を待つつもりだったらしい。でも魔王は僕が愛しくてたまらないから勇者たちに見せたくなくなったんだって。
「勇者たちを始末する映像はお見せしますから、奥さまはこちらで魔王様にいっぱい抱かれていてくださいね」
イオールにも言われてしまっては玉座の間に行って待ちたいとも言えない。僕もできれば勇者の剣には一矢報いたいと思っているのだけど、それはさせてもらえないみたいだ。
「……直接見るのは、だめ?」
「ううむ……」
「だめです。奥さま、わがままをおっしゃるのでしたら……魔王様と二輪挿ししながら乳首もおちんちんもずっとかわいがりますよ?」
「そ、それは……」
僕はさっと目を逸らした。そんなことされたら感じすぎてたいへんなことになっちゃう。
魔王のイチモツは一番でっかくて長いみたいだし、イオールのも太くて長い。二人ので二輪挿しされるともうイチモツのことしか考えられなくなっちゃうのに、更に乳首もちんちんもいじられたら死んじゃうかもしれない。
「奥さまのおちんちんの穴には何を入れましょうか? 私の舌がそのまま入るぐらい拡げて、触手をいっぱい入れてもらいますか?」
「やっ……そん、なのぉ……」
「それとも二輪挿ししながらルフに触手も入れてもらいましょうか? ルフであればおまんこのちょっとした隙間から入ってきてもっとおまんこを拡げてくれるかもしれませんよ?」
そんな、三人で僕の尻穴いじめちゃだめぇっ。
「だめ……そんなの、やぁっ……」
想像しただけで涙目になってしまった。
「イオール、あまりクルトをいじめるな」
「奥さまが強いのはわかっていますが、勇者や勇者の剣に仕置きする光景など直接見せたいものではないでしょう。ベアルは痛みによる悲鳴が大好きですからね」
「やっぱり、そういう魔族もいるんだ?」
「人間の国に向かうような魔族はその傾向が強いですね。自分たちより弱い者をしいたげるのを喜びとしている者が多いので。ベアルの強さは別格ですが」
「ふうん……」
強いと言われるとちょっと興味がある。
「だめですよ? ベアルは負けをよしとしませんから、勝つまでしつこく闘いたがるのです」
「……確かに、アヤツは面倒だ……」
「あぁんっ!」
魔王はずんっと腰を突き上げるとため息をついた。
「思い出したら腹が立ってきた。クルト、鍛錬に向かうぞ」
「えええっ?」
そうして僕は魔王に抱かれたまま一番高い塔の下に連れて行かれ、でかい鬼に姿を変えた魔王に延々尻穴の奥をかわいがられてしまったのだった。
気持ちいいけど、死んじゃいそうだよぉっ。
「うむ」
魔王は腰をずんずん動かしながらメリルからの報告を聞くことにしたみたいだ。奥っ、そんなに抉っちゃらめなのぉっ。
「勇者たちは魔王城からあと一日というところに着いています」
そう言ってメリルは魔法を使い、勇者たちの映像を寝室の壁に映した。魔法ってこんなこともできるのかと感心した。今は監視用の魔物がいて、彼らを見張っているらしい。
そこには、勇者にお尻を叩かれている少年たちの姿が映っていた。勇者は何度も何度も少年たちのお尻を叩き、股間を勃起させていた。
「え……えええ~……」
それはなんとも言い難い光景だった。少年たちはとても痛がっているように見えた。
「……あの勇者は尻を叩くことで欲情しているな」
魔王が真面目な顔で言う。
「そうですね。ああ、あんなにお尻が腫れて……魔物たちでお尻を覆って癒してあげたいぐらいです。しかも見てください、あのキレイな尻穴を。あの少年たちは間違いなく処女ですね。魔物たちで癒しながらおまんこを犯してあげたらいい声で鳴きそうです」
イオールがうっとりしたように言う。そういうものなのかと思った。
「あの勇者ほどではありませんが、尻を叩かれている少年たちもそれなりに魔力は高いです。勇者も含めてあの少年たちを欲しいという者たちがおりますが、どうなさいますか?」
「いいだろう。勇者の剣さえ壊せば、あとはどうしようが構わぬ」
「あっ、旦那、さまぁ……あのっ……ああっ」
「なんだ?」
魔王が腰の動きを止めてくれたのでほっとした。動かされちゃうと、どうしても気持ちよくて何も話せなくなってしまうから。
「あっ……あの、少年たちは殺さないでください。ひどい目にあってて、かわいそうだし……」
魔王はククッと笑った。
「殺しはせぬ。あの勇者の命の保証はせぬが、あの少年たちは甘やかしたい者たちが引き取るだろう」
「アラクネたちが欲しがっているようです」
「ならばいい」
アラクネは女性型の魔族だ。魔族の男を強制的に射精させて種を獲るようなことを聞いたけど、大丈夫なのだろうか。
「アラクネって……」
「アラクネは弱いものを愛でる習性がある。甘やかすことは間違いないだろう」
「そうなんですね。それなら、よかった……」
僕は胸を撫で下ろした。
「あの勇者は許せませんねぇ……」
イオールが舌なめずりをした。
「ベアルにくれてやりましょう」
「……それがいいかもしれぬな。勇者の剣もまとめて始末するだろう」
「ええ、確実に」
「……そうなの?」
「ああ。クルトは気にすることはないぞ。そなたのかわいい姿を誰にも見せたくない故な」
「んっ……」
本当は魔王も玉座の間で僕を抱きながら勇者を待つつもりだったらしい。でも魔王は僕が愛しくてたまらないから勇者たちに見せたくなくなったんだって。
「勇者たちを始末する映像はお見せしますから、奥さまはこちらで魔王様にいっぱい抱かれていてくださいね」
イオールにも言われてしまっては玉座の間に行って待ちたいとも言えない。僕もできれば勇者の剣には一矢報いたいと思っているのだけど、それはさせてもらえないみたいだ。
「……直接見るのは、だめ?」
「ううむ……」
「だめです。奥さま、わがままをおっしゃるのでしたら……魔王様と二輪挿ししながら乳首もおちんちんもずっとかわいがりますよ?」
「そ、それは……」
僕はさっと目を逸らした。そんなことされたら感じすぎてたいへんなことになっちゃう。
魔王のイチモツは一番でっかくて長いみたいだし、イオールのも太くて長い。二人ので二輪挿しされるともうイチモツのことしか考えられなくなっちゃうのに、更に乳首もちんちんもいじられたら死んじゃうかもしれない。
「奥さまのおちんちんの穴には何を入れましょうか? 私の舌がそのまま入るぐらい拡げて、触手をいっぱい入れてもらいますか?」
「やっ……そん、なのぉ……」
「それとも二輪挿ししながらルフに触手も入れてもらいましょうか? ルフであればおまんこのちょっとした隙間から入ってきてもっとおまんこを拡げてくれるかもしれませんよ?」
そんな、三人で僕の尻穴いじめちゃだめぇっ。
「だめ……そんなの、やぁっ……」
想像しただけで涙目になってしまった。
「イオール、あまりクルトをいじめるな」
「奥さまが強いのはわかっていますが、勇者や勇者の剣に仕置きする光景など直接見せたいものではないでしょう。ベアルは痛みによる悲鳴が大好きですからね」
「やっぱり、そういう魔族もいるんだ?」
「人間の国に向かうような魔族はその傾向が強いですね。自分たちより弱い者をしいたげるのを喜びとしている者が多いので。ベアルの強さは別格ですが」
「ふうん……」
強いと言われるとちょっと興味がある。
「だめですよ? ベアルは負けをよしとしませんから、勝つまでしつこく闘いたがるのです」
「……確かに、アヤツは面倒だ……」
「あぁんっ!」
魔王はずんっと腰を突き上げるとため息をついた。
「思い出したら腹が立ってきた。クルト、鍛錬に向かうぞ」
「えええっ?」
そうして僕は魔王に抱かれたまま一番高い塔の下に連れて行かれ、でかい鬼に姿を変えた魔王に延々尻穴の奥をかわいがられてしまったのだった。
気持ちいいけど、死んじゃいそうだよぉっ。
2
お気に入りに追加
1,276
あなたにおすすめの小説

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

【完結】健康な身体に成り代わったので異世界を満喫します。
白(しろ)
BL
神様曰く、これはお節介らしい。
僕の身体は運が悪くとても脆く出来ていた。心臓の部分が。だからそろそろダメかもな、なんて思っていたある日の夢で僕は健康な身体を手に入れていた。
けれどそれは僕の身体じゃなくて、まるで天使のように綺麗な顔をした人の身体だった。
どうせ夢だ、すぐに覚めると思っていたのに夢は覚めない。それどころか感じる全てがリアルで、もしかしてこれは現実なのかもしれないと有り得ない考えに及んだとき、頭に鈴の音が響いた。
「お節介を焼くことにした。なに心配することはない。ただ、成り代わるだけさ。お前が欲しくて堪らなかった身体に」
神様らしき人の差配で、僕は僕じゃない人物として生きることになった。
これは健康な身体を手に入れた僕が、好きなように生きていくお話。
本編は三人称です。
R−18に該当するページには※を付けます。
毎日20時更新
登場人物
ラファエル・ローデン
金髪青眼の美青年。無邪気であどけなくもあるが無鉄砲で好奇心旺盛。
ある日人が変わったように活発になったことで親しい人たちを戸惑わせた。今では受け入れられている。
首筋で脈を取るのがクセ。
アルフレッド
茶髪に赤目の迫力ある男前苦労人。ラファエルの友人であり相棒。
剣の腕が立ち騎士団への入団を強く望まれていたが縛り付けられるのを嫌う性格な為断った。
神様
ガラが悪い大男。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。

国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる