【完結】勇者様の思い通り~魔王や魔族たちに何故か溺愛されてます

浅葱

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28.そんなに拡げちゃったら

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 魔王は、どの姿をすれば僕がすぐに陥落するかわかっている。
 少年の姿の魔王に「だめか?」なんて聞かれたらそれだけで胸がきゅーんとなってなんでも言うことを聞きたくなってしまう。我ながらチョロいとは思うけど、魔王はなんだかんだいって僕の身体のことをよくわかってるし、たっぷり甘く抱いてくれるから安心して身を任せることができる。
 でも、「少し鍛錬に向かうか」とか言って、イチモツを僕に入れたままグリフォンに乗って空を飛んだりするのは止めてほしかった。グリフォンの空中機動は激しくて、僕はおもらしもしたし潮も噴いたしイカされまくった。そんなどろどろになってしまった僕を、一緒に空を飛んでいた魔族が寄り添って舐め回した。

「クルトは感じやすいな」
「あひぃいいいんっ!?」

 ちんちんに触手の魔物を入れて精液が漏れないようにされたけど、射精をしなくてもイクようになってしまっているからあまり意味をなさなかった。
 とにかく魔王がやることはめちゃくちゃだったけど、すんごく気持ちよかった。
 魔王は僕の限界まで拡がった尻穴を嬉しそうに眺める。

「私のイチモツでこんなに拡がって……かわいくてたまらぬな」
「ひぃあああんっ!」

 そう言いながらまたイチモツをずぶずぶと入れてくれて、魔王城に戻った。僕はやっと終ったとほっとしたのだけど、今度は「塔を上るぞ」と言われてたいへんな目に遭った。
 もう、僕のお尻壊れちゃう……。
 僕はとにかく魔力量が多いから、何をされてももう痛みとか感じないみたいだ。でも過ぎた快感は苦痛にも感じられるんだけどって魔王に伝えたんだけど、

「私に抱かれるのは嫌か?」

 なんて少年の姿で言われたらいくらでも抱いて! と答えてしまったりした。
 困ったものだと思う。……本当の意味では、魔王に抱かれるのは嬉しくてたまらないんだけど。
 で、でもでもっ、ちんぐり返しにして、拡がった尻穴をみんなに見られちゃうのは恥ずかしいよぉっ。

「ああ……なんて奥さまのおまんこはかわいいのでしょうか……」

 イオールがうっとりしたように、先ほどまで魔王のイチモツでたっぷりかわいがってもらった尻穴を見ている。魔王は僕をみんなに見せたいみたいで、僕の身体をちんぐり返しの状態で魔法で固定してしまった。
 他の魔族や魔物も近づいてきて、そんな僕の身体をじーっと見つめている。
 もうっ、どうにかしてぇっ。

「どれ、蕩けたおまんこを舐めさせてもらおうか」

 羽が生えたがたいのいい魔族であるメリルに、べろべろと尻穴を舐められた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」
「奥さまの快感はうまいなっ」

 尻穴の中を舌でぐりぐりされてびくびく震える。中、そんなに舐めちゃだめっ。
 メリルの舌で散々喘がされた後、オオカミの姿をした魔族であるレンも来た。

「ああ、奥さまのおまんこ……私のイチモツを入れてもよろしいでしょうか?」
「だめだ。今のところは私が仕事をしている間だけだ」
「承知しました」

 魔王に冷たく断られて、レンは笑んだ。そしてその肉厚の長い舌で僕の尻穴を舐めた。もちろん中もたっぷり舐められてしまった。

「あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ」

 尻穴、こんなに拡がってるのに舐められるの気持ちいいよぉ。触手の魔物も来て、生殖器はさすがに入れられなかったけど、触腕というのだろうか、太いのを二本もぐぽぐぽと出し入れされてしまった。これ、えっちしてるのと変わらないんじゃ?

「あーっ、あーっ、あぁんっ、やぁああっ!」

 触手の魔物もしつこく僕の中をかわいがって、息も絶え絶えになった頃、他の魔族たちにまた透明な長くて太い触手を何本も入れられてぐっぽぐっぽと出し入れされてしまった。
 気持ちよすぎて死んじゃうよぉおっ。

「クルト、かわいい……そんなに拡がったおまんこでは私の以外では満足せぬだろうな?」
「あぁんっ、旦那、さまぁ……旦那さまが、いいのぉっ……」
「妻がかわいすぎる……。もっと拡がってもいいのだぞ? そうしたら他の魔族と二輪挿しをしてやればいいのだからな?」
「そんなの、やだぁ……」

 僕は涙と涎でべしょべしょになった顔を晒しながら、魔王に手を伸ばした。

「戯れはしまいだ。私が席を外した時にでも愛でるがよい」
「あぁああんっ!?」

 透明な触手たちが抜かれて、ありえないぐらい拡がっている尻穴が魔王に晒された。こんなにガバガバでも本当にいいのだろうか。魔族たちはイオールを除いて姿を消したり、部屋の隅に移動したりした。

「ぁんっ、旦那、さまぁ……」

 魔王はじっと、僕の尻穴を見てちゅっと口づけてくれた。

「あぁっ!」
「素晴らしいな。こんなに妻というものがかわいいとは知らなかった。さぁ、クルト。このおまんこで私を満足させるのだぞ?」
「は、はい……」

 感じすぎてたいへんなのだけど、魔王の欲望をはらんだ目を見たらやっぱり逆らうなんてことはできない。
 そうしてまたずぶずぶと魔王のイチモツを奥まで頬張らせられて、僕は魔王にいっぱいかわいがられてしまった。そうしているうちに、新しい勇者一行のことなんて忘れてしまったのだった。


ーーーーー
魔王とか魔族とかどこまでも規格外。つーか勇者の魔力とか快感とかおいしすぎるのがいけない(笑)
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