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4.子どもも産めるんだって

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「っっ!?」

 部屋の中に魔力が満ち始めて、僕は身体を強張らせた。

「クルト、配下集まってが来ただけだ。安心せよ」
「は、はい……」

 こんな無防備な状態で襲われたら、とは思ってしまった。勇者として過ごした年月は変えられない。
 魔の国に入ってからは気が抜けない日々が続いた。魔の国の土地は広大で、絶えず魔族や魔物に襲われていたわけではないけど、それでも気を緩めるわけにはいかなかったのだ。

「あぁんっ!?」

 魔王がまたちんちんをしごき始めた。この手の動き、本当に気持ちいい。

「見せつけてやろう」

 いい声で囁かれて僕はコクコクと頷いた。

「魔王様、勇者様、失礼します」

 天蓋付きのベッドの薄絹が取り払われた。そこで傅いていたのは、耳が尖っていて、髪が真っ白な魔族だった。

「うむ」

 そしてその魔族から5mほど離れたところに沢山の魔族や魔物がいた。さすがに身体が強張る。

「クルト、大丈夫だ。配下たちは私とクルトの婚姻を祝福しに来たのだ。私の愛撫で感じるところを見せ、そなたの感じる場所を教えてやるといい。そなたが望むだけ抱いてもらえるだろう」
「あ……そんな……」

 想像しただけで尻穴がひくひくしてきた。

「先走りの液が出ているな」
「あっ……」

 鈴口に塗り込めるように指先でいじられてびくびく震える。

「さあ、よく見せてやるといい」

 魔王はそう言ってベッドの上で僕を抱きかかえると、彼らによく見えるように僕の両足を開かせた。

「ああっ……」
「おお……勇者様のおちんちんをしゃぶらせていただけるのでしょうか?」

 一番前にいる髪が真っ白な魔族が頬を上気させて問うた。しゃぶるってしゃぶるって……。僕のちんちんしゃぶってもらえるの? また先走り出ちゃう。

「だめだ。婚姻の儀が終ってから、勇者の許可を得るがいい」
「わかりました。では、魔王様が勇者様のおちんちんをしゃぶられるのですか?」
「ああ、勇者が望むならな」

 僕はコクコクと頷いた。ちんちん、しゃぶってほしい。本当に僕はいろいろ気持ちよくしてほしくてたまらなくなっていた。
 また魔王が喉の奥で笑った。

「クルトは素直でかわいいな」

 鈴口いじりながらそんなこと言わないでほしい。

「これより婚姻の儀を始める。人間の勇者であるクルトは私の妻となり、私の精を三日三晩このかわいいおまんこで受け入れるのだ。さすれば婚姻の儀はなされ、名実共にクルトは魔の国の住人となる。否やはないか?」
「あっ、ありませんっ! 早く、抱いてっ!」

 おおーー!! と周囲がどよめく。
 魔王のお嫁さんにされるだけじゃなくて、魔族や魔物たちにも愛される日々が始まるなんて、考えただけで鼻血が出そうだ。

「ああっ!」

 魔王の手がまた僕のちんちんをしごき始めた。そして片方の手が乳首を摘まみ、またくにくにと揉み始めた。

「クルトよ、私の子を産んでくれるか?」
「えっ?」

 僕は男なのに子どもも産めるのか?

「育てるのは配下に任せればいい。すぐに産まれるわけではないが、妊娠すればもっと感じやすくなるぞ? 産まれる直前までこのおまんこをイチモツで埋めてやるがどうだ?」
「ええっ?」

 魔王は乳首から手を放し、僕の尻穴を撫でた。

「に、妊娠したら、えっちできないんじゃ……」
「それは人間の場合だろう? 私の種は魔力を求める。故に産まれる寸前まで精を注がないといけないのだ」
「そんなぁ……」
「もちろん産まれた後は授乳もしなければならない。そなたのこのかわいい乳首に赤子が吸い付くのだ。授乳では魔力も吸われるからな。出産後もおまんこを埋めてやろう。どうだ?」
「ど、どうだって……」

 内容的にはどん引きなんだけど、僕が子どもも産めて、おっぱいも飲ませることができて、しかもその間中も延々犯されちゃうんだって思ったらたまらなくなった。

「ちょ、ちょっと考えさせて……くれ」

 食いついてしまうのも恥ずかしくて、ためらう素振りをしてみたけどそういうことなら妊娠もしてみたいって思う。

「ああ、かまわない。すぐに妊娠するものでもないしな」

 そう言ったかと思うと、魔王はまた僕の身体を組み敷いた。そして今度はちんちんをしゃぶってくれたのである。

「あっ、あっ、あっ、あっ!」

 しゃぶられるの、気持ちいいっ。
 熱い口腔内に根元まで咥えられて、舐めたりしゃぶったり頭を振って口でしごいたりされて、僕はまたイッてしまった。
 ちんちんだけでどんだけイカされちゃうんだろう。

「あーっ、あーっ、あんっ、ひぃんっ、ひぃいっ!」

 しかも魔王は僕の精をゴクリと飲んだだけじゃなくて、萎えたちんちんをそのまましゃぶり続けるからたまらない。イッたばかりのちんちんそんなにもてあそんじゃだめだって。でもこうされるのも好きぃっ。
 そうして魔王は僕のちんちんをいじめながら、尻穴を指先でなぞった。魔王の指を求めて尻穴がひくつくのがわかる。
 だからっ、ちんちんだけじゃなくてそこも犯してよぉ。

「あひぃっ、ひぃいっ、ひんっ、ひぃんっ!」

 僕はがくがくと身を震わせながら、イッたばかりのちんちんを刺激される快感で啼かされたのだった。


ーーーーー
魔王の子は卵生なので卵が産まれるけど、その後一日も経たないうちに卵の殻を割って出てくるのでおっぱいも必要。妊娠期間は半年間。勇者は精を求めて犯されまくりになっちゃう。やったね!(ぉぃ

本日ももう一話上げられたら上げますねー。
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