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258.葛藤はあるのです
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「ぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
雷月に抱かれるの大好き。
やっと今日の授乳が終り、夕飯を食べて落ち着いてから雷月に抱いてもらっている。
「あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!」
雷月が一度せーえきを出したことで、俺もまたイッた。せーえき出されるとわけわかんなくなっちゃうよぉ。しかも雷月は俺のお乳を飲みながらえっちするのが好きだから、いつも対面座位で抱きしめ合いながら結腸をごちゅごちゅ突かれてしまうのだ。俺も雷月におっぱい飲んでもらえるの嬉しいよぉ。
「芳さまのお乳、おいしくてたまりませんね……」
雷月がごくごく飲みながら幸せそうに呟いた。
「んっ……もっと、飲んで……」
雷月だったら何されても嬉しい。
俺はちら、と床の向こうを見た。文浩たちが俺に触れたいとばかりに隣の床で控えている。でも今日はちょっと雷月と話がしたかった。小声で雷月に話しかける。
「ね、雷月……」
「芳さま?」
「ちょっと、二人きりで話したいんだけど、だめ?」
「それは、兄上たちには聞かれたくないという判断でよろしいですか?」
「ん……」
俺はコクリと頷いた。
「文浩哥、少し芳と話がありますので、人払いをお願いします。建文哥、西文哥もお願いします」
「わかった。執務室にいるから終ったら知らせるように」
「わかりました」
「わかった」
三人はすんなりと執務室に向かった。ほうっとため息をつく。最近雷月と二人きりなんてことなかったから、精神的に少し疲れていた。皇族の嫁だからなんだろうけど、必ず誰かが控えているという状況はちょっとつらかった。
「芳さま、一度抜きますね」
「だ、だいじょぶ……雷月のは入れてて、ほしい……」
恥ずかしかったけど、俺はそうしててほしかったからどうにか伝えた。顔がまた熱くなる。
「よろしいのですか? そうしたらお乳を飲みながら聞かせていただくことになりますよ?」
ふふ、と雷月が笑む。それでもよかった。雷月に飲んでもらえるの、嬉しいし。
「飲んで……」
「芳さまがかわいすぎてたまりませんね。それで、話というのは?」
「あっ……」
ちゅうっと乳首を吸われてびくん、と震えた。確かに話をしようっていう体勢じゃないし、俺もまともに話ができるかはわからないのだけど、雷月から離れがたかった。
「あのっ……俺、さ……」
「はい」
「文浩たちのこと、絶対許せないんだけど……」
そう、許せないんだ。でも。
「なんか最近、感じさせられすぎて……許しかけてる、みたいで……」
本当はもう絆されてる。でもそれは認めたくない。
「でも、許したくなくて……わけわかんなくて、困ってるんだ……」
「芳さまは許したくないのですよね?」
「うん」
そう、絶対許したくはない。だけど身体に引きずられるのか、もうどうでもいいと思ってしまう自分もいて困っている。前にもこんな話をしたような気がする。あの時とはなんか状況が違うのだ。
「確かに、今は芳さまをとろとろに溶かして感じるように努力はしていますが、私は兄上たちを許してはいません」
「そ、なの……?」
俺はきょとんとした。二輪挿しとかもしちゃうぐらいだから、雷月はてっきり許してるんだと思っていた。
「ええ、許せるはずがないではありませんか。芳さまが許しても私は許しません。ですが、これは私の問題です」
そう言って雷月は俺の背を撫でた。
「”天使”の身体は愛情を受け取ってより感度がよくなります。まして私たちは”運命の相手”です。芳さまが兄上たちを許したとしても決しておかしなことではないのですよ」
「でも……」
「私は許しませんから、芳さまは御心に従っていただいてもいいのです。過去の芳さまに申し訳ないと思っていらっしゃるのでしょう? しかし芳さまは前を向いていいのです。私が兄たちを許さないでいますから、芳さまはご自身の思うままにお過ごしください」
「……わかった」
雷月の言っていることはちょっと難しく感じたけど、文浩たちにひどい目に合わされていた自分に申し訳ないと思っていたことも確かだった。アイツらを「好き」なんて一生言いたくないけど、きっとこの先言っちゃうこともあるんだろうな。
「でも、ね……俺、アイツらのこと、好きって言いたくない……」
えっちが気持ちよすぎて、最近はたまに好きって言いそうになっている。それもすごく困るのだ。
雷月は少し考えるような顔をした。
「そう、ですね……でしたら、兄上たちの愛撫とか、兄上たちのイチモツが好きということにすればいいのではないでしょうか? そうすれば兄上たちが好きということにはなりませんよ?」
「……なんか詭弁っぽい……」
でもどうしても口走ってしまいそうならそういう言い方をすればいいんだろう。変なこだわりと言われそうだけど、俺は許したくないから。だからそういうことにするのだと納得した。
「雷月、ありがとう……」
「いえ、芳さまの葛藤はわからないでもないのです。芳さまがよいように過ごしていただくのが一番ですよ」
「うん……」
「ああ、お乳が……」
「あっ!」
垂れたお乳を舐め取られ、また乳首をしゃぶられた。おっぱい飲まれるのも気持ちいいよぉ。
「雷月ぇ……してっ、してぇっ!」
「はい、芳さま」
雷月のイチモツが中でムクムクと力を取り戻し、またぬっくんぬっくんと結腸をこね始めた。
もう気持ちよくてしょうがない。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
俺は雷月の頭を抱きしめながら、またいっぱい感じさせられてしまったのだった。
雷月に抱かれるの大好き。
やっと今日の授乳が終り、夕飯を食べて落ち着いてから雷月に抱いてもらっている。
「あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!」
雷月が一度せーえきを出したことで、俺もまたイッた。せーえき出されるとわけわかんなくなっちゃうよぉ。しかも雷月は俺のお乳を飲みながらえっちするのが好きだから、いつも対面座位で抱きしめ合いながら結腸をごちゅごちゅ突かれてしまうのだ。俺も雷月におっぱい飲んでもらえるの嬉しいよぉ。
「芳さまのお乳、おいしくてたまりませんね……」
雷月がごくごく飲みながら幸せそうに呟いた。
「んっ……もっと、飲んで……」
雷月だったら何されても嬉しい。
俺はちら、と床の向こうを見た。文浩たちが俺に触れたいとばかりに隣の床で控えている。でも今日はちょっと雷月と話がしたかった。小声で雷月に話しかける。
「ね、雷月……」
「芳さま?」
「ちょっと、二人きりで話したいんだけど、だめ?」
「それは、兄上たちには聞かれたくないという判断でよろしいですか?」
「ん……」
俺はコクリと頷いた。
「文浩哥、少し芳と話がありますので、人払いをお願いします。建文哥、西文哥もお願いします」
「わかった。執務室にいるから終ったら知らせるように」
「わかりました」
「わかった」
三人はすんなりと執務室に向かった。ほうっとため息をつく。最近雷月と二人きりなんてことなかったから、精神的に少し疲れていた。皇族の嫁だからなんだろうけど、必ず誰かが控えているという状況はちょっとつらかった。
「芳さま、一度抜きますね」
「だ、だいじょぶ……雷月のは入れてて、ほしい……」
恥ずかしかったけど、俺はそうしててほしかったからどうにか伝えた。顔がまた熱くなる。
「よろしいのですか? そうしたらお乳を飲みながら聞かせていただくことになりますよ?」
ふふ、と雷月が笑む。それでもよかった。雷月に飲んでもらえるの、嬉しいし。
「飲んで……」
「芳さまがかわいすぎてたまりませんね。それで、話というのは?」
「あっ……」
ちゅうっと乳首を吸われてびくん、と震えた。確かに話をしようっていう体勢じゃないし、俺もまともに話ができるかはわからないのだけど、雷月から離れがたかった。
「あのっ……俺、さ……」
「はい」
「文浩たちのこと、絶対許せないんだけど……」
そう、許せないんだ。でも。
「なんか最近、感じさせられすぎて……許しかけてる、みたいで……」
本当はもう絆されてる。でもそれは認めたくない。
「でも、許したくなくて……わけわかんなくて、困ってるんだ……」
「芳さまは許したくないのですよね?」
「うん」
そう、絶対許したくはない。だけど身体に引きずられるのか、もうどうでもいいと思ってしまう自分もいて困っている。前にもこんな話をしたような気がする。あの時とはなんか状況が違うのだ。
「確かに、今は芳さまをとろとろに溶かして感じるように努力はしていますが、私は兄上たちを許してはいません」
「そ、なの……?」
俺はきょとんとした。二輪挿しとかもしちゃうぐらいだから、雷月はてっきり許してるんだと思っていた。
「ええ、許せるはずがないではありませんか。芳さまが許しても私は許しません。ですが、これは私の問題です」
そう言って雷月は俺の背を撫でた。
「”天使”の身体は愛情を受け取ってより感度がよくなります。まして私たちは”運命の相手”です。芳さまが兄上たちを許したとしても決しておかしなことではないのですよ」
「でも……」
「私は許しませんから、芳さまは御心に従っていただいてもいいのです。過去の芳さまに申し訳ないと思っていらっしゃるのでしょう? しかし芳さまは前を向いていいのです。私が兄たちを許さないでいますから、芳さまはご自身の思うままにお過ごしください」
「……わかった」
雷月の言っていることはちょっと難しく感じたけど、文浩たちにひどい目に合わされていた自分に申し訳ないと思っていたことも確かだった。アイツらを「好き」なんて一生言いたくないけど、きっとこの先言っちゃうこともあるんだろうな。
「でも、ね……俺、アイツらのこと、好きって言いたくない……」
えっちが気持ちよすぎて、最近はたまに好きって言いそうになっている。それもすごく困るのだ。
雷月は少し考えるような顔をした。
「そう、ですね……でしたら、兄上たちの愛撫とか、兄上たちのイチモツが好きということにすればいいのではないでしょうか? そうすれば兄上たちが好きということにはなりませんよ?」
「……なんか詭弁っぽい……」
でもどうしても口走ってしまいそうならそういう言い方をすればいいんだろう。変なこだわりと言われそうだけど、俺は許したくないから。だからそういうことにするのだと納得した。
「雷月、ありがとう……」
「いえ、芳さまの葛藤はわからないでもないのです。芳さまがよいように過ごしていただくのが一番ですよ」
「うん……」
「ああ、お乳が……」
「あっ!」
垂れたお乳を舐め取られ、また乳首をしゃぶられた。おっぱい飲まれるのも気持ちいいよぉ。
「雷月ぇ……してっ、してぇっ!」
「はい、芳さま」
雷月のイチモツが中でムクムクと力を取り戻し、またぬっくんぬっくんと結腸をこね始めた。
もう気持ちよくてしょうがない。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
俺は雷月の頭を抱きしめながら、またいっぱい感じさせられてしまったのだった。
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