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201.俺が感じているところを他人に見られるのは?
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とりあえずそんな頭の痛い話は置いといて、俺は雷月に抱きついた。
今日は雷月成分が圧倒的に足りないっ。
雷月は俺を優しく抱きしめ、尻を撫でた。
「あっ……」
「文浩哥、お披露目の段取りは早めに決めておいた方がいいかと。領地では顔を見せないということはできませんし、かといって極端に期間を短くすれば不仲なのかといらぬ勘ぐりをされてしまう可能性もあります」
建文が冷静にそう言った。それでふと思ったんだけど、
「……この国の人たちって、ヤッてるところを見られるのに抵抗ない?」
今更といえば今更である。
「……我々は……互いが芳を抱いているところを見るのは当然だと考えてはいるが……。芳のかわいいところを他人に見られるのは抵抗があるな」
文浩が考えるように言った。俺のかわいいところって……。
「芳さまを抱いているところを見られるのはかまいませんが、他人が感じている芳さまを見て懸想するのは嫌ですね」
雷月がしれっと答える。ほっとした。
「芳を抱けるのは誇らしいですが……確かに他人が芳を見て抱きたいと言い出したら困りますね」
「うむ、そうだな」
建文と西文も考えるような顔をした。俺が彼らに抱かれている姿を他人に見せたくはないのだと知って、それならいいかと思った。別に露出狂でもなんでもないんだけど、雷月たちが俺を守ってくれるならそれでいい。
「館の中でのお披露目って、どうするんだ?」
部屋を開放して見せるとかは嫌だぞ。
「芳梨とはこれまで通り部屋を分ける故、その途中で芳を抱いているのを見せる形だな」
「え」
ってことは駅弁状態で感じまくってるところを見られるのか。とても恥ずかしいかも。
「そ、それを見た人って……どういう反応をするのかな……」
そっちが気になる。
「妻をより感じさせるというのは夫として重要だからな。芳がただひたすらに感じていれば領民たちも安心するだろう」
「そ、そういうもん?」
理解できない世界だった。
「そうですね。館の中ではどこでも妻を抱く貴族もいると聞いています。庭で領主の妻が啼かされているのを見て結婚率が上がったという話も聞きました」
やっぱり理解できない。
淫乱な奥さんがよくて、そんな奥さんをより感じさせる夫が最高で、子をポンポン産む奥さんがよくて……。
うん、まぁそういうことなんだろうけど。
「でも、俺たちの子って芳梨だけだろ? それ以上は産まれるかどうかわからないって……」
「”天使”さまだからな。それはしかたない。その分芳梨の授乳を終えてからは乳を領民の子らに提供してもらうことにはなるだろうが……」
「そ、それぐらいは……かまわないけど……」
ミルクタンクで領民たちが満足するならそれでいいとは思う。気持ちとしてはなんか複雑だけどな。
「雷月、お風呂入りたい……」
今は三日に一度程度の割合で風呂に入っている。洗浄魔法があるから風呂は重要視されてないんだけど、やっぱり入りたくなるのだ。
「わかりました、準備をさせましょう」
西文が部屋の扉を開け、向こうにいる誰かに何やら伝えているのは聞こえた。手間をかけさせてしまうのは本意ではないが、これぐらいはいいだろうと思う。
「芳さま、準備ができるまで触れさせていただいても?」
俺の尻を撫でる雷月の手が、尻の間をくすぐった。
「あっ……」
すぐに尻穴がひくついてしまうから、いじっちゃだめだと思う。でも雷月はそんな俺の尻穴を指先で撫でた。
「あっあっ……」
「芳さまの淫乱おまんこがひくひくしていますよ? 指で開いてもよろしいですか?」
「ああっ……!」
つぷつぷと指先が入れられ、浅い場所で出し入れする。そんなところじゃなくて指でもたっぷりいじってよぉ。
「雷月ぇ……いっぱい、開いてぇ……あぁんっ!?」
「……芳さまは私を煽るのがお上手ですね」
いきなり三本の指をずぶりっと尻穴に突き入れられた。そんなことをされても俺の尻穴は喜んでしまう。ほぐしもなにもしないで雷月のイチモツを受け入れられるのだ。もちろん、ほぐされないで入れられたら無理矢理中を開かれちゃってその衝撃だけでイッてしまいそうだけど。
「あっあっあっ」
「淫乱おまんこは常に満たして差し上げないといけませんからね。もう一本入れますよ?」
ぐっちゅぐっちゅと雷月の太くて長い指を出し入れされる。四本目もすぐに入れられちゃって、拡げられる感覚に俺はびくびく震えた。
もー、尻穴拡げられるのも好きになっちゃったよぉ。もっともっと拡げられたくなっちゃったらどうしてくれるんだよぉ。
「あっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
雷月は俺の尻穴を指でぐちょぐちょにしながら乳首も吸った。乳首と尻穴同時はだめなのぉ。どっちも感じちゃうからっ。
雷月に抱かれながら文浩たちにたっぷり愛撫された時のことを思い出した。仕置きとか言われて、雷月のを受け入れながら尿道も乳首もいじられちゃって……。
ちゅううっと雷月が乳首を吸う。
「あぁあんっ!?」
風呂の準備が整うまで、俺は雷月に乳首と尻穴をたっぷりいじられてしまったのだった。
今日は雷月成分が圧倒的に足りないっ。
雷月は俺を優しく抱きしめ、尻を撫でた。
「あっ……」
「文浩哥、お披露目の段取りは早めに決めておいた方がいいかと。領地では顔を見せないということはできませんし、かといって極端に期間を短くすれば不仲なのかといらぬ勘ぐりをされてしまう可能性もあります」
建文が冷静にそう言った。それでふと思ったんだけど、
「……この国の人たちって、ヤッてるところを見られるのに抵抗ない?」
今更といえば今更である。
「……我々は……互いが芳を抱いているところを見るのは当然だと考えてはいるが……。芳のかわいいところを他人に見られるのは抵抗があるな」
文浩が考えるように言った。俺のかわいいところって……。
「芳さまを抱いているところを見られるのはかまいませんが、他人が感じている芳さまを見て懸想するのは嫌ですね」
雷月がしれっと答える。ほっとした。
「芳を抱けるのは誇らしいですが……確かに他人が芳を見て抱きたいと言い出したら困りますね」
「うむ、そうだな」
建文と西文も考えるような顔をした。俺が彼らに抱かれている姿を他人に見せたくはないのだと知って、それならいいかと思った。別に露出狂でもなんでもないんだけど、雷月たちが俺を守ってくれるならそれでいい。
「館の中でのお披露目って、どうするんだ?」
部屋を開放して見せるとかは嫌だぞ。
「芳梨とはこれまで通り部屋を分ける故、その途中で芳を抱いているのを見せる形だな」
「え」
ってことは駅弁状態で感じまくってるところを見られるのか。とても恥ずかしいかも。
「そ、それを見た人って……どういう反応をするのかな……」
そっちが気になる。
「妻をより感じさせるというのは夫として重要だからな。芳がただひたすらに感じていれば領民たちも安心するだろう」
「そ、そういうもん?」
理解できない世界だった。
「そうですね。館の中ではどこでも妻を抱く貴族もいると聞いています。庭で領主の妻が啼かされているのを見て結婚率が上がったという話も聞きました」
やっぱり理解できない。
淫乱な奥さんがよくて、そんな奥さんをより感じさせる夫が最高で、子をポンポン産む奥さんがよくて……。
うん、まぁそういうことなんだろうけど。
「でも、俺たちの子って芳梨だけだろ? それ以上は産まれるかどうかわからないって……」
「”天使”さまだからな。それはしかたない。その分芳梨の授乳を終えてからは乳を領民の子らに提供してもらうことにはなるだろうが……」
「そ、それぐらいは……かまわないけど……」
ミルクタンクで領民たちが満足するならそれでいいとは思う。気持ちとしてはなんか複雑だけどな。
「雷月、お風呂入りたい……」
今は三日に一度程度の割合で風呂に入っている。洗浄魔法があるから風呂は重要視されてないんだけど、やっぱり入りたくなるのだ。
「わかりました、準備をさせましょう」
西文が部屋の扉を開け、向こうにいる誰かに何やら伝えているのは聞こえた。手間をかけさせてしまうのは本意ではないが、これぐらいはいいだろうと思う。
「芳さま、準備ができるまで触れさせていただいても?」
俺の尻を撫でる雷月の手が、尻の間をくすぐった。
「あっ……」
すぐに尻穴がひくついてしまうから、いじっちゃだめだと思う。でも雷月はそんな俺の尻穴を指先で撫でた。
「あっあっ……」
「芳さまの淫乱おまんこがひくひくしていますよ? 指で開いてもよろしいですか?」
「ああっ……!」
つぷつぷと指先が入れられ、浅い場所で出し入れする。そんなところじゃなくて指でもたっぷりいじってよぉ。
「雷月ぇ……いっぱい、開いてぇ……あぁんっ!?」
「……芳さまは私を煽るのがお上手ですね」
いきなり三本の指をずぶりっと尻穴に突き入れられた。そんなことをされても俺の尻穴は喜んでしまう。ほぐしもなにもしないで雷月のイチモツを受け入れられるのだ。もちろん、ほぐされないで入れられたら無理矢理中を開かれちゃってその衝撃だけでイッてしまいそうだけど。
「あっあっあっ」
「淫乱おまんこは常に満たして差し上げないといけませんからね。もう一本入れますよ?」
ぐっちゅぐっちゅと雷月の太くて長い指を出し入れされる。四本目もすぐに入れられちゃって、拡げられる感覚に俺はびくびく震えた。
もー、尻穴拡げられるのも好きになっちゃったよぉ。もっともっと拡げられたくなっちゃったらどうしてくれるんだよぉ。
「あっ、あんっ、あんっ、あんっ!」
雷月は俺の尻穴を指でぐちょぐちょにしながら乳首も吸った。乳首と尻穴同時はだめなのぉ。どっちも感じちゃうからっ。
雷月に抱かれながら文浩たちにたっぷり愛撫された時のことを思い出した。仕置きとか言われて、雷月のを受け入れながら尿道も乳首もいじられちゃって……。
ちゅううっと雷月が乳首を吸う。
「あぁあんっ!?」
風呂の準備が整うまで、俺は雷月に乳首と尻穴をたっぷりいじられてしまったのだった。
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