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197.舐められすぎだから

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「やっ、やらぁっ、そんなのっ……!」

 俺は腰を揺らして抵抗しようとしたけど、建文はしっかりと俺の足を掴んでいて逃げられそうもなかった。でもそんな舌で中を満たされちゃったらクセになっちゃいそうだから嫌なのだ。
 建文は俺を眺めながら舌を動かした。なんだか、とてもエロい動きである。抵抗する為ではなく、俺はもぞもぞと腰を揺らした。あんなので中を……と想像しただけで目が潤んできた。もー、どうして俺ってばこんなにスキモノなんだよぉ。
 尻穴もきゅんきゅんしているのが建文に見られている。建文はニヤリとすると、更に長くなった舌先で俺の尻穴を舐めた。

「あっ……!」

 ペロリと舐められて更に尻穴がひくひくするのを感じた。
 もうっ、焦らさないで早く中いっぱいにしてよぉ。
 俺は快感に弱いんだからもうどうしようもない。無意識で腰が揺れてしまう。
 建文はぐちゅり……と舌先を俺のひくひくしている尻穴に入れ始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 中が喜んでいるのがわかる。もっとほしいって尻穴がおねだりするように建文の舌を締め付け、おかげで俺はびくびく感じてしまった。どんどん舌が入ってくる。イチモツほどに長くなった舌が俺の中をこじ開けながら奥を目指しているのがわかった。

「あーっ、あぁんっ、あっ、あっ!」

 今までにないってほど奥まで入ってきた舌は、中を自在に舐め始めた。

「やぁっ、へんっ、へんなのぉっ!」

 結腸も舐めちゃらめ。そんなところ舐められたらおかしくなっちゃううっ。
 建文の舌は巧みだった。俺がもっと感じるようにと中をたっぷりと舐め、分泌した液はじゅるじゅると飲み、舌も何度も抜き差しして俺を啼かせた。

「やーっ、イッちゃ……またぁっ……あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!」

 イッてる間も中を舐める舌の動きが止まらないから、俺はすぐにイキッぱなし状態になってしまった。舐め舐めされるの、気持ちいいよぉっ。
 建文はとてもしつこく俺の中を舐めまくった。そのしつこさがまた気持ちよくて、もっとずっと舐め舐めされていたいとも思ってしまった。
 愛撫なのに、舌の形状が凶悪だから舌で犯されていたみたいだった。

「あ……あ……あ……」

 舌を抜かれてからもその余韻で身体がびくびく震えていた。だって本当に気持ちよかったんだもん。
 建文は舌の形状を戻してから、嬉しそうに俺の尻穴を眺めた。そんなにじろじろ見るのやめてほしいし、お尻持ち上げられてるの恥ずかしいんだけどっ。

「芳の淫乱おまんこは素敵ですね。いっぱい感じて、こんなにひくひくして……」
「やっ、いじっちゃ……」

 建文が指で尻穴の縁をなぞった。何しても傷つかないってわかってても、そんなにいじっちゃだめだってばぁ。

「こんなかわいい場所で私のイチモツを受け入れて感じてくださるなんて……本当に、もっと愛撫してとろとろにしてさしあげればよかったです。これからもいっぱい舐めていじって芳に夢中になっていただかなくては……」
「あっあっ」

 くちゅくちゅと二本の指先が尻穴をいじる。おもちゃにしちゃやなのぉ。
 そしてまたぺろぺろ舐められたり、指でくちゅくちゅいじられてびくびく感じさせられてしまった。だからだめだってばぁ。

「あっあっあっ」
「ずっと舐めていたいです。ふやけるほど舐めほどいて、芳に好きになってほしい……」
「やぁんっ、も、らめぇっ……」

 そんなにいじられたらずっとしてほしくなっちゃうからだめなのっ。身体に力入らないし、もうどうしたらいいのかわからない。ひんひん啼いてたら、昼食だと言われてほっとした。うん、ごはんはしっかり食べないとね。
 いつも通り雷月に給仕されながら食べて、安堵のため息をついた。

「芳さま、いっぱい感じていましたね」
「んっ……」

 雷月が耳元で囁いた。食休み中である。

「私も、後でたっぷり舐めさせていただきたいです……」
「やっ……」

 雷月もだけどっ、アイツらも俺のこと舐めすぎだから。

「芳さまの淫乱おまんこ、舐めてはいけませんか?」
「だめ……」
「何故?」

 わかってて聞くのがずるい。

「感じちゃうから、やだ……」
「芳さまは感じやすいですからね。それは、止める理由にはなりませんよ?」

 カーッと頬が熱くなった。

「わけ、わかんなくなっちゃう、し……」
「はい」
「その……」

 これは言ってもいいのかどうかわからなかった。

「もっとしてほしくなっちゃう、から……」
「……わかりました。毎日たっぷり舐めさせていただきます」
「えっ!?」

 どうしてそうなるんだ?
 食休みを終えたら、また授乳に呼ばれるまで雷月にも尻穴を舐め舐めされてしまった。

「あっあっ、やぁっ、らめぇっ!」

 先ほど建文にされたのと同じ体勢にさせられて、ぐちゅぐちゅと雷月の舌で尻穴を犯される。いじられすぎてジンジンしてたのにもっとジンジンしてしまいそうだ。肛門吸っちゃらめ。中舐め舐めしちゃらめぇっ。
 こんなに尻穴いっぱいいじられたら、溶けちゃうよぉおっ。

「ああ、こんなに愛液を漏らして……やはり芳さまは淫乱おまんこが一番感じるのですね……」
「ひぃいんっ、あぁあっ!」

 じゅるじゅると愛液も啜られ、指で拡げられて、早く授乳に呼ばれないかなって願ってしまった。


ーーーーー
エロしか書いてないし、この先もエロにしかならないんだけど、芳がかわいいからしかたない(作者開き直り)
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