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174.えっちすごくしたくなってるの、気のせいじゃなかった
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……なんだか、性欲が増大しているような気がする。
授乳を始めてから、抱かれても抱かれてももっと身体は抱かれたがっているみたいなのだ。正直全部雷月にしてほしいんだけど、そんなこと頼んで無理をさせたら雷月が死んじゃうかもしれないからがまんがまん。
恥ずかしいけどこの状況はおかしいと思うから、夕飯後の食休み中に雷月に聞いてみた。
「性欲が増えている、ですか」
「……うん」
「それは授乳をしているからでしょう」
「ん? そういうもん?」
「はい」
どういうことなのか、雷月が説明してくれたところによると。
授乳というのは赤子に栄養を摂らせるということだけでなく、同時に魔力の譲渡も行われるのだそうだ。
「……え? でも俺には魔力なんて……」
「そうなのです。この世界の者たちは五歳を過ぎると授乳から魔力を受け取ることはできなくなりますが、基本三歳ぐらいまでは授乳をすることでもらえます。授乳の際に受け取った魔力で足りない魔力を補い、成長をしていくのです。ただ、芳さまには魔力がありません」
「うん……」
「ですが、芳さまは身の内に一定量魔力を貯めておくことができる器官が備わっています」
「えええ?」
”天使”になったってだけでもおかしいのに魔力を貯めておく器官もあるって何事!?
「それは赤子を産んだ子宮です」
「えええええっ!?」
そりゃあ赤ちゃん産んだけど、俺の身体の中に子宮があるってどーゆーこと?
青ざめた、と思う。
「おそらく、”天使”さまになる前に兄上たちに抱かれたことで子宮ができたのでしょう。それによって芳さまは妊娠しました。途中で”天使”さまになられましたが、芳さまの妊娠は継続し、そのまま出産されました。故に、芳さまの身体に子宮は定着しております」
「え、えええ……」
ってことはまた妊娠するかもしれないってこと? 生だしダメ絶対! あ、でも生だししてもらわないと生きていけないしって、どうすればいいんだっ!?
「子宮は産後半年は機能せず、魔力の蓄積に努めるそうです。ですが”天使”には魔力がないので、私たちに抱かれることで生きる為の魔力を得ています」
「ん……ってことは、俺はこの先妊娠しないのかな……」
「そうですね。再び妊娠をするのは相当難しいとは思います。現在赤子は芳さまから魔力を得ていますから、芳さまの性欲が増えるのはしかたありません」
「あ、そっか……」
生きる為の魔力だけじゃなくて、赤ちゃんに提供する為の魔力も得ないといけないんだもんな。それじゃ俺の尻穴がこんなにきゅんきゅんしてしまうのはしょうがないのか。
頬が熱くなるのを感じた。
「な、なぁ……」
「はい」
「その、さ……授乳期間中は無理なんだろうけど……それ以降はまた、赤ちゃん産めたりするの、かな?」
「……不可能ではありません。もし芳さまがもう一人欲しいとおっしゃられるのでしたら、最低でも半年は芳さまが床から出られなくなってしまうかもしれませんが……」
全身が熱くなった。赤子ができるほどの魔力を貯めろってことだよね? なんかまた尻穴がきゅんきゅんしてきちゃったよぉ。
「赤子がほしければ私たちにもお手伝いさせてください。芳のかわいい淫乱おまんこをずっと満たして差し上げますから」
建文がエロいことを言った。
「……ふん……建文がヤりたいだけだろ?」
俺はそっぽを向いて悪態をついた。
「はい。芳を抱きたくてたまりません。少なくとも一日に四回はできると思います。もし文浩哥も芳の淫乱おまんこを満たす許可が得られれば、一日に十六回は抱かれることになりますね? ああでも、そうしたら二輪挿しをしないと時間が足りません。一日八回も二輪挿しされたら淫乱おまんこが開きっぱなしになって、もっとかわいくなってしまうかもしれませんね?」
「やっ……」
建文が意地悪くそんなことを言う。想像しただけで中が甘くなってきた気がする。
「がばがばの淫乱おまんこ、かわいいだろうな……」
西文が呟いた。だからっ、なんでこの国の奴らはこんなに変態なんだよぉっ。
「雷月ぇ……」
助けてほしいと思ったけど、雷月の目もまたギラギラしていた。二輪挿し、確かに興味はあるけどまだ怖くて、してもいいなんてとても言えない。でも俺の身体は正直だから、奥からとろとろした愛液を分泌しているような気がする。
ちょうどよく「授乳の時間でございます」と世話係が呼びにきた。
今日最後の授乳は、西文に手伝ってもらうことになっている。
また授乳後に激しくされちゃうのかなって思ったら、更に中が濡れてきた。西文は俺の腰を持ち上げてめちゃくちゃに突くのが好きみたいなんだよな。単純に、余裕がないだけかもしれないけど……。その後はちんちんをしゃぶられて尻穴も舐め舐めされちゃうし。だけど最後は雷月にいっぱいしてもらうからいいんだもん。文浩にもおちんちん気持ちよくしてもらうし……。
あー、もう! このスキモノっぷりがやヴぁい。本気でえっちのことしか考えられなくなってるかも。
西文に抱き上げられた。その胸に顔を伏せる。一応ベールで隠してはもらえるんだけど、なんかいたたまれなかった。
俺は西文の腕に抱かれ、雷月と建文をお供に赤子がいる部屋に向かったのだった。
授乳を始めてから、抱かれても抱かれてももっと身体は抱かれたがっているみたいなのだ。正直全部雷月にしてほしいんだけど、そんなこと頼んで無理をさせたら雷月が死んじゃうかもしれないからがまんがまん。
恥ずかしいけどこの状況はおかしいと思うから、夕飯後の食休み中に雷月に聞いてみた。
「性欲が増えている、ですか」
「……うん」
「それは授乳をしているからでしょう」
「ん? そういうもん?」
「はい」
どういうことなのか、雷月が説明してくれたところによると。
授乳というのは赤子に栄養を摂らせるということだけでなく、同時に魔力の譲渡も行われるのだそうだ。
「……え? でも俺には魔力なんて……」
「そうなのです。この世界の者たちは五歳を過ぎると授乳から魔力を受け取ることはできなくなりますが、基本三歳ぐらいまでは授乳をすることでもらえます。授乳の際に受け取った魔力で足りない魔力を補い、成長をしていくのです。ただ、芳さまには魔力がありません」
「うん……」
「ですが、芳さまは身の内に一定量魔力を貯めておくことができる器官が備わっています」
「えええ?」
”天使”になったってだけでもおかしいのに魔力を貯めておく器官もあるって何事!?
「それは赤子を産んだ子宮です」
「えええええっ!?」
そりゃあ赤ちゃん産んだけど、俺の身体の中に子宮があるってどーゆーこと?
青ざめた、と思う。
「おそらく、”天使”さまになる前に兄上たちに抱かれたことで子宮ができたのでしょう。それによって芳さまは妊娠しました。途中で”天使”さまになられましたが、芳さまの妊娠は継続し、そのまま出産されました。故に、芳さまの身体に子宮は定着しております」
「え、えええ……」
ってことはまた妊娠するかもしれないってこと? 生だしダメ絶対! あ、でも生だししてもらわないと生きていけないしって、どうすればいいんだっ!?
「子宮は産後半年は機能せず、魔力の蓄積に努めるそうです。ですが”天使”には魔力がないので、私たちに抱かれることで生きる為の魔力を得ています」
「ん……ってことは、俺はこの先妊娠しないのかな……」
「そうですね。再び妊娠をするのは相当難しいとは思います。現在赤子は芳さまから魔力を得ていますから、芳さまの性欲が増えるのはしかたありません」
「あ、そっか……」
生きる為の魔力だけじゃなくて、赤ちゃんに提供する為の魔力も得ないといけないんだもんな。それじゃ俺の尻穴がこんなにきゅんきゅんしてしまうのはしょうがないのか。
頬が熱くなるのを感じた。
「な、なぁ……」
「はい」
「その、さ……授乳期間中は無理なんだろうけど……それ以降はまた、赤ちゃん産めたりするの、かな?」
「……不可能ではありません。もし芳さまがもう一人欲しいとおっしゃられるのでしたら、最低でも半年は芳さまが床から出られなくなってしまうかもしれませんが……」
全身が熱くなった。赤子ができるほどの魔力を貯めろってことだよね? なんかまた尻穴がきゅんきゅんしてきちゃったよぉ。
「赤子がほしければ私たちにもお手伝いさせてください。芳のかわいい淫乱おまんこをずっと満たして差し上げますから」
建文がエロいことを言った。
「……ふん……建文がヤりたいだけだろ?」
俺はそっぽを向いて悪態をついた。
「はい。芳を抱きたくてたまりません。少なくとも一日に四回はできると思います。もし文浩哥も芳の淫乱おまんこを満たす許可が得られれば、一日に十六回は抱かれることになりますね? ああでも、そうしたら二輪挿しをしないと時間が足りません。一日八回も二輪挿しされたら淫乱おまんこが開きっぱなしになって、もっとかわいくなってしまうかもしれませんね?」
「やっ……」
建文が意地悪くそんなことを言う。想像しただけで中が甘くなってきた気がする。
「がばがばの淫乱おまんこ、かわいいだろうな……」
西文が呟いた。だからっ、なんでこの国の奴らはこんなに変態なんだよぉっ。
「雷月ぇ……」
助けてほしいと思ったけど、雷月の目もまたギラギラしていた。二輪挿し、確かに興味はあるけどまだ怖くて、してもいいなんてとても言えない。でも俺の身体は正直だから、奥からとろとろした愛液を分泌しているような気がする。
ちょうどよく「授乳の時間でございます」と世話係が呼びにきた。
今日最後の授乳は、西文に手伝ってもらうことになっている。
また授乳後に激しくされちゃうのかなって思ったら、更に中が濡れてきた。西文は俺の腰を持ち上げてめちゃくちゃに突くのが好きみたいなんだよな。単純に、余裕がないだけかもしれないけど……。その後はちんちんをしゃぶられて尻穴も舐め舐めされちゃうし。だけど最後は雷月にいっぱいしてもらうからいいんだもん。文浩にもおちんちん気持ちよくしてもらうし……。
あー、もう! このスキモノっぷりがやヴぁい。本気でえっちのことしか考えられなくなってるかも。
西文に抱き上げられた。その胸に顔を伏せる。一応ベールで隠してはもらえるんだけど、なんかいたたまれなかった。
俺は西文の腕に抱かれ、雷月と建文をお供に赤子がいる部屋に向かったのだった。
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