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170.大好きな人に抱かれた後で
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今日の授乳は7回だった。雷月には4回抱かれた。
「……雷月、大丈夫?」
俺はただ抱かれながら授乳しているだけだからかまわないのだけど、雷月のことが心配だった。
「? なにがですか?」
雷月は不思議そうに俺を抱きしめた。
「ぁんっ……」
夕飯後の授乳の後である。部屋に戻ってきてから雷月は俺を対面座位で抱き、今さっき奥で出されたせーえきの快感が、ようやく落ち着いたところだった。せーえきによる快感は収まったけど、イチモツは入れられたままだからちょっとでも動かれると感じてしまう。
「芳さまこそ大丈夫ですか? つらいところはありませんか?」
「あっあっ」
ちゅううっと乳を吸って、雷月が聞く。雷月は乳が出なくても俺の乳首がかわいいと言っていっぱいいじる。今はイチモツが入っているから乳の分泌が止まらない。
対面座位だと雷月にお乳を飲まれちゃうから、気持ちいいよぉ。
「だ、いじょぶ……ぁんっ、あんっ」
雷月のが復活しているのがわかる。
「こ、こんなにっ、えっちして……平気なのっ?」
「そうですね。一日に五、六回が限度だとは思いますが……授乳でキツいと感じるのはじっとしていなければいけないことですから」
「あっ、んんっ……」
「こんなふうに」
「あんっ!」
突き上げちゃらめ、なのぉ。
「芳さまを抱き続けるのでしたら何度でもできると思います」
乳を吸っては顔を上げてそんなことを言われ、中も胸もきゅんきゅんした。
「あっあっ、雷月っ、雷月ぇっ!」
おっぱい飲まれながら抱かれるの、最高だよぉ。そうじゃなくたって雷月のイチモツはでっかくて長いから結腸までごりごりされちゃうしっ。もっといっぱい抱いてほしい。
でも、そんなに求めたら雷月がたいへんかな。雷月のこと、好きすぎて困る。
「こら。集中しないとだめでしょう? これはもう淫乱おまんこを躾けなければなりませんか?」
「やっ、そんなのっ、やぁんっ!」
躾されちゃたら頭おかしくなっちゃうからだめっ。
雷月に甘く抱かれて、俺はとうとう自分の身体を支えていられなくなった。だって溶けちゃいそうなほど気持ちいいんだもん。身体に力なんてとても入らないよぉ。
「あっあっあっあっ」
いつまでも感じてしまう。でっかいから俺の中にみっちりはまって、しかも結腸まで届いてるから開かれた感すごくて全身がくがく震えた。
「雷月ぇっ、しゅきっ、しゅき、らのぉっ!」
「そんなかわいいことを言って!」
「あっあっ、あーっ、あーっ、あーっ!」
中、そんなに抉っちゃらめえええ。
で、せーえき出されて気をやってしまった。だって気持ちよすぎるんだもん。雷月のイチモツに勝てるはずがない。いや、別に勝負じゃないけど。
…………。
「私は芳にも伝えた方がいいと思う」
「文浩哥、ですが……」
「雷月、この先何もないとは絶対に言えない。賢明な者たちは最初から声は上げぬ。だが、”天使”をただの乳袋にしか思ってない連中はどうだ」
「……全く、自分たちで乳母を雇えばいいものを……」
「多少なりとも”天使”の乳が流通に乗っていることが仇になりましたね」
「建文哥、相手は皇子の妻だというのにか?」
「西文、貴族たちは相手が皇子だろうとかまいませんよ」
どうやら四人で話をしているらしい。”天使”という単語が出てきていることから、俺に関係する厄介事だということはわかった。ここのところバタバタしていたのはその影響だろうか。
「んっ……」
「芳さま、お目覚めになられましたか」
雷月は床のすぐ側にいた。水を汲んでくれて、俺の身体を起こし、水を飲ませてくれた。水といっても沸かしたのを冷ましたものである。喉が乾いていたらしく、こくこくと三杯ぐらい飲んでからやっと人心地ついた。
「雷月、ありがと……何話してたんだ?」
そう聞いたら雷月がぐっと詰まった。
「い、いえ……」
雷月の目が泳ぐ。雷月って隠し事とか下手だよなって思う。でも、今のはわざと俺に聞かせていたのかもしれないけど。
「……”天使”の乳を提供しろとうるさい貴族がいるのだ」
文浩がため息混じりに答えた。
ほうほうそれで? 今の俺の乳は赤ん坊に飲ませてますが、それでも提供しろと? それってアタオカでは?
俺は首を傾げた。
「そういう情報ってどっから入ってくんの? そのあほな貴族とやらが直接言ってくるわけ?」
「あほな貴族が複数いるのだ。どこの家の子息にも赤子がいるから”天使”の乳を寄こせと連名で訴えてきた。まさにあほらしいから無視はしているが、今日はわざわざ侍従に金を握らせてこの居住区に入ってきたそうだ」
「えええ? 警備とかどうなってんだよ?」
「貴族の家に降嫁した弟もいるからな。厄介なことだ。だが決してそなたを一人にはしない。それだけは約束する」
「うん……」
文浩は俺の置かれた状況を説明してくれた。楽しい話ではないけど、こういうことは知らないよりは知っている方がいい。
「……その……教えてくれて、ありがと」
それだけ言って俺は雷月の胸に顔を伏せた。なんかコイツらに礼を言うのってどうにも恥ずかしいのだ。自分の心を裏切っているような気がしてならないから。
「ああ……また状況が動くようなら伝えよう」
「うん、よろしく……」
「芳さま、そんなにしがみついていると、また抱いてしまいますよ?」
「えっ!?」
抱かれるの好き、だけどぉ……。
俺は内心冷汗をかいた。
「……雷月、大丈夫?」
俺はただ抱かれながら授乳しているだけだからかまわないのだけど、雷月のことが心配だった。
「? なにがですか?」
雷月は不思議そうに俺を抱きしめた。
「ぁんっ……」
夕飯後の授乳の後である。部屋に戻ってきてから雷月は俺を対面座位で抱き、今さっき奥で出されたせーえきの快感が、ようやく落ち着いたところだった。せーえきによる快感は収まったけど、イチモツは入れられたままだからちょっとでも動かれると感じてしまう。
「芳さまこそ大丈夫ですか? つらいところはありませんか?」
「あっあっ」
ちゅううっと乳を吸って、雷月が聞く。雷月は乳が出なくても俺の乳首がかわいいと言っていっぱいいじる。今はイチモツが入っているから乳の分泌が止まらない。
対面座位だと雷月にお乳を飲まれちゃうから、気持ちいいよぉ。
「だ、いじょぶ……ぁんっ、あんっ」
雷月のが復活しているのがわかる。
「こ、こんなにっ、えっちして……平気なのっ?」
「そうですね。一日に五、六回が限度だとは思いますが……授乳でキツいと感じるのはじっとしていなければいけないことですから」
「あっ、んんっ……」
「こんなふうに」
「あんっ!」
突き上げちゃらめ、なのぉ。
「芳さまを抱き続けるのでしたら何度でもできると思います」
乳を吸っては顔を上げてそんなことを言われ、中も胸もきゅんきゅんした。
「あっあっ、雷月っ、雷月ぇっ!」
おっぱい飲まれながら抱かれるの、最高だよぉ。そうじゃなくたって雷月のイチモツはでっかくて長いから結腸までごりごりされちゃうしっ。もっといっぱい抱いてほしい。
でも、そんなに求めたら雷月がたいへんかな。雷月のこと、好きすぎて困る。
「こら。集中しないとだめでしょう? これはもう淫乱おまんこを躾けなければなりませんか?」
「やっ、そんなのっ、やぁんっ!」
躾されちゃたら頭おかしくなっちゃうからだめっ。
雷月に甘く抱かれて、俺はとうとう自分の身体を支えていられなくなった。だって溶けちゃいそうなほど気持ちいいんだもん。身体に力なんてとても入らないよぉ。
「あっあっあっあっ」
いつまでも感じてしまう。でっかいから俺の中にみっちりはまって、しかも結腸まで届いてるから開かれた感すごくて全身がくがく震えた。
「雷月ぇっ、しゅきっ、しゅき、らのぉっ!」
「そんなかわいいことを言って!」
「あっあっ、あーっ、あーっ、あーっ!」
中、そんなに抉っちゃらめえええ。
で、せーえき出されて気をやってしまった。だって気持ちよすぎるんだもん。雷月のイチモツに勝てるはずがない。いや、別に勝負じゃないけど。
…………。
「私は芳にも伝えた方がいいと思う」
「文浩哥、ですが……」
「雷月、この先何もないとは絶対に言えない。賢明な者たちは最初から声は上げぬ。だが、”天使”をただの乳袋にしか思ってない連中はどうだ」
「……全く、自分たちで乳母を雇えばいいものを……」
「多少なりとも”天使”の乳が流通に乗っていることが仇になりましたね」
「建文哥、相手は皇子の妻だというのにか?」
「西文、貴族たちは相手が皇子だろうとかまいませんよ」
どうやら四人で話をしているらしい。”天使”という単語が出てきていることから、俺に関係する厄介事だということはわかった。ここのところバタバタしていたのはその影響だろうか。
「んっ……」
「芳さま、お目覚めになられましたか」
雷月は床のすぐ側にいた。水を汲んでくれて、俺の身体を起こし、水を飲ませてくれた。水といっても沸かしたのを冷ましたものである。喉が乾いていたらしく、こくこくと三杯ぐらい飲んでからやっと人心地ついた。
「雷月、ありがと……何話してたんだ?」
そう聞いたら雷月がぐっと詰まった。
「い、いえ……」
雷月の目が泳ぐ。雷月って隠し事とか下手だよなって思う。でも、今のはわざと俺に聞かせていたのかもしれないけど。
「……”天使”の乳を提供しろとうるさい貴族がいるのだ」
文浩がため息混じりに答えた。
ほうほうそれで? 今の俺の乳は赤ん坊に飲ませてますが、それでも提供しろと? それってアタオカでは?
俺は首を傾げた。
「そういう情報ってどっから入ってくんの? そのあほな貴族とやらが直接言ってくるわけ?」
「あほな貴族が複数いるのだ。どこの家の子息にも赤子がいるから”天使”の乳を寄こせと連名で訴えてきた。まさにあほらしいから無視はしているが、今日はわざわざ侍従に金を握らせてこの居住区に入ってきたそうだ」
「えええ? 警備とかどうなってんだよ?」
「貴族の家に降嫁した弟もいるからな。厄介なことだ。だが決してそなたを一人にはしない。それだけは約束する」
「うん……」
文浩は俺の置かれた状況を説明してくれた。楽しい話ではないけど、こういうことは知らないよりは知っている方がいい。
「……その……教えてくれて、ありがと」
それだけ言って俺は雷月の胸に顔を伏せた。なんかコイツらに礼を言うのってどうにも恥ずかしいのだ。自分の心を裏切っているような気がしてならないから。
「ああ……また状況が動くようなら伝えよう」
「うん、よろしく……」
「芳さま、そんなにしがみついていると、また抱いてしまいますよ?」
「えっ!?」
抱かれるの好き、だけどぉ……。
俺は内心冷汗をかいた。
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