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154.一人じゃ足りないから
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「芳さま、申し訳ありません。私が不甲斐ないばかりに……」
「ううん。雷月はいつだって俺のこと愛してくれてるだろ?」
「授乳は必ずしも芳さまの胸から吸わせる必要はありませんが……」
「うん、なぁ雷月」
「はい」
俺は寝転がったまま雷月を抱きしめ、意を決して言葉を紡いだ。
「俺、文浩たちのうちの……誰か一人なら、その……いいかなって思うんだけど……」
まだいきなり三人追加は無理である。つーか四人に抱かれるとかどんなエロマンガなんだろう。いや、三人だって凌辱モノみたいな状態だったんだけどな。俺が延々感じまくってたから罪の意識的なものも、アイツらにはろくにないんだろうけどさ。
「兄上たちのうちの一人、ですか……それは交替、ではないのですね?」
「うん、交替は、無理……」
今日は文浩と雷月で、明日は建文と雷月とか、そんな器用なことは残念ながらできそうもない。三人のうちで、誰が一番ましかって話なんだけど、でもやっぱり文浩を選んでおいた方がいいんだろうか。
「芳さまは兄上たちの誰ならば抱かれてもいいとお考えですか?」
「……なんかよく、わかんない。どうしてもってわけじゃないし……でも……このままじゃいけないって思うから……」
赤ん坊の父親はアイツらのうちの誰かになるわけだし、みんなで卵に魔力も注いでいたみたいだし……そしたら授乳だって手伝ってもらわないといけないような気がする。
「……悩ましい問題だな。私としてはもちろん私を選んでほしいが、そうだな……」
文浩が床の傍らで呟く。
「では、こんなのはどうでしょう。私たちのイチモツを見て、どれによりおまんこを可愛がってほしいか決めていただくというのは」
建文がとんでもないことを言いだした。
「えええ?」
「それは……悪くないかもしれないな」
おい、西文。そんなことに同意するんじゃない!
三人にじっと見られ、俺は頬が熱くなってくるのを感じた。
「そ、そんなにお前らの、受け入れたいわけじゃないからっ!」
「でしたら、より負担が少なさそうな私のイチモツなどはどうでしょう? 多分雷月よりも細いですよ? 奥までは入れさせていただきますが」
楽しそうに建文が言う。開いた口が塞がらなかった。
結局、三人のイチモツを勃起した状態で見ることになった。
ナニコレ?
俺は雷月に身体を起こされ、雷月が床に腰掛けた状態で俺を上に座らせた。ようは、俺は雷月という背もたれのある椅子に腰掛けている状態である。ごはんの時と一緒だ。
そして、三人が自分でしごいて勃たせたイチモツを眺めた。こうしてコイツらのイチモツをじっくり見る機会なんてなかったように思う。来たと思ったら突き入れられてたもんな。どんだけだよ。
文浩のは雷月のより……少しだけ細く見えた。でも長さは雷月のより長い。建文のは文浩のより一回りぐらい細く見える。でも長さはやっぱり雷月のより長かった。そして西文のは、太さは文浩のと同じぐらいだけど、なんだか少しでこぼこしているように見える。そういえば……西文にヤられてた時っていちいちイッてたかも。でこぼこが中を激しく抉りまくったから、感じすぎてどうしようもなかったんだよな。長さは雷月のよりも心持ち短く見えた。
兄弟でもイチモツの形って違うもんなんだなって感心したけど、本題はそこじゃない。
誰のイチモツを選ぶかなんて、とてもできない。
「く、くじ引きにして!」
「くじ引きですか」
「だ、だって……選べない、もん」
どのイチモツだってじっくり愛されたら気持ちよさそうなんだもん。ついちらちらとイチモツを見てしまう。尻穴がきゅんきゅんしてたまらない。もうっ、なんでこんなに俺ってばスキモノなんだよぉっ。
「……くじ引きにしましょう」
建文が同意し、何やら三人で準備をした。そして文浩が紙を三枚差し出してきた。
「な、なに?」
「この紙のうちどれか一枚選んでくれ」
「……わかった」
紙に何やらマークのようなものが書いてある。それは三人を表しているんだろう。俺にはどれがどれだかわからないように提示してくれたのもありがたかった。
どうせこの紙に意味なんてない。
俺は無造作に真ん中の紙を取った。
「……それでいいんだな」
「うん」
だって、その紙が誰のかなんてわからないし。文浩は嘆息した。
「わかった。建文、お前だ」
「ありがとうございます!」
建文が拳をそっと握り、満面の笑みを浮かべた。あれ? なんか今更だけど本当にこれでよかったんだろーか?
「芳……夢のようです」
建文に手を取られ、ちゅと口づけられた。俺はそっぽを向いた。
「ず、ずっとヤッてただろ……」
「そうですね。ただただ芳を犯していました。あの時も泣きながら感じる芳がかわいくてしかたありませんでしたが、今の方がより愛しく思えます。私におまんこを舐められてあられもなく感じる芳は最高に色っぽくて、愛しいです……」
「やっ、やだっ……」
そんな恥ずかしいこと言われたら尻穴がきゅんきゅんしてしまう。俺、Mじゃないはずなんだけど……。
「雷月を休ませないといけませんから、さっそく始めましょう。今は慣らしだけです。授乳に呼ばれましたら向こうで抱かせてください」
「う、うん……」
雷月によって床に優しく横たえられた。雷月がわきに避けて、建文が俺に覆いかぶさってきた。建文は雷月よりは逞しいけど、どちらかといえば細身だからそれほど威圧感はない。
「口づけは、だめですか?」
切なそうな声。俺は観念してそっと目を閉じた。
「ううん。雷月はいつだって俺のこと愛してくれてるだろ?」
「授乳は必ずしも芳さまの胸から吸わせる必要はありませんが……」
「うん、なぁ雷月」
「はい」
俺は寝転がったまま雷月を抱きしめ、意を決して言葉を紡いだ。
「俺、文浩たちのうちの……誰か一人なら、その……いいかなって思うんだけど……」
まだいきなり三人追加は無理である。つーか四人に抱かれるとかどんなエロマンガなんだろう。いや、三人だって凌辱モノみたいな状態だったんだけどな。俺が延々感じまくってたから罪の意識的なものも、アイツらにはろくにないんだろうけどさ。
「兄上たちのうちの一人、ですか……それは交替、ではないのですね?」
「うん、交替は、無理……」
今日は文浩と雷月で、明日は建文と雷月とか、そんな器用なことは残念ながらできそうもない。三人のうちで、誰が一番ましかって話なんだけど、でもやっぱり文浩を選んでおいた方がいいんだろうか。
「芳さまは兄上たちの誰ならば抱かれてもいいとお考えですか?」
「……なんかよく、わかんない。どうしてもってわけじゃないし……でも……このままじゃいけないって思うから……」
赤ん坊の父親はアイツらのうちの誰かになるわけだし、みんなで卵に魔力も注いでいたみたいだし……そしたら授乳だって手伝ってもらわないといけないような気がする。
「……悩ましい問題だな。私としてはもちろん私を選んでほしいが、そうだな……」
文浩が床の傍らで呟く。
「では、こんなのはどうでしょう。私たちのイチモツを見て、どれによりおまんこを可愛がってほしいか決めていただくというのは」
建文がとんでもないことを言いだした。
「えええ?」
「それは……悪くないかもしれないな」
おい、西文。そんなことに同意するんじゃない!
三人にじっと見られ、俺は頬が熱くなってくるのを感じた。
「そ、そんなにお前らの、受け入れたいわけじゃないからっ!」
「でしたら、より負担が少なさそうな私のイチモツなどはどうでしょう? 多分雷月よりも細いですよ? 奥までは入れさせていただきますが」
楽しそうに建文が言う。開いた口が塞がらなかった。
結局、三人のイチモツを勃起した状態で見ることになった。
ナニコレ?
俺は雷月に身体を起こされ、雷月が床に腰掛けた状態で俺を上に座らせた。ようは、俺は雷月という背もたれのある椅子に腰掛けている状態である。ごはんの時と一緒だ。
そして、三人が自分でしごいて勃たせたイチモツを眺めた。こうしてコイツらのイチモツをじっくり見る機会なんてなかったように思う。来たと思ったら突き入れられてたもんな。どんだけだよ。
文浩のは雷月のより……少しだけ細く見えた。でも長さは雷月のより長い。建文のは文浩のより一回りぐらい細く見える。でも長さはやっぱり雷月のより長かった。そして西文のは、太さは文浩のと同じぐらいだけど、なんだか少しでこぼこしているように見える。そういえば……西文にヤられてた時っていちいちイッてたかも。でこぼこが中を激しく抉りまくったから、感じすぎてどうしようもなかったんだよな。長さは雷月のよりも心持ち短く見えた。
兄弟でもイチモツの形って違うもんなんだなって感心したけど、本題はそこじゃない。
誰のイチモツを選ぶかなんて、とてもできない。
「く、くじ引きにして!」
「くじ引きですか」
「だ、だって……選べない、もん」
どのイチモツだってじっくり愛されたら気持ちよさそうなんだもん。ついちらちらとイチモツを見てしまう。尻穴がきゅんきゅんしてたまらない。もうっ、なんでこんなに俺ってばスキモノなんだよぉっ。
「……くじ引きにしましょう」
建文が同意し、何やら三人で準備をした。そして文浩が紙を三枚差し出してきた。
「な、なに?」
「この紙のうちどれか一枚選んでくれ」
「……わかった」
紙に何やらマークのようなものが書いてある。それは三人を表しているんだろう。俺にはどれがどれだかわからないように提示してくれたのもありがたかった。
どうせこの紙に意味なんてない。
俺は無造作に真ん中の紙を取った。
「……それでいいんだな」
「うん」
だって、その紙が誰のかなんてわからないし。文浩は嘆息した。
「わかった。建文、お前だ」
「ありがとうございます!」
建文が拳をそっと握り、満面の笑みを浮かべた。あれ? なんか今更だけど本当にこれでよかったんだろーか?
「芳……夢のようです」
建文に手を取られ、ちゅと口づけられた。俺はそっぽを向いた。
「ず、ずっとヤッてただろ……」
「そうですね。ただただ芳を犯していました。あの時も泣きながら感じる芳がかわいくてしかたありませんでしたが、今の方がより愛しく思えます。私におまんこを舐められてあられもなく感じる芳は最高に色っぽくて、愛しいです……」
「やっ、やだっ……」
そんな恥ずかしいこと言われたら尻穴がきゅんきゅんしてしまう。俺、Mじゃないはずなんだけど……。
「雷月を休ませないといけませんから、さっそく始めましょう。今は慣らしだけです。授乳に呼ばれましたら向こうで抱かせてください」
「う、うん……」
雷月によって床に優しく横たえられた。雷月がわきに避けて、建文が俺に覆いかぶさってきた。建文は雷月よりは逞しいけど、どちらかといえば細身だからそれほど威圧感はない。
「口づけは、だめですか?」
切なそうな声。俺は観念してそっと目を閉じた。
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