【完結】巨人族の皇子たち四人と、異世界ラブラブ性活にいたるまで

浅葱

文字の大きさ
上 下
112 / 306

111.四人がかりで愛撫なんて

しおりを挟む
 雷月を含む四人は自然と位置を決め、俺の身体に群がった。
 本当に、群がったとしか表現のしようがない。顔の似ている、身体の大きい四人にこれからされてしまうのかと思うと、俺はか弱いヒロインになってしまったような、そんな錯覚までしてしまう。
 こ、これでも俺、元の世界ではそれなりに大きくていろんな人にびくつかれたりしてたのにぃ~。
 その度に内心「ごめんね」と思っていた俺が、誰かに対してがたいの大きさとかそういうことで怯むなんて思ってもみなかった。気持ちよくしてもらえるという期待だけでなく、彼らのでかさにもびびって身体がびくついてしまった。

「真崎さま?」

 それに真っ先に気づいたのは雷月だった。

「な、なんでも、ない……」

 心配かけちゃいけないと思って首を振る。

「真崎? 私たちが怖いのか?」

 次に気づいたのは文浩だった。

「そ、そんなこと……ない……」

 でかくて怖いなんて言いたくない。

「真崎は身体は鍛えているようだが小さめだからな……私たちのことが怖くてもしかたない」

 文浩が優しい笑みを浮かべながらそう言い、建文によって持ち上げられた太ももにちゅ、と口づけた。

「ち、違う、からっ!」

 すごく恥ずかしくなって否定したけど、みななんだか嬉しそうで腹が立つ。

「お、俺はっ、元の世界ではでかかったんだよっ! だ、だからっ……」
「私たち巨人族に比べればみな小さいですよ? ですから、これからは大切に愛でさせてください」

 そう言って建文が尻穴にちゅっと口づける。

「あっ……」
「真崎、大丈夫だ。私たちはお前をもう傷つけたりしないから……」

 西文が言い、俺の乳首をぺろりと舐めた。

「やっ……」
「真崎さま、ここにいるのは貴方の愛を乞う愚かな者たちだけですよ。貴方に触れたくて、抱きたくて、そして愛してほしくてたまらないのです」

 雷月はちゅうっと反対の乳首を吸った。

「ああっ……」
「真崎さまはいっぱい感じて、私たちの愛を受け止めてください……」
「あっあっ……」

 両方の乳首を舐めたり吸われたりされ、ちんちんをぱくりと咥えられ、尻穴をぺろぺろと舐められる。でかい男たちに押さえつけられて愛撫されるなんてとんでもないシチュエーションに、俺は感じていた。強張った身体が快感でどんどん力が抜けていくのがわかる。
 そうだ。複数の男に愛撫されるなんてことは想像していなかったけど、俺はこうして抱かれる側になりたかったんだ。かわいいかわいいってあやされて、大事に抱いてほしかった。
 そう、俺はがたいがでかくてマッチョでしかなかったけど、愛されるヒロインになりたかった。守られて、愛されて、大切にされて……なんて元の世界では夢でしかなかったけど。

「あっ、あっ、あっ」
「真崎、ここもかわいがってもいいか?」

 文浩が鈴口をくちくちと舌先で刺激しながら聞いてきた。

「やっ……そん、なぁ……」

 いいなんてとても言えないけど、ちんちんの中かわいがってほしいよぉ。

「あぁんっ、あっ、あんっ……」

 建文は舌の形状を太く長くでこぼこしたそれに変え、ぐちゅり……と尻穴を穿つ。その舌反則だってばぁ。俺はいやいやをするように腰を揺らしたけど、余計に建文の舌を咥え込むだけだった。

「あっ、あっ……気持ちよく、してぇっ……」

 尿道を犯していいなんて言えないから、そんな言葉でねだることしかできない。尻穴の中、気持ちいいよぉ。乳首もそんなに吸っちゃだめぇっ。

「真崎はここをかわいがられるのが好きだろう?」

 尻穴の中と乳首を刺激された快感でもうちんちんから先走りが出てしまう。それを文浩が啜り、「甘い」と呟いた。そして舌の形状を細いそれに変え、ずずっと尿道を穿った。

「あっ、あっ、あああーーーーっっ!?」

 舌で尿道を犯されるなんて元の世界では絶対にありえないシチュエーションに、俺は身体をのけ反らせてイッてしまった。それと同時にちゅうううっと両方の乳首を吸われ、建文が内側から前立腺をでこぼこした舌で刺激した。

「あっ、ひっ、ひぃいいいい~~~っ!?」

 しゅごい、しゅごい、よぉおっ。乳首も、ちんちんも、尻穴も気持ちいいよぉっ。涙と涎が溢れる。もっとしてほしくて、雷月と西文の頭を押えた。

「ひぃんっ、あっ、あっ、あっ、もっと……もっとしてぇっ!」

 気持ちいいっ、溶けちゃう、溶けちゃう。
 元々ヒロイン願望があって、愛してほしいと思っていた。チクニーもアナニーもしてたから自己開発もしてたし……とにかく気持ちよくしてほしい。
 尿道くちゅくちゅされちゃうのたまんないっ。中っ、そんなに擦られたらまたイッちゃいそう。乳首も指で摘ままれて、先っぽを吸われたりして快感が止まらない。乳首もいじられるの好きっ。

「真崎さま、かわいい……もっと感じてくださいね……」

 雷月が顔を上げて嬉しそうに言う。口を離したら離したで乳首を指でくにくにと揉んだりされてるから、俺はこくこくと頷くことしかできない。文浩は舌で尿道を犯しながら、同時にちんちんをしゃぶっているから快感が止まらない。建文も俺が感じるところばかり集中して舐めまくるから、身体の震えも止まらなくて困る。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あんっ、あんっ!」

 俺はもう四人に濃厚な愛撫をされ、何度もイカされたのだった。
しおりを挟む
感想 69

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヒロイン不在の異世界ハーレム

藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。 神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。 飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。 ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI
BL
 ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた  見た目は勝ち組  中身は社畜  斜めな思考の持ち主  なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う  そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される    

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

処理中です...