【完結】巨人族の皇子たち四人と、異世界ラブラブ性活にいたるまで

浅葱

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58.許すつもりはないけれど

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 魔法で一時的に不能になるってどんなかんじなんだろう。性欲がなくなるのかな?
 俺はおそるおそる文浩を窺った。

「どうした?」
「え、と……そのぅ……」

 さすがにはっきり聞くのには勇気がいった。雷月が笑んだ。

「真崎さまは文浩哥ウェンハオグァが一時的に不能になっていることが気になるようですよ」

 言っちゃだめだってばー。

「ああ、これか。真崎を見ても勃たないのは確かに困るが……触れるだけでも気持ちいいから今のところは問題ない」
「そ、そう、なんだ……」

 それならいいのかなと思ったけど、一か月は長いよな。でも俺にしたことを考えたら一か月でもアレか。

「真崎」
「な、なにっ?」

 文浩に声をかけられてびくっとした。

「真崎のちんちんが舐めたい」
「えっ?」

 一瞬、文浩に何を言われたのかわからなかった。

「建文はたっぷり真崎のおまんこを舐めたと言っていた。西文にも乳首を舐め転がしたと言われた。だが、私は今日はまだ真崎を愛撫していない。雷月のイチモツを受け入れている間でもかまわない。真崎のちんちんを舐めさせてもらえないか?」

 破壊力がすごかった。俺好みのイケメンが切々と俺のちんちんを舐めたいって訴えてるんだぞ! これが正気でいられるかっ。

「あ……う……」
「お風呂ではのぼせてしまうかもしれませんから、後ほどベッドで舐めてもらいましょうか」
「ううう……」

 雷月に耳元で囁かれ、俺は両手で顔を覆った。
 恥ずかしいよぉ。
 おかげであんまりお風呂が楽しめなかった。文浩のばかあああ!
 あんまり恥ずかしがっていたせいか、湯舟に浸かっている間雷月に抱きしめられていてもうまく反応が返せなかった。

「真崎さま、かわいい……」
「ううう……」

 かわいくなんかないからぁっ。
 出た後の着替えも、パパッという効果音がしそうなほど手際よく雷月が服を着せてくれた。そしてまた白い靴下。なんかもう人妻になっちゃったんだよね、俺。人妻って響きなんかエロい。頭沸いてるって? そうかも。
 そして部屋に戻り、頭から被せられたベールを外された。そういえば着せられた服も普通のものだ。(質はとてもいい)雷月があんなこと言っていたから、エロい衣装とか着せられちゃうんじゃないかと思っていたけどそんなことはなかった。すいません、頭沸いてて。
 そのまま床に運ばれる。部屋で控えていた建文と西文が近づいてきた。

「今夜は文浩哥のみこの結界の中に入れます。建文哥と西文哥は見たければ見ていてください」
「わかった」
「もちろんだ」

 建文と西文はわざわざ椅子を取ってきた。えっちしてるところ見学されるってどうなんだ? こっちの世界では普通なのか?

「雷月……あの……」
「真崎さま、どうかされましたか?」
「なぁ……今更なんだけど、えっちしてるところを他の奴が見るってどうなんだ?」

 雷月は一瞬きょとんとした。そしてすぐに気づいたらしい。

「性行為を夫婦間で見せ合うのは普通のことです。みなそうして妻の性感帯を共有し、妻をたっぷり気持ちよくさせるのです。妻を快感で蕩けさせ、床から出させない夫が最上だとされていますね。ですから、兄上たちに見られるのは徐々にでかまいませんので慣れてください」
「えええ……」

 まぁ確かにそんなようなこと言ってた気がするけど。

「俺……確かに床から出られなかったけどさ、それって別に快感で蕩けてたってことでは全然ないんだけど?」

 文浩たちがはっとしたような表情をした。

「まぁいいよ。見てれば? 俺が雷月に好き好き言いながら抱かれてるだけだし?」

 誰に見られてたってかまうもんか。お前らのことなんか絶対好きなんて言ってやらない。”運命”なんてくそくらえだ。

「文浩哥が真崎さまのおちんちんを舐めるのはかまいませんか?」

 しぶしぶだけど頷いた。

「……皇子なんていったって、俺の性欲処理に付き合わされてカワイソー」

 もう自分でも何を言っているのかわからない。少しでも傷つけばいいんだって思う。でもこんなこと言って雷月に嫌われたらどうしようとか、そんなことも頭に浮かんでぐちゃぐちゃだ。

「……可哀想ではない。私は真崎に触れたい。真崎が感じて、あられもなく啼くところが見たい」
「私もです。真崎のおまんこは絶品でした。真崎が望んでくださるのでしたらいつまででも舐めさせていただきたいです」
「私もだ。乳首を舐め転がしてもっと真崎に気持ちよくなってほしい。乳首を大きく、長く育てなければいけないのだろう? 許されるなら四六時中舐めしゃぶらせてほしい」

 そんなことを文浩たちから言われて、俺は絶句した。

「真崎さま、兄上たちは真崎さまに愛撫をさせてほしいそうですよ? 明日も触らせてあげますか?」

 雷月はなんだか嬉しそうだ。意地悪そうにも見える。

「雷月……してっ……!」

 恥ずかしくてとても返事なんかできなかったから、俺は雷月に抱きついた。

「はい、真崎さま。今夜もたっぷり感じてください……」
「ああ……」

 そして俺は雷月に結腸をぐぽぐぽされながら、文浩にちんちんを舐められまくったのだった。
 尻穴とちんちん同時は、やっぱ気持ちよすぎてだめだってばぁ。
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