上 下
49 / 52

49.見られながら黒髪美少女を抱く

しおりを挟む
「旦那さま、失礼いたします」

 寝室に移動して、二人の女性に傅かれる。ゆかりさんとかよが布団の脇で三つ指をつき、少し顔を上げて上目遣いで僕を見た。
 これはもうルパンダイブ案件ではないだろうか。

「よ、よろしく……」

 だが僕はヘタレだった。布団の真ん中であぐらをかいたまま彼女たちを待つだけである。

「旦那さまの……」

 僕の前を寛がせて、ゆかりさんが自分の髪をかき上げる。そうして僕自身を舐め、僕に見せつけるようにしてぱくりと咥えた。

「うっ……」

 かやにも口での奉仕をしてもらったことはあるが、ゆかりさんのテクにはとてもかなわない。舐め方、咥え方などもあるのだろうが、僕に見せつけるようにしてするのがたまらなくエロいのだ。そういうものだとわかっていても煽られてしまう。

「ゆ、ゆかりさんっ!」
「旦那さまの……おっきいです……」

 そんなことをうっとりしたように言わないでほしい。すぐに僕自身が調子に乗り、勃起して動いてしまう。本当はこのままゆかりさんを押し倒したかったが、それはいけないと事前に聞いていたのでかやに手を伸ばした。

「くっ……かや、おいで」
「はいっ、旦那さまぁ……」

 仰向けに寝転がり、かやに僕の顔の上に乗るように言った。

「は、はい……」

 かやは白い肌を真っ赤に染めながらおずおずとそれに従う。恥ずかしくてたまらないけど、というやつだ。これがポーズであっても十分煽られる。
 すでに少し潤ってきている女陰を舐めると、「ああっ……」と声を上げてかやの股間が更に押し付けられた。力が抜けたのだろう。僕はいやらしい匂いがしてきた穴を丹念に舐め、ゆかりさんから与えられる刺激にどうにか耐えた。

「旦那さま、ちょうどいい頃合いですわ」

 嬉しそうにゆかりさんが言う。

「あっ、あっ、あっ……」

 穴をぐちゅぐちゅと舐められて感じていたかやが、それを聞いてどうにか腰を浮かせた。

「だ、旦那、さまぁ……」
「うん、入れてみようか」

 かやに動いてもらい、上半身を起こす。ゆかりさんは僕自身から手を放し、布団の脇に控えた。

「かや」
「あっ……」

 かやの腰を掴み、僕自身の上にあてがった。対面座位の状態でずぶずぶとかやの穴に入れていく。
 狭い中がすごく気持ちよくて、今にもイッてしまいそうになるのをこらえた。でも先ほどまでゆかりさんに舐められていたからあまり持ちそうにない。

「あっ、あっ、あっ、あっ……」

 かやの中を抉るように腰を使うと泣きそうな高い声が上がった。慌てて感度を上げる魔法をかやにかける。

「っ!? あっ、やぁあっ……旦那、さまぁあっ……!」

 これは嬌声に近かった。かやはいきなり深く感じてしまったらしく、ひくひくと中が僕自身に絡みつく。自分でもやらかしたと思ったが、後の祭りだった。

「くっ、ううっ……!」

 音がしたわけではないが、どくどくとかやの中に注ぎ込んでしまう。その度にかやががくがくと震えた。

「あっ、あっ、旦那さま、のぉ……!」

 なんてかわいいんだ。たまらん。

「っ……煽らないでくれないか?」
「あっ、そん、なぁ……」

 僕自身が異例の速さで復活した。萎えて柔らかくなったものがまたムクムクと力を取り戻したことで、かやが喘ぐ。

「ゆっくりする……」

 かやも軽く何度かイッたようで、目に涙を浮かべていた。

「旦那、さま……旦那、さまぁ……」

 甘えるようなかわいい声を聞きながら、絡みついてくる穴の中をこねるようにして刺激していく。僕にはテクニックみたいなのはないけど、今のかやは魔法で感度が上がっているから十分気持ちよくなってくれるだろう。
 かやの腰を掴んで、下から優しく何度も突き上げる。

「あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」

 涙と涎をこぼしながら感じてくれるのが嬉しい。

「かや、気持ちいいか?」
「あっ……いいっ、いいっ、ですぅ……旦那、さまもぉ……」
「ああ、とても気持ちいい。かやの中がきゅうきゅう締め付けてきて、すごくいいよ」
「旦那、さまぁ……」

 甘えて縋りついてくる姿がたまらない。背筋をツツーと指先で辿れば、びくびく震えて背を反らす。こんな美少女が僕に甘えて抱いてくれというなんて未だに信じられない気持ちだ。
 ゆかりさんはにこにこしながらそんな僕たちを見守っている。不思議なのだけど、この村では男を独占するのはいけないことだからそういうものらしかった。少しは嫉妬みたいな感情を向けてくれてもいいと思うけど、それはそれでたいへんなんだろうな。
 かやは細い身体で精いっぱい僕を受け入れてくれた。
 そんなかやに甘えてまた何度も抱かせてもらう。ふにゃふにゃになったかやを放した時には、さすがに腹が減っていた。
 ぐうぅ~と腹が鳴る。

「たいへん失礼しました。今食事をお持ちします」

 ゆかりさんが笑みを浮かべ、僕の身支度を整えてくれた。

「かやの世話は他の者が行いますので、どうぞこちらへ」
「あ、うん……」

 ドロドロになっているのがいたたまれないので、洗浄魔法だけかけさせてもらった。さすがにヤりすぎたみたいだ。

「旦那さま、なんてお優しい……」
「いや、その……汚したのは僕だし」
「そこが好ましくてたまりませんわ」

 にこにこしながらゆかりさんに言われるのは満更でもない。本当はすぐにでもゆかりさんのことも押し倒したくてしかたないけど、あと二、三日と言われてしまっては耐えるしかなかった。
 そういえばジャンニー村の女性たちはいつ来るんだろうな?
 運ばれてきたお膳に手をつけながら、ふと思い出したのだった。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

私が美女??美醜逆転世界に転移した私

恋愛
私の名前は如月美夕。 27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。 私は都内で独り暮らし。 風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。 転移した世界は美醜逆転?? こんな地味な丸顔が絶世の美女。 私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。 このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。 ※ゆるゆるな設定です ※ご都合主義 ※感想欄はほとんど公開してます。

処理中です...