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31.仲間と夕飯。黒髪美少女ともっといちゃつきたい
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かやに着物を整えてもらい、広間へ向かった。
事が終った後かやには回復魔法をかけたからか、きびきびと動いている。いっぱい奉仕してもらっているんだから魔法を使うぐらいわけないことだ。でもかやはとても恐縮していた。
「旦那さまにお手数をおかけするなんて……」
「お世話してもらってるんだから当たり前だよ」
僕が手伝うのはだめみたいだから、せめてそれぐらいはと思うのだ。それにどうも僕は魔力? とかいうのが人より多いみたいだ。いくら魔法を使っても全然疲れない。魔法を使うのは天職のようだ。これで元の世界でも魔法が使えたらいいのにとか思った。そもそも帰れるかどうかも不明だが。
かやに案内されて広間に向かうと、小平がいた。側にいる女性が変わっている。でも前の女性と雰囲気が似た人だった。
「小平」
「斉藤か」
「そちらの女性は?」
「彼女が生理になってしまったからな」
「ああ、そういうこと」
残念ながら妊娠はしなかったらしい。前はヤッたら子どもなんて簡単にできるものだと思っていたが、そういうものでもないらしい。自分の席についてお茶を啜った。
やがてロンゲと前髪長男が現れた。
ロンゲには相変わらず世話係のせりなさんがついている。ロンゲは今日も気だるそうだったが、対するせりなさんはツヤツヤしていた。これはすんごく吸い取られているのではないかと思った。精力増強の魔法でもかけてやった方がいいのだろうかと心配してしまう。
前髪長男は顔を紅潮させていた。
「ああ、みんな来ていたのか……」
そう言いながらえらそうに座った。なんなんだ、いったい。そういえば隣にいたロリが変わっている。
「君たちはまだ孕ませていないのか?」
前髪長男が興奮したような、上擦った声でそんなことを言いだした。
「あ?」
ロンゲが反応する。
「き、君もまだ孕ませてはいないみたいだね……いやあ、自分の子ができると思ったら嬉しくてたまらないよ!」
「あ? てめえ種なんかあったのか?」
妊娠させたというなら種はあったということなのだろう。
「旦那さま」せりなさんがロンゲを窘める。ロンゲはチッと舌打ちをした。やっぱり精力増強の魔法は必要だろうか。
だが本当に前髪長男の種なんだろうかと疑問に思った。何故そう思うかというと、俺たちがここに来てまだ一月も経っていない。つい先日ゆかりさんが生理になったぐらいだ。ここの女性たちは俺たちに会う前も男に抱かれていたはずだ。
まぁでも、とかやを見て思う。
ここの女性たちからすれば誰の種でも関係ないだろう。
「そっか。おめでとう。やったな」
「あ、ああ……ありがとう……」
前髪長男は照れたように顔を伏せた。本人が喜んでいるのだからそれでいい。でも確か妊娠したらその女性にはもう出産するまで会えないんじゃなかったっけか? そういう話はしてないんだろうか。
今回の夕飯には魚がついていた。
ロンゲは食べづらいとかなんとか文句を言っていたが、俺はおいしく食べた。やっぱり川魚らしい。海は近くになさそうだもんな。
「魚、ありがとう。おいしいな」
かやに言うとかやがはにかんだ。とてもかわいいと思った。
戻り際にロンゲに声をかけた。
「なんだよ?」
「いや、なんか疲れてないかと思ってさ」
「あ? つ、疲れてるわけねーだろっ!」
耳元でそっと言ってみる。
「僕、精力増強の魔法が使えるんだけど」
ロンゲに睨まれた。
「……かけろ」
「了解」
去り際に魔法をかけてやった。なんかせりなさんに負けっぱなしのように思えたのだ。可愛がられているのはわかるが、男にもプライドってものがあるしな。ここで楽しくやっていこうと思ったらそこらへんの折り合いも付けた方がいいと思った。
「斉藤」
「うわっ!?」
すぐ近くに小平がいて驚いた。
「すまん。アイツと何話してたんだ?」
「ああ……そうだな」
俺はきょろきょろと周りを見回した。それで小平も察したようだった。
「俺の部屋に来るか」
「ああ、行くよ」
小平に誘われてヤツの部屋に向かった。小平の世話係の女性がお茶を淹れてくれた。かやは俺の後ろに控えている。
本当にここの女性たちは男を立ててくれる。俺たちはあくまで客人だし男だからそうしてくれているにすぎない。それは忘れないようにしないとと気を引き締めた。
「で、さっきのはなんだったんだ?」
「耳を貸せ」
実はちょっと使ってみたい魔法があった。これはちょっと難しいのだが……。
「精力増強の魔法をかけてやったんだよ」
小平が目を見開いた。
「アイツ、疲れてるみたいだったじゃん」
「それもそうだったな」
かけた魔法をそっと解除した。俺の頭と小平の頭の外側の空気の流れを止めたのだ。それによって音が漏れないようにしたのである。下らないかもしれないが男にはプライドというものが(以下同文)
小平から離れてお茶を啜った。うん、うまい。なんか小平の世話係に睨まれているような気がする。
「そういえば小平は魔法を使いたいとか思わないのか?」
「そうだな。あまり興味はないな」
「そっか」
そういう奴もいるんだな。勉強になった。
風呂に行かないかと誘われたが断った。野郎の裸なんか見たくもない。見たいのはゆかりさんとかやの裸だ。ゆかりさんは今はまだ無理だけどな。
「かや、風呂に入りたい」
「はい、準備しますね」
かやが頬を染めてはにかんだ。やっぱかわいい。
事が終った後かやには回復魔法をかけたからか、きびきびと動いている。いっぱい奉仕してもらっているんだから魔法を使うぐらいわけないことだ。でもかやはとても恐縮していた。
「旦那さまにお手数をおかけするなんて……」
「お世話してもらってるんだから当たり前だよ」
僕が手伝うのはだめみたいだから、せめてそれぐらいはと思うのだ。それにどうも僕は魔力? とかいうのが人より多いみたいだ。いくら魔法を使っても全然疲れない。魔法を使うのは天職のようだ。これで元の世界でも魔法が使えたらいいのにとか思った。そもそも帰れるかどうかも不明だが。
かやに案内されて広間に向かうと、小平がいた。側にいる女性が変わっている。でも前の女性と雰囲気が似た人だった。
「小平」
「斉藤か」
「そちらの女性は?」
「彼女が生理になってしまったからな」
「ああ、そういうこと」
残念ながら妊娠はしなかったらしい。前はヤッたら子どもなんて簡単にできるものだと思っていたが、そういうものでもないらしい。自分の席についてお茶を啜った。
やがてロンゲと前髪長男が現れた。
ロンゲには相変わらず世話係のせりなさんがついている。ロンゲは今日も気だるそうだったが、対するせりなさんはツヤツヤしていた。これはすんごく吸い取られているのではないかと思った。精力増強の魔法でもかけてやった方がいいのだろうかと心配してしまう。
前髪長男は顔を紅潮させていた。
「ああ、みんな来ていたのか……」
そう言いながらえらそうに座った。なんなんだ、いったい。そういえば隣にいたロリが変わっている。
「君たちはまだ孕ませていないのか?」
前髪長男が興奮したような、上擦った声でそんなことを言いだした。
「あ?」
ロンゲが反応する。
「き、君もまだ孕ませてはいないみたいだね……いやあ、自分の子ができると思ったら嬉しくてたまらないよ!」
「あ? てめえ種なんかあったのか?」
妊娠させたというなら種はあったということなのだろう。
「旦那さま」せりなさんがロンゲを窘める。ロンゲはチッと舌打ちをした。やっぱり精力増強の魔法は必要だろうか。
だが本当に前髪長男の種なんだろうかと疑問に思った。何故そう思うかというと、俺たちがここに来てまだ一月も経っていない。つい先日ゆかりさんが生理になったぐらいだ。ここの女性たちは俺たちに会う前も男に抱かれていたはずだ。
まぁでも、とかやを見て思う。
ここの女性たちからすれば誰の種でも関係ないだろう。
「そっか。おめでとう。やったな」
「あ、ああ……ありがとう……」
前髪長男は照れたように顔を伏せた。本人が喜んでいるのだからそれでいい。でも確か妊娠したらその女性にはもう出産するまで会えないんじゃなかったっけか? そういう話はしてないんだろうか。
今回の夕飯には魚がついていた。
ロンゲは食べづらいとかなんとか文句を言っていたが、俺はおいしく食べた。やっぱり川魚らしい。海は近くになさそうだもんな。
「魚、ありがとう。おいしいな」
かやに言うとかやがはにかんだ。とてもかわいいと思った。
戻り際にロンゲに声をかけた。
「なんだよ?」
「いや、なんか疲れてないかと思ってさ」
「あ? つ、疲れてるわけねーだろっ!」
耳元でそっと言ってみる。
「僕、精力増強の魔法が使えるんだけど」
ロンゲに睨まれた。
「……かけろ」
「了解」
去り際に魔法をかけてやった。なんかせりなさんに負けっぱなしのように思えたのだ。可愛がられているのはわかるが、男にもプライドってものがあるしな。ここで楽しくやっていこうと思ったらそこらへんの折り合いも付けた方がいいと思った。
「斉藤」
「うわっ!?」
すぐ近くに小平がいて驚いた。
「すまん。アイツと何話してたんだ?」
「ああ……そうだな」
俺はきょろきょろと周りを見回した。それで小平も察したようだった。
「俺の部屋に来るか」
「ああ、行くよ」
小平に誘われてヤツの部屋に向かった。小平の世話係の女性がお茶を淹れてくれた。かやは俺の後ろに控えている。
本当にここの女性たちは男を立ててくれる。俺たちはあくまで客人だし男だからそうしてくれているにすぎない。それは忘れないようにしないとと気を引き締めた。
「で、さっきのはなんだったんだ?」
「耳を貸せ」
実はちょっと使ってみたい魔法があった。これはちょっと難しいのだが……。
「精力増強の魔法をかけてやったんだよ」
小平が目を見開いた。
「アイツ、疲れてるみたいだったじゃん」
「それもそうだったな」
かけた魔法をそっと解除した。俺の頭と小平の頭の外側の空気の流れを止めたのだ。それによって音が漏れないようにしたのである。下らないかもしれないが男にはプライドというものが(以下同文)
小平から離れてお茶を啜った。うん、うまい。なんか小平の世話係に睨まれているような気がする。
「そういえば小平は魔法を使いたいとか思わないのか?」
「そうだな。あまり興味はないな」
「そっか」
そういう奴もいるんだな。勉強になった。
風呂に行かないかと誘われたが断った。野郎の裸なんか見たくもない。見たいのはゆかりさんとかやの裸だ。ゆかりさんは今はまだ無理だけどな。
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「はい、準備しますね」
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