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16.魔法チート上等です

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 部屋に戻ると、僕はゆかりさんに優しく抱きしめられた。

「旦那さま、私共の為に心を痛めてくださりありがとうございます」
「……僕は、何も……」
「いいえ、旦那さまの優しい御心はゆかりに届きましたわ」

 本当になんてよくできた女性なのだろう。僕はもうゆかりさんなしでは生きていけないのではなかろうか。

「……僕は、ゆかりさんたちを守りたい。でも、見ての通り僕は何も体術と呼べるようなものは身につけていないし、魔法だって習いはじめたばかりです。だけどあんな、気に食わないからって暴力を振るうのはだめだ。僕は、力がほしいです。ゆかりさんたちを守れる力が……」

 言いながら僕はどんどん惨めになってきた。こんな情けないことはゆかりさんに言うべきではないとわかっているのだけど言葉が止まらなかった。こんなことを言ってゆかりさんに見捨てられたらどうすればいいんだろう。泣きそうになるのをぐっとこらえる。
 だけど、ゆかりさんはきつく僕を抱きしめ、その柔らかい口唇を僕に重ねてきた。ちゅ、ちゅと優しく啄ばまれるのがなんともくすぐったい。僕が意を決してゆかりさんの半開きの口唇に舌を差し入れると、くるんと絡め取られた。

「んっ、んっ……」

 どちらが上げている声なのかわからない。わかるのはただゆかりさんとの口付けがひどく気持ちいい。それだけ。舌をきゅっと吸ったり、口腔内を辿ったりするとゆかりさんが震える。溢れる唾液を互いに飲んで、合わせた口から溶けてしまいそうだった。

「……はぁ……」

 ツー……と口付けを解いた際に伝った唾液がひどく色っぽい。

「旦那さま……ゆかりはとても嬉しゅうございます……。そのように旦那さまに言っていただける私共は幸せです。もしよろしければ、回復魔法を覚えてはいただけないでしょうか」

「え? 回復魔法? はい、もちろん覚えたいです!!」

 魔法があるというからには回復魔法もあると思ってはいた。僕は一も二もなく飛びついた。
 居住まいをただし、ゆかりさんに説明を聞く。
 回復魔法はそう簡単に継承できるものではなく、継承の際の痛みも他の魔法より強いらしい。もちろん覚えられたからといって適性がなければ使えるものではなく、なかなか適性のある者がいないのだという。

「どちらかといえば女の方が覚えやすいようですが、殿方の全体数が少ないのでなんとも言えません。病気に関してもその病気がどんな病気なのか理解していないと治せません。ただ怪我などは魔素の量に応じてある程度治すことは可能です」

 回復魔法キタコレ! とは思ったけど万能なものではないらしい。それでもないよりはましだと思った。

「覚えたいです。ゆかりさん、お願いします」
「承知しました。では……」

 ゆかりさんに手を取られ寝室に移動する。他の魔法よりも痛みが強いというと、もしかしたらイきながら痛みを感じるのだろうか。さすがにそれだとトラウマになりそうなので、ゆかりさんのおっぱいを飲ませてもらいながら覚えさせてもらうことにした。
 和服をはだけ、形のいい大きなおっぱいがぽろりと出される。白い肌にサーモンピンクの大きな乳首がとてもエロく見える。
 ゆかりさんに膝に乗ってもらい、目の前に来たおっぱいに僕はむしゃぶりついた。咥えやすく、舐めがいのある乳首である。

「……ああっ、旦那、さま……」
「っ……乳を飲まれるだけなのに、感じちゃうんですか?」

 もちろん今僕は乳を飲む為の行動はしておらず、くにくにと乳首をいじったり、ちゅううっと吸ったりしているだけだ。

「あっ……申し訳ありません、旦那さま……」

 恥ずかしそうに言われて僕自身がグイン! と立ち上がる。ゆかりさんの気持ちいい穴に入れてもらうのは後だ後。

 僕は乳頭にちゅっと口付けると、今度こそ乳を飲む為に乳輪から覆った。唇で乳輪を押すようにするとほんのり甘い乳が湧き出してくる。最初のうちは少しずつだが、続けていると乳がびゅーびゅー出始める。それをごくごくと飲んでいると、ゆかりさんの手のひらが僕の背中に当てられるのがわかった。

「っっっっ!?」

 びくんっと僕の身体が大きく震えた。衝撃と共に焼かれるような痛みが神経から伝達される。

「あっ!」

 片方の乳首をいじっていた指が思わずくいっと動き彼女の乳首を捻ってしまった。僕は痛みを紛らわすようにごくごくと乳を飲んだ。

「っ、はーーっ……」

 時間的には十秒もかからなかったと思う。ひねってしまった乳首をやわやわと揉みながら、僕は痛みの余韻をなくそうとした。びゅーびゅーと出ていた乳も落ち着いたのでぺろぺろと乳首を舐めてから口を離す。やっぱりゆかりさんの乳は最高である。

「おいしいです」
「それはよかったです」

 にっこりと笑むゆかりさんを眺めながら身の内に刻まれた魔法を確認した。

「……使えそうですね」
「まぁ……旦那さまは魔法が得意なのですね。この回復魔法が使えればどんな魔法も使えると言ってもおかしくありませんわ」
「そうなんですか」

 お互い怪我をしているわけではないので効果の確認はできなかったが、僕はもうたまらなかったのでそのままゆかりさんを押し倒した。まずは彼女の最高に気持ちのいい穴に突っ込ませてもらわなければ始まらない。
 ゆかりさんは当然のように僕自身を受け入れてくれた。まだ昼だというのに僕は体力増強と精力増強の魔法を自分にかけてたっぷりと彼女をむさぼったのだった。
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