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2.男女比が都合よすぎる
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「かくかくしかじかで……」
「かまいませぬ。いくらでも滞在なされよ。まぁ、できれば女たちに子種をいただけるとありがたいが」
「……え?」
美少女に連れられて山道を登ること約三十分。高い柵のある集落にやっと僕たちは辿り着いた。僕は息が切れていたが美少女には全く疲れた様子が見られない。運動不足は否めなかった。
集落の入口だろう門の前には鎧姿の女性が立っている。
「ゆかりさま」
「稀人を連れてきました。門を開けなさい」
いぶかしげに声をかけてきた女性に美少女が言う。美少女の名前はゆかりというらしい。彼女たちははっとした顔をして門を開けてくれた。僕は小平の背中にとりつくような形で軽く頭を下げ集落に足を踏み入れた。木で作られた小屋がいくつかあり、その奥には平屋建ての時代劇に出てくるようなお屋敷が見えた。
「どうぞこちらへ」
ゆかりさんに促されて靴を脱ぎ、回り廊下に上がる。なんだか武家屋敷のような造りだなときょろきょろ見ていたらゆかりさんと目が合った。途端顔に熱がぼんっと上がる。なんだかとても恥ずかしかった。障子で仕切られた座敷の回り廊下を歩いて奥へ向かう。
「異世界とかないだろ。どう見たって日本家屋だぜこれ」
「い、いいい異世界に日本家屋と似たものがあってもおかしくはありません」
ロンゲと前髪長男が後ろで言い合っているのを聞きながら歩いていくと、いくつかの建物を過ぎたところでゆかりさんは立ち止まった。
広そうな座敷の前でスッと膝をつき、「”稀人”を連れてまいりました」と障子の向こうへ声をかける。
「入れ」
いらえもまた女性の声だった。
「失礼します」
ゆかりさんが丁寧な所作で障子を開け、僕たちに入るよう促した。座敷の中は果たして畳敷きである。
確か敷居は踏んじゃいけないはず。畳の縁も踏まないようにしないと。気をつけておっかなびっくり中に入ると正面に初老の女性が正座していた。
「お邪魔します」
「こ、こんにちは……」
「ちは」
「こ、ここここんにちは……稀人って、稀人って……」
立ったままでとりあえず各々挨拶をすると座るよう促された。いつのまにか出されていた座布団の後ろに立ち、会釈してから腰を落とす。跪座の姿勢でじりじりと座布団に座り、ほっと息をついた。村長から見た僕の位置は斜め左で、斜め右には小平が座った。僕たちの後ろにロンゲと前髪長男が座ったようだった。
「この村の村長をしています。西側から強い光を感じてゆかりを見に行かせたところあなた方がいたと。おそらくあなた方は”稀人”かと思いますが、お話を聞かせてもらえませぬか?」
初老の着物姿の女性は村長だったらしい。
「その前に、”稀人”とはなんでしょうか?」
小平が聞く。
「”稀人”という言葉を知らぬ時点で”稀人”でしょうな。こことは異なる世界から来られた客人のことを我らは”稀人”と呼んでおります」
「や、ややややっぱりここは異世界なんだッ!」
「るせーよ! 黙れ!」
前髪長男の興奮した大声にロンゲもまた大声で返す。小平が彼らを軽く振り返り、
「まずは話を聞こう」
と柔らかい声で言った。二人は「ああ」「……はい」と素直に答える。
それからは小平と村長が話をした。ここは日本ではないのか? 村の名前は? 村の規模は? 他に村があるのかないのか? 地形はどうなっているのか? ここでの生活レベルはどうなのかなど小平は貪欲に質問していった。小平も冷静なようでいて実は前髪長男のように興奮しているのかもしれなかった。
「ここが異世界であることはわかりましたが、僕たちが何故ここに来てしまったのか理由はわかりますか?」
「さぁ……そこまでは我らでもわかりかねます。ごく稀に異なる世界から人が来ることがあり、それらを”稀人”とは呼んでおりますが……」
ということは少なくともこの村の人たちが召喚したというわけではないのだろうと納得して僕は軽く頷く。
「絶対誰かが僕を呼んだに違いない……この村でないとしたら誰なんだ……僕には使命があるはずなんだ……」
「……キモ」
後ろでぶつぶつと呟いている前髪長男の横でロンゲが引いたようにぼそっと呟く。前髪長男氏はどうやら未だに中二病を患っているようだった。
とりあえずこの村や世界の情報を教えてもらったところでどういう状態でここに来たのかということを小平が説明する。いきなり見知らぬ世界にきてまず落ち着く場所がない。それについてはこの村に滞在してもいいと言われたがその後の村長の科白に僕たちは目が点になった。
「子種って……」
そんなあからさまな……と苦笑したところで、
「小平殿たちの世界は男女比があまり変わらないのではないかと思われるが我らの世界は不均衡です。我らの村では男女比が1:100。男子がなかなか生まれぬゆえ難儀しております。ここに定住して女たちを抱いていただけるならそれにこしたことはありませぬ」
村長が更にとんでもないことを言った。
「や、やったー! ハーレム生活キタコレ! 僕にもモテ期がやってきたぞーーー!!」
「うっせーっつってんだろ!!」
後ろの二人は無視することにして、僕は小平と顔を見合わせた。
「あ、あの……ええと……他の村ではどうなんでしょうか……?」
さすがに1:100はないだろうと口を開いたが、
「他の大陸は知りませぬが、この大陸では男子が少ない傾向にはあるようです。確か一番近い村でも男子の姿を見たことはありませぬ。聞いた話では一番大きな町でも1:6、70だとか。おかげでまず男子の姿を表で見ることは極めて稀です」
そもそも男が外を歩いていないらしい。
ということは冴えない僕でも女性とどうにかなる可能性があるということなのでは?
「そ、そうなんですか……」
顔がにやけそうになるのをどうにか抑え、俯く。いくら男が少ない世界とはいえ印象は大事だろう。
AVの知識は間違っていると聞いたことがある。エロマンガのようにもいかないだろう。何せ僕は童貞なのだ。詩集の道程じゃない。いけない、頭がこんがらがってきた。僕の頭の中がぐるぐるしてどうしようもなくなっている間に小平がいろいろまとめてくれたらしい。
とりあえず僕たちはこのメイニー村に滞在することになった。
「かまいませぬ。いくらでも滞在なされよ。まぁ、できれば女たちに子種をいただけるとありがたいが」
「……え?」
美少女に連れられて山道を登ること約三十分。高い柵のある集落にやっと僕たちは辿り着いた。僕は息が切れていたが美少女には全く疲れた様子が見られない。運動不足は否めなかった。
集落の入口だろう門の前には鎧姿の女性が立っている。
「ゆかりさま」
「稀人を連れてきました。門を開けなさい」
いぶかしげに声をかけてきた女性に美少女が言う。美少女の名前はゆかりというらしい。彼女たちははっとした顔をして門を開けてくれた。僕は小平の背中にとりつくような形で軽く頭を下げ集落に足を踏み入れた。木で作られた小屋がいくつかあり、その奥には平屋建ての時代劇に出てくるようなお屋敷が見えた。
「どうぞこちらへ」
ゆかりさんに促されて靴を脱ぎ、回り廊下に上がる。なんだか武家屋敷のような造りだなときょろきょろ見ていたらゆかりさんと目が合った。途端顔に熱がぼんっと上がる。なんだかとても恥ずかしかった。障子で仕切られた座敷の回り廊下を歩いて奥へ向かう。
「異世界とかないだろ。どう見たって日本家屋だぜこれ」
「い、いいい異世界に日本家屋と似たものがあってもおかしくはありません」
ロンゲと前髪長男が後ろで言い合っているのを聞きながら歩いていくと、いくつかの建物を過ぎたところでゆかりさんは立ち止まった。
広そうな座敷の前でスッと膝をつき、「”稀人”を連れてまいりました」と障子の向こうへ声をかける。
「入れ」
いらえもまた女性の声だった。
「失礼します」
ゆかりさんが丁寧な所作で障子を開け、僕たちに入るよう促した。座敷の中は果たして畳敷きである。
確か敷居は踏んじゃいけないはず。畳の縁も踏まないようにしないと。気をつけておっかなびっくり中に入ると正面に初老の女性が正座していた。
「お邪魔します」
「こ、こんにちは……」
「ちは」
「こ、ここここんにちは……稀人って、稀人って……」
立ったままでとりあえず各々挨拶をすると座るよう促された。いつのまにか出されていた座布団の後ろに立ち、会釈してから腰を落とす。跪座の姿勢でじりじりと座布団に座り、ほっと息をついた。村長から見た僕の位置は斜め左で、斜め右には小平が座った。僕たちの後ろにロンゲと前髪長男が座ったようだった。
「この村の村長をしています。西側から強い光を感じてゆかりを見に行かせたところあなた方がいたと。おそらくあなた方は”稀人”かと思いますが、お話を聞かせてもらえませぬか?」
初老の着物姿の女性は村長だったらしい。
「その前に、”稀人”とはなんでしょうか?」
小平が聞く。
「”稀人”という言葉を知らぬ時点で”稀人”でしょうな。こことは異なる世界から来られた客人のことを我らは”稀人”と呼んでおります」
「や、ややややっぱりここは異世界なんだッ!」
「るせーよ! 黙れ!」
前髪長男の興奮した大声にロンゲもまた大声で返す。小平が彼らを軽く振り返り、
「まずは話を聞こう」
と柔らかい声で言った。二人は「ああ」「……はい」と素直に答える。
それからは小平と村長が話をした。ここは日本ではないのか? 村の名前は? 村の規模は? 他に村があるのかないのか? 地形はどうなっているのか? ここでの生活レベルはどうなのかなど小平は貪欲に質問していった。小平も冷静なようでいて実は前髪長男のように興奮しているのかもしれなかった。
「ここが異世界であることはわかりましたが、僕たちが何故ここに来てしまったのか理由はわかりますか?」
「さぁ……そこまでは我らでもわかりかねます。ごく稀に異なる世界から人が来ることがあり、それらを”稀人”とは呼んでおりますが……」
ということは少なくともこの村の人たちが召喚したというわけではないのだろうと納得して僕は軽く頷く。
「絶対誰かが僕を呼んだに違いない……この村でないとしたら誰なんだ……僕には使命があるはずなんだ……」
「……キモ」
後ろでぶつぶつと呟いている前髪長男の横でロンゲが引いたようにぼそっと呟く。前髪長男氏はどうやら未だに中二病を患っているようだった。
とりあえずこの村や世界の情報を教えてもらったところでどういう状態でここに来たのかということを小平が説明する。いきなり見知らぬ世界にきてまず落ち着く場所がない。それについてはこの村に滞在してもいいと言われたがその後の村長の科白に僕たちは目が点になった。
「子種って……」
そんなあからさまな……と苦笑したところで、
「小平殿たちの世界は男女比があまり変わらないのではないかと思われるが我らの世界は不均衡です。我らの村では男女比が1:100。男子がなかなか生まれぬゆえ難儀しております。ここに定住して女たちを抱いていただけるならそれにこしたことはありませぬ」
村長が更にとんでもないことを言った。
「や、やったー! ハーレム生活キタコレ! 僕にもモテ期がやってきたぞーーー!!」
「うっせーっつってんだろ!!」
後ろの二人は無視することにして、僕は小平と顔を見合わせた。
「あ、あの……ええと……他の村ではどうなんでしょうか……?」
さすがに1:100はないだろうと口を開いたが、
「他の大陸は知りませぬが、この大陸では男子が少ない傾向にはあるようです。確か一番近い村でも男子の姿を見たことはありませぬ。聞いた話では一番大きな町でも1:6、70だとか。おかげでまず男子の姿を表で見ることは極めて稀です」
そもそも男が外を歩いていないらしい。
ということは冴えない僕でも女性とどうにかなる可能性があるということなのでは?
「そ、そうなんですか……」
顔がにやけそうになるのをどうにか抑え、俯く。いくら男が少ない世界とはいえ印象は大事だろう。
AVの知識は間違っていると聞いたことがある。エロマンガのようにもいかないだろう。何せ僕は童貞なのだ。詩集の道程じゃない。いけない、頭がこんがらがってきた。僕の頭の中がぐるぐるしてどうしようもなくなっている間に小平がいろいろまとめてくれたらしい。
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