ノンケなのにアナニー好きな俺が恋をしたら

浅葱

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アナニーを禁止された俺と恋人たちの日々(続編)

86.朝Hはセフレと

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※直接的ではないですが他カップル?の性描写の記述があります。
ーーーーー



「……ああんっ……」

 俺は自分の喘ぎ声で目覚めた。

「……?」
「あ、起きました?」

 何故か山本さんが俺の乳首を舐めたり揉んだりしているのが映る。

「……え……」
「週末の間は長井さんの乳首をいっぱい可愛がることにしましたので、よろしくお願いします」
「ぁっ、えええ……ああっ……」

 岡ああああ!!
 抗議したいのに喘ぎ声しか出ない。だって乳首だけじゃなくて尻穴にも濡れた感触が……。

「ああっ……長井さんのとろっとろのメス穴最高です……」

 うっとりしたように言う声は美形のものだ。

「失礼しますね」

 そう言ったかと思うと美形はずぶっとヤツのイチモツを俺の尻穴に突き入れた。

「あぁあんっ……!」

 なんで恋人の家にいるのに他の関係ない男にいじられてるワケ? 確かに気持ちいいけど、気持ちいいけどぉっ!

「やぁあっ……岡ぁっ、安田ぁっ……!!」

 気持ちいいけどなんか違う。朝の起きぬけHはどっちかのがいい。

「んー? 智、どうした? 気持ちよくないか?」

 安田はすぐ側にいたらしい。俺は涙を浮かべて安田に手を伸ばした。

「やだぁっ……安田がしてっ……!」

 ニヤニヤしていた安田が一瞬真顔になった。

「んな、朝からかわいいこと言ってんなよッ! 天野さん、どいて」
「っ、はい……」

 俺の尻穴をイチモツで拡げていた美形がしぶしぶどく。もしかしたらイク直前だったのかもしれない。だとしたら悪いことをしたかもしれなかったけど、やなもんはやだ。
 安田がすでに立ち上がっているイチモツをぶるんと出し、手早くコンドームをはめてローションでびしゃびしゃにした。

「ったく、んなかわいいこと言われたら犯したくなっちまうだろーがッ!」
「んっ、してっ! 安田ぁ……」
「あー、もう。智、誘うな黙れ」

 山本さんにちゅくちゅくと乳首を吸われながら、俺は安田の太くて長いイチモツを受け入れたのだった。
 朝から安田のイチモツで奥の奥まで開かれて身体が歓喜する。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
「長井さん見てるとムラムラしますね……将、する?」
「幸喜を抱いていいのなら」
「いいよ」

 二人は同じベッドの上ではなく、ベッドの横のソファでヤり始めた。本当に山本さんも受けだったんだなとなんか感動した。

「智、よそ見すんなよ」
「ああんっ……!」

 朝からこんな風にして俺たちは乱れまくったのだった。
 

「長井さん相手だったら絶対俺がタチだと思うんですよ。だって長井さん超色っぽくてかわいいですし」

 岡が作ってくれた朝食を食べながら山本さんがあほなことを言っている。

「うん、まぁ……俺は男に突っ込みたいと思ったことないしな……」
「先輩はノンケですしね」

 岡がそう言いながらうんうんと頷く。現時点で俺が自分自身をノンケと言っていいのかどうかは悩ましい問題だ。

「ノンケなのに貴臣だけじゃなくて安田さんとか将に抱かれても抵抗しないんですか? それってノンケとは言わないでしょう」

 山本さんが言うことも間違ってないと思う。だけど。

「いいえ? 先輩はノンケですよ。元々メス穴がすごく感じやすくて、僕のことを愛してくれているんです。だから僕の性癖に付き合ってくれているんですよ」
「岡……」
「ええ? 貴臣だから好きになったとかそういう話?」
「そうですよ。先輩は僕に惚れちゃったんです。僕を好きで好きでたまらないからわがままを聞いてくれているんです」

 岡がそう言って俺の目尻に口づけた。

「貴臣はそれでいいのか?」
「ええ。僕にとって先輩は最愛の恋人なんです。ノンケだろうとそうじゃなかろうと一生離す気はありません」
「ふーん?」

 山本さんはつまらなそうに声を上げた。そして納得したような表情をする。

「あー、そっか。長井さんに新たな扉を開かせたくないわけだ。確かにその方が貴臣には都合いいもんね。男なんか好きじゃないけど、貴臣だけは好きってことにさせて快楽漬けにしちゃえば、女性にも目を向けなくなるもんなー。貴臣ってば鬼畜ー」

 岡の目が鋭く細められた。

「……その舌、引っこ抜いてあげましょうか……」
「こわーい。長井さんにどろどろに溺れてるからって、こわーい」

 二人の会話を聞きながら、俺もなんとなく納得した。
 俺、もしかしなくても岡にめちゃくちゃ愛されてる?
 顔がカッと熱くなった。

「お、岡ぁ……」
「先輩、どうしました?」
「あの……中洗ってくるから、その……」

 今朝はまだ岡のを頬張ってない。

「食休みしてからにしてください。……そうしたらもう、我慢しないでいっぱい抱かせてもらいますから」

 尻穴がきゅんきゅんする。

「何このバカップル。ムカつくー」
「智が乙女だー」
「長井さんかわいいですよね……」

 外野がわちゃわちゃ言っててうるさいけど、あんまり気にならなかった。
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