ノンケなのにアナニー好きな俺が恋をしたら

浅葱

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23.親友にバレたんだが、何がどうしてこうなったのか説明してほしい

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「岡って誰だ?」

 翌朝、俺はベッドの上でとてもいい笑顔の安田に問い詰められていた。何がどうしてこうなっているのかさっぱりわからない。

「や、安田?」
「なぁ、とも。お前昨夜”洗ってないからお尻はだめっ! 岡ぁ”って寝言で甘え声出してたんだが、どういうことか説明してくれないか?」

 いくら寝言といってもひどすぎる。俺は脂汗をだらだら流した。

「……お、お皿だよ、たぶん。安田の聞き間違いだって……」
「ほほう?」

 今俺は何故か安田の腕枕で、奴の顔がすぐ目の前にある。安田は俺の尻をねっとりと撫でた。

「っ!?」
「まさかな、と思って尻を触るとな? こう、お前の腰がエロく揺れるんだよな~」
「な、ななな何言って……」
「智、俺たち親友だろ? お前がもしゲイだったとしても俺は気にしないぜ。さっさと白状しちまえよ」

 安田の顔がずれたかと思うと、耳元で甘く囁かれる。コイツ、がたいがいいだけじゃなくて声までセクシーで嫌だ。

「ゲ、ゲイじゃ、ない……あっ!」

 安田は俺の尻を掴み、ぐにぐにと揉み出した。岡に軽く叩かれることはあったが揉まれるのは初めてだった。乱暴に揉まれると間接的に尻穴にも刺激がいき、それがなんとも気持ちいい。

「へー、こんなエロい尻してるのに? なぁ、社員旅行でセフレになった奴って”男”なんだろ?」

 さっそくバレてしまった。俺のバカああああああ!!

「な、ななな何言ってんだよ……物語の読みすぎ……」
「じゃあ試しに尻突っ込ませろよ。よがらなかったら信じてやるよ」

 なんですと!?
 安田は俺のスウェットパンツを中途半端に下ろすと、俺の尻穴に指先を触れさせた。

「だ、だだだだめだ! 洗ってないから! 汚いからやめろ!」

 昨夜は中を洗っていない。絶対に嫌だった。

「洗ってない? って、中を、だよな?」

 耳元で再び囁かれて、俺は真っ青になった。それからあれよあれよという間に脱がされ、何故か俺は安田に尻穴を観察されていた。

「やっ、やめろって!」
「色素沈着はあるが、キレイな穴だな」
「触るなっ! ホント、汚いからッ!」
「じゃあ触ってもいいように洗えよ」
「なんで触ることが前提なんだよ!?」

 安田の筋肉は俺なんかよりしっかりついており、がたいもでかい。抑えこまれたらどんなに抵抗しても逃げられなかった。しかたなく俺はこれまでの経緯を話した。尻穴をじっと見つめられながら。

「へー、じゃあ智は元々素質あったんだな」
「素質ってなんだよ!? いいかげん離せって!」
「でもここひくひくしてるぜ。その岡ってヤツはセフレなんだろ? 俺もしてやるから中洗ってこいよ」
「俺もってなんだよ? だから俺はゲイじゃないって……」

 さっきから何度同じ問答をしているのか。確かに安田は昔からあまり人の話を聞かない奴ではあった。

「お前とする気はない。さっさと帰れ」

 尻穴を見られながらではあるが俺はきっぱり言った。ここで無理矢理されるとなんか汚くなりそうで嫌だなとは思うが、意思表示はしっかりしなくては。

「嫌だ。俺は、智としたい」
「…………は?」

 一瞬何を言われたのかわからなかった。
 安田は俺の尻に頬ずりをしはじめた。

「俺もゲイじゃないが、お前のことは好きでずっとヤりたいと思ってた。なぁ智、アナニーするぐらいなら俺を使えよ」
「ひゃああああっ!?」

 そんなことを俺の尻に言いながら、なんと安田は俺の尻穴をべろりと舐めた。

「智が満足するまで貫いてやるから、さ」
「離せって、汚いからぁっ!」

 俺はもう涙目だった。なんでこんなことになったんだ?
 それからも尻穴をべろべろと舐められた。洗っていないそこをいじられるのが嫌で俺はとうとう返事をし、やっと中の洗浄をすることができた。

「終わったのか? 手伝うって言ったのに……」
「自分でやった方が早く終る。キモいこと言うな」

 中がすっきりしたことで俺は開き直った。これで安田が下手だったら家から叩き出してやる。
 コンドームを自身に被せ、ローションやディルドを用意する。安田は入れ替わりにシャワーを浴びに行った。
 そして戻ってきた安田の股間は、岡とはまた違ってすごかった。

「な、長い……」
「女にするのはちょっと気を遣う。奥まで入れたことはないんだ」

 安田は頭を掻いた。

「だろうな……」

 太さは岡ほどではないが、十分でかい。そして岡のイチモツよりもそれは長かった。おかげでコンドームは決まった銘柄しか使えないらしい。岡といい安田といいなんでこんな規格外なんだ。俺自身だって決して小さいわけじゃないのに。
 内心いらいらしながら俺はうつ伏せになった。いくらなんでも友人の顔を見ながらなんてごめんだ。

「ローションもディルドも用意してある。俺が感じるようにしっかり奉仕しろよ」
「もちろん!」

 安田に見えない尻尾があるような気がする。そして安田は俺の尻をくぱぁと開くと、べろべろと尻穴を舐め始めた。

「えええ?」

 なんで岡といい安田といい、排泄器官にためらいもなく口をつけられるのか。
 俺は気持ちいいからいいけど。
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