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三、
5.優しい思いでした(三部完結)
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あれから、昼休みの勉強会はなくなった。
ヒロインはまだ子・男爵が集められているクラスに在籍しているので隣国王子との接触はほぼなくなったと言っていい。とはいえ私とのランチやお茶は続けているので友人関係はそのままである。
ここのところ勉強会があるので、と断っていた王太子の学園訪問も再開された。だから昼休みに重要な書類を持ってくるんじゃない。昼休みにこれなければ放課後王宮にくるようにと手紙をもらうのだが、どうしてもという用事でなければ三回に一回は断っている。ヒロインとお茶ぐらいさせてほしい。
そして最大の変化といえば、毎日ではないが昼休みに宰相の息子がヒロインに会いにやってくるようになったことである。彼はどちらかといえばひょろひょろしていて頼りないかんじの美形だが、来るたびに小さな花束を持ってくるし、「イテイーサ嬢、今日も君は可愛いな」という科白を臆面もなく言うのでヒロインは動揺しっぱなしである。だがヒロインにもなんらかの罪悪感があるらしく、そう簡単にくっつく、というふうにはいかないようである。
隣国王子と第二王子は文字通り私の兄によってしごかれたらしい。
母譲りの、国でも一、二を争う美貌を誇る兄は柔和な笑みを浮かべながら座学の予習復習、剣、魔術などをオールマイティにこなすだけでなく勉強などを教えるのもうまい。
相手が最愛の妹である私であってもその教え方はスパルタで、それでも愛情があるからと耐え、学園に入る前は時に涙したものだった。
そんな兄が王子たちを指導するとしたらどんなことになってしまうのか。毎日ぐったりした様子の隣国王子を見れば大体想像がつくというものである。
私の兄ラブは揺るがないけれども、それでもやっぱり兄は恐ろしい。
そんな日々の間に、私は従兄であるジンセンバニと共に植物園に足を伸ばした。
いいかげんこの中途半端な状況をどうにかしたかったからである。
毎日届けれられる花を何度か断ろうとしたが、「君が王太子と結婚するまでは贈らせてほしい」と言われてしまってはどうにもならない。だがそんなことではいけないと思うのだ。この美しい従兄にはできるだけ早く私から卒業し、素敵な恋を見つけてほしい。
従兄もまた優秀で、私に秋の花々を紹介してくれた。
「秋ってなんだかもの哀しいイメージがありましたけど、まだいろいろな花は咲いているのですね」
「そうだね。確かに秋は木の葉が散っていく印象が強いけど、私には何かの準備期間のように思えるよ。ところでシーアはどんな花が好き?」
「そうですね、私は可愛い花が好きですわ。ニチニチソウや、センニチコウとか」
花言葉にも詳しい従兄ならばわかってくれるだろうと、最近調べた花の名前を上げる。従兄は苦笑した。
「私はコスモスやバラが好きかな。……シーアが気にする必要は全くないんだよ?」
「でも私は、ジンお兄さまに無駄な時間を使わせてしまいました」
従兄から口説かれるのは心地よかったが、冗談だと思っていた。だってずっと小さい頃から言われ続けてきたから、もう挨拶のようなものだと思っていたのだ。
「無駄ではないよ。ただ途中まではシーアも私との結婚を少しは考えていてくれていたよね。だけど王子と婚約解消をしてから線引きをされたように思うんだ。その理由は聞いてもいいかな?」
第二王子と婚約解消について話をしたあの日のことを思い出す。
「……私が修道院に行くつもりだということを、ザワーオさまに話したとお聞きしました」
「ああ、あれか……じゃあしょうがないね」
従兄はへんに納得したようだった。あれで私は彼に失望したというのに。
「ジン兄さま、何故ザワーオさまに修道院のことを話したのですか?」
「……あの時はそれがベストだったからだよ。王子は君と結婚するつもりだった。イテイーサ嬢にかまったのも君に嫉妬してほしかったからだ」
「……え?」
思ってもみなかったことを伝えられ、私は混乱した。
「もうこの際だから言うけど、王子はイテイーサ嬢を第二夫人にするつもりなんてなかったんだ。だけどシーアが思ったよりつれないからエスカレートしただけさ。どちらにせよ君たちの思いは交わることはなかった」
愕然とした。どうやら第二王子はツンデレだったらしい。だが私の気持ちはみじんも王子に向いてはいなかったから、かえって悪化してしまった。つまり私が修道院に行く、というほど王子に気持ちがないことを知って婚約解消に応じてくれたということか。
「じゃあイテイーサ嬢は……」
「頃合いを見て誰かに下げ渡すつもりで要望を出したみたいだよ。全く手をつけるつもりもないだろうしね」
私はどんな表情をしたらいいのかわからなかった。従兄が口を滑らせたことで結婚相手から外した。だが実はそれは私の思いを守るためだったなんて。
「……ジン兄さま、ごめんなさい」
従兄は笑った。
「だからシーアが気にすることはないよ。シェーンや私にとって君はかけがえのない存在なんだ。きっと君にはわからないだろうけど、いつまでも私たちの小さい姫でいてほしいと思ってる」
「どうしてそこまで……」
「シーアを愛しいと思う気持ちに理由なんてない。だから、幸せにおなり。君の幸せだけが私たちの願いだよ」
もうデルフィニウムは枯れてしまったね。そう言って従兄は私の手を引いた。
小さい頃からかまってくれた優しい人。私にはわからないけれど、きっとそこにはいろんな思いがあったのだろう。
「ジン兄さま……大好きです」
「私もシーアが大好きだよ」
そこに籠められた思いは違うけれど、私はやっと従兄に向き合うことができた。
* *
さて、中間考査が終って少ししたら学園祭の準備である。
それほど派手なことをする必要はないが何をするかはクラスとして決めなければいけない。うちのクラスは無難にそれぞれの研究を発表するというものになったが、ヒロインのクラスは喫茶店をするらしい。
「クラスメイトが衣裳を用意してくれるんだって! シーアも着てみない?」
「クラスが違うでしょう」
「私ウエイトレスやるから衣裳をもらえるの。だから着てみせてよー」
「それはいったい誰得なの?」
「私得?」
「貴女そんな趣味もあったの!?」
「キレイな女の子を愛でるのは本能です!」
「貴女キャラが崩壊してるわよ!」
さてそんなかんじで準備をしていたが、その学園祭がきっかけでまたちょっとした騒動が起こるとは、私もヒロインも全く予想だにしていなかった。
おしまい。
花言葉
ニチニチソウ 生涯の友情。優しい追憶。
センニチコウ 終わりのない友情。
コスモス 乙女のまごころ。少女の純真。愛情。
バラ 私はあなたを愛する。
デルフィニウム あなたは幸福をふりまく。
参考サイト:
百花辞典 http://100kajiten.net/sample-page-2/
ヒロインはまだ子・男爵が集められているクラスに在籍しているので隣国王子との接触はほぼなくなったと言っていい。とはいえ私とのランチやお茶は続けているので友人関係はそのままである。
ここのところ勉強会があるので、と断っていた王太子の学園訪問も再開された。だから昼休みに重要な書類を持ってくるんじゃない。昼休みにこれなければ放課後王宮にくるようにと手紙をもらうのだが、どうしてもという用事でなければ三回に一回は断っている。ヒロインとお茶ぐらいさせてほしい。
そして最大の変化といえば、毎日ではないが昼休みに宰相の息子がヒロインに会いにやってくるようになったことである。彼はどちらかといえばひょろひょろしていて頼りないかんじの美形だが、来るたびに小さな花束を持ってくるし、「イテイーサ嬢、今日も君は可愛いな」という科白を臆面もなく言うのでヒロインは動揺しっぱなしである。だがヒロインにもなんらかの罪悪感があるらしく、そう簡単にくっつく、というふうにはいかないようである。
隣国王子と第二王子は文字通り私の兄によってしごかれたらしい。
母譲りの、国でも一、二を争う美貌を誇る兄は柔和な笑みを浮かべながら座学の予習復習、剣、魔術などをオールマイティにこなすだけでなく勉強などを教えるのもうまい。
相手が最愛の妹である私であってもその教え方はスパルタで、それでも愛情があるからと耐え、学園に入る前は時に涙したものだった。
そんな兄が王子たちを指導するとしたらどんなことになってしまうのか。毎日ぐったりした様子の隣国王子を見れば大体想像がつくというものである。
私の兄ラブは揺るがないけれども、それでもやっぱり兄は恐ろしい。
そんな日々の間に、私は従兄であるジンセンバニと共に植物園に足を伸ばした。
いいかげんこの中途半端な状況をどうにかしたかったからである。
毎日届けれられる花を何度か断ろうとしたが、「君が王太子と結婚するまでは贈らせてほしい」と言われてしまってはどうにもならない。だがそんなことではいけないと思うのだ。この美しい従兄にはできるだけ早く私から卒業し、素敵な恋を見つけてほしい。
従兄もまた優秀で、私に秋の花々を紹介してくれた。
「秋ってなんだかもの哀しいイメージがありましたけど、まだいろいろな花は咲いているのですね」
「そうだね。確かに秋は木の葉が散っていく印象が強いけど、私には何かの準備期間のように思えるよ。ところでシーアはどんな花が好き?」
「そうですね、私は可愛い花が好きですわ。ニチニチソウや、センニチコウとか」
花言葉にも詳しい従兄ならばわかってくれるだろうと、最近調べた花の名前を上げる。従兄は苦笑した。
「私はコスモスやバラが好きかな。……シーアが気にする必要は全くないんだよ?」
「でも私は、ジンお兄さまに無駄な時間を使わせてしまいました」
従兄から口説かれるのは心地よかったが、冗談だと思っていた。だってずっと小さい頃から言われ続けてきたから、もう挨拶のようなものだと思っていたのだ。
「無駄ではないよ。ただ途中まではシーアも私との結婚を少しは考えていてくれていたよね。だけど王子と婚約解消をしてから線引きをされたように思うんだ。その理由は聞いてもいいかな?」
第二王子と婚約解消について話をしたあの日のことを思い出す。
「……私が修道院に行くつもりだということを、ザワーオさまに話したとお聞きしました」
「ああ、あれか……じゃあしょうがないね」
従兄はへんに納得したようだった。あれで私は彼に失望したというのに。
「ジン兄さま、何故ザワーオさまに修道院のことを話したのですか?」
「……あの時はそれがベストだったからだよ。王子は君と結婚するつもりだった。イテイーサ嬢にかまったのも君に嫉妬してほしかったからだ」
「……え?」
思ってもみなかったことを伝えられ、私は混乱した。
「もうこの際だから言うけど、王子はイテイーサ嬢を第二夫人にするつもりなんてなかったんだ。だけどシーアが思ったよりつれないからエスカレートしただけさ。どちらにせよ君たちの思いは交わることはなかった」
愕然とした。どうやら第二王子はツンデレだったらしい。だが私の気持ちはみじんも王子に向いてはいなかったから、かえって悪化してしまった。つまり私が修道院に行く、というほど王子に気持ちがないことを知って婚約解消に応じてくれたということか。
「じゃあイテイーサ嬢は……」
「頃合いを見て誰かに下げ渡すつもりで要望を出したみたいだよ。全く手をつけるつもりもないだろうしね」
私はどんな表情をしたらいいのかわからなかった。従兄が口を滑らせたことで結婚相手から外した。だが実はそれは私の思いを守るためだったなんて。
「……ジン兄さま、ごめんなさい」
従兄は笑った。
「だからシーアが気にすることはないよ。シェーンや私にとって君はかけがえのない存在なんだ。きっと君にはわからないだろうけど、いつまでも私たちの小さい姫でいてほしいと思ってる」
「どうしてそこまで……」
「シーアを愛しいと思う気持ちに理由なんてない。だから、幸せにおなり。君の幸せだけが私たちの願いだよ」
もうデルフィニウムは枯れてしまったね。そう言って従兄は私の手を引いた。
小さい頃からかまってくれた優しい人。私にはわからないけれど、きっとそこにはいろんな思いがあったのだろう。
「ジン兄さま……大好きです」
「私もシーアが大好きだよ」
そこに籠められた思いは違うけれど、私はやっと従兄に向き合うことができた。
* *
さて、中間考査が終って少ししたら学園祭の準備である。
それほど派手なことをする必要はないが何をするかはクラスとして決めなければいけない。うちのクラスは無難にそれぞれの研究を発表するというものになったが、ヒロインのクラスは喫茶店をするらしい。
「クラスメイトが衣裳を用意してくれるんだって! シーアも着てみない?」
「クラスが違うでしょう」
「私ウエイトレスやるから衣裳をもらえるの。だから着てみせてよー」
「それはいったい誰得なの?」
「私得?」
「貴女そんな趣味もあったの!?」
「キレイな女の子を愛でるのは本能です!」
「貴女キャラが崩壊してるわよ!」
さてそんなかんじで準備をしていたが、その学園祭がきっかけでまたちょっとした騒動が起こるとは、私もヒロインも全く予想だにしていなかった。
おしまい。
花言葉
ニチニチソウ 生涯の友情。優しい追憶。
センニチコウ 終わりのない友情。
コスモス 乙女のまごころ。少女の純真。愛情。
バラ 私はあなたを愛する。
デルフィニウム あなたは幸福をふりまく。
参考サイト:
百花辞典 http://100kajiten.net/sample-page-2/
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