【完結】ナルシストな僕のオナホが繋がる先は

浅葱

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45.オナホを開発したら伴侶が手に入っちゃった?(完結)

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「ということで、僕たち結婚しまーす!」
「おめでとー!」
「……そうか。おめでとう」

 あれから自分でオナホに入れながらライヤに犯されたり、尿道用の魔道具が抜けて腰が抜けるほど感じちゃったり、最後は乳首吸われながら尿道もおまんこも犯されて死ぬかと思った。気持ちよすぎるのも考えものだねっ。
 でもライヤにかわいいって何度も言われて、ヤーナだけだって言われたらきゅんきゅんしちゃってたまらなかった。すっごく盛り上がって、

「ライヤッ、結婚しよーっ!」
「ああ、しよう! ヤーナ、俺の奥さんになってくれっ!」

 お互いに言い合ってまたいっぱい抱かれてしまった。気持ちいいっ。ライヤのサイコーッ!
 で、その翌朝。盛り上がった勢いでライヤを連れて魔法師団長の執務室に連れて来て報告中、なのです。

「ヤーナ、すっごく快楽に弱いからいっぱいHしてあげてね~」
「もー、団長ってばそんな~」

 魔法師団長の言う通りだけどっ。

「結婚するのはかまわないけど、これが一段落してからにしてね。あと一週間は検証に付き合ってもらえるように騎士団には伝えておくから、らぶらぶしてなよ~」
「わーい、団長大好きー!」

 職権乱用だって怒られそうだけど、アイデアがいっぱい生まれてるから昼間は研究室に籠ることになりそう。不満がある時に生まれる発明もあれば、満足してから生まれる発明もあるってことだね。

「ところで、団長は結婚? しないの?」
「んー……私は性欲が異常に強いし、抱かれるだけじゃなくて抱きたいからさー。結婚は無理じゃないかなーって思うよ?」
「それって、抱くのも抱かれるのもできたら一人に絞れるってことですか? それともやっぱ相手は複数いないとダメなかんじ?」
「私の性欲に付き合うって考えたら複数人必要じゃないかなって思うよ~」
「そうなんですか……」

 確かにそれだと難しいかも。誰か団長に負けないぐらい絶倫な人がいればいいんだけど。

「……魔道具、だけじゃ満足できませんよね~」
「そうだね。うまく使えばって思うけど、そこまでして添い遂げたい相手もいないからなぁ~」

 あ、なんか副団長の目が怖くなった。これってもしかして地雷じゃないのかな。

「あ、僕また新しいの思いついたんで仕事してきますねー」
「うん、また形になったら持ってきてよ」

 魔法師団の団員の主な仕事は魔道具の開発って言ってもいいぐらい今は平和だから、休憩時間も自分で決められる。その代わり魔道具の開発ができないと必要最低限のお給料しかもらえないから、それだけでちょっと遊びたいと思ったら無理な気がする。でも騎士団の演習とか手伝ったりすることもあるから、全く何もしないってことはないんだけどね。

「ヤーナ、騎士団長にも挨拶に行きたいと思っているんだがいいか?」
「うん、もちろんいいよ!」

 ライヤにそう言われてとても嬉しかった。スキップするような気持ちでライヤと手を繋いで騎士団長に会いに行った。

「……そうか。ライヤは結婚するのか」
「はい。幼なじみのヤーナです」
「それはおめでとう。ところで今ヤーナ君の仕事を手伝っていると聞いたが……」
「はい! まだ協力してほしいのであと一週間ライヤの出向をお願いします! 魔法師団長には許可をいただいています」
「ああ、それならそれでいいだろう。それで、結婚休暇はどうする?」
「ほしいです!」
「なら希望の期間を第三希望まで書いて提出しろ。期間によってはとびとびになるかもしれないがそれは容認しろよ」
「はい、ありがとうございます!」

 結婚休暇ももらえるみたい。思わずにまにましてしまった。
 団長室を出て、ライヤは僕を魔法師団の研究室まで送ってくれた。

「じゃあ俺は騎士団で訓練してるからな」
「うん、終わったらそっちに行くね~」

 そう言って次のアイデアを形にすることを考えた。
 張型かぁ……。魔力を流した人のちんちんにしちゃう? でもライヤのでっかいよね。そのまま僕のおまんこに入れたら裂けちゃうよね? どうしたら好きな人のちんちんをスムーズに受け入れられるようにするかなぁ……。ここはもっとよく考えないとだめかな。
 そんなことをああでもないこうでもないと考えているうちに昼になったので騎士団に向かってみた。どーせ一人で考えてもこれ以上いい考えが浮かびそうもないし。
 訓練所にいるんだろうなと思って、勝手知ったる通路を歩いていたら、かわいい人に会った。確かイケメンなカイエの結婚相手だよね。

「あ、カイエのパートナー、だよね? こんにちは」
「あ、うん。ライヤの……」
「ヤーナだよ。ライヤと結婚することにしたんだ~」

 そう言うとかわいい人は目を見開いた。

「そうなんだ? おめでとう!」
「ありがとー!」

 そういえばこの人にオナホ魔道具を渡したけどどうなったかな? まだ聞いちゃだめかな? と思ったら、かわいい人の方から話を振ってくれたので助かった。

「あ、ところであの……魔道具なんだけど」
「うん、どうだった?」
「あれ……もらうことってできる?」

 むふふな使い方ができたのかな? それなら嬉しいけど。

「いいけど……ただあれってまだ試作品の段階だから不具合あったら言ってね? 正式版ができたら差し替えてもらう形になるけど」
「回収しちゃうの?」
「試作品だからね」
「そっかー……」

 なんか差し替えに否定的ってことは無事使えたのかな? そしたら返すのも嫌がるかな~。

「うーんと、僕としては試作品は使用不可にしたいんだよね。使用不可にしたら記念で持っててもいいよ?」
「ホント? じゃあそれでお願いできる? 正式版出たら買わせてもらうから」

 本当に気に入ったみたいだ。恋人とか夫婦の間で性のスパイス的な感じで使ってもらえると嬉しいかな。
 そこで僕はかわいい人と別れ、訓練所に向かった。入口付近にいた人に声をかける。

「すいません、魔法師団のヤーナといいます。ライヤいますか?」
「ああ! ライヤと結婚する子?」
「はい」
「結婚おめでとう! 待っててね」

 もう騎士団内で結婚が流れてるってなんかへんなのって思う。でも嫌な気は全くしなかった。

「ヤーナ! もう終わったのか?」
「ううん。今回のは二人で考えた方がいいと思って呼びに来たんだ。ごはん食べにいこっ」
「わかった。ちょっと待ってろ」

 汗をかいて近づいてきたライヤの顔がいつになくカッコよく見えた。なんでだろう? と首を傾げる。
 ライヤが目の前に来たら、その理由に気づいた。ライヤの目は僕のことを愛しくてならないというように見つめていた。
 うわぁ僕愛されてる?
 僕は嬉しさで胸がいっぱいになり、ライヤの汗で汚れるのもかまわず腕を組んだ。

「ヤーナ? 汚れるぞ?」
「洗浄魔法かければ平気だよっ」

 あくなき性の探究をしていたらライヤが落ちてきた。気持ちいいこと大好きだけど、それはどうやらライヤと一緒じゃないとだめみたい?
 僕は昼食の後のめくるめく時間を想像して、また身体の奥がきゅんきゅんするのを感じたのだった。



Love Love Happy End!



やっと完結です~。
最初は2万字ぐらいで収まるかと思っていたんですが、いつのまにか8万字を突破してしまうことになるとは。。。
最後までお付き合いありがとうございました。
魔法師団長のネタもあるはあるんですが、すんごく乱れた話になりそうなんでそれはそれでどうかなーと。
またナンシージエのお話をお届けできたらと思います。本当にありがとうございましたー!



ーーーーー
12/1 スピンオフ「敏感なイケメン騎士は童顔騎士に溺愛される」完結しました~。
超敏感な騎士が同僚に身も心も落とされちゃう話です。敏感だから感じすぎちゃってやヴぁい。
こちらはカイエが主人公ですよ~。
まだの方は是非読んでやってくださいませ~
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感想 22

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みんなの感想(22件)

ハル
2021.08.28 ハル

一気読みしました〜!面白かったです〜💕
明るいエッチ最高ですね!ストレスフリー!(笑)👍✨✨

浅葱
2021.08.29 浅葱

読んでいただきありがとうございます~。
明るいあほエロ、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

解除
adm
2021.05.26 adm

ふふふ🎵
ここでこんなアホエロが読めるとは思いませんでした。
しかも8万文字以上のエロ…(笑)
久々に頭空っぽにして楽しめました。
楽しい時間をありがとう✨
完結お疲れ様でした。

浅葱
2021.05.27 浅葱

あほエロを読んでいただきありがとうございました!
疲れた時はエロに限るってことで(ぉぃ
楽しんでいただけてよかったですー。

解除
Bluebell
2021.01.29 Bluebell

完結おめでとうございます。
何回読み返してもエロくて面白く、ストーリーも好きです!!
ディルドも使ってるシーンも是非読んでみたいです!!

浅葱
2021.01.30 浅葱

ありがとうございますー。
ディルドの件どうしようかなーと考えたりはしています。

解除

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