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悪役令嬢視点
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「どうして……」
ドリー・クヤクア元公爵令嬢は呟いた。ヒロインをおおっぴらにいじめた自分は公爵家から追放される予定だった。婚約破棄もされ、二度と王子に会うこともないだろうと思っていたのに。なのに、年度が変わったら彼らは手のひらを返したようにドリーたちを捕まえ、自室に監禁したのだ。
「お、王子? これは、いったい……」
「ん? 罪のない女の子をいじめた罰は受けないといけないだろう?」
ドリーはぎらぎらと欲望をはらんだ目をした王子にそのまま強姦されたのだった。元婚約者である第三王子サンサードは絶倫だった。ドリーは初めてだというのに抜かずの三発をされてしまい、大事なところが腫れあがってしまった。
「う、うう……」
それだけでなくもちろん王子のナニは大きかった。処女だったドリーは比べる相手がいないので知らなかったが、王子がドリーの中をたっぷり舐め解き指でほぐしたから問題はなかったが、そうでなければ大惨事だっただろうことが窺える。ようはそんな大きさである。
「ああやっぱり君は処女だったんだね。嬉しいよ……」
王子はそう言いながら魔法でドリーの大事なところを治すと、また挑んできた。
「王子、も、もうっ……」
「だめだよドリー、これは罰なんだから。ここでいっぱい感じて、私のものを入れていないと満足できないぐらい淫乱になろうね」
王子は優しい笑みを浮かべながらとんでもないことを言う。ドリーは青ざめた。そうして腰が立たなくなるぐらい延々と犯され続けたのである。
「も、もう無理……無理ですぅ……」
あれから二ヶ月もの間、ドリーは王子に毎晩のように犯され続けている。さすがに生理中は手を出されないが、終ればまた抱き潰される。まだ終ってないなどと嘘をついても無駄である。
そうして抱かれているうちにドリーは中でイけるようになっていた。王子自身がぶるんとズボンから顔を出すと、条件反射のようにドリーの蜜壷は濡れた。それでも王子は毎晩ドリーの中を丁寧に慣らしてからたっぷりとドリーを味わうのだった。
「ドリー、もし君が妊娠したら再度婚約してもかまわない。子どもが産まれたら結婚しよう」
「え……あ、あの……」
ドリーはぬぷん、と萎えた王子自身が出て行った後で、耳元で甘くそんなことを囁かれた。彼女は戸惑った。王子はヒロインをいじめていた彼女たちに対しひどく憤っていたから。
もしかして王子はドリーたちを許してくれるのだろうか。
「でもね、ドリー」
「あっ!?」
王子はドリーの蜜口を指先でくちゅくちゅといじりはじめる。
「もし君が妊娠しなかったら……君は私の性奴隷だよ」
「……え……」
「そうだな、私が飽きるまでここを……」
蜜口に指が二本入れられる。
「ずっとずっと可愛がってあげよう。もちろん結婚は別の女性とすることにはなるだろうけど、妻を抱き潰すわけにはいかないからね。私の性処理は全て君に担ってもらうことになる」
「あっ、そ、そんな……」
「蜜が溢れてきた……そんなに私の性奴隷になりたいのかい?」
そうからかうように言いながら、王子は再びいきり立った自身をドリーの中へずぶりと突き入れた。
「あああああっ!?」
「でも君が妊娠すれば名実共に私の妻だ。ただ私は愛人を持つ気はないから、どちらにしろ私の性処理は君が担うことにはなるけどね」
「ああっ、そんなぁ……」
どちらにしろドリーが抱き潰される未来は変わらない。
それから三ヵ月後、ドリーは無事妊娠し第三王子の婚約者に戻った。他の令嬢たちも同じ頃に妊娠し、それぞれ侯爵令息や伯爵令息と再婚約したらしい。ただもう彼女たちはお互い会えないようにされていたから話として聞いただけである。
「安定期になればまたできるようになるみたいだから、それまでは我慢するよ。それから産後三ヶ月経つまではダメだと医師に釘を刺されてしまった。しょうがないからその間は君の裸を見せてもらいながら自慰をすることにしよう」
「は、はい……ありがとうございます……」
どこまで絶倫なのだとドリーは青ざめたが、そういうことを無視されて亡くなる女性もいると聞いていたからまだましなのだろうと思うことにした。ちなみにドリーは王子自身を口で舐めたりしゃぶったりさせられたことはない。王子は潔癖というほどではないが、自分自身をしゃぶった口に口付けをしたくはないらしい。王子は意外とキス魔なのだ。
(身体はたいへんだけど……でも、好き)
王子が口唇を寄せてくる。ドリーは頬をほんのりと染めながら王子の口付けを受け入れた。
ヒロインは可愛くて聡明だった。あれだけいじめたのだから婚約破棄されてしかるべきなのに、破棄されてからも王子からは逃れられなかった。
(でもこんなエンドも悪くないかも……)
転生した悪役令嬢はそっと微笑み、深くなる口付けに翻弄された。
HAPP END.
超久しぶりに続編を上げてみました。
実は公爵令嬢も転生悪役令嬢だったという。。。
楽しんでいただけたなら幸いです。
ドリー・クヤクア元公爵令嬢は呟いた。ヒロインをおおっぴらにいじめた自分は公爵家から追放される予定だった。婚約破棄もされ、二度と王子に会うこともないだろうと思っていたのに。なのに、年度が変わったら彼らは手のひらを返したようにドリーたちを捕まえ、自室に監禁したのだ。
「お、王子? これは、いったい……」
「ん? 罪のない女の子をいじめた罰は受けないといけないだろう?」
ドリーはぎらぎらと欲望をはらんだ目をした王子にそのまま強姦されたのだった。元婚約者である第三王子サンサードは絶倫だった。ドリーは初めてだというのに抜かずの三発をされてしまい、大事なところが腫れあがってしまった。
「う、うう……」
それだけでなくもちろん王子のナニは大きかった。処女だったドリーは比べる相手がいないので知らなかったが、王子がドリーの中をたっぷり舐め解き指でほぐしたから問題はなかったが、そうでなければ大惨事だっただろうことが窺える。ようはそんな大きさである。
「ああやっぱり君は処女だったんだね。嬉しいよ……」
王子はそう言いながら魔法でドリーの大事なところを治すと、また挑んできた。
「王子、も、もうっ……」
「だめだよドリー、これは罰なんだから。ここでいっぱい感じて、私のものを入れていないと満足できないぐらい淫乱になろうね」
王子は優しい笑みを浮かべながらとんでもないことを言う。ドリーは青ざめた。そうして腰が立たなくなるぐらい延々と犯され続けたのである。
「も、もう無理……無理ですぅ……」
あれから二ヶ月もの間、ドリーは王子に毎晩のように犯され続けている。さすがに生理中は手を出されないが、終ればまた抱き潰される。まだ終ってないなどと嘘をついても無駄である。
そうして抱かれているうちにドリーは中でイけるようになっていた。王子自身がぶるんとズボンから顔を出すと、条件反射のようにドリーの蜜壷は濡れた。それでも王子は毎晩ドリーの中を丁寧に慣らしてからたっぷりとドリーを味わうのだった。
「ドリー、もし君が妊娠したら再度婚約してもかまわない。子どもが産まれたら結婚しよう」
「え……あ、あの……」
ドリーはぬぷん、と萎えた王子自身が出て行った後で、耳元で甘くそんなことを囁かれた。彼女は戸惑った。王子はヒロインをいじめていた彼女たちに対しひどく憤っていたから。
もしかして王子はドリーたちを許してくれるのだろうか。
「でもね、ドリー」
「あっ!?」
王子はドリーの蜜口を指先でくちゅくちゅといじりはじめる。
「もし君が妊娠しなかったら……君は私の性奴隷だよ」
「……え……」
「そうだな、私が飽きるまでここを……」
蜜口に指が二本入れられる。
「ずっとずっと可愛がってあげよう。もちろん結婚は別の女性とすることにはなるだろうけど、妻を抱き潰すわけにはいかないからね。私の性処理は全て君に担ってもらうことになる」
「あっ、そ、そんな……」
「蜜が溢れてきた……そんなに私の性奴隷になりたいのかい?」
そうからかうように言いながら、王子は再びいきり立った自身をドリーの中へずぶりと突き入れた。
「あああああっ!?」
「でも君が妊娠すれば名実共に私の妻だ。ただ私は愛人を持つ気はないから、どちらにしろ私の性処理は君が担うことにはなるけどね」
「ああっ、そんなぁ……」
どちらにしろドリーが抱き潰される未来は変わらない。
それから三ヵ月後、ドリーは無事妊娠し第三王子の婚約者に戻った。他の令嬢たちも同じ頃に妊娠し、それぞれ侯爵令息や伯爵令息と再婚約したらしい。ただもう彼女たちはお互い会えないようにされていたから話として聞いただけである。
「安定期になればまたできるようになるみたいだから、それまでは我慢するよ。それから産後三ヶ月経つまではダメだと医師に釘を刺されてしまった。しょうがないからその間は君の裸を見せてもらいながら自慰をすることにしよう」
「は、はい……ありがとうございます……」
どこまで絶倫なのだとドリーは青ざめたが、そういうことを無視されて亡くなる女性もいると聞いていたからまだましなのだろうと思うことにした。ちなみにドリーは王子自身を口で舐めたりしゃぶったりさせられたことはない。王子は潔癖というほどではないが、自分自身をしゃぶった口に口付けをしたくはないらしい。王子は意外とキス魔なのだ。
(身体はたいへんだけど……でも、好き)
王子が口唇を寄せてくる。ドリーは頬をほんのりと染めながら王子の口付けを受け入れた。
ヒロインは可愛くて聡明だった。あれだけいじめたのだから婚約破棄されてしかるべきなのに、破棄されてからも王子からは逃れられなかった。
(でもこんなエンドも悪くないかも……)
転生した悪役令嬢はそっと微笑み、深くなる口付けに翻弄された。
HAPP END.
超久しぶりに続編を上げてみました。
実は公爵令嬢も転生悪役令嬢だったという。。。
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